2018年 07月 19日
【カナダを歩いた距離】 2,772km 【カルガリーから歩いた距離】 1,144km 【これまで歩いた総距離数】 6,258km On the Trek across Canada on foot Stage2 Calgary 👣→👣 Winnipeg 【Distance in Canada】 2,772㎞ 【Total distance 】 6,258㎞ 【We are going to 】 Winnipeg Manitoba Canada 【We are now in】 Redvers Saskatchewan Canada 朝から暑い。 いつもなら朝だけは涼しく、昼からは暑くても風が吹いて私達を助けてくれるはずなのに。 スタウトンを出発して20Km過ぎた。そろそろ昼食にしたいけど、ハイウェイ沿いにはずっと家も大きな木も影のある場所が何もない。 諦めて日向で食べようかとも思ったけど、昨日の夜にキャンプ場で作ったスペシャルサンドイッチと、コーヒーを日向で食べてたまるか!! と頑張って歩いて、使っていない建物裏を発見。裏に回ってみたらちょうど良い影とスペースを見つけた。 だからと言ってこんな格好で食べてはいけません! 疲れたときほど、お行儀悪いのがバレてしまうものだ。 最近はヌテラとバナナのサンドイッチにハマっている2人。ヌテラはチョコとナッツの入ったスペシャル甘いペーストで、日本で買うと高いけどカナダでは200円くらい。 バナナも安いし、簡単で満腹感を得られる。 私の前にある黒いボトルはコーヒー。 フミさんの淹れたコーヒーと、ヌテラサンドは最強だ。 干し草ロールはベイル(Bale)と言う。牛を飼っていなくても作るファーマーもいれば、ウチはベイルはやらないよというファーマーもいる。 フミさんは干し草ロールを見ると、北海道を思い出すそうだ。 でも日本に帰りたい気持ちはみじんも無くて、ずっとずっと旅を続けたいみたい。 私は最近カナダを歩いていて、これ北海道だぁ〜と懐かしく想うことがなくなった。 日本を旅立って一年半、意外にまだまだ行けそうだ。 ペルーで体調を崩したときは、清潔で何のストレスも無く食べ物が食べれる日本と、素麺、ざる蕎麦、ワサビが無性に恋しかったけど、最近歩いていてボリビアで食べたサルデーニャや、チーズの揚げ物パステルが無性に食べたくなる。 あんなにも旅人に評判の悪いボリビアの食べ物が恋しくなるなんて、私の舌は大丈夫なのか? 午後からやっと風が吹いてくれた。 後ろからの風は歩き易く気持ちよく進めて良い。 シャツの背中をまくって、ピンで留めてファイントラックのメッシュにすると、背中を流れる汗が乾いて良い感じだ。 でもこの写真を見て、ちょっとは恰好も考えなければと思ってる。 汗っかきの私には、ファイントラックのメッシュはもう手放せない。さすが多くの冒険野郎が絶賛するわけだ。 3時、41Km歩いて目的の集落アルコーラ(Arcola )の近くまで来た。 集落にキャンプ場はあるようだけど、ハイウェイから2Km余計に歩かなければならなく、シャワーも無い。 ハイウェイ沿いにあったco-opのガソリンスタンドにシャワーがあったから、カナダを歩いているのだけどシャワーを使っても良いかなぁ?と聞いてみたら、ティーンエイジャーのバイトの子達が、もちろんだよとアッサリ。 広くて綺麗なシャワールームにカートごと入って楽チンだった。 本当はco-opのカードを持っていなければならないのだけど、あまりにもアッサリだったから、お金を払うのかな?と思って最後に挨拶に行ったらやっぱりアッサリ良いのよ〜だった。 シャワーを浴びて水をもらえたら、もうキャンプ場には行かなくて良い、助かるよー。 ガソリンスタンド近くのハイウェイ沿いの家に広いスペースがあったから、敷地にテントを張っても良いか聞いてみることにした。 こんな時間に家に人が居るとは思えないし、居たとしても2Km先にキャンプ場あるよと言われてしまいそうな気がしていた。 何となく家の周りの雰囲気で、そんな気がしてしまったのだけど、その感じ分かるかな? 何度かベルを鳴らして諦めかけた頃、大柄の男の人が、一体誰がこんな時間にベルを鳴らすんだ?と言った感じで出てきた。 「あのぉ〜私達は日本人で、カナダを歩いてます」 「Holy cow!!」(なんてこった!!) 「敷地の隅に一晩テントを張っても」 と、言い終わらないうちに 「もちろんさ!どこでも好きな場所で木の陰に張ったらいいよ!歩いてるって?!なんてこった!!」 ホーリーカウ!なんてこった!を繰り返して、いともアッサリとOKしてくれた。 あ〜、この細かいこと言わない太っ腹なカナダの人達、それに比べて、家の感じで勝手に決め付けた私。反省 シャワーも浴びて、まるでキャンプ場みたいなスペースで夕食を作るのは気持ち良い。 アルバータ州、サスカチュワン州の家は、芝生の広さと綺麗さなら世界のトップクラスなんじゃないだろうか、アメリカの田舎もこんな風なのかな? 後ろの畑の奥に見えるのが集落。あそこまで余計に歩いて、明日また戻って来なくて良くなった。 明日は18Kmで店のある町に着くから、今ある食材をふんだんに使う。あー気持ち良い。 ガソリンスタンドで買ったばかりの冷たい牛乳とシリアルは特別メニュー。 イワシの缶詰めと合わなさ過ぎだったのだけが残念。 午後から強風になって、日陰は寒いくらいだった。 この気温差には未だに慣れない。 食後にテントでうとうとしていたら 「ハロー夕食は食べたの?シャワー浴びない?」と声をかけてくれたのは、奥さんのキム。 「シャワーも夕食も済んだし、ガソリンスタンドの水道水があるよ」 と言ったら 「水道水なんて不味くてダメよ、家に来なさい。タンクの飲み水を渡すから」 家におじゃましたら、さっきの大柄男性ロブが、カルガリーで開催しているカウボーイのお祭りのテレビを観ていた。 キムが紅茶を入れてくれ、一緒にテレビを観ているとビールとカクテルも出てきて、ロブの手作りビーフジャーキーもご馳走になった。 ビーフジャーキーと紅茶。 『本当に最近は、毎日こうして親切な人に出会っている』 と、毎回ブログに書いているような気がする。 なんとな〜く、テレビを観ながら旅の話をしたりしてロブがビーフジャーキーを持って行ったら良いと、ジップロックに沢山入れてくれた。 最初に家から出てきた時は、断られると思ってしまったけど、凄く親切だったロブとキム。 「たいていはドアを叩くか呼ぶかで、ベルなんて誰も鳴らさないから、一体誰が来たかと思ったよ」 と言っていた。 毎回こうして、ジップロックに差入れをもらっている。 ビーフジャーキーなんて買ったら凄く高いのに、手作りだなんてなんて贅沢な。 翌朝早くに出発するので、2人にお礼を言ってテントに戻った。 翌日は18Kmでカーライルという町だ。 近くまで来たところで、一台の車から 「ホーリーカウ!」の声が。 「なんてこった!本当に歩いてるんだな」 ロブとキムもカーライルに買い物に来たそうだ。 カーライルのキャンプ場でも、集金に来た女性が 「自転車やオートバイの人は来るけど、歩いてカナダを横断する人は初めて、あなた達は無料で良いわ」 なんと2泊とも無料にしてくれた。しかもプールまで無料だと言う。 本当に、こんなことがあるのだろうか?カナダの人が親切なのはBCでもそうだったけど、サスカチュワン州に入ってから毎日だ。 サスカチュワン州の人が特別に親切なのか、私達が最近幸運にも親切な人に出会い続けているのか。 この事をすぐにでもブログに書きたいけれど、今日は日曜日で図書館は休み、インフォメーションセンターのネットは遅くてダメ『デイリクイーン』『サブウェイ』もWi-Fiなし。 Wi-Fiを求めて町をさまよい歩き、ホテルの駐車場でちょっと繋がることが分かって、駐車場で充電しながら急いで更新した。 キャンプ場に戻ったらもう夕方。 こんな時は缶詰で簡単夕食。 缶詰のパスタは初めて。体に悪そうだけどたまには良いか。 炒り卵とレタスでやっぱりサンドにして食べた。 翌日2人とも揃ってお腹の調子が悪くなった。 原因は、、、、。 「これ大丈夫だよね〜」と言いながら飲んだ2日目の牛乳。多分これだと思う。 30度の気温だと、常温2日目夜の牛乳はダメなことが分かった。 私は常温3日目の牛乳を飲んで吹き出しましたという人も、私は冷蔵庫に3週間入っていた牛乳を飲むヨーグルトだと思って飲みましたという人もポチッとね。 ちなみに私は実家で少し残っていた牛乳を直接飲んだら、3週間ものの牛乳で、マンガのように吹き出しました。 世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを横断しています。 一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら ふみの動画ページはこちら(読者登録よろしくね」
by ayumiaruki
| 2018-07-19 14:45
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近藤あゆみ
06年札幌で日本徒歩横断途中の 「歩き人ふみ」のスライドショーを見に 行ったのがきっかけで、お付き合いを 始める。 08年17年間勤めた会社を退職し 長野県よりふみと一緒に歩きはじめる。 以前の記事
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