2014年 06月 06日
【現在地】台湾 花蓮県 豊濱 【旅の行程】 台湾 花蓮県 池上→(7㎞)→富里國小→(21㎞)→玉里のGeektopia 学校にテントを張らせてもらった朝の5時、ちょっと気の抜けたような音楽で目覚めた。 グラウンドや学校内のスペースで太極拳のような体操をしている音楽だった。
私もいつものようにストレッチをしていたら、太極拳をしていた人達がそれ良いわよ~貴方上手ねみたいなことを 言ってくれた。 一人の人がまた戻ってきて、ほっかほかの肉まんを渡して、写真を撮る間もなく去って行った。
今日も朝から歩く。 山には白い雲が留まったまま。
台湾は、人の居るところに犬も居る。 そしてよく吠える。繋げてある犬は噛みつく犬、繋げていないのは噛まない犬と認識していたんだけど この黒ワン子、噛もうとしてきた。そういう時は、決して逃げ出したりしないでじっと睨む事。
そういえば、台東の街を散歩していたとき数匹の犬に囲まれて交尾している犬がいて、思わず見入ってしまったら 奴らも噛みつこうとして襲ってきた。フミさんが唸りながら戦う姿勢をとったら、向こうもサッと構えた。 私も一緒に唸ったけど、あれはちょっと怖かったな。これから交尾中の犬は、ほおっておいてあげよう。
そして今日も暑い。
町に着いたらテン場探し。使ってないトタン屋根の下が良さそうだ。土地の持ち主に確認したいけど人は誰もいない。 日本でも私有地にテントを張るときは、必ず確認していた。
警察で持ち主の場所を聞いてみたら、英語を話せる人がいなくてうまく伝わらなく、観光協会に電話してくれたり 観光協会の人も日本語を話せる人を探して、わざわざその人が警察にかけ直してくれたりした。
やっと持ち主は分からないということが分かって、「色々ありがとう、とても感謝してます」と言って 警官 「今晩どうするんだ?」 三人 「学校に行って聞いてみるよ」 警官 「学校は良いと言ってるのか?」 三人 「まだ分からないけど、テントもあるし大丈夫だよ」 警官 「それじゃダメだ」 そして警官は「よし行くぞ」と学校まで先導して坂道では「どれどれちょっと貸しなさい」とカート押してくれるのだ。
なんかぶっきらぼうな感じなんだけど、こんな面倒で好き勝手に旅してる私達の心配をしてくれる。 「悪いけど分からないよ、じゃあさよなら」って言ってもおかしくないのに。
そして学校では、わざわざ使っていない部屋を貸してくれたのだ。 学校のシャワーも使わせてもらった。
でも最近「これでいいんだろうか」という疑問も頭にある。何か私達に出来ることがあったらなあ 漠然とだけど台湾の人の為に何か・・・とも考えてる。
テントがないから出発の準備も早い。
7時半。今日はこころなしか涼しい。いいねいいねえ~なんて言って歩いてたら、大事なことを忘れていた。 学校の先生に挨拶していなかったのだ。 ああ、やっぱりダレてるな私達。親切を当たり前に思うようにだけはならないよう気を引き締めなければ。
台湾の海と中央の山脈に挟まれた谷間は思っていたより広々としている。池上は米の産地としても有名で、池上米を 使った弁当は人気がある。 水田が続くのどかな景色だけど、実は歩くのはのどかじゃない。 こんな場所では台湾らしいキメの写真を撮らなければならないのだ。今回は荷物軽減の為に三脚を持って来るのは ということで、セッティングをしてから舞ちゃんにシャッターをお願いする。
炎天下、歩くだけでもしんどいのに立ち止まってリアカーをあっちこっちにずらして、ズームにしたり、向きを変えたり 帽子をかぶったり脱いだり、こんなことしてる時間があったら先に進みたいところだけど、今までスライドショーや こんな道を歩いているときは気分がいい。
リアカーのパッキングがめちゃめちゃだなあ。 警察官の人が、車を泊めて「3人の写真を撮ってあげますよ」何か困ったことがあったらいつでも、警察に相談しなさいと 言って去って行った。 クリスチャンのお墓。 舞ちゃんもリアカーを押す。 体調があまり良くない時で、暑さもあって辛そうだけど頑張ってる。 しかし、気温はどんどん上がっていく。 今日はずっと景色が良いなあ。 遠くに見える山並みの向こうに海がある。数日後にはまた海岸沿いを歩く予定だ。 お墓が立派だ。沖縄で見たお墓と似ている。
玉里という町に着いて、いつものようにセブンイレブンでブログの更新をしていたら、フミさんが声を掛けられた。 「歩いてる人ですか?今夜泊まる場所が決まってないなら、私達のところに来ませんか?」 「今はヒッチハイクで世界を旅している、アルゼンチンの夫婦が居るんですよ」 声を掛けてくれたのはアリスという女性で英語が堪能。どんな場所か良く分からないけど、面白い人達が集まっている 匂いがプンプンする。 ブログ中止~アリスに着いて行くことにした。 自転車で来ていたアリスが歩いて案内してくれる。 到着した家から、若い人達がゾロゾロと出てきてリアカーの写真を撮り始めた。 ヒッチハイクで旅しているアルゼンチン人の夫婦も出て来て、リアカーを押してみる。 万国共通、ヒッチハイクにはダンボール紙のコレだよね。 家にお邪魔して、アルゼンチンの夫婦と話が盛り上がった。でも彼らはこれから出発するのでフェイスブックを交換。 台湾に来る前、ついにフェイスブックを始めたんだけど、台湾の人や出会った人との連絡手段に役立ってる。 左の女性が最初に声を掛けてくれたアリス。出発する二人に、自家製マイクでインタビューしているのは、ここの住人の 一人で、近くの店でシェフをしている。 ところで、ここは誰の家?と聞くと皆の家だよという答えが帰ってきた。 今日は、この家のメンバーがヒッチハイクのポイントまで車で送って行くようだ。 去っていく二人の表情が、いい時間を過ごしたことを物語っている。 ここは一体どんな場所なんだろう?
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一緒に歩いている歩き人ふみのブログ⇒「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」
タスマニア島に住むフォトグラファーの兄のブログ⇒「タスマニアで生きる人たち」
by ayumiaruki
| 2014-06-06 18:15
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近藤あゆみ
06年札幌で日本徒歩横断途中の 「歩き人ふみ」のスライドショーを見に 行ったのがきっかけで、お付き合いを 始める。 08年17年間勤めた会社を退職し 長野県よりふみと一緒に歩きはじめる。 以前の記事
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