ただ歩いてゆく旅

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2017年 06月 15日

今、やれることやろう!


【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【カナダを歩いた距離】            317km


【We are in 】
  Chilliwack Vancouver BC Canada 

【Day 26〜30】
コキットラムのGezaさん宅→(20㎞)→ピットメドウズ川辺→(29㎞)→フォートラングレー川辺→(19㎞)→アボッツフォード、ミッシッョンブリッジピクニックサイト→(20㎞)→アボッツフォード住宅街外れ





カナダ横断の旅は始まったばかり。歩けば住宅街とショッピングモールがあるような地域でこんなに熊に遭遇してたら、この先だんだん本格的な山岳地域に入るのに、いったいどうしたらいいものか。
私達のカナダでのキャンプには、根本的に間違ったところがあるような気がして、どうにも落ち着かなかった。

ブログを見た友人のアドバイスと、地元カナダ人からの教えで少しづつ分かってきた。どれも熊対策では基本的なことだった。
日本の半分と、台湾縦断をしたけれど、カナダの自然の中で歩くことに関しては、ど素人だと言うことが身にしみてよ〜く分かった。
カナダの熊事情を知った今、あんなキャンプの仕方をしていて無事だったのは、たまたま運が良かったからとしか思えない。






Day 26
さて、民泊の宿では異常なくらい空腹だった私の食欲は治って、今度はふみさんに同じ症状が現れた。

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やっぱり2人とも、運動量にカロリーが追いついていなかったみたいだ。
キッチンが使えたから高カロリーを意識して、挽肉、卵、野菜の食材購入。宿のオーナー、ハンガリー出身のゲサさんと、北京出身の奥さんが家の調味料、野菜、もち米を使わせてくれて、さらに栄養たっぷり補給出来た。
民泊は宿の条件や、オーナーとの距離感がそれぞれ違っていて面白い。
ゲサさん夫婦とはランチを一緒にしたり、お互い料理をシェアしたり楽しい時間だった。部屋も広くてバストイレ付きの方を使わせてくれたりと、何かと親切にしてくれた。

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Day 27
コキットラムの町を出発。Frasear River 沿いを歩く。乳牛に牧草、まるで北海道だ。

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天気も良いし、景色も良いし、熊の出ない場所を歩けると気が楽だなあ。

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家はもちろん、農場や牧場も、それぞれの家が景観にとても気を使っている。

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今日のテン場は、川沿いのベンチ横。

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夕食は、ゲザさんの家を出る時に作っておいたもの。私達が日本人だと知って、醤油や米を用意してくれたから味卵が作れた。嬉しいなぁ味卵、醤油味っていいもんだ。さらにチャーハン、もち米おにぎり。奥さんが淹れてくれたコーヒーも。軽量化で、毎日オートミールとドライフードばかりのカナダの旅では、今夜の夕食かなりのご馳走だぞ。インスタントじゃないコーヒーは、冷めても美味しいし。

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夕方、川には木材を運ぶ船が次々と現れた。カナダに来てから木材運搬をよく目にする。

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日の出は5時、日の入りは9時過ぎ。日照時間が長いから、この季節のカナダは旅に最適。
夜の10時頃が夕暮れの時間だ。

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Day 28
翌日も川沿いコースだ。橋を渡った後は3段ループの道。

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私有地と州の土地が入り混じった牧草地帯のトレイル。

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今日もトレイル沿いに、食べ頃のベリーが実ってる。

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ピクニックエリアの川沿いに出た。テーブルに、トイレと水場まである。よし、少し早いけどランチにしよう。
日本のに慣れてるからそう感じるのかも知れないけど、カナダはトイレが少ない気がする。それともこれが世界水準なんだろか?
トイレはないけどベンチはよくあって、町でも公園でもトレイルでも、おっ分かってるねぇ〜って場所にベンチがポツンとあって、そんな場所で読書するカナダ人を見かけると、こちらも微笑ましくなる。
こんな感じのピクニックエリアもよくあって、カップルが夕暮れ時にワインを楽しんだり、お母さんと小さな子供がマウンテンバイクで泥んこになってたり、老人が犬とじゃれてたり、アウトドアでの過ごし方が板についてる。
それとゴミ箱。これはかなりの頻度で置いてある。全て蓋が付いていて、匂いがしないようにゴムパッキンで密封出来るタイプか、熊が倒しても開けられないロック式かになっている。これだけトレイルを歩いていても、ゴミはほとんど見かけない。さすがだ。

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ランチも味卵(味卵は日持ちするスーパー食だ)バゲットの残り、クリームチーズ少し、ポテチ少し、りんご、トレイルミックス、そしてベリー。
りんごは熊の好物だから、夜に残さないでランチで食べてしまう。リンゴの芯は袋に入れてからゴミ箱へ。
海外に来てからリンゴは洗って、皮ごと食べてる。皮をむくのは日本人だけなの?それともリンゴの種類が違うのか、リンゴがやたら美味い。

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すぐにでも雨の降りそうな空模様だけど、なんとか持ちこたえてる。

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Day 29
今日も川沿いのトレイル。
『犬の散歩、乗馬、自転車、バイクはダメ、熊居ます』

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ハンガリーのゲザさん宅に宿泊していた時は丁度雨が続いていた。その影響で川沿いのトレイル入口には通行止めのサインがあったけど、何キロも戻るわけにも行かず突破。最初の数キロは問題なし、あと少しのところで橋が水没していた。

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ここまで来て戻れない。橋の縁を掴んで渡れそうだ。

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よしいいぞ〜もうすぐクリアか?ってとこで、橋の最後にトゲトゲの草むらが待ち構えていた。
誰かが大きな丸太を置いてくれてて、何とか脱出。

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テン場に目星を付けてたピクニックエリアも川が増水していたけど、たくさんの人がバーベキューをしていた。
この2日間は珍しく20㎞、29㎞と歩いてる。今日はまだ早いけど、ここをテン場にしよう。
夕方5時の昼寝?まだ日差しは強くてモンベル傘の出番だ。

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夜8時半、暗くなってきたからそろそろテントを張ろう。今日は19㎞か、まだまだザックを背負って歩ける体になってないけど、焦らずに歩き続けるしかない。
ピクニックエリアだから、人目に付かない場所に移動してテント設営。
快適な場所なのに何故か寝付けない夜だった。

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Day 30
今日はスーパーを目指して歩く。荷物が重いと全然歩けないと実感。ここ数日は水も食料もあまり持たずに距離を伸ばしているけど、食べる楽しみが無いのは寂しいもんだ。
だからスーパーが近づくとワクワクするんだなぁ〜。
スーパー『Save-On-Foods 』はそんなに安くないけど、薬局、酒屋、マクドナルドのある場所によくある。
今日のランチも歩きながら収穫したベリー、ヨーグルト、シリアル、バゲット。

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そしてトレイルミックス。数日前からおやつ的なシリアルバーを辞めて、ちょつと高いけどトレイルミックスにしてみた。な〜るほどね皆んながトレイルミックス食べるのも分かるわ。どんなスーパーにもトレイルミックスは何種類もあって、いつも買おうか悩んでいた。食べてみたら油分があるから満足感もあるし、ナッツが美味しい。あまり減らないから結局シリアルバーより長持ちするみたい。すっかり私達のお気に入りになった。

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でもそんなトレイルミックスは、熊にとってもお気に入りだ。
この日の夜は、スーパー近くの高級住宅街から100mほど離れた舗装道路沿いにテントを張った。
普段ならそんな住宅街の近くにテントは張らないけど夕食はスーパー横のベンチで食べてきたし、あとはもう寝るだけだ。
そんな場所でも念のため、食料、洗面道具などは袋に入れて遠くの木に吊るした。トレイルミックスはジップロツックに3重にしてある。
道路は、夜中まで車が行き来していてちょっとうるさいかなと思いながらも爆睡。

翌朝、食料を回収してきたフミさんの様子が変だ。袋が破けてるリスか?と言いながら沈黙。
リスじゃ無いことは直ぐに分かった。
袋を木に結びつけた部分は、カッターで切ったようにスッパリとした切り口になっている。

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木にぶら下がっていたのに、袋の中央トレイルミックスの部分だけ食べられていた。上部は爪で切った跡がよく分かる。
これは小動物には出来ないことだ。

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食料を吊るしていた場所。

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袋の裏側が破けていたから、フミさんも回収するまで気づかなかったそうだ。吊るしていた場所の草は踏み潰された跡があった。
熊は自分の獲物に執着する習性があるそうだ。こんな食べかけをそのまま残したのは、車でも通ったのだろうか。

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何と言うか、これから山岳地帯に入るぞって時に、こうも続くと怖気付く。
悪い方向へ進んでいるんだろうか?単に、まだ準備が足りないのか、何か抜けてる部分があるのか、それとも何かのサインなのか。
とにかく、もう少しリサーチしよう。次の町へ行ったらアウトドアショップでカナダの人は、どうやってロングトレッキングしてるのか徹底的に聞こう。やれる事やろう!
なんかもうブログじゃなく独り言になってるな。

でも、でも、でも、今までの遭遇が無かったら、友人のアドバイスがなかったら、間違いなくあんな場所で、わざわざ食料を木に吊るしてない。ナッツは私の足元のザックの中だ、、、。
悪い方向へは進んで無いはずだ。
いまやれることやろう。





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by ayumiaruki | 2017-06-15 19:30 | 旅日記 | Comments(4)
Commented by tennen at 2017-06-16 07:43 x

 ムゥムゥム!!

穏やかでない!?

ただ歩いてゆく旅どころではない・・・

 三歩ゆけば熊との遭遇・・・。

 僕的には無理をすることはないとおもうのだが・・・。

 ぅーーーーんん、  何と言っていいのかぁ正直。

 直感は信じるもの。 それくらいしか言えない。。

 水を差してゴメン。
Commented by sirouto at 2017-06-16 09:23 x
ミステリー小説みたいで、面白い。
基本ブロぐアップしているという事は、無事だ と
いう事で、のんびり楽しく読んでいます。
熊の嫌いな食べ物で人は好きな食べ物を探したら?
辛明太子とくさやとか鮒寿司とか?
熊が嫌いかは不明ですが。
Commented by ayumiaruki at 2017-06-18 12:06
tennen さん
水を差してない大丈夫。どうにもこうにも、山を越えないと先には進めないカナダ。こんなに遭遇するのは普通はないみたい。前半は明らかに私達の知識不足。反省
Commented by ayumiaruki at 2017-06-18 12:11
sirouto さん
あ〜明太子が無性に食べたくなったーー。歩きながらベリーを摘むのは良いけど、テン場は熊の好物ベリーのある場所から遠く離れないといけない。だから熊の好物も知っておかないといけない。私の好物とかなりダブってるけど。


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