ただ歩いてゆく旅

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2014年 05月 22日

大王国民小学校の先生


【台湾距離数】122㎞
【これまで歩いた総距離数】 5,328km

【現在地】台湾 台東市

【旅の行程】 台湾  金崙温泉 美の濱→(13㎞)→太麻里(タイマリ)大王国民小学校







ここのところ、どうもブログが長くて写真も多くなってしまってる。

今回こそサラッと書いてみよう。


最強だった施設、美の濱を出発。

入口の裏にプール施設や温泉があるから、ちょっと見はそんないいところに見えないのが残念。

実際トタン屋根が剥がれそうになっていたり、見た目はちょっとボロいんだけど、毎朝念入りに施設の

掃除をしてて、トイレもシャワールームも清潔なのは私が保証する。

テント周りが暗くなると、さりげなく電気を点けてくれたり、雨が降りそうになると洗濯物を屋根の下に
移動しておいてくれたり、スタッフのそういう心遣いが一層心地よく感じさせてくれた。

そんな綺麗なところでも、中国の団体観光客が来たあとの更衣室は散乱状態になる。

トイレにも使うサンダルのままプールに入ろうとしたり、水着着用の温泉にシャツのまま入る。

施設のお父さんが大きな声で怒っても、笑い飛ばしていう事を聞かない。何度も「ダメだ」「別にいいだろう」
の押し問答を繰り返している。

私達も頭に来て「ノー!」「温泉から出なさい」と手でバッテンして「ルールだよ」と言った。

やっぱり日本人って、最後にはルールだよって言ってしまうんだなあ・・・この私でも。

中国の人の押しの強さには驚く。たまたま観光で台湾に来ている人が、そういう態度になるんだろうか?

つい悪いところばかりに目がいってしまうけど、良い意味ではあの押しの強さこそが強みなのかも知れない。

おっといけない、今日はサラッと書くんだったな。

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部落ごとによく、こういう門をくぐり抜けるようになっている。

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ちょっと気になるモノを発見したときに、足を止めれるのが歩きのいいところ。

中学校の案内。

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時々、大いに気になるモノも見かける。

これは一体何なんだ!最近覚えたフレーズ「チャーシュー、メンマ?」

違う、違う「ツァースー、センマ?」(これは何ですか?)を使いたいけど人がいない。

こんな大きな実が、木になっているのを見たのは始めてだ。触るとトゲトゲしていて硬かった。

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6時半頃小学校に行ってみると、流暢な英語を話す先生が一人いて、テント設営の了解をもらった。

「どこでも好きな場所にテントを張っていいし、何でも使っていいよと」と言ってくれトイレの場所など教えてくれた。

最後に「そうそう、夜に若者がバイクで徘徊するかも知れないから気をつけてね」とだけ言って帰った。

まだ始まったばかりだけど台湾の旅、歩くことそのものはひたすら暑く歩道もないから結構しんどい。
けれど、毎日テン場に頭を悩ませなくていいというのは精神的にも楽で、本当に助かる。
台湾の人たちの親切も、歩く元気の源になっている。

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外にあるトイレ。

テントを設営し終わったところで、若者の二人乗りバイクが真っ直ぐこっちにやってきた。

「早速来たぞ~、地元のヤンキーかあ?」
バイクから降りて「今晩テント張るの?」と聞くので「さっき先生に了解をもらったんだよ」
と話すと、なんと二人も先生だった。

「うっそーー!」

二人とも英語を話せるようだ。

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バイクの先生が夕方またやって来て「シャワーどうするの?良かったら家で浴びたら?」と声を掛けに来てくれた。

丁度、ホースも見当たらないしどうしようかと考えていたとこだった。

近くに社宅のような家があって、さっきの二人が一緒に住んでいるようだ。

いかにも男二人の家という感じは、日本も台湾も変りないようだ。

とっても陽気な先生、バーラーさん。

私がシャワーを浴びている間にフミさんが、日本の旅の写真を見せながら説明していた。

フミさんが英語を話せるのは、すっごく助かるなあ。

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こちらは、キューさん。今日来たばかりの研修生なんだそう。

名刺には、国立台湾大学 台湾文学研究生とあった。

エリートじゃないか。誰だ?地元のヤンキーなんて言ったのは!

フミさんのシャワー中私は、二人に中国語の発音を教えてもらって、それを二人が日本語で

発音したりしてた。


台湾の人は、歩いて旅していることに「いいねえ~それ!」というスタンスで接してくれる

将来どうするの?怪我したらどうするの?みたいな否定的なところから考えないのは

私達が外国人だからなんだろうか?

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夜は気になっていた「包」という文字の料理を注文したらなるほど。

皮がふっかふかで、具も煮込んだ肉とザーサイなのかなあ、日本にはない味付けで旨い。

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そして餃子、どの店で何度食べてもかなり美味しい。具も微妙に違うし毎回注文しても飽きない。

日本に帰ったらこの味が恋しくなるんだろうなあ。
1個 5元くらいが相場。焼いたものより、茹でたのかスープの中に入ったのが多い。

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台湾料理も少しずつ覚えてお気に入りもあるんだけど、注文するときはメニューの漢字から料理を想像して
食べたことのないものも挑戦する。

これは「米苔目」太くて短い麺は、イモ粉と米粉を練ってゆでたもの。さっぱり味。

注文に困っていたり通じなかったりすると、他のお客さんが助けてくれるのが嬉しい。

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学校を出発するときに昨日の先生に挨拶しに行った。

うん先生だ。

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開放的でカラフルな、大王国民小学校。

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学校の門、道路を挟んで向かえが昨日の先生の家。
学校にテントを張らせてもらえるだけでも充分なのに、シャワーのことまで心配してくれる。
台湾の人達のこういう親切、どの国へ行っても忘れないと思う。
バーラーさん、キューさん、どんな先生になるんだろう。

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by ayumiaruki | 2014-05-22 18:00


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