ただ歩いてゆく旅

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2017年 06月 28日

雪はある?峠越えれる?


【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【カナダを歩いた距離】            416km


【We are in 】
  Hope BC Canada 

【Day 37〜38】
  チリワック湖キャンプ場→(28㎞)→シルバーホープクリークとの出合い



Day 37
チリワック湖のキャンプ場では、峠越え始まる前から行き詰ったけど、話し合った結果、選択肢3『状況を見て峠を越えよう』に決まった。
そうと決まればスイッチオン!このスイッチが何より重要なのは今までの経験でよく分かってる。早朝に目覚めて出発準備。峠を越えるとなれば早い出発は必須だ。
なのにテントびしょ濡れ〜拭いたり乾かしたり時間が過ぎて行く〜。

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キャンプ場からトランスカナダのトレイルは続いている。

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早朝は気分もいい。雪はどんなだろう?トレイルのコンディションは?今日どこまで歩ける?この緊張感、台湾のタロコ渓谷を歩く前を思い出す。

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ここからチリワック湖へ向かう。トランスカナダトレイルは今まであったトレイルを繋げた総称でここからは、トランスカナダトレイルであり、チリワックリバーバレーと呼ばれるトレイルでもある。ここで標高600m。ここから1400mまで登って、出来るだけ標高の低い場所まで下って山の中でテント。
これがトレイルと雪のコンディションが良かった時の想定。山深い中でのテント、熊が怖いな。

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湖の周りはまだ平坦。

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遠くに白い山が見える。これこそカナダだーー。綺麗だけど峠に雪が残ってるのも間違いない。

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ここから湖を離れて登りが始まるって時に、ザックのチェストバンドのフックが無いのに気づいた。軽量化で先端を切ったから外れやすかったか、何かしておくべきだった。

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やっぱり泥道はあるけど、キツすぎる登りじゃないのが助かった。

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地図でも、何度か川越えがあるのは分かっていたから大丈夫。ここは靴を脱いで渡ったからついでに昼ご飯。

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昼はいつもパンとバナナとか、火を使わないメニューだけど、この期間は軽量重視で昼も湯を沸かしてオートミール。
川の音で熊の気配が分からないから本当は良くない場所。トレイル先まで行って、鍋をカンカン鳴らしてまた戻ってくる。

(休憩前に確認すること)
・獣道はないか
・熊の好物ベリーなどはないか
・フンや足跡はないか
・見晴らしは良いか

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この辺りはまだ整備されてるようだ。歩きやすくて良かった。ピッチを上げて行く。

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すっと雨続きだったのに、今日の天気は最高だ。私の調子が悪くなって出発が遅れてなかったら、グレン夫妻にも会えてなかったし、景色も見れない雨の中、泥んこになって、この山を越えなきゃならなかったね〜とか言う。

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小刻みに休憩を挟む。景色を眺めながらも、棒でマグカップを鳴らす。

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だんだんと急になってきた。でもまだ体力は残ってる。まだ雪もない。あれ?これひょっとして行けるんじゃない???と思い始めた頃。

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峠が近づいた。雪もあるけどザクザク雪じゃないから問題無し。ここまで来て、また引き返すのは嫌だなあ。頼むよ〜峠を越えても雪が酷くないでくれよ〜。

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峠付近に放置された自転車発見。サビの状態からすると、1年か、2年くらいここにあるのかな?ここまで自転車できたのもビックリだけど。いったいこの2人に何があったんだ?

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マジかーー。「ファーストエイドキット」そのままあるじゃないかーーやばい状況になったんだろうな。携帯の電波もとっくに届かないし、キャンプ場出てから人っこ1人会ってない。気をつけよう。怪我をして動けなくなったら1人が助けを求めて2日間歩き、1人は山の中でじっと待たなくてはならない。

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そしてついに峠。雪そんなに無い!快晴!まだ2時だ!!行けるぞーーガンガン進むぞ〜。

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雪解け水で洗顔気持ちいーー。

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順調過ぎるくらい順調だったけど、ここからが試練だった。トレイルが見えないくらい木が生い茂っていて、ひたすら藪漕ぎが続く。これトレイルです。

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この藪漕ぎ、何時間続いただろう?早く逃れたい一心でひたすら進んだ。足元にはフンや、足跡があるけど、熊なのか良く分からない。
視界ゼロで、熊と鉢合わせしないかが心配だ。声を張り上げるしかない。

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川が近づくと道が開ける。靴を脱ぐ。藪を漕ぐ。の繰り返し。
もうとっくに予定していたあたりまで山は下りているけど、藪漕ぎから抜け出したいのと、いかにも熊がいそうなのに、視界の悪いこの辺りでテントは張りたくない。
普段なら平地でもバテてる頃なのに、人が変わったかのように歩き続けた。
グレンを家を出てから、常に空腹だったのに、この日は不思議と空腹も感じなかった。

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にしても、もう6時。テン場で夕食は作れないから、ちょっと開けた場所で夕食を作る。日陰は急に寒くなってきた。水は欲しい時にない。

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そろそろテントを張りたいけど、今度は水がないからテントが張れない。下る途中で水の音が聞こえて、ふみさんが沢に降りて水を確保。とりあえず今日飲む分だけ。

夕食後も下り続けて、もうすぐ道路というあたりまで来た。ここまで来たら、予定していたより1日早くホープへ行ける。これは想定外。14時間以上、山登りと藪漕ぎしたことになる。
安心したと同時に一気に疲れが出た。足も痛い、首も痛い。

夜9時、日暮れ近くになって開けた場所にテントを張ることにした。
ちょっと歩けば川も流れてる。大きな焚き火跡があったから熊よけに盛大な焚き火をした。
焚き火と言えばコーヒーだけど、匂いは禁物、熊が来るから我慢だ。
ただ焚き火を見ているだけで充分だ。心が休まって、誰もいない山の中でも安心出来る。

直ぐにでも寝たほうが良いのは分かってるけど、川まで行って顔を洗う。ただ水で洗うだけでもやっぱり気分が切り替わる。ふみさんも疲れてるのに食料を吊るしたり、火の準備をしたりなかなか寝れない。

今日はさすがに疲れた。テントで横になると、もう寝袋に入るのすら億劫だ。身体中が疲労しているこの感覚は、今までの舗装路歩きではなかった。こんなにも身体は疲労しているのに、達成感で興奮気味な夜、悪くない。

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Day 38
翌朝、もう9時だ!いつもなら私より必ず先に起きてるふみさんが、パッキングが終わっても隣でぐっすり寝たままだ。疲れてるんだろうな。

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昨夜の焚き火が良かったのか、動物が近づいた気配は無い。ありがとうふみさん。

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食料はどうだろう?この橋に吊るしておいたんだけど。

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よし、ちゃんとある。このバッグ本当に重宝してる。

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洗顔歯磨きも済ませて、今日ももう一踏ん張り。

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あ〜でも2人とも体が動かない。こうなったら昼ご飯を済ませて、昨日我慢したコーヒーを飲んでから出発しよう。
ずっと空腹だったけど、1日分余るから多く食べれるぞ〜。
順調に行ってあと2日。残り35㎞だ。

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by ayumiaruki | 2017-06-28 07:26 | 旅日記 | Comments(4)
Commented by sirouto at 2017-06-28 14:12 x
峠越え無事に終えてよかっらね。おめでとう。
(休憩前に確認すること)・・・なんとなくサバイバルゲーム的になって来たね。
元気でね。 
Commented by tennen at 2017-06-29 05:12 x
ここまでくると見守って祈るしかない!!

すばらしい時間を過ごしているねぇ。。
Commented by ayumiaruki at 2017-06-29 08:25
sirouto さん
今までの旅では、なかった緊張感。サバイバルと言うほどのことではないんだけど、私としては、充分サバイバル!
Commented by ayumiaruki at 2017-06-29 08:27
tennen さん
でも〜カナダの人に話すと、ブラックベアは大丈夫よ、それより、、、、。と怖い動物の話しが出てくる出てくる。


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