<   2010年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧


2010年 11月 27日

たくさんの人からの親切

【これまで歩いた総距離数】2,395km
【現在地】兵庫県 宍粟市(しそうし)一宮町島田(17km)⇒宍粟市山崎町(12km)⇒たつの市揖保町(24km)










山陰から山陽へ行くには中国山地を越えなければならない。
問題はどのルートで越えるのか。
山間部は寒いし熊も怖いから一気に越えて最短で瀬戸内海に出るか
それとも斜めに横断しながら都市を避けて目的地岡山へ向かうか。

結局1日で歩ける距離の25キロ以内に温泉がある、ちょっと斜めのルートになった。
このルートだときつい峠を一つ越えればほぼ毎日温泉に入りながら瀬戸内海まで出れる。

峠越えの前には食料を買い込んで1日何キロ歩いて何日で越えるか予定を立てる。
峠は店もないし民家もない。一旦峠に入ったら自力で越えないことには何も手に入らないから
少し気持ちも引き締まる。
越えたら達成感があるけれど、数日前から風邪気味だった私には今回はキツかった。








「一宮温泉まほろばの湯」では温泉のすぐ隣の公園にテントを張ることが出来て
トイレも水場もあるし、見晴らしもよくて温泉に入ってすぐテントに帰れるのが嬉しかった。
公園管理のおじさんも凄く親切で、温泉の人も「おじさんに聞いてブログを見ましたよ」と
温泉代を無料にしてくれた。
a0115762_393544.jpg












風邪気味だったのと、雨だったのとでここに2泊する。
温泉の休憩所でパソコンをしていたら、そこに居たおばさんが「えっ!?うそ!まさか」
と驚いている。
「テレビで見て感動したんだよ、あんた達の話も友達にしたし、まさか本人に会えるなんて」と
とても喜んでくれて、翌朝沢山の差し入れを持ってテントに来てくれた。
a0115762_3104931.jpg











ここは古代から人が住んでいた場所でたくさんの遺跡が発掘されている。
公園内には色々な住居があって中にも入れるから面白い。
a0115762_312499.jpg












地元の人は今年の紅葉は色があまり奇麗じゃないと言っていた
a0115762_3142760.jpg












生谷でお堂を掃除していたご主人に道を聞いたのがきっかけでお世話になったご夫婦。
a0115762_3152459.jpg











寒いだろうから、お堂に泊まったらと言ってくれて
自炊してるならと、野菜や米を分けてくれて
さらに温泉券まで頂いた
a0115762_3171545.jpg










温泉から帰ったら、急なことで何も無いけどと、夕食に呼んでもらい
体が温まるようにと、かす汁を作ってくれた
a0115762_3183811.jpg











お堂で寝るのは初めて
テントより広くて色々な姿勢でいられる
a0115762_319948.jpg











いつもの夜
フミさんは地図でこれからのルートを考え
私は日記を書く
a0115762_3194147.jpg












翌朝は爽快な目覚め。
a0115762_3201484.jpg










しかし道を聞いたのがきっかけでこんなにお世話になってしまった。
「これも何かの縁だからと」言ってくれるご夫婦。

道の駅で会った若いご夫婦はテレビ見たよと鯖すしと柿を差し入れしてくれて、
一宮で差し入れを持ってきてくれたおばさんは、その日の夕方にも偶然出会い
引換券でもらったばかりの、うどんや揚げ菓子、黒豆、バナナをくれた。
ふと足元を見ると破れそうなスニーカーを大事に履いている。
としは私の母親くらいだろうか、きっと年金暮らしで贅沢はしていないだろう。
それなのに健康な私は働きもしないで旅をして、こんなに沢山頂いてしまう。
さすがにこれでいいんだろうかと思うときもよくある。

そんなとき友達たっちゃんの言葉を思い出す。
名古屋のたっちゃんが、つつましい生活をしているのはよく知っているから、家に遊びに
行ったときに、今日は特別だからとか、外でお祝いだと言って奮発してくれるたっちゃんに
いつも申し訳なく思ってしまう。
あるとき「ここだけは払わせて」と私が払おうとすると、たっちゃんは
「あのね僕も今まで旅していてたくさんの人にお世話になったんだ。そして今は僕が
働いていているんだからこうさせて。あゆみちゃんはそんなときが来たら、誰かに
してあげたらいいんだよ」
というようなこと。
教養溢れるたっちゃんはこんな言い方はしないと思うけど、でもまあこんな内容のことだった。
たっちゃんはきっと覚えていないと思うけど、私の頭の中では何度も何度も思い出す言葉だ。













にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2010-11-27 03:12 | Comments(18)
2010年 11月 22日

山陰の寒さに負けて山陽へ行く

【これまで歩いた総距離数】2,342km
【現在地】兵庫県 朝来市 佐嚢(さのう 22km)⇒宍粟市(しそうし) 一宮町 三方(18km)
 








雨・雨・雨・寒い・雨・寒い・雨・雨・雨・・・・。

この季節の歩き旅っていうのは辛いものがあるなあ。

しっかり着込んで歩くと汗かいて休憩で冷えるし、汗をかかないような格好だと
体が芯から冷えてくる。
温泉に入ると急激な温度差で顔がのぼせて体はなかなか温まらない
やっと温まっても外に出て歩くとさらに冷えたりする。

だからテン場が決まって、テントの中に荷物を全部入れると一安心する。
ほぅ~これで我が家が完成した~。
(このタイミングで雨なんかが降り出すとさらに、ひゅ~ほぅ~はあ~となる)
お腹はペコペコだけど作らないことには食べられない。
荷物軽量化計画でコンロは一個にしたから、ご飯を炊いて、味噌汁作って
野菜炒めを作り終わるのに約2時間。

テントを閉め切って中で食べると体が温まって、決まって急激に眠くなる。
問題はここ!ここが運命の分かれ道。
ここで誘惑に負け、ちょっとだけだからと自分に言い分けして寝袋に包まったら最後。

気絶したように眠ってしまい必ず夜中に寒さで目を覚ます。
そしたらトイレに行きたくなる。
風ピューピューの中お尻を出してさらに冷える。
それから、うんざりしながら外で食器を洗ったり、歯を磨いたり。

またテントに戻って、今度はしっかりインナーシュラフ・シュラフ・さらにシュラフカバーをして
しっかり首元を絞って丸まって眠るけどすっかり冷えきった体は温まらない。

1日外で過ごすというのは大変だなあ。










山陰の海岸を歩いて鳥取砂丘に行こうと思っていたけど
寒さと雨に負けてルート変更。
山を越えて日本の地中海(と私は聞いている)山陽へ向かうことにした。
この季節でもフミさんはTシャツ
a0115762_1931895.jpg











この日は久しぶりに天気も良くて気持ちよかった
a0115762_1932922.jpg













建設途中の道路の下を歩く
a0115762_1932508.jpg












これから越える峠が正面にうっすら見える
a0115762_1934838.jpg













寝袋にすっぽり包まって眠る
a0115762_19344654.jpg












にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2010-11-22 19:35 | Comments(10)
2010年 11月 19日

植村直己冒険館の暖かい歓迎

【これまで歩いた総距離数】2,302km
【現在地】兵庫県 豊岡市 植村直己冒険館(21km)⇒養父市やぶ温泉(13km)⇒朝来市和田山(11km)
 









兵庫県へ行ったら植村直己冒険館は行きたいと思ってた。
OL時代に読んだ彼の「青春を山に賭けて」はとても感銘を受けてその他の本も
次々読んだし、「植村直己物語」も観た。
だからと言って自分も冒険しようなんて、そのときはこれっぽっちも考えなかったけど
そんな生き方もあるんだなあというのと、彼の人柄にとても惹かれたことを覚えてる。

それと琵琶湖のまきちゃん宅で「秋の宴」に参加したときに出会った中西大輔さん
今年の植村直己冒険を受賞した人で、彼から冒険館の話を聞いてますます行きたくなったし
大輔さんの特別展も興味があった。










期待していた所って実際に行ってがっかりすることもあるけど、冒険館は到着してまず
建物付近の雰囲気の良さに驚いた。
洗練されてるというか、計算されているというか落ち着く空間で紅葉も奇麗だった。
a0115762_16342211.jpg













中西さんが私達が行くことを連絡してくれていて、とても暖かい歓迎を受けた。
スタッフの方がその冒険館の敷地内にテントを張らせてくれ、その夜はなんと館長さんが
自宅のお風呂に招待してくれた。
その館長さんが植村さんにとても感じが似てる。
もちろん残っている映像や文章でしか知らないけど、謙虚で少しテレ屋な感じに
丸っこい顔立ちと見た感じも似てる。
a0115762_16353230.jpg















冒険館の入り口はクレバスをイメージしていて、おお~っと構える。
植村さんが実際極地で使い込んだ道具や衣服、へこんだり、さびたり、
修繕した後を見ていると、なんとしても生きていて欲しかったなと思った。
それと、極地に向かう10日前に奥さんの公子さんと自宅のアパートで交わす
なにげない会話の録音は、人間くさい植村さんが浮かび上がってきて印象的だった。
もっと書きたいことがあるんだけど、是非是非一度行ってみて欲しい。
日本全国の中学・高校の修学旅行は植村直己冒険館にしたらどうかなあ。

中西大輔さんの特別展もやっていて中西さんが11年間、113ヶ国を走り続けた自転車は
それだけでも過酷さが伝わってくる。
でも写真には満面笑顔の中西さん、琵琶湖で会った時とはまた違う本気の顔だった。
近々本も出版されるようなのでそちらも楽しみだ。
a0115762_163651.jpg














スタッフの女性も寒いだろうと、肉まんやスープを差し入れしてくれたり、翌日はお昼の
お弁当と豚汁まで作って着てくれた。
こんな歓迎をしてくれる記念館が他にあるだろうか、来たかった冒険館は
植村さんの暖かい人柄と重なってすごく嬉しかった。
a0115762_16363713.jpg







冒険館では徒歩や自転車で立ち寄る旅人、冒険帰りの人やヒッチハイクやバイクでもチャレンジ的な
旅をする人をホームページの「冒険館に立ち寄られたチャレンジャー」として紹介していて
私達のことも書いてくれている。






にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2010-11-19 16:34 | Comments(10)
2010年 11月 14日

弥栄鶴の酒蔵

【これまで歩いた総距離数】2,257km
【現在地】京丹後市弥栄(12km)⇒網野町(11km)⇒夕日ヶ浦(12km)
⇒兵庫県城崎温泉(21km)⇒豊岡市丸山川のほとり(14km)









間人(たいざ)から内陸に入って弥栄へ向かう。
「酒鮮の宿まるやす」で紹介してもらった竹野酒造の杜氏、佳樹さんの酒蔵に
おじゃまさせてもらうことになったのだ。

まるやすで会ったときに、佳樹さんに頂いた「祭蔵舞(まつりくらぶ)」という酒は
テントの中でフミさんと味わった。
私はあまり酒を飲まないのだけど、それでもこの酒は美味いとわかる。
あの若さでこんな酒を造るのか。
酒っていったいどんな風に造るんだろう?
杜氏って普段はどんな酒を飲むんだろう?
酒蔵って私も入っていいんだろうか?
もう酒蔵に興味津々だ。

今回は酒蔵の二階に泊めて頂き、酒を造る様子も見ることができた。
こんな貴重な経験はなかなかできないだろう。









一歩入ると、まずその寒さに驚く。
美味しい酒を造るのには欠かせない要素のようだ。
道具や天井の梁、壁、窓、古くから大切に使われ続けたものには独特の存在感がある
a0115762_1229232.jpg












弥栄鶴(やさかつる)というお酒を造っている酒蔵の杜氏、佳樹さん。
水の温度や米の状態などつねに慎重に確認する。
一度の差でも味が全く変わってしまう繊細な仕事だ。
水はもちろん地下水
a0115762_12303485.jpg











米が炊き上がって、蔵全体が焚きたてご飯の香りに包まれる
a0115762_12312058.jpg










フミさんも、ちょっとだけ手伝わせてもらった。
カチンコチンのフミさん(注)スーパーマリオではありません
二度しっかり手を洗って消毒してから焚いた米を急いで運ぶ
a0115762_12315795.jpg












こぼさないように・・・・
a0115762_12324818.jpg












焚いた米を、厚い扉のむろの中で均等にならす。
このむろは31度くらいあって、米をならしていると汗が吹き出てくる
手早く慎重に
a0115762_12332694.jpg










a0115762_12341937.jpg










a0115762_12351459.jpg











正確に温度を測りながら仰いで冷ます。
測っているのは杜氏の弟さん。
こんな頼もしい息子達が竹野酒造の酒を造っていて
お母さんも頼もしいだろうな
a0115762_1236088.jpg












この奥の扉がむろ
ここで美味い酒のもと、麹(こうじ)が眠っているのだ
a0115762_12363757.jpg











蔵で働く人も家族もここで食べる。
テーブルにはいつも沢山の美味しい酒がさりげなく置いてあって
日本酒好きのフミさんにはうらやましい環境だ。
「だって酒蔵の酒がまずかったら問題でしょう」と佳樹さん。
私達もカニや刺身そして美味い酒を頂いてしまった。
a0115762_12372317.jpg











蔵の二階に泊めてもらう
a0115762_12395799.jpg











杜氏の佳樹さんと、お父さん
ここに来てから知ったのだけど、祭蔵舞(まつりくらぶ)はインターナショナルサケ・チャレンジ
生 山廃の部でゴールドメダルを受賞した酒だった。
どうりで美味いわけだ(私の舌もなかなかだなあ・・・ふふっ)
ほかにも昨年佳樹さんが杜氏になってから造った「亀の尾蔵舞(かめのおくらぶ)」
が今年の全国酒類コンクールの純米酒部門で1位になり杜氏に対する期待は
高まる一方だろう。
26歳という若さで全てをまかされる責任と重圧は大きいと思う。
けど佳樹さんは今、酒造りという仕事に集中し夢中になっているように見えた。
こういう若者が日本全国にたくさんいるなら、やっぱり日本も捨てたもんじゃないぞと
そんなことを思ったりした。
a0115762_12403973.jpg












にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2010-11-14 14:00 | Comments(8)
2010年 11月 11日

丹後半島を歩く

【これまで歩いた総距離数】2,187km
【現在地】兵庫県与謝郡伊根町(17km)⇒宇川温泉(25km)⇒京丹後市 間人(たいざ)(10km)
 









さあ丹後半島歩くぞ~!ご馳走になってばかりじゃいられないしっかり歩かねば。

けれどテント場に送ってもらった日の夜からまた雨。翌日も雨。その翌日も・・・
これが山陰の天気なのか、それとも美味しいものばっかりごちそうになっていたからなのか、
寒いし、にわか雨が続いて空はどんより、カッパも着たり脱いだりで疲れるし落ち着かない。
それに加えて風も強く休憩もゆっくりできないときた。

けれど絶妙なタイミングでちらっと晴れたときのその場の景色は素晴らしいんだなあ
なにかのいたずらみたいな天気だった。









赤い線が歩いてきたルート
a0115762_13285613.jpg











のどかな海岸線
a0115762_1330026.jpg











雨で寒くて空腹で他にテントを張る場所もなく、高台にある道の駅「舟屋の里伊根」に
こっそりテントを張らせてもらった。
早朝は晴れてこの眺めにびっくり
a0115762_13304348.jpg










温泉の責任者に交渉して近くの使っていないキャンプ場にテントを張らせて
もらえることになった。
そこに一台の車が現われ見知らぬ人がやってくる。
よ~く見ると昼間にランニングしていた男性だ。
家に帰って私達の話をしたら奥さんが、おにぎり渡してあげて!と急いでご飯を炊いて
にぎってくれたおにぎり。
車であちこち探し、やっと見つけてくれたのだ。
あったかいおにぎりは染みたなあ。
丹後半島ではおまわりさんが、今なにもないからこれでお昼でもと、千円頂いたりもした。
現金を頂くのは初めてだ。
特別なときにと、まだ使わないでいる。
a0115762_13312376.jpg












小豆を干している家をよく見かけた
a0115762_13315924.jpg









a0115762_13323757.jpg












犬ヶ岬付近
a0115762_13331332.jpg










a0115762_13334740.jpg













a0115762_13342326.jpg











一目見て、お昼ごはんはここで食べるしかないと思った。
88円の食パン、りんご、あまったおにぎりだけど最高にうまい
a0115762_13364752.jpg








a0115762_1334559.jpg











丹後半島は「丹後湯遊パス」というのがあって450円でほとんどの日帰り温泉に入れる
どの温泉もなかなか良くて、近くにテントを張り温泉で温まって寝るという歩き旅では
めったに味わえない贅沢。
歩きが寒かっただけに温泉に浸かったときのうれしさったらないね。
a0115762_13373366.jpg










15センチくらいのムカデがバッタを羽交い絞めにしてた。
どうか日本の旅の最後まで噛まれずにすみますように
a0115762_1338971.jpg









a0115762_13383792.jpg









a0115762_13391843.jpg








テント場近くの立岩
a0115762_13394821.jpg














にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2010-11-11 13:34 | Comments(12)
2010年 11月 07日

丹波篠山へ避難

【これまで歩いた総距離数】2,135km
【現在地】京都府 宮津市江尻(4km)
 








雨の日のパンクだったから、通りがかりの軒先に逃げ込んで作業していたら
軒先の家主、最初こそ不信そうだったけど事情を説明すると快く軒先を貸してくれて
雨の中何度も様子を見に来てくれる。
パンクは直しても空気がもれて修理は一向に終らない。3時間くらいそこにいたかな
家主のおじさんともすこしづつ話しているうちに親しくなって、寒いからと車庫を開けて
くれてコーヒーまで持ってきてくれた。
最初は徒歩の旅には興味がないんだなと思い込んでいたけど、そんなことはなかった。

けれど現状はテントのポール折れと亀裂したタイヤのパンクと近づいてくる台風。
どうしたものかと考える。

私はこの近くの公園にテントを張って、台風が来るなら宿に泊まるより仕方ない
という考えで、ふみさんはここに荷物を預かってもらいJRに乗って山岳部の友達
の家に避難させてもらうという考え。

たしかにここの車庫は広いけど、ちょっと親切にされたらその親切につけ入るみたいで
どうも私は気が進まない。

なんとか自分達の力で解決するのがいいのか、お願い出来ることはお願いするのが
いいのかこんな時の二人の判断はよく分かれる

結局は倉庫に荷物を置かせてもらって、近所のおじさんが駅まで車で送ってくれた。











突然電話をして避難させてもらったのは、丹波篠山に住むフミさんの大学山岳部
の後輩家族の家。
後輩といっても、4年留年したフミさんは卒業が一緒で二人のやり取りは大学時代
そのまんまという感じ、底抜けに楽しそうだった。
母屋のご両親はお米や黒豆の栽培もしていて、この日は畑の枝豆を好きなだけ
持って行ってと言ってくれて、作業着を借りて収穫することになった。
a0115762_8372915.jpg









a0115762_8381983.jpg










丹波黒豆の枝豆は枝がしっかりしていて粒も大きくて甘い
枝切はさみのようなもので幹から切り落とす
a0115762_8385876.jpg









a0115762_8423785.jpg









a0115762_843786.jpg








とてもとてもお世話になった後輩さん夫婦のご両親と
畑で記念写真
妹さんやおばあちゃんも母屋で一緒に暮らしていて、親戚のおばさんも
遊びに来ていたから私達を入れると総勢9人
賑やかで会話の絶えない楽しい毎日だったなあ。
a0115762_8393766.jpg









一輪車に山盛り積んできたけれど、豆だけとると驚くほど量が減って
また収穫しに行った。
a0115762_844011.jpg










フミさんの後輩さんも奥さんも、奥さんのご両親、妹さんも教師という
珍しい家族構成。そして農家もしていてとても忙しい皆さんなのに
家族みんなに本当によくしてもらって嬉しかった。
しかも最後の日には、後輩さんがキャンプ地まで車で送ってくれて
りんごやラーメン、ジュース、枝豆、栗、お米5キロなどなど頂いた。
ありがたい
荷物を預かってくれていたおじさんはお手製の味噌をくれた。

あのままテントを張っていたら出会えていなかった篠山のみなさん
そう考えると、避難させてもらってよかったのかな、やっぱり
フミさんの言うとおりでよかったのかなとも思える。












にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2010-11-07 08:39 | Comments(18)
2010年 11月 02日

甘い生活 天橋立 その二

【これまで歩いた総距離数】2,012km
【現在地】京都府 宮津市天橋立 







ビューランドから「酒鮮の宿まるやす」に戻り、お風呂に入って部屋に案内してもらう。
テーブルに用意してくれた夕食は・・・うま~~~い。
実は「後で刺身を食べて欲しいから夕食は軽くね」と言われていたので
大食いの私達は心配になってコンビニでおにぎりを買って食べていたのだ。
けれど煮魚・焼き肉その他もろもろ全然軽くな~~い。
おにぎりなんて食べてあ~なんてバカなことをしてしまったんだ
それでも夕食は本当に美味しかった写真撮るのを忘れるぐらい
a0115762_13511345.jpg










地元の面白い人達が集まるということでスライドショーをさせてもらった
その後に出てきた刺身の船盛りのなんと豪華なこと
みんなかしこまってるな
集まったメンバーには酒蔵の杜氏をしている人もいて
越前屋さんもとっておきの酒をふるまってくれた
あまりお酒の飲めない私も気付けば結構飲んでいた。
美味しい酒を飲んで今までの日本酒のイメージが変わったなあ。
a0115762_13513760.jpg









a0115762_13523175.jpg











ふかふかの布団で眠って、洗濯もさせてもらって、翌朝は
しっかり食べてねと、これまた素晴らしい朝食が待っていた
あ~ここは天国かも知れない
a0115762_13532259.jpg











朝からこんな素晴らしい朝食を頂いてしまって良いんだろうか
なんだか罪悪感すら沸いてくるような
一品一品噛みしめて味わう朝食
a0115762_13534580.jpg













食後幸せにひたっていると、絶妙なタイミングですっと出してくれる珈琲
昨日頂いた珈琲と同じ豆をもう少しローストしたもので
夜わたしたちが寝ている間に、豆をローストしてくれてあったのだ
まず香りを楽しむ。それからゆっくり一口飲んで二人とも唸った。
もう一口飲んでさらに唸る。旨い!美味い!!うまい~~~。
やっぱりここは天国だ。
a0115762_13541768.jpg











こんなにご馳走してもらって歩かないわけにはいかない
歩くぞ~雨だけどいつになく張り切る私達
越後屋みどりさんと、夕食や刺身の舟盛りを作って
くれた妹さん。
お世話になりました
りがとう。
a0115762_1354423.jpg












天橋立を歩く
a0115762_1355720.jpg










雨だったからか歩いている人はあまりいなかった
a0115762_1355352.jpg











天橋立を渡り終わってすぐに、私のカートからパーンという音が響いて
一瞬爆竹でも飛んできたかと思った。
タイヤのパンクだったんだけど、やけに大きい穴だ
まずは通りがかった家の車庫の軒下でタイヤ交換させてもらう
何度直してもタイヤからチューブが飛び出てくる。
a0115762_1356444.jpg











タイヤが擦り切れてキャンバス地の布が出てきている限界だった
応急処置はしたけれど、時間の問題でまたすぐにパンクするだろう。
交換しようとは言っていたのに、あ~またしてもバカだった。
テントのポールはありがたいことに越後屋さんが、アウトドアメーカーの
支店長と直接交換の手配をしてくれていて、数日後届けてくれるのだけど
ちかづいている台風、パンク、折れたポールさてどうしたものかと考える。
3時間ぐらいその場に居ただろうか
そんな時フミさんは、窮地から逃れる大胆な計画を思いつくのである。
a0115762_13562330.jpg











にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2010-11-02 08:00 | Comments(9)
2010年 11月 01日

天橋立で至福のとき その一

【これまで歩いた総距離数】2,012km
【現在地】京都府 宮津市由良浜(16km)⇒宮津市天橋立(13km)









天橋立に向かう私達は浮き足立っていた。
会ったことはないけど、以前からフミさんのブログを見てくれている越後屋みどりさん♂
(キャンパーネーム)に会えるからだ。
越後屋さんは「酒鮮の宿まるやす」という宿を経営していて、その宿名から想像できるように
日本酒ソムリエ(酒匠)であり、日本酒学講師でありSSI研究室 専属テイスター
(酒匠のテイスティング能力を最上位まで高めた資格)でもある。

世界で83人目の酒匠に認定された越前屋さんは、こだわりの人で珈琲もその日に合うものを
前日から自家焙煎してだしているそうだ。

その宿に日本酒を愛するフミさんと、コーヒーに目が無い私が招待されて
浮き足立たないわけが無いではないか。
ルンルルンッヤッホー!









東舞鶴へ向かう途中海岸から見える若狭富士
a0115762_0571244.jpg












東舞鶴は昔から軍港で、近くには「岸壁の母」の歌で知られる引き上げ港がある
今でもここは停泊する自衛官が無料で見学出来るのでちょっと寄ってみた。
a0115762_0584227.jpg











a0115762_102231.jpg











東舞鶴、西舞鶴と泊まって、由良浜では暗くなり雨も降ってきたから仕方なく
キャンプ禁止の場所にテントを張った。
そうしたら天気はどんどん悪くなって、気温も急激に下がった。水仕事が辛い
豪雨と強風に見舞われて移動できず、近くの日帰り温泉は850円という金額でパス
(私も成長したもんだなあ・・・)することに決定。
3日間風呂にも入らずテントにこもっていた。

ああでも出かけたか。
ミニストップで携帯会員になるとコーヒー無料というポスターを見て
即会員になって、休憩コーナーで2時間ちびちびコーヒーを飲んだな。

4日目の朝
まあそんなひもじい生活も今日で終わり。
ここから1日歩けば「まるやす」に着くぞ~と張り切ってテント撤収してたら、強風で
テントのポールが折れてしまった!
今年買ったばかりの新品で信頼していたテントだけにショックが大きい。









気を取り直して歩き「まるやす」に到着。
越前屋さんは休日なのに私達の為に部屋を用意してくれていて
早速焙煎したコーヒーを淹れてくれて、温かい部屋で味わう
あ~幸せ~。
ポールのことはすっかり忘れた私達
a0115762_0595152.jpg











それから越前屋さんに頂いた優待券で天橋立ビューランドへ向かう。
リフトから見える天橋立は・・・・。
橋じゃなかったーーー!!
a0115762_123499.jpg










ここに来たら皆この格好
「股覗き台」と言って、天橋立を股から覗くのがいいようだ
a0115762_132186.jpg












股から覗いたらこんな感じ
天地が逆転して一瞬、天橋立の松林が天に登る橋のように見えるのだそう
a0115762_14133.jpg












普通に見たらこんな感じ。
日本三景の一つ
あ~なのに私ったら「橋」だと思ってたなんて・・・。
a0115762_14363.jpg











宿に戻るとさらなる幸せが待っていた
続きは次回
a0115762_151634.jpg











にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」
o

by ayumiaruki | 2010-11-01 01:10 | Comments(6)