ただ歩いてゆく旅

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2010年 08月 30日

文明生活

【これまで歩いた総距離数】km
【現在地】奈良県 天理市 







高野山を下ってからは、めまぐるしく色々なことがあった。
テレビの取材を受けたり、滝に打たれたり、朝日新聞の記事を読んでくれた方の
家族の家で数日お世話になったりした。
高野山からのルートは

高野山~松本市~五条市~下市町~吉野~下市町~ぼうじょう~明日香村~天理市

と大体こんな具合。
高野山は涼しくて夜は寒いくらいだったのに、五条市あたりからはもう暑くて暑くて
下市町の河原のキャンプは朝から石が熱くてさわれないぐらい。
その石の効果でテントの中は45度になってた。
そして明日香村の夜は今まで経験したなかで一番暑い夜だった。
もの凄く疲れて眠いのに暑くて眠れないというのは苦しいものだなあ。
しかもこの時はお風呂に入れなかった日で、ベトベトした体に虫の死骸がくっつくし、
風はまったく吹いてないし、ただ寝ているだけなのに汗がダラダラ流れて
エアマットの上に溜まるのは本当に気持ち悪い。

今はフミさんが長野に居るのでその間、東京の友人宅で文明的な生活を送っている。
毎日シャワーを浴びて着替えて、氷の入ったグラスで冷たい飲み物を飲んで
幸せだな~。







高野山から降りる道沿いは空き家が多かった
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下市町からは途中出会った方が寝ないで考えてくれたルートを歩いてみた
日が暮れてから見つけたテント場は、屋根と美味しい湧き水と、トイレもある、倉庫の側
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ここの奥にあるお寺道場のお坊さんは100日間山で修行した凄い方だと聞いたので、私もフミさんも
どうしても会いたくて、出発せずにお坊さんが来るのを待っていた。
お話ししたら物腰のやわらかいとてもほがらかな方で、本物のお坊さんだなあと思った。
奥様はお滝の修行をされている方で、明るくて親しみやすい人だったな。
とても楽しい時間だった。
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そして私達もお寺のすぐ近くにある滝に打たれてみた。
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最初は水の音が気になったけど、しばらくすると聞こえなくなってくる
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奥さんはもう400日以上毎日この滝に打たれている。
もちろん真冬もだ。
夏でもヒンヤリしたこの場所で冬に滝に打たれるのはどんなだろう。
たまのブログ更新でも続けるのは大変なのに、毎日続けるという修行は
誰にでも出来ることじゃないんだろうな。
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お滝で涼しくなった体も、少し歩くとすぐに乾いて汗だくになる。
あ~夏だなあ。
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by ayumiaruki | 2010-08-30 22:05 | Comments(12)
2010年 08月 12日

高野山に到着

【これまで歩いた総距離数】1,690km
【現在地】和歌山県高野町 高野山
十津川温泉(20km)~湯泉地温泉(12km)~谷瀬つり橋の里(24km)~野迫川村(22km)~
和歌山県
高野山(17km)
 











本宮を出発してからは、日本一広い十津川村を川沿いに北へ向かって歩いた。
道路は十津川の流れに沿ってくねくねと曲がったり、離れたり、ずっと上から川を眺めたりまったく飽きることがない。
上流へ進むにつれて谷は深くえぐられて、平地が少なくなってゆく。
それでも家は山にへばりつくようにしてポツポツ建っていて、これもまた見ていて飽きないのだ。

平地が少ないだけに、今までのような涼しい旧道や脇道がなく、商店も少ないから食料の調達に苦労したけど
国道沿いのあちこちに沢水や湧き水があって、キンキンに冷たくて美味しい水が飲めるのがうれしい。
湧き水を10秒も頭にかけてたら、体全体ブルブルするくらい冷える。

海外ではこんな風に冷たくて美味しい湧き水が飲めるような道が沢山あるんだろうか。
最近は川で泳いで疲れをとったり、体を洗ったり、水を飲んだりして日本の豊かな水に助けられてる。
この間のテント場でも水を補給し忘れていて、すぐ脇の川から水を汲んできて一晩過ごせた。
奇麗な水かどうか、見た目よりも匂いですぐに分かる。
今までは川底が見えたら奇麗だと喜んでいたけど、紀伊半島の中心部に近くなるにつれて
さらに川の水が奇麗になってきて私達も水に関しては随分贅沢になってしまった。

こうやって自然の水と深く関わって初めて、これは残してゆかなければならない大切なものだなと
いまさらながら考えるようになった。












紀伊半島に入ってからのルート
青の線が荷物を置いて歩いた本来の熊野古道
一番下のちょこんと丸いのが潮岬
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谷瀬のつり橋
昭和29年に800余万円を投じて架設した生活用のつり橋では日本一と言われているつり橋
当時は丸木を渡して橋にしていたけれど、何度も洪水で橋を流された谷瀬の人達が
一戸当たり20万円もの出費をして完成したもの
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明治22年の大洪水で十津川村の被災者が新天地を求めて移住したのが
北海道の「新十津川」。知らなかった・・・。
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右手は急な山で道を挟んだ左手に家がある。
湧き出る水をこうして貯めている家が多かった
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ずっと狭い道を歩いていると、こういうちょっとした平地に出たときほっとする
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歩いて登ってきた山々
高野山までの1日はひたすら上り坂で最高点は標高1,000メートルの天狗木峠(てんぐきとうげ)。
登りは辛いけど涼しかったし、こうして歩いた山を眺めると元気がでる
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峠付近から下る
真夏だっていうのに、頂上付近は寒いくらいだった
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高野山 金剛峰寺(こんごうぶじ)
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高野山ではキャンプ場に泊るつもりで来たら、事前に役場で予約しなければならないことが分かった
その日のキャンプ場は、何日も前に予約した総勢20名くらいの家族の団体さんが楽しんでいて
他にテントを張れる場所もなく事情を説明したら、テントを張らせてくれた上にバーベキューの焼肉や
野菜やビールを差し入れしてくれた。ありがたい。
テント張りを手伝ってくれる子供達。
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by ayumiaruki | 2010-08-12 12:28 | Comments(14)
2010年 08月 06日

熊野を堪能する

【これまで歩いた総距離数】1,595km
【現在地】和歌山県 
田辺市本宮町 熊野出会いの里(28km)~湯峰温泉 日帰り(7km)~出会いの里
 









普段はあまりルートを決めずに歩くけれど、紀伊半島は伊勢神宮から熊野古道の伊勢路を歩いて、
熊野早玉大社そして大辺路(おおへち)、中辺路(なかへち)を歩いて熊野本宮へと熊野の参詣道を歩いている。
私としてはなるべく最短ルートで歩きたい気持ちもあるんだけれど、やはりここは「歩き人ふみ」のこだわりだな。

フミさんはここ紀伊半島に来てから歩きたいところが沢山ありすぎて、歩いても歩いても気持ちが追いつかないようにみえる。
そこにきて、この土地を愛する人たちが是非とも歩いて欲しいという小さな村や道や山の話しを熱く語るものだから
聞いてる私たちもついつい歩きたくなってしまうのだ。

そんな訳で必死に歩いて、汗かいて、川で泳いで、人と話して、感じて
食べて、夜にはテントで気を失ったように寝てる。

紀伊半島の魅力は歩いて、歩いてじわじわと伝わってくるようだ。
こういう面白さは観光バスで観光地だけ訪れてもなかなか味わえないと思う。











本宮では「熊野出会いの里」というところでお世話になった。
私達が寝泊りしていた川原家
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中は意外と広くて、すぐ下に熊野川が見える
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スタッフ宿舎で食事をご馳走になった
農業を学ぶ若い人たちが、農作業の合間に手際よく作ってくれる
すべて採れたての野菜で美味しかった。
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「出会いの里」には数名のスタッフが居て、農業を学びたい若者や家族などもいて
民宿や養鶏などもしている。
農作業や自分達の食事、民宿の仕事など共同作業も多いし、なかなかきっちりとは
線引きできない生活だと思うけど皆そのつど臨機応変にこなして、和気藹々としていた。
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スタッフの農作業は朝5時のミーティングから始まる。
昼間は暑くてとても作業は出来ないので、川で泳ごうということになり
私達も連れて行ってもらった
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良い場所にはそう簡単にたどり着けないものだ
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人工的に出来たダムのようだけど、支流だし私たち以外に誰もいなくて
ひっそりとした良い場所だった
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突然雨が降ってきたから帰ることになった。
途中で「ズドドドーン」と衝撃が足にまで来たから車がぶつかったのかと思ったら
道路わきの山に雷が落ちたようで、木が燃えていた
自然の力は恐ろしい。
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尾鷲の「大同楽座」で一緒だったライダーの二瓶さんが、ひょんな流れで尾鷲で石釜作りをすることになった。
材料が納品されるまでの数日間を利用してなんと、伊勢神宮から本宮まで熊野古道を歩くことにしたと言うではないか。
さすが二瓶さん。その姿勢には勉強するところが多々ある。
本宮で落ち合って一緒にお参りすることにした。
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本宮のシンボル「ヤタ烏」
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二瓶さんは夕方のバスで尾鷲に帰ってしまうので、湯峰温泉まで一緒に歩くことにした。
せっかくなので古道を通って峠越えする。
尾鷲に帰った二瓶さんから数日後、「初めての事で悩み汗沢に成りながら出来た釜で焼いた
パンの味は最高でした」というメールが届いた。
二瓶さんはこの後尾鷲からまた旅を再開して秋には四国のお遍路に挑戦する。
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二瓶さんの作った石釜は尾鷲市「キタガワノホトリ」でレンタルも出来ますよ








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by ayumiaruki | 2010-08-06 21:48 | Comments(8)