2017年 03月 23日

オベイの家(スルエタ)

【これまで歩いた総距離数】 6,148km
【現在地】 キューバ トリニダード
【旅の行程】
Habana→Santiago de Cuba→Baracoa→
Santiago de Cuba→Ciego de Avila→
Moron→Cayo Coco→Cayo Guillermo(Playa pilar)→Moron→Caibarien →(11㎞)→Remedios→(15㎞)→Zuluera


3月13日
キューバ縦断3日目



今日のルートは本格的な田舎道。家もポツリポツリで酪農か農業を営んでいるようだ。
すれ違う人は、荷馬車に愛犬と丸太やサトウキビを積んでいたり、カウボーイハットで馬にまたがり険しい顔つきの男だつたり。
「オラ!」挨拶すると、ハットに手をかけ、ゆっくりと頷く。

女性は家で洗濯でもしているんだろうか?全く姿を見かけない。そう言えば馬に乗っている女性をまだ一度も見ていない。

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誰かの所有物?野生?あれはマンゴーに違いない。この木一本で1年間生きていけそう。
収穫まであと少し。

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草刈り作業中だったお兄さん達が「歩いてるのか〜?」と陽気に声をかけてくれる。元気が出てくるな。

歩いてて、草刈り作業をよく見かけたけど、皆マチェーテというナタで手作業だった。

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たった15㎞歩いただけで、すっかり疲れてしまった。

今日の目的地、小さな集落のスルエタに着いたようだ。いつものように「オラ!」「ブエナ!」と挨拶したいが、通りに出ている人たちの警戒した視線が一斉に向けられる。通り過ぎても、ただじっと見続ける人たち。
今までだって東洋人は珍しいから、ジロジロ見られたし、それには随分慣れた。でも挨拶すると表情も変わったし、中国人か?日本人だ!みたいなやり取りが毎回あった。
ここでは息の詰まるような町の雰囲気に、写真も撮れず、すっかり尻込みしてしまった。

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とにかくカサを探さないと。どこかに座って一息つきたい。集落を歩き回るが、何もない。
誰かに聞くことも出来ずにいたら、おばあちゃんが声をかけてくれて、カサまで連れて行ってくれたが、あいにく満室。
おばあちゃん、一緒にカフェでもどお?
小さな屋台で椅子は無いけど、私達は荷物を降ろしてベランダに座りこみ一息。ふぅ〜

屋台の人や、通りがかった人が、あの家はどうか、あっちの家は?と考えてくれているようで、それだけで少し元気になる。
家族以外のベッドがある家など、なかなかないのだ。

おばあちゃん達は、この町は死んだような町だが、隣町のプラセタスならカサも、美味しい食べ物も、音楽も、ダンスも何でもある。
この町は、もう死んでいると何度も繰り返す。


また集落を歩く。何と何と素敵なピザ屋があるじゃない!テーブルとイスに座って食べられるだけで充分。味は全く期待していない。いいのそれで。
店に入っても視線が、、、。

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な、な、なんじゃこりゃーーー!!
人生で、最も美味いピザに出会ってしまった!
ブルーチーズ並に濃厚でトロけるチーズに、もっちりとした生地が、これ以上ないくらい合っている。
この町で、この状況で、こんな奇跡みたいなピザに出会うとは!

一気に食欲が湧いてきて、豆ご飯と、卵焼き、ビールも追加注文して、1人180円。参りました!

オーナーは背の高いオネエの男性で、食後に「ついてらっしゃい」と、一緒に町を歩いてカサや、知り合いの家を案内してくれたが、どこも一杯だった。
でも、オネエ男性の特別扱いじゃない対応にすごくホッとした。
ありがとう、ありがとう。

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さあ、どうしようか。バスで隣町まで行くか、午後にまた歩くか。
ひとまず公園に行って休もう、今行動するには暑すぎる。

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30分後、、、、「ふみさんトイレー!!」
私のいつものトイレコールで、さっきのピザ屋に戻る。
トイレから出て、バケツ水汲み作業(店のトイレは普通、ティシュ無し、水なし、ティシュ捨てるゴミ箱無し)してたら、店のおばちゃんが「それはいいから、あなた早く着いて行きなさい」と、ゼスチャー。
おばちゃんが私のを流してくれてて、恥ずかしいなあ、、、。


外に出ると、事態は急変。
店の人が、日本人の話しをしてくれたようで、とにかく「小さい公園の近くの、パン屋の近くの、オベイと言う男に聞け」という事になったらしいが、これはナゾナゾか?
パン屋を探す。あっちにある。小さい公園の近くにある。公園を探す。パン屋はない。ピザ屋戻る。みたいなことを繰り返し、やっとオベイに会った。

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オベイが、どこかカサのように貸してる家を紹介するのかと思ったら「さあここだ、オレのベッド使っていいよ」

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「夕食付きで20cucいいだろ?オレが料理するよ
得意なのさ」

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「鶏肉でいいか?」
そのカゴにあるから、今夜絞めるよ。

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カゴの中の鶏

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オベイの家は別の町にあって、ここはオベイの隠れ家らしい。男所帯で清潔とは言えない、なにより入った瞬間から漂う生ゴミの匂いが辛い。
でも、今から歩くにはもう遅い。
「ありがとう。でも食事は要らないし、20cucは観光地のカサの値段だよ、あまりにも高いでしょう」「でも僕は好意でしてるんだよ、アミーゴ」
結局10cuc食事無しで話はまとまった。

キッチンの電気は?「ここの線を接触させるんだ、簡単だろ」

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オベイは友達の家に泊まるらしい。キッチンも好きに使っていいというが、ゴキブリと見たことのない小さな虫が、そこらじゅうを這い回ってる。
何度か家に来て「アミーゴ、ここは友情で貸しているんだ、お金のためじゃない」みたいなことを言って行くのだが、どうやらピザ屋の人に、お金をもらった事を言って欲しくないようだ。

夕食は近くのピザ屋で、スパゲティはチーズとハム。味は悪くなかった。

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水のホースのシャワーを浴びるふみさん。
トイレのティシュは新聞紙のようだ。

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家の椅子は砂埃がすごくて、夜までベランダで過ごした。もちろんシーツとかないから、ベッドの上に寝袋をひいて寝た。
テントとマットは、ハバナに置いてきて持ってない。

テントが恋しい夜だった。

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by ayumiaruki | 2017-03-23 10:19 | 旅日記 | Comments(0)


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