ただ歩いてゆく旅

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2017年 07月 14日

山火事と、ヘザーのご馳走


【カナダを歩いた距離】            606km
【これまで歩いた総距離数】 6,258km


On the Trek across Canada on foot Stage2

Vancouver 👣👣Kelowna

【Distance in Canada】 606㎞
【Total distance 】 6,258㎞


【We are in 】
 "Hedley in and hostel" Hedley 
Okanagan Similkameen G.BC.Canada 

【We are going to Osoyoos 】

【Day 55〜58】
 Heather's house Princeton



Day 55〜58
状況が変わって書けなかった、カウチサーフィンのヘザーの家での出来事。
一緒に見に行った山火事の方角は、まさに私達が歩く予定のトレイルがある場所。
翌日も火事で仕事がキャンセルになったヘザーが様子を見に連れて行ってくれた。

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今まで、シダやコケの森を歩いていたのに、プリンストンの町に近づいてから、乾燥した景色に一変。
ここ数日続いた30度を超える気温で、バンクーバーの各地で新たな山火事が発生していることを教えてくれた。 
ここは昨日燃えていなかった場所、範囲が近づいているのが怖い。

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ヘザーの仕事は多数ある。バックカントリーでの仕事もしていたから、その辺のことも詳しい。カナダの山火事のことを何も知らない私達に色々教えてくれた。
趣味は料理で、冷蔵庫に食材が残っている事が1番のストレスだと言うヘザーだけど、片付けは大嫌い。
そこへ張り切って食材を買い込んで来た私達。私の趣味は片付けと掃除ですが、、、。

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と言う事で、ヘザーはギリシャ料理から始まって、イタリア、フランス、アジアテイスト、スウィーツと様々な料理を信じられないくらい作ってくれた。
大盛りの庶民的なサラダは私です。
ヘザーが、こんなに料理上手とは知らずに初日、豆腐ステーキその他を食べてもらったことが恥ずかしい、、、。

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ヘザーの料理ほんの一部を紹介。
チキンは本気で、今まで食べたチキンでナンバーワン。最初、冷凍庫に沢山の食材があるから、きっとレストランで働いているんだろうと確信したくらい。丸ごとチキンは農場から直接買っているから大量にあるそうだ。

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ギリシャ料理は食材も作り方も興味深い。私は調理見習い人のように、芋の皮むきや、下ごしらえでヘザーをアシスト。

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スウィーツもソースから手作り。クルミはこの近くで収穫したもの。食材にもとてもこだわり、料理は趣味のレベルを遥かに超えていた。朝も夜もこのベランダで食べたなぁ。

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ここへたどり着くまでの8日間、汚れた服を着て、ドライフードで腹を空かせていた私達。毎日テーブルについて、私達が今どんなに幸せかを語るたびにヘザーは笑っていた。
キッシュとサラダ。2種類のオーブン、ミキサー、ジューサーは日に何度も使っていた。どれもかなり使い込まれたものだ。

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デザートに使うフルーツもほとんどが、近くで収穫して、自分で保存食にしたもの。私達がトレイルで摘んできた『サスカチューン』というベリーでも美味しいシェイクを作ってくれた。このサスカチューンが何よりも好きと言うので、ヘザーが仕事に行っている間、ふみさんがまた摘みに行った。
ピーチとイチゴのクレープ。

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食器洗いと家の掃除と、サスカチューンで喜んでくれるならお安い御用。でもずっと料理しているヘザーに、せっかくの休日だからゆっくりして、と言ったら、料理こそが私のストレス解消、こんなに手伝ってくれて料理が出来るなんて本当に嬉しいとのことで、私達もとても嬉しかった。
ブランチ、冷凍庫にある食材で、いつも違った味に変える。

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そんなプロ級の料理の腕を持つヘザーの週末の仕事はなんと、これだ。2年前に資格を取って、週末は午後から夜中まで操作している。ヘザーいわく、コンピュータゲームしてるようなものよ。
料理がプロ級で、めちゃめちゃタフな女性なのだ。

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私達が摘んできた『サスカチューン』がどうしても気になったヘザー。手伝ってくれると嬉しいと、今度は本格的にサスカチューン摘みのボックスを3つ作っている。本気なのね?彼女は何事も適当なことはしない。

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他にもちょっと用事があると、一緒に出かけた先は、私達がまさに8日間かけて歩いた場所。「あーー!あそこでへばって休憩した!」「あの川で体洗った!」あんなに苦労したところへ、コンバーチブルで音楽を聴きながら、いとも簡単に逆戻りするなんて変な感じ。

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納屋に置いてある、ヘザー所有のキャンピングカーで用事を済ませて。

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ヘザーの友達から、新鮮な野菜をもらって。

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帰り道、突然目を輝かせたヘザー。あの花は美味しいジュースが作れるのよ。

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そしてボックスの登場。3人してひたすら『サスカチューン』摘み。住宅街の近くなのに、鈴なりになっている。

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大きな鍋に入りきらない量のサスカチューン。家に帰ってから3人で沢山の花や、友達からもらった野菜をあらったり、冷凍したり、ジュースを作ったり、下ごしらえ。ヘザーは早速チーズケーキを作ってくれている。
流れ作業もスムーズになってきて、もはや1つのチームになった。作業は夜中までかかって、変な笑いが止まらない3人。

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サスカチューン、ピーチ、オニオンという考えもつかない組み合わせのサルサソースは、絶妙な味付けで最高級。

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それをカリカリのタラのフライに添えて。唸るしかない、お上品でパーフェクトな一品だった。

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他にも花をジャムにしたり。ちなみにこの花、ファイヤーウィードは、山火事の跡に咲く花だ。なんとも、、、。

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今回山火事で家を失った人や、避難している人もたくさんいる。避難所に水を寄付しに行ったり。

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救急隊員をしているヘザーの友達が、朝から翌朝まで大変な日々が続いてるので、留守中の家に食べ物やデザートを届けに行ったりもした。
彼は、大きなログハウスで一人暮らしを満喫しているらしく、趣味のハンティングで仕留めた獲物の剥製も沢山あった。これはクーガー。
沢山の人から、熊は大丈夫だけどクーガーには気をつけろと何度も言われたのが、こいつだ。デカイな。

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最終日は、私達が買っていた食材で保存食まで作ってくれることになった。
奮発して買っていたけど、出番のなかったステーキ。ステーキの出番が無いくらいの贅沢な食事だったからなぁ。

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果物をスライスして、専用の乾燥機のザルにのせて一晩待つ。

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バナナ、りんご、トマト、かぼちゃ、サツマイモ、しょうが。

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ヘザーが、ワイン、市販の照り焼きソース、スパイスで味付けをしてくれた牛肉は、立派なビーフジャーキーに変身した。

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予期せぬ山火事と、ヘザーのご馳走という、2つの忘れられない出来事のあったふの町を出発。
一度はヘザーも避難の準備をしていたけど、今のところ大丈夫そうだ。私達はルートを大幅に変えて、しばらく3号線を進む。まだ煙ってはいるけど、今は山の中を歩くよりずっと安全。これ以上、美しいカナダの自然が失われないよう願っている。







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世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを横断しています。


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by ayumiaruki | 2017-07-14 15:22 | 旅日記 | Comments(0)


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