ただ歩いてゆく旅

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2013年 06月 05日

奄美の島唄

【これまで歩いた総距離数】 4291㎞

【現在地】 鹿児島県 瀬戸内町 ゲストハウス昭和荘 3泊目  

【旅の行程】
瀬戸内町 古仁屋 ヒロ兄宅←(22㎞)←久慈の公園













久慈のテン場でも雨で2泊、まあ梅雨だから仕方ない。
曇りの日でも雨はパラパラ降ってくる。
この空の感じだと今日は大丈夫そうだ。
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フミさんの足元を何かが走っていった。何だ?
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カメレオンのようなこの物体は、キノボリトカゲという奄美諸島固有の爬虫類。
歩き方がひょこひょこしてて面白い。
その後、海を覗きながら歩いていたフミさんは、ウミガメも発見した。
昨日のイルカといい、奄美は自然が豊かなんだな。
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これから向かうのは瀬戸内町(せとうちちょう)の古仁屋(こにや)というところだ。
ここから次に渡る徳之島行きのフェリーが出ている。
数日前に出会った男性が瀬戸内町に住んでいて、近くに来たら電話しなさいと、電話番号を
教えてもらっていた。

電話すると、家に泊まっていきなさいという嬉しいお言葉。
遠慮なく寄らせてもらった。
家に行くと奥さんが、冷たい100%オレンジジュースを出してくれて、それが美味しかったなあ。
普段はぬるい水ばかり飲んでるから、たまにジュースを飲むと飛び上がるくらい美味しい。

休日だったけど、農作業の手伝いに行っていたご主人が帰ってきて、まずはビールで乾杯。
「何とお呼びしたらいいでしょう?」と聞くと、この地域では、目上の男性は親しみを込めて「○○兄(にい)」
と呼び、年下だと「フミアキ」とか「フミ」と名前で呼ぶそうだ。
奄美式で「ヒロ兄」と呼ばせてもらう。
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昨日のテン場のロケーションも良かったけど、ヒロ兄の家はもっと凄い。
家の前の2段になった芝生からすぐ下に港が見えるのだ。
徳之島行きのフェリーもここから出る。
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ヒロ兄が電話で友達を呼ぶと、明日の朝はサッカーの試合があって朝が早いと言っているようだ。
歩いている人来てるんだけどなあ・・・と言うと、「えっ!?あの新聞に載ってた?」「じゃあこれから行く」
ということで駆けつけてくれた「ケン兄」
ちょうど数日前に私達が歩いているところを車から発見して、声を掛けたいと思っていたそうだ。

4月から同居しているヒロ兄のお父さんはもうすぐ90歳。
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「美勝女」の娘さんは普段下宿生活だが、祝日なので実家に帰っていた。
そして息子さんも、久しぶりに同級生18人ぐらいが家に集まりバーベキューをする日だった。
そのまま何人かは家に泊まるようで、そんな慌ただしい日にも関わらず、奥さんはいつも笑顔で
お風呂の用意や、お茶やお菓子を出してくれる。
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雨が降ってきて、部屋の中へ移動。
もずく酢や、鳥のタタキ、唐揚げ、などなど次々と、つまみを用意してくれる奥さん。
ヒロ兄が友達と飲むと、2次会は自然とこの家に集まって来るそうだ。
「奥さんが笑顔じゃないと家にはこれないよ~」とケン兄は言う。
なかなか出来ないことだよなあ。
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島の郷土料理や菓子というのがまた、たくさんあって「油そうめん」というのも気になっていた。
これがまたクセになる味でうまい、家庭によって味が違うそうだ。
ランチョンミートの味が決めてとみた。
今度私も挑戦してみよう。
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車庫でバーベキューをしている息子さんの友達が、入れ替わりで家にもやってきて挨拶してゆく。
奥さんやヒロ兄、娘さんも顔見知りのようで家族の仲の良さ、風通しの良さが伺える。
ケン兄の奥さんが島唄の先生をしていて、友達の中に生徒さんも居た。
島唄をまだ聞いていない私達に、一曲歌ってくれた。
こんな若い娘さんが歌ってくれることにまず驚いて、当たり前に家に三味線があって
そして唄がうまいことにも驚いた。
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島唄といったら、「THE BOOM」のあの島唄を連想するけど、元々はこの奄美群島の民謡を指す
言葉なんだそう。
歌ってくれた、みのりちゃんは一度島を離れたけどやっぱりこの島のゆっくり流れる時間がいいと
帰って来た。
「子供の頃から島唄を歌っているから、島以外じゃ窓開けて大きな声で歌えないのがストレスで」
と話してくれた。
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息子さんのお友達もちらほら家に来て、奥さんも息子さんの友達と仲良くて、ヒロ兄はいつの間にか
バーベキューに参戦してて、仲のいい家族なんだなあ。
出発前の記念撮影。
自由な空気で楽しい2日間でした。ありがとう。
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まだ何とか一位をキープ中。結構気になるもんですね。



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by ayumiaruki | 2013-06-05 23:49


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