2009年 06月 29日

雨の中の歩く

【これまで歩いた総距離数】890km
【現在地】 愛知県 名古屋市緑区 












今日は二人とも朝から気合充分。いつもののんびりだらだら二人とは訳がちがう。

予定時間より一時間早い5時20分に起きて出発準備。

いつもだったら、ここのテン場がどうだとか、昨日の夜雨が降ったとか、いびきがどうだったとか
口ばっかり動かして、手はさっぱりなんだけど、今日は黙々と手を動かす。

なぜなら今日は、色々な条件がかさなって、どうしてもたどり着きたい目的地があるから。



1、  ありがたいことに名古屋に泊めて頂ける家がある
2、  天気予報だと明日から数日間雨だから、その前にたどり着きたい
3、  一旦市街地に入ってしまうと、テントを張れる場所がないから無理しても今日家までたどり着きたい
4、  明日くらいから体調不調の週なのでその前に、たどり着きたい
5、  家の場所は迷いそうな市街地だから暗くなる前にたどり着きたい



これだけ理由がそろえば、いくらのんびりだらだらの二人でもはりきる。
でも目的地の家までは結構な距離があってひょっとしたら、私の一日歩き最高距離に
なりそうだから、やや緊張気味。

いつもは朝から炒め物とかするんだけど、この日は歩くこと優先で、前夜に朝食も用意しておく。

こんな緊張は久しぶりだなあ。まあこういうのも良いかも歩き旅なんだしねと気分よく出発。

丁度お昼頃に温泉に寄るルートにしてそこでささっと入浴、リフレッシュしてまた歩こうってことになった。
温泉に行ってみたら入浴料850円。

ビミョウな値段だなあ私達の考える入浴料金の相場は500円が限度。
850円も払ってささっとしかお風呂に入れないのはどう考えてももったいない。

実は昨日も温泉に入る予定が、道に迷って入れなかったんだけど、ここは即決でやめようと決めた。
フミさんはえーいいのーって嬉しい驚き。
あゆみちゃん偉いぞー段々旅人らしくなってきたと褒めてくれ、
私もなかなかやるしょーとか言って、なんてアホなカップルなんだ。




そんな訳でここでまた気合充分歩こうって事になったんだけど、もう雨がパラパラ降ってきた。
予報じゃ曇りのはずなんだけど、仕方あるまいカッパを着て歩く。

このカッパ着て雨の中を歩くのはあまり楽しいもんじゃない。
歩かなかったら問題ないけど、カッパのズボンは動きにくいし歩くと、とにかく蒸し暑い。

荷物もザックにカバーしてさらにカートにも雨よけシートとか被せてるから、ちょっと財布出すのも
すごく面倒だし、景色もあまり見なくなるし、会話もしなくなるから黙々と歩くことになる。
休憩場所も雨のあたらないところだと店の軒下くらいしかないし。
何より蒸し暑い。

雨も降ったり止んだりで、その都度カッパも着たり脱いだりそれだけで疲れてくる。
まあ今日は特別だし雨もひどくはないからと思って歩いた。



でも、だんだん市街地が近くなって、交通量の多い入組んだ狭い道を歩いてるとき
突然土砂降りになってきた。
まずいカッパズボンさっき脱いだばっかりだ。でもここじゃあ止まれない
車は私達が進むの待ってるし、きっとまた止むだろうと期待して歩く。

しかーし、こんなときに限って雨はどんどん強く降ってきて、
ショートパンツ・足・靴と段々雨に濡れてくる。
カッパのジャケットは着てたけど、フードを被らないで例の麦わら帽子だけ被ってたから
頭が濡れて、そこからたらーっと雨が首につたってきて、これが最高に気持ち悪い。
この雨がすぐに背中・腰・パンツとつたってきてあっという間にずぶ濡れ。

どんなに上等なゴアテックスのカッパを着てても、フードを被らないと結局頭から
つたった雨で全身濡れてしまうっていうのが今日の教訓だな。

ちょっと前かがみになったりすると、濡れて冷たいTシャツが体に張り付いて
ひょえーってなるし。
さすがのフミさんもこれはひょえーってなってたくらい。



やっと狭い道路も抜けたけど今さらズボンなんて履く気にならない。
オエーこの上からズボンなんて考えただけで気持ち悪。



そのまま歩いてたら、今度は歩くたびに靴がグッチョングッチョンいい始めた。
そうだよなあ体に当たった雨は結局全部靴にたどり着くんだもんなあ。
すれ違う高校生もじろーって見るし、ガソリンスタンドでトイレを借りたときも、
この靴の音で店の人が苦笑してた。
鏡を見たら私まるでドブネズミだもんなあーなさけない。



それでも今日は歩きの距離記録達成だからと、文句は言わずひたすら歩く。

ふみさんにそろそろ30キロ近いかなあって聞いたら
距離メーターが止まってるって?
なんでーなんで今日に限って止まってるのー私の記録・・・。
すっかりテンション下がる。














梅雨があるからこそ、こんなに美しい緑の田んぼになる
だから文句ばっかりも言ってられないんだけどね

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またしばらく歩いて、もうすっかり暗くなって来たからかふみさんもちょっとあせり気味。
そのせいか、歩くペースはどんどん早くなって、二人の距離はどんどん離れる。
追いつかなきゃと必死で歩いて、やっと追いついたと思ったら、更にペースが早くなって、
やけくその走り歩きで靴はグッチョン・グッチョン・グッチョン・・・・。

なんどかこれを繰り返してもう限界!ふみさん早いーーーー!って叫んだら
結構着いてくるから案外いけるんだなと思って歩いてたそうだ。
全然いけません!


またしばらく歩いて、迷いそうな市街地あたりまでやってきたから再度場所確認
もうすっかり暗いし、雨で寒い。
お願い今日だけは迷わないでーって思ったら
「あれ?この場所地図に載ってない」という声が
嘘だーそんなの嘘だーー。もう聞こえなかったことにした。
歩くのももうあと1時間が限界だーー。

でもだまってここに居るわけにもいかないから、取りあえずまた進んだ。

休憩もしないで二人とも黙々と歩いてやっと目標の建物らしきものが見えてきた!

やったーとハグし合いたいけど、そんなことしたら濡れて冷たいTシャツがまた
体にくっ付いて冷たいから、二人ハグのふりで検討をたたえ合う。


待ち合わせ場所の温泉に浸かった時は幸せだったなあ。

地図で調べたら32キロは歩いたみたいだし、満足満足。
やっぱりたまには歩かないとね。
でもこの日を振り返ると、道で会った人誰とも会話してないし、写真撮るどころか
カメラも出してないし、市街地っていうものあるけど、声も掛けられなかったっていうのは
話しかけないでオーラを出してたからかも?
でもお互い大変だった日は、大変度に比例して後で話も盛り上がる。

今日みたいな日は、方向音痴の私だったら朝までたってもたどり着けなかっただろうし、
最悪コンディションでも機嫌が悪くならないどころか、鼻歌歌ってるフミさんはやっぱり
大したもんだなあ。


もっと最悪なのはこの状態でテント張って濡れたシュラフで寝ることなんだそうだ。
だから今日の最後に温泉でその後屋根の下、布団で眠れる幸せを思うと
家を使わせてくれた、jazzzyさん家族に感謝してもしきれない。












一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2009-06-29 12:05 | 旅日記 | Comments(7)
Commented by at 2009-07-09 19:31 x
兄はまだキャンプをしながらのブッシュウォーキングの経験はないのだけど、友人たちはよくやってます。10日間ほど20kg以上のバックパックを背負い山道を歩き続けるのだけど、川を渡ったり、腰まで泥に埋まって歩いたり、雨が多いタスマニアではほとんどの行程をびしょ濡れになりながら歩くことなど珍しくないそうです。土砂降りの森の中でテントを張り、ぶるぶる震えながら濡れたシュラフに潜り込み、翌朝も濡れたままで眼を覚まし、食事をし、また歩き出すそうです。考えただけでもぞぉ〜っとします。でも、ここに住んでいるのなら一度は経験しないとなぁ、、、。
Commented by at 2009-07-09 19:58 x
今日のレッスン:歩きながらの旅の視線だからこそ撮れるナイスショットだ。たぶんこれからもこういうシーンはたくさんあると思うし、こういう旅の気分にひたれる写真はどんどん撮って欲しい。このパターンの写真は旅をしていればきっと何度も目にする光景だと思う。田んぼの上を飛び回る虫、花畑の上をふわふわと舞う無数の綿毛、雨宿りしながら眺めるキラキラと光る天気雨、このパターンの写真のポイントは逆光か半逆光であることと、虫や綿毛や雨の背景が濃い色であること。別の言い方をすれば、逆光や半逆光の被写体を見つけたら、次に濃い色の背景を探すべきだということ。
つづく
Commented by at 2009-07-09 19:59 x
今日のレッスン:つづき

その条件が揃ってはじめて逆光や半逆光を受けた被写体が浮かび上がる。ちなみに降っている雨をオートフォーカスで捉えようとしてもダメ。絞りを開放(f2.8近辺)にもっていき、出来れば1/500秒以上の早いシャッタースピードを選び、捉えたい被写体の下にある地面や草花にフォーカスを合わせる。それで十分にピントが来るし、絞りを開放でシャッタースピードも早いからキラキラ光る雨や綿毛をぴったりと止めた表現が出来る。ちなみにそういう
写真を撮っている時レンズに入り込む光を片手で遮りながら採るか、もしくは自分は影の中にいるのなら最高の条件。このライティングは人物写真もスゴく美しく表現できる。練習するべし。
Commented by photobra7 at 2009-07-09 20:25
>兄
うわ、星一徹だ。
メモメモメモ_φ(._.
Commented by ayumiaruki at 2009-07-10 11:35
お兄ちゃんへ

濡れたままで歩くのって、ほんと切ないよーでもそのままキャンプはほんと、ぞっとするねー。
体が濡れてるって言うのはなんと不愉快なものんだんだ!お風呂上りでもしっかり足の裏まで拭かないと気のすまない妹には酷だった。
お兄ちゃんそのブッシュキャンプ経験してみて欲しいわきっと舌打ちの連続だろうなあ。
Commented by ayumiaruki at 2009-07-10 16:12
お兄ちゃんへ

今日のレッスン=おおーいきなりレッスン内容がレベルアップしてる。この写真じつは、畑の虫がうじゃあーっといて余りにも気持ち悪いから撮ってみたらおや?いいんじゃない?ってなってそれから色々撮ってみてズームも撮ってみたらこんな風になったんだ。ピントはマニュアルで一度稲に合わせて撮った。こういう発見したときは一人でなるほどーこんな風になるのかーって喜んでるよ。
雨の写真は何度も挑戦(梅雨だからね)して失敗してた。背景を濃い色に
するのかあなるほどーー。
最後のライティングの業はフミさんをモデルに練習してみよう。お兄ちゃんこんなに教えちゃっていいの?
Commented by ayumiaruki at 2009-07-10 16:29
photobra7さんへ

コメントありがとうございます。
そうなんです兄は昔から、少林寺に始まり、テニス、水泳、バイクと
自分のはまった趣味を英才教育で妹に叩き込むんです。
でも写真のレッスンはありがたいなあ。私もメモしてます。


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