ただ歩いてゆく旅

ayumiaruki.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2018年 01月 17日

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定





リマに戻ってきて、また宿探し。
今回は長期滞在になりそうなので、安全なミラフローレスに泊まることにした。
ここは新市街で富裕層が住んでいる地区だけあって、お洒落なカフェやファッションビル、ティファニーはあるけど、私達の求める定食屋はどこにも見当たらない。
カナダから始めて南米に着いた時もこの町に泊まって、探せど探せど屋台も定食屋も見つからずに苦労したな。今ならこのお洒落な町でも見つける自信あるね!

見つけた屋台はピッカピカ!でもハンバーガーと飲み物はワラスと同じ値段。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_04101515.jpeg






ネットで目星をつけてあった宿まで歩きつつ、良さそうな宿にも立ち寄って値段を聞いてみたけど、30〜50ソル。やっぱり高いなぁ。

フミさんが事前にネットで目星を付けていた『Casa del Mochilero』カサデルモチレロ(右の緑色)でまずは3泊した。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_01523844.jpeg







ミラフローレスの海岸近くという立地で、1人18ソル
トレペと無料コーヒーありは嬉しい。
作り付けのベッドがしっかりしていて、軋まないのも良い。
左手の白い壁の家も宿みたいだ。

モチレーロのリビング

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_01555389.jpeg







なかなか良かったんだけど、長期間滞在でも値引きはしないようだ。
念のため左手白壁の宿も見に行ってみることにした。ドアを出てから歩いて2秒くらい。
家の間取りも同じだけど、インテリアの趣味と客層がちょっと違う。
詳しくは言えないけど、大人の事情でこちらに移動するのとにした。
移動先の宿のリビング。なんだかゴージャスでも食べてるのは大量のサラダと豆ご飯。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_09290149.jpeg






モチレーロを経営しているシスターに、隣に行くとはちょっと言いづらかったのだけど、そこは割り切って正直に。
「あのぉ、友達が隣の宿に泊まることになって、、、」
きゃー嘘つきーーーー!

移動した宿のベットルーム。
初日は2人だけだったけど、翌日からは毎日、ほぼ満室。
断られているバックパッカーもたまにいたから人気みたい。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_01565506.jpeg








今回リマに長期滞在することになった理由は、フミさんの抜けてしまった前歯の治療だ。
一度歯医者に行って帰ってきたフミさんはどうなったかと言うと。
じゃーーん!
ゴラムになってもうたーーー!

「マイプレシャア〜〜ス」

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_01535641.jpeg







フミさんの外れた前歯は、根元から化膿していてダメだった。切開して根元から取り出し、縫合して、さらに両隣の健康な歯まで削り、ブリッジをしなければならない。
ヒョエーーー。これって日本で治療しても、かなり大掛かりな治療なんじゃないか。

前歯1本の差し歯と、両隣2本の被せ物をつくることになり、気になるお値段は全て込みで。
じゃん!

2,880ソル(100,800円)

内訳
治療費 40ソル(1,400円)
前歯3本クラウン代(99,400円)

治療費は40ソルだけ、殆どがクラウン代。
ジルコニアセラミッククラウンという、丈夫なものにした。日本なら1本13〜18万ほどするようだから、かえってリマで良かったのかも知れない。
そして、歯科技術先進国アメリカの治療がメキシコ、ペルーと流れて来るから、日本より進んでいると先生は自信を持っていた。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_09294652.jpeg








先生は日本の大学で日本語を学び、日本の歯医者で勤務していた経験もある。流暢な日本語を話すから、意思の疎通がしっかり出来て安心だ。

それなら私も診てもらうかな?日本に帰るまで、あと一年以上あるから、虫歯があるなら今一緒に治療するのが良い。

普通のマンションの一室に案内される。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_04252647.jpeg







結果、虫歯無し!やったーー。
歯石取りのクリーニングだけお願いして、55ソル(11,925円)フミさんの治療代より高い!でも保険無しでこの料金はありがたい。

因みに、出国前に2人が入った海外旅行保険は歯と、出産は対象外なので使えない。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_04260655.jpeg







治療室は先生だけだ。助手などいないから、テキパキと高速で動きながらも、YouTubeで洋楽をかけてて、なんだか家にいるみたいで落ち着く。

先生の奥さんは日本人。先生はすでにペルーで開業していたけど、奥さんのお父さんがどうしても日本で開業してほしかったそうで、先生も日本でまた大学に入り直し、資格と免許も取ったのに、法律なのか、お役所の問題なのか、色々やったけど結局日本では開業出来ないといわれたそうだ。
「もうやんなっちゃったよー」
と先生。
「日本みたいに何でも用意してくれる助手は欲しくないの?」
「要らない要らない、このスタイルの方が僕には合ってるな」
患者さんは近くの大使館関係者や、日本の旅行者も多いそうだ。
ある日本人は仕事でリマに滞在した4ヶ月で、歯の矯正を終えてガタガタだった歯を綺麗にして、たいそう喜んで日本に帰ったそうだ。
「今の日本の技術じゃ4ヶ月は無理でしょ?」
行く前は心配だったけど、コミュニケーションが取れると安心出来る。
セサール カンポス カワシマ先生

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_09581146.jpeg






もう一つ気がかり。
私のカメラはカナダ旅から、Canonの『PowerShot G5x』というミラーレスにしている。コンパクトで気に入っているけど、キューバからずぅーっと、レンズの中にゴミが入ったまま使っていた。
青空なんか撮ったひには、黒い点がハッキリと写り込んで、鳥飛んでる?って感じ。望遠は殆ど使えない状態だった。

町のカメラ屋や、バンクーバー、カルガリーの大型カメラ専門店にレンズのクリーニングをお願いしたけど、精密だから無理、トロントにあるキャノンの修理専門所に郵送するので、3週間はかかるという返事だった。

もう諦めていたけど、リマでカメラを直したというブログもチラホラあって探してみた。
最初に行ったセントロ近くのJiron Paruro(ヒロン パルーロ)にある電化製品専門店街は、いかにも怪しく、携帯、スピーカー、マイク、コピー機屋と、その修理屋はゴマンとあるのに、カメラ屋はない。

やっと見つけた修理の店は、一時間で綺麗にすると言う。あのごっちゃごちゃのスペースでレンズとか開けるつもりなのか?
そもそもミラーレスを知らないから問題外なんだけど、修理代の相場を知る為に何軒か尋ねてみた。
どこも胡散臭い。

それで結局、宿のセニョーラに教えてもらった、ミラフローレス地区の「Compu Palace(コンプ パラーセ)」に行ってみた。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_09474551.jpeg







修理店は2件あった。今までで1番高い金額
140ソル(4,900円)
(おぉ〜ヘンリーのハンモック貨物船より高い!)
を提示して、これは精密で時間がかかるからと、一切値引きに応じず、1日欲しいと言った人に決めた。
治らなかったらもちろん払わないけど、あなたを信用して大丈夫?と聞いたら表情は変えず「大丈夫だ」と静かに答えた。
キャノン専門店に出した方が良いのは百も承知だけど、今までの「楽勝さ任せとけー」的な人達とは全く違う、彼に賭けることにした。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_12322425.jpeg







翌日、約束時間より遅く行ってみた。彼の表情からは何も読めない。ドキドキだなぁ〜
彼はちょっと暗い顔であと40分欲しいというので、落ち着いて作業して欲しいから明日また来ると言った。

また翌日、、、、カメラ壊れてなきゃ良いなあと願いながらまた店へ。
彼が現れた。相変わらずニコリともせずカメラを出して「オッケーだよチェックして」と言うではないか。
レンズも綺麗だし、他の動作も問題ない。

やるじゃーーーん!もう、手を掴んでブンブン握手した。
大変だった?と聞いたら
「もっと難しいのもやっているから何の問題もないよ」
と、相変わらずクールだ。
人を見る目には全く自信のない私だけど、彼にして良かった!

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_12353370.jpeg







あとの気がかり一つだけ『セビーチェ』だ。
今まで、お腹を心配してあまり食べていなかったけど、ペルーに来たらセビーチェ、セビーチェ食べるならリマが断然美味しいと聞く。
セビーチェリアと言われるセビーチェ専門店で食べるのが一番なんだろうけど、気取った店で食べるのも違うなぁと思っていた。
ミラフローレスから旧市街に入った所にある市場の一角に、店と言うほどではない、いい感じのセビーチェ屋さんを発見した。
これだっ!

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_09190601.jpeg







魚屋の一角にあるから、新鮮なのは間違いない。
相席カウンターだけだからかなり狭い。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_09201284.jpeg







セビーチェも、もちろん美味しかったけど想像の範囲内。
22ソレス

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_10143259.jpeg







衝撃はこれ!魚介スープのこってりした雑炊とでも言うのか、
コクといい、旨味といい、辛さも良い、白身魚も身が引き締まってうまかった。
チュペデペスカード 20ソレス
久しぶりの魚介三昧に大満足。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_09280033.jpeg







さっきの店もある、ミラフローレスと旧市街の境にあるメルカド。
定食屋も多い。9ソルくらい。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_10141845.jpeg









メルカドは凄く綺麗に感じた。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_10154261.jpeg








野菜が美しく並んでいる。やっぱり都会なんだなぁとしばし見とれてしまった。多分私の感覚が大分マヒしてるのかな。

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_09172393.jpeg







このセビーチェぐらいで、ほぼ自炊の毎日だ。
たまには中華街でも行ってみるかな?

宿や歯医者など、他の人のブログが役立ったので、私も少し情報を。


【宿情報】
『Casa del Mochilero』
カサデモチレーロ

ドミトリー 18〜19ソル
Wi-Fi、キッチン、トレペあり、コーヒー無料、ホットシャワー快適、リビングが共同スペース、ベッドがしっかりしている
洗濯不可
宿のオーナー、シスターが英語可。



『Casa de Turista』
ラ カサ デル トゥリスタ

モチレーロの隣
ドミトリー 20ソル

Wi-Fi、キッチン綺麗で快適、トレペ無し、ホットシャワー快適だが、洗面台の水は押して出る方式、リビングが共同スペース。
洗濯不可
韓国の人が多く、静かに寝れる。
宿のセニョーラ、クララがとても親切に色々教えてくれる。
お手伝いの1人が英語可。
こちらの方が落ち着いた雰囲気。



『MERCADO. No.1』メルカド ヌメロ ウノ
地図右側
セビーチェリア3件ほどあり

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_09545182.jpeg






【歯医者】
 Dr.Cesar Campos Kawashima
(セサール カンポス カワシマ先生)

  CIRUJANO DENTISTA
(シルハノ デンティスタ)

住所
  COP(郵便番号) 15123
  JIRON CAHUIDE 900, BLOCK 4B,
  DPTO 102, JESUS MARIA, LIMA

バスなど詳しくはフミさんのブログで
https://ameblo.jp/kfumi/entry-12344845995.html

ナメていた!リマの歯医者さんと、カメラ修理屋さん_a0115762_10122266.jpeg



突然ゴラムとか言われても、何のことかさっぱり分からないんですけど〜と思ったあなた。ポチッとしてから『ロードオブザリング』を見ましょう。

ブログランキングに参加中。ポチッとすると私のランキングが上がり、ちょっと嬉しくなってまたブログを更新します。


2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら

ふみの動画ページはこちら(読者登録よろしくね」



by ayumiaruki | 2018-01-17 11:44


<< 迷った時は初心にかえる      砂漠のオアシス、ワカチナ >>