ただ歩いてゆく旅

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2014年 01月 14日

フミ~!何でゴール前日に熱出るんだよ~

【これまで歩いた総距離数】 5217km

【現在地】 札幌市 実家

【旅の行程】 徳島県 阿南市 桑野町




 

 

 

ゴール2日前

さあ、今日は時間のあるかぎり私達に出来ることするぞ!

フミさんの実家で、明日までにしなければならないことを聞いてみる。

 

ゴール後に宴会をする集会場の掃除と飾り付け、倉庫の奥からテーブルを出してきたり

料理の買い出し準備、横断幕作り、布団の移動。

お騒がせするから近所への挨拶。

集会場の向かいにある昔の事務所は、宿泊してもらう人の、ざこ寝場所と考えていたけど

こちらも片付けしないとまずい状態になっている。

ある、ある、ある、すること山ほどある。

 

本当だったら、お母さんはこの日、西国三十三ヶ所めぐりのツアーに行っているはずなのに

それをキャンセルして、お父さんもここ数日はずっとそういうことにかかりっきり

だったのだ。

家に大勢の人が来るだけでもすることあるのに、大変だっただろう。

実家は任せて、私達は集会場の片付けをすることにした。

 

 

 

 

 




 

普段大人数で使われることがあまりないようで、かなり埃っぽい。

トイレも、ぼっとんトイレでちょっと汚れているし、台所もなんとかしないと。

座布団も干した方が良さそうだ。

う~ん・・・これはちょっと二人で今日中というのは無理そうだ。

 

まりこさん、なすさんに電話して手伝ってもらうことに。

突然の電話なのに、車で1時間以上の道のりを来てくれて、せっぱ詰まっているときにこうして

一緒に準備してくれる人がいるというだけでも嬉しい。

そう考えると二人だけで準備していたお父さん、お母さんはやっぱり大変過ぎた。

 

奥に見えるのが集会場。

しかし家の近くにこんな場所があって座布団やテーブルが使えたのも助かったな。

 

フミ~!何でゴール前日に熱出るんだよ~_a0115762_23573282.jpg

 


 




 

まりこさん達、前にお願いしていた事務用品も持ってきてくれ、受付表もほぼ完成していた。

素晴らしい!!ありがとーー。

 

掃除は夕方までかかり、夜は事務所でフミさんのカートに付ける空き缶の紐通しをしてくれた。

フミさんのお母さんが、今夜はすき焼きにしようというとこで私は夕食の手伝いへ回る。

児玉家は5人家族だ。そこへ私達も入ると7人になりそっちの家事だけでもお母さんは大変。

まりこさん、なすさんは夕食後も缶の紐通しをしてくれて、作業が終わったのは夜だった。

 

 

 

 

 

 

  

ゴール前日

 

朝起きてフミさんの顔を見た瞬間「マジかよ~~~~」だった。

顔が真っ赤で目がうつろ、おでこに触ると熱あるじゃん!

フミ~よりによって何で今日なんだよ~~~。

 

フミさんは「熱計らない!今日治る」と言い張る。

お母さんの「雨は降らん」を思いだし・・・・分かった分かった、と言うしかなかった。

 

しかし、寝込んでもいられないのだ。

フミさんはカートの整備に取りかかる。

「今はリアカーで歩いているけどこれは自分のスタイルじゃないし、日本の旅はずっとカートで

歩いていたから、カートでゴールしたい」

フミさんは、ずっとそう言っていた。

でも使えそうなカートは、鹿児島のあび~る館に置いてある一台だけ。

Y弟にお願いして送ってもらったのだ。

あび~る館が一番忙しいこの時期に来てもらうだけでも申し訳ないのに。

Y弟ありがとーーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方は私の母親を徳島空港まで迎えに行く。
フミさんのお父さん、お母さんも、もう怒っていない。それが一番良かった。
お母さんはウェディングドレスじゃ寒いからと、女子フィギュアスケートの選手が着るような透ける肌着を
貸してくれた。
私の体を心配してくれているのが伝わる。

やっぱりあれだなあ、時々喝を入れてくれる家族や親しい友人の一言というのは、大切だなあ。

そんなこんなで空港までの車内でも、連絡や変更になったスケジュール作り。

 

母はずっと「徳島には行けない。ごめんね」と言い続けていた。

でもフミさんが電話で

「お母さんに、あゆみちゃんのウェディングドレス姿を見て欲しいんです」と熱く説得して

来てくれることになった。

 

とは言え、76歳の母が一人で飛行機の乗り継ぎをしてここまで来るのは勇気のいることだっただろう。

せめて空港までは迎えに行って安心してもらわないと。

 

到着口に現れた母を見てひと安心。

聞けば昨夜は緊張してほとんど寝れなかったそうだ。

 

空港に着いた頃、フミさんの熱も少し良くなった。

よしよし。

 

フミ~!何でゴール前日に熱出るんだよ~_a0115762_23550757.jpg

 

 

 









 

帰りに宴会用の飲み物やツマミなど買って、ホテルの部屋まで母を送った。

本当は、私の幼なじみの「きったん」がこの役をかって出てくれていたんだけど、きったんには

3日前になって別の任務を言い渡した。

 

「あの~兄がタスマニアから来てくれる事になったんだけど、それが伊丹空港着なんだ。

きったんそっち迎えに行って頂戴」

 

きったんは前日の昼には神戸空港に到着し、レンタカーで徳島入りする予定だったのを、逆戻りで

伊丹空港まで行ってもらったのだ。

当日一緒に歩くべーすけ君も拾って。

 

きったんありがとーーー。

 

 

 

 

 

 

ホテルで母と別れて今度は「も」へ向かう。

フミさんの友達が「お帰り会」をしてくれることになっているんだけど、予定時間をもう2時間も

過ぎている。

とっくに始めているものだとばかり思ったら、みんな食べずに待っていてくれたのだ。

これは本当に申し訳なかった。

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で、その宴会場には何故か四国放送の人も来ていたんだけど、来てることは全然知らなかった。

ここから出発と聞いて、前日の様子を撮りたかったのと、インタビュー映像を撮りたかったそうだ。

たっちゃんがマイクを持ちフミさん語る。

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その後、たっちゃんもインタビュー。友人としては?

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フミさん、いつもだったらとことん飲むメンバーなんだけど、熱が下がったばかり。

明日は遠くから仕事の休みを取って来てくれる人もいる。

さすがにこの日も飲めない夜だった。

婚姻届の記入もまだだ、宴会してる横で急いで記入。

 

宴会途中で抜けて、たっちゃんの奥さんに送ってもらい家に泊めてもらった。

お風呂に入ってすぐに寝られるように準備してくれてた。

 

「明日結婚式だね」どころか「日本の旅も終わりかあ」みたいな気分がまったくなくて

「ああ、今日もなんとか乗り切った」という気分。

 

体調は良くない、全然良くない。睡眠不足が続いてるし喉は枯れてるし顔はむくんでいるし。

とにかく少しでも寝ないと・・・。

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by ayumiaruki | 2014-01-14 23:53


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