ただ歩いてゆく旅

ayumiaruki.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2012年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧


2012年 09月 29日

足に湿疹

【これまで歩いた総距離数】 3,386km
【現在地】 佐賀県 武雄市
【旅の行程】
佐賀県小城市←(29km)←福岡県 柳川市 水の郷公園←(19km)←
大牟田市 インターネットカフェ←( 6km)←福岡県 大牟田市 緑地運動公園←(31km)←熊本県 山鹿市







草でかぶれて太ももと足首に湿疹のような物が浮かび上がってきた。
火傷跡のような湿疹は痛痒いが、3日くらいで自然に消えるので大して気にしてない。
しかし歩き旅4年目にして、これはちょっとヤワだな。

a0115762_15403192.jpg










体の方は、毎年体力がついてきているのが自分でも分かる。
少々無理をして歩いても、テント設営後にそのまま眠りこけることがなくなった。

特に腰は、同じ姿勢を続けるとつらいのは変わらないが、こまめなストレッチと
歩くときの姿勢を変えることで随分強くなった。
ということは挑戦できる仕事の範囲も広がるということだ。
今年の冬は何して稼ごうか。

a0115762_15551432.jpg












にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願いします!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2012-09-29 15:19 | Comments(2)
2012年 09月 25日

熊本シニアサイクルクラブの皆さんとキャンプ

【これまで歩いた総距離数】 3,386km
【現在地】 佐賀県 武雄市
【旅の行程】
山鹿市←(10km)←植木町←(21km)←菊陽町 ふれあいの森キャンプ場←(31km)←熊本県 阿蘇ライダーハウス










阿蘇ライダーハウスへ向かい外輪山を下っているとき、自転車3台が登ってきた。
日焼けした肌にピタリとしたサイクリングウェアを着て、自転車には数泊の荷物を積んでいる。
息を切らせて登ってくる様子は、ツーリングだろうか健康的で若々しい3人だと思った。
すれ違いざま挨拶してお互いニヤリ。興味がありつつも坂なので遠ざかる。

少ししてまたツーリングの人が自転車で登ってきた。今度は少し年配の男性一人だ。
坂道を登ってくる自転車に声を掛けるのは躊躇するものだが、自転車を止めてくれたので少し話した。

先ほどの3人とは同じグループで、彼は自分のペースでゆっくり進んでいるという。
名刺を渡して「それじゃあ」とお互い見送った。






数日後自転車の男性、田上(たのうえ)さんから是非サイクリングクラブのメンバーと一緒に旅の話を聞きたい
というメールを頂き、キャンプ場で落ち合うことになった。

ライダーハウスからキャンプ場まで31km、がんばって一日の距離。
4時すぎに到着して遅くなってしまったのに、盛大な拍手で「お疲れさま~」と出迎えてくれて疲れも飛んだ。
こういう到着は意外と初めて。この旅のゴールを少し想像した。(そしてちょっと気が遠くなった)

慌てて撮ったので、こんな写真。
a0115762_1134732.jpg
















早速近くの温泉まで車で送り迎えして頂きキャンプ場に戻ると、テーブルいっぱいにご馳走が並んでいる。
ビール、焼酎、お弁当、熊本の名物の馬刺し、馬のたて髪部分の肉、辛子蓮根、ローストビーフ、
旅で不足しがちな生野菜サラダや漬物、ゴーヤの佃煮などの野菜も用意して頂き嬉しいかぎりだ。

熊本シニアサイクルクラブメンバーの方々
最初に出会った若々しい3名は60代、田上さんはなんと74歳。

サイクルクラブ かいさん撮影
a0115762_18101497.jpg















サイクルクラブの皆さんはロングツーリングに行くことが多い。最初、旅館泊まりのツーリングだったのが
テント泊になり、お弁当だったのが、最近自炊をし始めたところ。
田上さんは最初世界中を旅したサイクリストに同行して、テントを張る場所や自炊の方法を学んだそうで
私達の自炊野宿生活にと~っても興味を持ってくれた。

暗くなってからノートパソコンでミニスライドショーをしたが、途中で大雨が降ってきた。
普通だったらここでお開きのところだが、アウトドアを愛するメンバーが揃ってそれじゃあ味気ない。
パソコンだけ濡れないようにして、そこにあるもので雨よけ対策して、濡れながらのスライドショー
こういうワイワイ感が楽しかったりするのだ。

サイクルクラブ かいさん撮影
a0115762_189082.jpg














数人がテント泊で一緒に泊まった。話は夜まで尽きない。
退職してから自転車を始めた人も多くて、とにかく皆元気で前向き。

翌朝、各自テント撤収
キャンプ場の予約をしてくれたり、何かとお世話してくれた田上さん。
74歳には絶対に見えない。
何事にも興味しんしんで、人生を楽しんでいる様子。
a0115762_18163331.jpg












a0115762_117542.jpg














皆さん手際が良い
a0115762_18174725.jpg













芝の上はハエが多いので、道路で撤収、朝食をとる方
大人の集まりのサイクルクラブ、皆さん自由だ。
a0115762_18184423.jpg










エアマットではなくヨガマットなんだそう。
a0115762_1820087.jpg
















それぞれの朝食。
新品の食器、ガスコンロが初々しい。
a0115762_18222752.jpg











田上さんは私達の自炊術を学ぼうと楽しみにしていたが、なにせ手際の悪い二人なもんで
すっかり待たせてしまった。
a0115762_18232766.jpg













a0115762_18243848.jpg












この後、仕事に行く人も。
それにしてもスタイルが良い!峠で出会ったときに若々しく見えたわけだ。
a0115762_1129734.jpg










田上さんはこの後、10キロの道のりを家まで帰り、フミさんの実家から田上さんの家宛に送ってもらった
新米10キロを積んで、また自転車で戻って来てくれた。
普段から車には乗らず、移動は全て自転車。
ミニスライドに来てくれたスポーツトレーナーの方の指導のもと、汗を流すこともしばしば。
土曜日だけは体を動かさない日と決めているそうだ。

私はとても刺激を受けた。田上さんのような70代だったら人生まだまだこれからだ。
何か新しいことに挑戦したり、失敗したり出来る70代。
やっぱり健康が一番だなあ。

熊本シニアサイクルクラブの皆さんありがとうございました。
a0115762_1130546.jpg














にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願いします!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2012-09-25 11:38 | Comments(8)
2012年 09月 20日

旅館より清潔な阿蘇ライダーハウス

【これまで歩いた総距離数】 3,324km
【現在地】 熊本県 大牟田市
【旅の行程】
熊本県 阿蘇散策←(29km)←阿蘇ライダーハウス←(19km)←南小国町












阿蘇ライダーハウスはライダーやチャリダーの人だったら多分聞いたことがあるんじゃないだろか。
この旅でライダーハウスに泊まったのは、京都の「ボーダー」、先月泊まった「はんだ高原ライダーハウス」
そして「阿蘇ライダーハウス」で3件目。








南小国から阿蘇までは美味しい水が飲めた。
道路脇で湧水を発見し、顔を洗って水分補給。
a0115762_2065032.jpg














そこへ、ひょこっと顔を出した蛇さん。
蛇は突然現れるとビックリする程度で、私もフミさんも苦手ではない。
a0115762_2073024.jpg















だいたいは人の気配を感じるとささーっと逃げるが、この蛇は逃げるどころか、カメラを構えると
体をくねくね、舌をペロペロと色々なポーズをとってくれる。
多分ここは、この蛇のねぐらなのだろう。
a0115762_2093322.jpg













a0115762_20102895.jpg













事前に電話で連絡したときに「うちはルールが厳しいですよ」と言われていた。
到着して管理人のバンさんに受付と説明を受けること20分・・・。
何度も、何度も、このルールを守れない人は私がしばきますと、キツく言われる。
本当に追い出された人や、出入り禁止になった人も多いそう。

しかし、この人は決して難しい人ではないのはすぐ分かる。厳しくて面倒見の良い兄貴っぽい雰囲気。
ルールはどれも大人の常識の範囲で当たり前のことばかりだ。
地元あってのライダーハウス、まず騒音などで地元の人に迷惑をかけないのが第一。
そして疲れた旅人がゆっくり休めることも大切。門限は11時45分、消灯12時厳守。
夜中まで宴会して騒ぎたい人には向いていないが、私たちや多くの旅人にはとても心地よい場所だ。

ランニングの人が管理人のバンさん。
面白い人間の匂いをプンプンさせていた。俄然バンさんに興味しんしん。
到着した日はライダーが3名居て一人は常連の方、この4日後に南米を自転車で走る予定。
旅の話で盛り上がるが、皆ちゃーんと11時50分に片付け始めて12時にはピタリと眠る。
わいわい騒ぐの好きだけど、延々続くのが苦手な私にとっては嬉しい。
a0115762_20133379.jpg











今日の宿泊メンバーで記念撮影
なぜか押入れで眠ってしまった人一名。
a0115762_2015974.jpg














阿蘇はタライのような地形の中に活火山の阿蘇山がそびえる、珍しいカルデラ地形だ。
変わった地形というのは、じっくり歩いて地形を体で感じられる、徒歩にとってはたまらないポイントだ。
そんな阿蘇の裏情報に詳しいのがバンさん。
歩きなら車両通行禁止のこのコースでここの眺めがサイコーで、この季節だったらこっちを通って・・・・。
本当に阿蘇が好きで、阿蘇を楽しんで欲しくてたまらない人だ。

朝5時起床、バンさんお勧めのライダーは行けない、歩き人向けルートに向かう。
モヤの中を歩くフミさん。早朝から談話室のイカ燻製をかじり、前歯が取れてしまった。
a0115762_20143237.jpg













阿蘇は今年の九州豪雨で被害の多かった地域で、特にここ牧内は川の氾濫で何度もテレビで放送された
バンさんの車もそのとき水没してしまっては廃車になってしまった。
町の復興はかなり進んでいるようだが、まだ至るところにその傷後が残っている。
フミさんが歩いているのは舗装された道に土砂が崩れ落ちた所。
a0115762_20164097.jpg













ここは雨で大きな石が流された所。
自然の怖さを思い知らさせる。
a0115762_2017798.jpg














今日のルートは、ライダーハウスからタライのヘリの部分に当たる外輪山に登り、へり伝いに進んで
またライダーハウスに戻るという29キロコース。
ガスっていたのは雲で、外輪山に登ると雲を抜け雲海が見えてくる。
a0115762_20181896.jpg














この雲海が見れるのも朝8時くらいまで。雲は熱で上へ上へと上がってゆく。
a0115762_2019479.jpg













この峠道は通称「ラピュタの道」と呼ばれていてライダーには人気だが、今は土砂崩れで車両通行止めだ。
a0115762_20204030.jpg














ヘアピンカーブとはまさにこのカーブのことかも
a0115762_2021610.jpg













外輪山の上まで来ると牧草地帯が広がる。
そして下りは参勤交代に使っていた石畳の道を通る歩きならではのなかなか素晴らしいコースだった。
a0115762_20221726.jpg
















2泊の予定だったが、二人共このライダーハウスがすっかり気に入ってしまったのと、バンさんの
お勧めコースを聞いていると、行きたい所がどんどん増えて延長決定。

私のお気に入りポイント(その1)
バンさんの掃除の徹底ぶり。
毎日、2時間はかけてキッチンのテーブルの裏から、寝室の隅々まで掃除機をかけ、棚を拭き、トイレを
掃除し布団も乾している。
毎日自炊していた私達だが、キッチンの済にイモが転がり落ちても、ホコリ一つついてこない。
これは・・・・負けたかも。
建物こそ古いがそこら辺の老舗旅館より清潔だ。

あ~てんねんさんにも見て欲しかったなあ・・・・。一緒に感動してくれただろうなあ。
食器は各自洗うが、一枚一枚チェックしながら拭いて片付けるのはバンさん。
食器の3/4はバンさんが洗い直しているそうだ。
しか~し私は「近藤さんの洗った後は大丈夫、今まで泊まった人の中で一番綺麗にしてくれてる」と
バンさんのお墨付をもらった。
ハッハッハ神経質みょうりに尽きるというものだ。

男子禁制の女子部屋 風に揺らめく洗濯ものがよく見える
a0115762_20295424.jpg











広々していて日当たりも良い男子部屋
昼間は本を読んだり好きにしていいが、夜は寝る人優先、本を読んだり、パソコン、携帯使用禁止
a0115762_20314712.jpg












ライダーハウスと言えばマンガ
マンガ大好きフミさんだが、今回は破れたザックを縫ったり阿蘇の散策を優先して
マンガを読みふけることはなかった。
しかしこの一週間後台風で避難したネットカフェでその反動が・・・。
a0115762_20345877.jpg











お気に入りポイント(その2)
史上最強の洗濯もの干し場
阿蘇が乾燥してカラっとした気候なのに加えて、2階で風通しが良く、下が銀色のトタン屋根。
2時間で十分カラっと乾くし、シュラフなんて10分でふっかふか。

バンさんは布団干しすぎで、布地が裂けそうになってると言ってた。
トタンに間違ってクモとか落ちると、落ちた瞬間にジュワーっとまるまるそうだ。
阿蘇ライダーハウスの布団にもしダニが居たら、それは自分で連れてきたダニだと思って間違いない。
a0115762_20281732.jpg












お気に入りポイント(その3)
水が美味しい。水道水がミネラルウォーターという贅沢。
阿蘇を歩くと至るところに湧水が出ていて、田んぼでも噴水かってくらいの水が出ていたりするし
田舎道の水溜の水も、冷たくて透き通ったプールのようだった。



お気にりポイント(その4)
100円で入れる源泉かけ流しの温泉が近くに数箇所。
高くても300円でさらに数箇所ある。朝風呂に入れるところもあって気持ちがいい。
町のお風呂に入ると、地元のおばあちゃんなんかとよく会話するが、阿蘇ライダーハウスに泊まっている
というとああ、あそこねーとやっぱり有名なようで、とても評判もよかった。





お気に入りポイント(その5)
阿蘇山を眺めながら本が読める図書館がある。
久しぶりにゆっくりと椅子に座って本を読めた。すぐ近くに100円の温泉があって昼に温泉に入るのもよし。









でも何といってもライダーハウスは管理人の色が大事。
利益を度外視したバンさんあってのこのライダーハウス。バンさんに教えてもらった場所に歩いて来て
「ただいま~」と帰ると、「どうでした?」とニッコニコ。
とにかく元気でパワフル。
毎朝、朝練と称してバイクの子を連れて、その日一番綺麗に見えるポイントまで雲海を見に連れてゆく。

この朝は、バイクチームとの朝練から戻ってすぐに「今日は雲海が低いから歩いてでも見れる!」と
徒歩の私達、バイクの女性、阿蘇に本を読み、夕日を見るためやってきた男性の4人を連れ
雲海の見れる裏山まで30分一緒に歩いて行ってくれた。
a0115762_20384513.jpg













a0115762_20394147.jpg














雲の隙間からライダーハウスのある、内牧が見える。
a0115762_20401754.jpg






















この日はライダーハウスの自転車を借りてバンさんお勧めの古墳めぐり。
阿蘇には田んぼの中に数個の古墳があって、それを山の上から眺めるとまた絶景。
古墳マニアのフミさんはバンさんの話を聞いてすっかり興奮気味。
またしても延長。
翌々日は、フミさん一人でライダーハウスから歩いて阿蘇山を上りに行っていた。
a0115762_20465517.jpg













バンさんの睡眠時間は3時間。
「俺ナポレオンにお前寝すぎやで!って言える自信あるわ」と豪語する。
野菜、果物は一切食べない。主食は、かやくを抜いたカップ麺と野菜を取り除いたレトルトカレーだ。
生姜、にんにくもダメ、ふりかけの野菜もダメ、野菜ジュースなんてとんでもない。
なのにライダーハウスの誰よりも元気なそのパワーはいったいどこから来るんだろ?

ライダーハウスのメンバーも毎日入れ替わる。
15人ぐらいで、わいわいとする日もあれば5人くらいの日もある。
気の合いそうなメンバーで数日一緒になると、気心も知れて楽しい。
a0115762_20481242.jpg












いつも見送られる私達だが、ここでは見送ったり
a0115762_2057017.jpg














バンさんは16歳からバイクに乗っていて、今のバイクはもう30年も乗り続けたバイクだ。
でも、どんな人と朝練にいってもバンさんに付いていける人はいないらしい。
バイクが良いからだと言い張る人がいて、それじゃあとカブで走ったが、やはりぶっちぎり。
朝練から帰った若者は、もうすっかりバンさんを神のような眼差しで見ている。
どうだった?と聞くと、ただただ首を横にふり、ありえない・・・。
a0115762_20522519.jpg












延長、延長と2泊のつもりが、7泊もしてしまった。
けど大体そんな感じらしい、2泊のつもりが1ヶ月という人もいるようだし、実際1ヶ月くらい居たいなあと
誘惑に駆られたりもした。
てんねんさんと3人で歩いているときに、偶然出会ったチャリダーのシンヤ君も、あの後ここへ来ていたようで
居心地良すぎると、長いこといたようだ。

出発の朝、朝練から帰ったバンさんとバイクメンバーとで記念撮影。
フミさんの隣、オレンジのジャンパーがバンさん。
a0115762_2051122.jpg












出発してすぐに、旅人らしき人発見。九州を歩いて旅しているトシ君
阿蘇ライダーハウスに泊まっていたことを話すと
「だったら、ししとうを沢山持って帰った学生さんいませんでしたか?」と聞く。
ししとう!!そうそうスーパーでもらったけど、明日出発だからと、袋いっぱい私達がそれを受け取り
チャーハンやら、野菜炒めに重宝した、ししとう。
学生さんにあげたのは、このトシくんだった。
a0115762_216498.jpg














a0115762_219669.jpg












ライダーハウスを出発し歩いているとフミさんが何か見つけた。
歩道フェンスのポールでニョロニョロ。
a0115762_0164873.jpg
















阿蘇から出る日も蛇の見送りか。
a0115762_0194323.jpg














a0115762_0204471.jpg











ライダーハウスは事前に電話で連絡してから行って下さいね(混んでいて泊まれないことも多い)
初めての人は、明るいうちにライダーハウスへ行けることが条件。
街の中にあるのでバイクの騒音で近所に迷惑をかけない為の配慮。




にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願いします!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2012-09-20 00:45 | Comments(6)
2012年 09月 16日

カートのスポークが折れる

【これまで歩いた総距離数】 3,276km
【現在地】 熊本県 大牟田市
【旅の行程】
熊本県 南小国町←(13Km)←ファンタジーの森キャンプ場










ファンタジーの森キャンプ場には、奥さんがお手製の夕食の他に、コーヒー店のコーヒー豆数種類
パン屋さんのパン、ジャム、てんねん家愛用の醤油と味噌など差し入れしてくれた。
朝になっていよいよお別れのはずが・・・・。










近づいている台風と、最終日に折れてしまったカートのスポークを心配して、てんねんさんが
修理と直方への避難を申し出てくれた。
常に先を読み行動するてんねんさんは、前日夜の強風の時点で、すでにレンタカーの手配、JRの
確認など手を打ってくれ、朝の時点ではすでに心が決まっていた。

カートのスポークは、奈良県で「とりやん」が応急処置をしてくれたおかげで、なんとかここまで来れたのだが
重すぎる荷物でずっと負担が掛かり、とうとう折れてしまったようだ。
このサイズのタイヤの替えは手に入らないので、本当にありがたい申し出だ。

そんな訳で、考えても見なかった展開
また直方へ行くことに

フミさん撮影
a0115762_17502189.jpg
















このカートのスポーク修理は、どの町の自転車店でも断られているのですっかり諦めていたが
鉄の町で生まれ育った職人のてんねんさんは、そう簡単には諦めない。
だったら自分がと、かってでてくれたのだ。
やっと旅から解放され、家族水入らずでほっと出来るはずが、カート修理の件で振り回してしまった。
もちろん、たまった仕事もこなしながら。

フミさん撮影
a0115762_1752136.jpg
















この仕事、残念ながら私は見れなかったので、詳しい内容はちょっとだけお手伝いしたフミさんのブログで
これからアップする予定。

フミさん撮影
a0115762_17534126.jpg















てんねんさんの手で新品になったスポークはてんねんさんのトライアスロン仲間である、村山さんの手で
調整されることに。
村山さん、自転車屋さんではありません。サラリーマンをされています。
しかし、自転車に対する愛情と知識、豊富な経験から、自転車専用の小屋を建て、今ではアスリートが
修理をお願いしに来ることもしばしば。
私達のカートは自転車とは全く違うサイズなので、修理器具とうまく合わないのを、苦労して調整してくれた。
a0115762_175631.jpg














a0115762_17581427.jpg













てんねん家に一週間あまりも滞在し、またもやお世話になったのに、米、缶詰、貴重品のサラミ、野菜、などなど
持たせてくれるてんねんさん。
一緒に旅をした仲間、もう何が必要なのかすっかり分かっている。
出発の朝、とにかくよく食べる私達に電車の中で食べてと、差し入れしてくれた奥さん。
a0115762_17591446.jpg














プラットホームまで見送りに来てくれた。
てんねんさんとは直方でも一緒に行動して、もう何日3人で過ごしただろうか。
複雑な気持ちで電車を待つ。
a0115762_17595775.jpg














電車内では二人ともしばし沈黙。
こんなときはいつでもそうだ。
それぞれが一緒に過ごしたときのことを思い出す時間なのだ。
a0115762_1804646.jpg












そしてまた、いつもの旅に戻っった
こんな狭い道端で昼食
a0115762_1064342.jpg













数日間、てんねん家からの差し入れでとても助かった
茹でジャガイモを食べると、てんねんさん旨い~って言ってたね。
でも、家に帰ったらジャガイモもういい~って言ってたな。

自動販売機を見ると
てんねんさんここでやっと飲めたねと、なんとなく寂しい気分になるのだ。
a0115762_1091088.jpg












にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願いします!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2012-09-16 11:12 | Comments(4)
2012年 09月 10日

ここが正念場!暴風の久住山に登る

【これまで歩いた総距離数】 3,263km
【現在地】 熊本県 阿蘇市
【旅の行程】
ファンタジーの森キャンプ場←(20km)←牧の戸峠←(16km)←はんだ高原ライダーハウス













はんだ高原ライダーハウスのコンテナは2つの窓があって風通しもよく、2段ベットにマットレスまで
付いていて500円、すぐ近くにキッチンもトイレもあるから快適だ。
私とフミさんは久しぶりのベッドでぐっすり熟睡。
てんねんさんはマットレスの上に綺麗なビニールシートを敷いてからシュラフという方法で対処していた。
朝の恒例になった会話
「てんねんさん眠れましたか?」に久しぶりの笑顔で安心。

朝のパッキング風景。
パッキングもすっかり手早くなったてんねんさん。各自黙々と作業する。
a0115762_1845962.jpg
















ライダーハウスのオーナー夫妻もとても感じの良い人で、奥さんはてんねんさんを気に入ったようだ。
「インスタントだけどコーヒーどお?」と招いてくれた。
てんねんさん、きっとインスタントコーヒーも初めてだろうなあ飲めるかなあと思ったら
「温かいコーヒー久しぶり!美味しい~」と嬉しそう。

色々話しているうちに、とうもろこしまでご馳走になってすっかり遅くなってしまったが
ここは流れにまかせてゆっくりしようというのが3人何となく伝わってくる。
合流してから5日目の朝ともなると、そういう暗黙の了解みたいな雰囲気が伝わるときがあって
それが何ともいいものだ。
a0115762_1861030.jpg
















それから家の前で記念撮影。ここまですぐなんだけど、急な斜めの道で、てんねんさんのカートには
負担がかかりそう。
少し躊躇しつつせっかくの記念撮影だからと慎重に移動するてんねんさん。
a0115762_18102854.jpg















しかし、この後ボキッという音で大事な支えの木の棒が折れてしまう。
てんねんさんがずっと大事にしてきた木もここで終わりかと思ったら、そうではない。
オーナーのおじさんに弾力のある棒をもらい、それにと木をくくり付ける。
この木は絶対に家まで持って帰りたいんだと話す。
a0115762_1811193.jpg














そしてここから久住山へ登るべく、登山口のある牧の戸峠へ向かう。
久住山は九州本土で1番高い山で1787m、その登山口がある牧の戸峠も1330mとまた登りが続くのだ。
フミさんは前からこの久住山に登ることを楽しみにしていて、てんねんさんも体調が良ければ
一緒に登りましょうと話していた。
しかし、てんねんさん本格的な登山は初体験だ。

てんねんさんも旅やキャンプに慣れてきたと同時に疲れがたまってきているはずだ。
おまけに慣れない歩きで足の豆は潰れ皮が剥けてきている。
ツルツルだったてんねんさんのふくらはぎは、キャンプ生活で蚊やアリに刺されまくり、つゆが出ていた。
メッシュのテントには得体の知れない虫が侵入してきて、夜中に体中刺される。
カートを押して歩くと腕だけが常に太陽の日差しに当たり、腕も真っ赤。

こういう些細な不快さの積み重なりがまた気力を消耗するのだ。
ただし気にならない人(フミさんとか)もたまにいる
a0115762_1811499.jpg











a0115762_18121595.jpg













牧の戸峠近くは天候が安定せず、雨も降って進まない。
カッパを着たり脱いだり、カートにカバーしたりで3人の歩調も乱れる。
それぞれのペースで歩き、牧の戸峠へ行く途中の温泉で落ち合うことにしたが、この温泉非常に
分かりづらく、先に行ったてんねんさんと落ち合えなかった。
8月だと言うのに峠までの道のりは想像以上に寒く雨がさらに体温を奪う。
それからペースを上げて歩いたが、てんねんさんはいない。
まだまだ先を歩いているのか、まさか落ちたりはしないだろうし、峠は分かるだろうか。

どんより曇った天候と寒さで、悪いことばかり考えてしまう。遅くなっても一緒に歩くべきだったか。
やっと峠に辿り着き、てんねんさんを見つけた時は本当に安心した。

けれどてんねんさんの表情は硬い。
頂上に着いて、何人かの登山客に注意されたそうだ。

「そのテントでここに泊まるのは絶対に無理、登山は止めなさい」
「今でさえこんなに寒いのに、夜中はもっと冷え込むからすぐに下った方がいい」

寒さに震えるてんねんさんも下る決心をし、置き手紙を置いて今まさに
行こうとしていたところ。

GO!GO!CURRY!の黄色いTシャツが虚しく柱にくくりつけられ、その中にメモがあった。
この文字の乱れようからその時の心境が伺える。
a0115762_1813332.jpg













あ~また1人で歩かせてしまった、こんな雨で寒くて体力的にも疲れきっているときに。
しかも温泉も入れずに・・・。
「じゃあ行きます。二人で登ってください。フミさんあんなに楽しみにしていたんだから」
と気を遣い、先へ進もうとするてんねんさん。
下ってどうする?どこでキャンプ?こんな山の中で一人で?食料もコンロもないのに。

「とにかく暖かい中に入って話しましょう」と峠の休憩所へ無理やり連れ込み、なのにコーヒーを
ご馳走になる私たち。

フミさんも何か案があるはずと必死に考える。
とにかく、てんねんさん一人で下ってしまうのだけは避けたかった。

6キロほど下ったところにも温泉場があるが、そこでテントが張れるとは限らないし、これから
さらに歩くのはあまりにもキツすぎるし、明日の登山の距離も増える。
一緒に下って登山を諦めるのは、てんねんさんが一番望んでいないことなのは分かっている。

そこで・・・
てんねんテントに3人の荷物を入れて、私たちのテントで3人一緒に寝よう、そしたら体温で
テント内も暖かいし、てんねんさんには私たちのエアマットやシュラフを使ってもらえば何とかなる。
雰囲気は一変し、よし最後の最後だ、それで行こうとなった。











しかし・・・。
事前にネットで調べたら、峠の駐車場でテントが張れそうだと書いてあったのに、キャンプ禁止の看板が
あちこちに。

それならば・・・
とおり過ぎてしまった合流地点の温泉まで引き返すと、片道5kmあるが登山道で行けば往復5km。
しんどいが温泉に行って帰ったころには、峠の売店も閉まるから、そしたらすぐにテントを張ろう。
a0115762_18152915.jpg














ああ、苦労して登った山をまた降り、温泉に入ってほにゃあ~~~とした後にまた登る辛さ。
暗くなったころまた峠に帰ってきたが、とっくにしまっているはずの峠の売店には、ネギやら野菜を
抱えた人が出入りしている。ご近所の宴会?
いやそんな雰囲気でもない。消防署の車もあるし、それに空ではヘリが飛んでる。
演習でもしてるのか?よりによって今日?

空はどんより暗くなり始め、空腹の絶頂なのにテントも晴れず、どうするかで私とフミさんの意見も
合わない。それぞれにイライラしてくる。
そう、楽しいときもあればこんなときもあるのだ。
が、しょうがない、テント張ってしまおう、夜になって「テント撤収して歩いて下れ」と言われた時は
そのときだ。

出来るだけ人目につかない場所にテントを張り、すぐに食事に取り掛かる。明日は暗いうちに起きて登山だ。
皆、疲労と空腹と眠気のピークだが、高所登山のアタックキャンプの様でちょっとした緊張感がある。
ですよね、とてんねんさんに言うと、僕は毎日が緊張だからいつもと変わりないと。
そ、そうだった。

テントの外に居るとすぐに体が冷えるから、代わる代わるで調理。
そして3人ともだんだん、おかしくなってきた。
「キャンプって楽しいね~~」を合言葉に手づかみ鷲掴みで、鍋に野菜を突っ込む。
砂利の上に落ちた野菜も、「キャンプって楽しいね~」と言いながら鍋にドボン。

あの、てんねんさんが~~~!こんなんになってしもた~~。
a0115762_182216100.jpg













闇鍋のような雑炊と味噌汁で温まり、心配したテントの注意もされず乗り切れそうとちょと落ち着いたとき。
道路を隔てた駐車場に救急車がやってきた。消防車もどんどん来る。
え?ひょっとして遭難?
何だなんだ?しばらくすると救急隊員のヘッドランプ明かりが山の中からゾロゾロ降りてくるのが見える。
3人テントから顔を出し、じーっとその様子の一部始終を見守る。
「宴会じゃなくって、関係者の炊き出しだったんだ」
救急隊員の掛け声や、人も増えてきたとき、担架を担いだ隊員がまさに登山口から降りてきた。

救急車に乗せられてしばらくして、「解散」の声とともにそこには誰もいなくなった。
「明日あの山登るんだよね・・・」










朝はあいにくの霧雨だが登れる所まで登ることに。
今日がてんねんさん最後の歩きだ。
テントは撤収して、カートと荷物を置いて、登山に必要なものだけもって行く。
8月の九州でこの服装だもんな。
a0115762_1823828.jpg













登山口では元気な3人
a0115762_18234254.jpg













霧雨は雨に変わり、風も強くなってきた。
イヤでも昨夜の光景を思い出す。
初心者向けの登山のはずが、結構なワイルドさだ。
a0115762_18274844.jpg














そこから本格的に風も強くなり、自然と登山経験豊富なフミさんのがリーダーになる。
登山経験のないてんねんさんを、ここまで連れてきてしまっていいものだろうか、でもここまで来たら
3人一緒に最後まで歩きたい。
a0115762_18241146.jpg








頂上まであと少しだが、風は一層強くなり、てんねんさんまで飛ばされるぐらいだ。
そのとき少し前からふらついていたてんねんさんは足のバランスを崩して、そのままへたり込んでしまった。
下山のことも考え、もう下るしかないだろうと思ったが、てんねんさんは少し休み、行けますと言う。

ここで完全にフミさんのスイッチが入った。(3年に一回だけ入る幻のスイッチ)
ザックをその場にデポし、ポンチョを翻して頂上の様子見てくると、飛ぶように去ってく。
少しして、さらにポンチョをなびかせ意気揚々とした顔で戻ってきた。
a0115762_1826770.jpg











それから慎重に頂上へ。
やっぱり3人で登れて嬉しかった。
歩きの旅じゃ、プライバシーも何もない。調子の良いとき、機嫌の悪い時、辛い時も一緒に乗り越えて
もうこの頃には家族のようになっていた。
なぜって、登山の帰り、いつもトイレ、トイレと大騒ぎする私に

「あゆみさ~ん、うんこ大丈夫?」とてんねんさん。
「下の小屋でうんこする」と私。








下山後は、売店でストーブを点けてもらい、濡れて冷え切った体を暖める。
てんねんさんの靴は泥と雨でぐしゃぐしゃ、潰れた豆もさらに悪化しているが、そこへさらに
濡れた靴下を履いて、パッキングし、また峠から延々と下って、キャンプ場のロッジで
てんねんさんの家族と落ち合い一緒に泊るのだ。
奥さんが夕食に、ぶた汁や、唐揚げ、ちらし寿司などなどを作って来てくれる。
山で強風にさらされながら、「ちらし寿司~ちらし寿司~下山したらちらし寿司~」
と呪文のように唱えて3人楽しみにしていた。

 









1週間ぶりの再会、てんねんさんの表情はリラックスしていて幸せそう。
奥さんは運動会みたいなご馳走を作って来てくれて、ぶた汁も美味しかったー。
a0115762_18265069.jpg











その夜は、台風も近づいていたようで、さらに強風に。
てんねんさんは一番疲れているのに、私たちがぐーすか寝ている間にテラスに干していたキャンプ道具を
全部室内に入れてくれてあった。
思えば初めての雨停滞の夜も、夜中に私たちのテントを軒下に移動できるよう、荷物を片付けて
くれていたものだ。
a0115762_1833133.jpg














歩きなれていない人が、毎日急な坂を歩いて、キャンプして、自炊して、最後に強風の中の登山。
これは嫌がらせか拷問と思われても仕方ない。
それを、非効率的で、気が利かなく、行き当たりばったりの私達と一緒にするとなったら途中で発狂しても
おかしくないくらいだ。
しかも長い付き合いならともかく、私たちとてんねんさんは、ブログのコメントと、てんねん家でお世話になった数日間しか知らないのに。

それができたのはてんねんさんの、私たちへの配慮と心の広さ、そして我慢強さがあったから
あのあまりにも濃い6日間は、もう経験出来ないだろうな。
ロッジでも旅の時の話が尽きなくって、あのときああだったこうだったって3人は興奮状態だった。
てんねんさん本当にご苦労さまでした。
a0115762_0274138.jpg















てんねんさんのカートの網に最終的に残ったグッズは
飲み物ボトル、修理道具、行動食の3つでした。
a0115762_20381940.jpg














にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願いします!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2012-09-10 00:49 | Comments(19)
2012年 09月 07日

てんねんさん夜中に脱走?

【これまで歩いた総距離数】 3,227km
【現在地】 熊本県 阿蘇市
【旅の行程】
はんだ高原ライダーハウス⇐(29km)⇐湯平温泉










私が知っているてんねんさんは
何事も準備と段取りを怠らず、常に効率的な予定をたてその時間に正確で常にテキパキと行動する。
朝の6時には洗濯からはじまり、朝食、子供達のお弁当作り、家の掃除、仕事の準備も済ませる。
高校3年生のときに初めて結ばれた奥さんと20年間連れ添い、今でもとても、とても想っている。
仕事以外で家族と2日以上離れていたことがない。
そして一緒にいる人に細やかな気配りをする人。

だから一番心配したのは、予定どおりには進まない旅の生活とホームシックだったんだけど
てんねんさんの荷物を見ておや?

ティッシューに、ウエットティッシュー、ボディー用ウエットティッシューに、キッチンペーパー
う~んティッシュー系がやたら多いぞ。

ちなにみ私たちが持っているのは芯を抜いたトイレットペーパー1つで、これで鼻をかんだり
お尻も拭くし、食器も拭く。

てんねんさん実は、かなりの清潔好きで、古い畳や、洞窟のように暗くて狭い場所もダメだったりする。
トイレも自分の家以外ではしない、外出しているときなら高速道路に乗ってでも家に帰り、用をたすのだ。

この旅に参加することは私たちが想像していた以上に勇気が必要だったことだろう。
それに加えて、歩き初日の過酷なスケジュール、よっしゃー次の日は歩くぞーと気持ちを切り替えても
雨で停滞だったり、テントで寝ていても外から槍でつつかれる夢を見たりと、見るからに大変そうだ。

雨で停滞した湯平での2日目の夜
明日は早朝に出発しよう、ということで夜7時にはそれぞれテントに入った。
夜中にフミさんがトイレに起きると、てんねんさんのテントからゴソゴソと物音が聞こえる。
見ると、テントの中をすっかり片付け、寝袋も丸め始めているではないか!

えっ!てんねんさんやっぱり耐え切れずに脱走??

「てんねんさん?何してるんですか」とやさし~く声をかけると
「ん?出発準備・・・・」

いつも4時間睡眠のてんねんさんが、夜の7時なんかに眠れるわけもなく
それでも明日の歩きに差し支えて、二人の足を引っ張るわけにはいかないと
必死に眠る努力をしてうとうと・・・。

この旅で、あえて時計をしていなかったてんねんさんは、家で蚊取線香を点けてからなくなるまでの時間が
7時間というのを目安にしていた。
すっかり消えた蚊取線香を見て朝の5時ころと判断。
それに加えて夜中には起きないフミさんも起きたし、間違いないと確信したが、実際にはまだ
夜の12時だった。

この夜は風が強く、蚊取線香はすぐに燃え尽きてしまったようだ。
よく考えると、脱走するにしても歩きだからなあ。










翌朝、皆早起きして6時前には全員出発準備が整った。
昨晩の脱走事件で盛り上がり、さあ出発というときになって、てんねんさんが一言
「あゆみさんのカートパンクしてる」
あ~これだからなあ。
てんねんさんとフミさんとでパンク修理
a0115762_22371870.jpg













今日は、はんだ高原ライダーハウスまで19Km、まあまあの距離だ。

てんねんさん普段仕事では白いTシャツ、外出時はグレーの長袖Tシャツしか来たことがない。
今回旅用に色付きTシャツを新調した。
色はフミさんのブルーと私の黄色いTシャツをイメージしてくれたそうで、お揃いだわ~。

そして初日の歩きでショートパンツはもたつくからと、海パンにチェンジ。
こういう何かするときの意気込みが半端じゃない。
てんねんさんはそう、何事も中途半端にだらだらというのがないなあ。
a0115762_2238484.jpg












由布院から始まって、アップダウンを繰り返しながら、高度はじわじわと上がってゆく。

歩き2日目のてんねんさんは朝に行動食も口に入れて(多分無理やり)しっかりした足取り。
不慣れな生活ながらも、私たちについてこれるよう、体もメンタルも一生懸命調整しているようだ。
きっと、二人の足手まといにだけはなりたくないと思っているだろう。

カートは上りになると押し手が不安定なので、途中で拾った二股の木の枝を使って、力を分散している
この枝のしなり具合がカートに無駄な負担をかけないようで、その辺もしっかり計算している。
前日のテント場でこの枝も綺麗に洗って、それからタオルを干しているのがてんねんさんらしい。
a0115762_22393191.jpg













距離が長いこともあって、ここでお昼ごはん。
由布院からしばらくスーパーらしきものもないような場所を歩くんで、私たちはかなり多めに買い出し
したんだけど、てんねんさん普段は夕食以外、ほとんど食べない。
勝手に、たくさん食べる食いしん坊さんだと思い込んでいたのだが、てんねんさん曰く
私たちが、あまりによく食べ、時間を空けずにまた食べ、それでも常に何を食べるか話している
食いしん坊だった。
昼は前夜に作っておいた、おにぎり。
a0115762_22395650.jpg














水道水が飲めないてんねんさんは、前日に大量のお茶を作っておいたけど、それも残り少なくなってきた。
あてにしていた自動販売機もなさそうだ。
そんなとき、出店のようなテントがあって野菜や果物を売っていた。
50円のキャベツ1個買って、お店の家族と立ち話をしていると

さっきまで柵の片付けをしていたそこのお兄さんが、その手で皮を剥き、手のひらで切り分け
ハイと梨をくれた。
もちろん洗っていない手で・・・。

私たちが食べる。美味しい~~~。
バナナ以外の果物を食べないてんねんさんは無理だろうと思ったら、後ろで食べた~いという声。
お兄さんの手のひらから、私の(カートを押して汗ベト)手のひらに乗った梨が、さらにてんねんさんの手へ。
「うま~~い」と心底嬉しそうだ。

乾いた喉に、甘い梨の水分と食感がたまらなくしみ込む、こんなとき手のひらどうとか関係ないのだ。
てんねんさんまた1つ乗り越えた。

そのお兄さんもショッピングカートで歩いたことがあって気持ちよく我々3人を見送ってくれた。










ちょっと疲れてきたなあ、というとき3人無言で歩く。ライダーハウスも近いんじゃ?と
地図で道を確認していると、一台の車から男性2人が降りてきた。

「歩いて旅してるんですか?」
「他にも歩いて旅してる人いるんですよ」
「その人『ただ歩いてゆく旅』っていうブロクをやっていて・・・・」
「あれ?まさか???」
「でも3人???」

彼は自転車で日本縦断しているシンヤ君、ブログもしていて日本一周ブログランキングで見たことある。
この日はシンヤ君のブログによくコメントしてくれる男性の案内で観光していた。
その男性がまた、てんねんさんと同じ直方在住。
彼らは車でドライブしながら色んなスタイルの旅人がいるという話をしていて、そうそう歩いている人もいて
『ただ歩いてゆく旅』っていうブログでと、ちょうど話していたところだったそうだ。

あまりの偶然に一同、鳥肌が立った。
だんだん旅らしくなってきたぞー
a0115762_2241622.jpg















それもつかの間ライダーハウスがなかなか見つからない。
歩きは、少々しんどくても「歩くぞー」のスイッチがONのときはがんばれる。
もうすぐライダーハウスと聞いて、私とてんねんさんはスイッチOFFにしてしまい、そこからの歩きが
長く感じ足取りも重くなる。

地図上ではこの辺りにあるはずなんだけど。
地元の人に聞くと「ああ、あの仮面ライダーの」という答え。
ライダーハウスってひょっとして、そっちのライダー?オタクさんの集まり?
やっと発見した木製仮面ライダー
a0115762_22423223.jpg














ライダーハウス見つかったはいいが、今までのてんねんさんの話を聞く限り泊まれるとは思えない。
旅館でも不衛生だと、キャンセル料を払ってでも断るし、旅館の料理も出された瞬間これはダメとなったら
手を付けずに、わざわざ他の店で食べるのだから。
ライダーハウスもダメそうだったらテントを張ろうと事前に打ち合わせしていた。

入口近くの仮面ライダー
a0115762_238369.jpg














受付をしてライダーハウスの場所を聞くと、コンテナ?
3人目を合わせ、これはテント確定だとうなずく。
「中見ます?」と聞かれ
失礼に当たらないよう見ることに。
おお?以外と綺麗だぞ。それにここ数日夜は雨ばかり、またいつ降るとも限らない。
てんねんさんも覚悟を決めたようで、泊まれるとうなずく。
a0115762_23101124.jpg










それでも入口近くまでしか入れないてんねんさん。
最後の最後に勇気をだして、ごろんと出来るようになった。
a0115762_23174787.jpg










夕食は、てんねんさんが焼肉をご馳走してくれることになった。ヤッター!!
自炊と片付けから開放され、3人ルンルンで出かける。
帰りには近くの温泉に入って、コンテナでゆっくりしよう。ビールも買ってこようと計画を立てる。

30分ほど歩いて一件の店が見つかったので入ったら、そこはてんねん夫妻が10年以上前に入った
ことのある思い出の店だった。
お店の人も、お客さんもいい人で、じゃがいもを沢山もらい、楽しいひと時を過ごす。

さあ風呂へというときになって、お店の人がそこは数日前に雷が落ちて営業停止したままという。
別のもう一件はもう営業が終わっている。
残る一件は往復10kmの距離。
ああ~ここまでは素敵な一日だったのに~~。

19キロ歩いて夕御飯も食べて、そこからの10キロ・・・。
てんねんさんは、この真夜中の帰り道が一番ホームシックになったと教えてくれた。


つづく











にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願いします!


一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2012-09-07 22:43 | Comments(5)
2012年 09月 03日

歩き初日からの失敗

【これまで歩いた総距離数】 3,198km
【現在地】 大分県 由布市 湯平温泉
【旅の行程】
湯平温泉⇐(16km)⇐湯布院













「あけびの里」でてんねんさんと合流して落ち着いたところで、それぞれ露天風呂に入ることに。

風呂からあがると、てんねんさんがライダーの人と話している。
ふみさんのブログに時々コメントを残してくれる「おっさんライダーさん」だった。
会うのは今日が初めて。

てんねんさんを紹介しようとすると「知ってますよ、あの有名なてんねんさんですよね」と返事が。
そうそう、ブログを読んでくれて知っているんだった。

おっさんライダーさんは大量の差し入れを持って、由布院のどこに居るかもわからない私たちを訪ねて
絶対にわからないようなこの場所を発見してくれたのだ。


ミニコンロ(3人になったんですぐに大活躍)、ガス缶、折りたたみ式保冷ボックスと凍らせた天然水ボトル
大きめのゴミ袋1束、虫除けネット、蚊よけスプレー、無洗米、プラティパス(水入れ容器)、風邪薬
惣菜2種と寿司(うわ~キャンプで寿司食べたの初めて~幸せ~)

おっさんライダーさんはその後すぐ去ってしまった。
私たち3人は昼からミニ宴会、おっさんライダーさんありがと~次回は手ぶらで襲撃に来てくださいね~。
a0115762_12111698.jpg













夜は小雨、即席雨よけのポンチョの下で、3人小さくなって保冷ボックスで冷えたビールとワインで乾杯。
修学旅行前の高校生の気分だ
翌朝は不安と期待と、ちょっと照れくささもありの出発。
a0115762_12114821.jpg
















由布岳を背に平坦で気持ちのいい道をのんびり歩く。
てんねんさんのカートも調子がいいようだ。
いつものように、すれ違う人と挨拶しながら他愛もない話をして、二人で歩いているのとなんら変わりない。
a0115762_12122315.jpg















いつもと違うところといえば、歩くコースと距離を測り、テントを張る場所と温泉場所もあらかじめ
調べておいたことろ。
一日3回は、シャワーを浴びて着替えるてんねんさんが、汗とホコリにまみれた体で寝るのは酷だ。

よしよし、ここまでは順調だと思ったのだが、途中から延々と長い下りが続き、その後急な上り坂に変わった
昼近くになり気温も一気に上がる。
私たちは朝から沢山食べるのだが、普段から夜ご飯しか食べないてんねんさんは、この上り坂で
完全にエネルギーが切れる。
さらに飲み物もなくなる。
飲み物は私たちの水タンクがあるから大丈夫と考えていたのだが、てんねんさんは水道水が
飲めなかったのだ(直方では水質が悪いので水道水を飲む習慣がない)
乾ききった口は水なしだと行動食も飲み込めない。

歩き初日で距離感やペース配分が分からないのに、「自分のペースで歩きます」という気遣いの言葉を
鵜呑みにして先へ進んでしまった。
テント場までの距離というのはいつもあまり当てにならない。
この日もあと3キロと言ってから思っていたよりかなり遠く、てんねんさんはすっかり
燃料切れになってしまった。

あ~やってしまったーいつもの調子で休憩も入れずに無理させてしまったー。
これでテント場もアウトだったらどーしよー。
a0115762_1213433.jpg













テン場に着いたら3人そろって「ヤッターー!」の声。
見るからに冷たそうな川、水道、トイレがあって、使ってない小屋の軒下にテントも張れる。

しっかり朝食を食べたはずの私たちもお腹ペコペコだ。
昼ごはんは、すぐに作れる蕎麦に決定、てんねんさんには少し休んでもらうとすぐに川に駈けていった。
あ~この場所で良かった~。
無理をさせてしまって申し訳ない気持ちもあってちょっと安心。

後でてんねんさんに言われたのは
「明日も歩きが午後にまでなるようだったら、15分だけ休ませて欲しい」
という一言。
a0115762_12151624.jpg














てんねんさん、ちょっと休んだかと思ったらすぐ動き出す。
食器が洗いやすいようにと二股の枝を使ってホースを固定してくれた。
こういう工夫と発想は私たちにはない。
ホースを左手に持って食器を洗うのは面倒だが、これだとすごく便利。
a0115762_12161357.jpg












翌日出発予定だったのが、朝方からの雨でまさかの停滞。
けど、てんねんさんのテントが屋根の下に張れて、そこで雨ならまだラッキーな方だ。
午後には少し晴れ間もあって、私とてんねんさんは早速洗濯。
a0115762_12175323.jpg













風に揺らめく洗濯ものを見つめる目は、この旅の中で一番嬉しそうだったかな?

昼ごはんは食パン。
てんねんさん、スーパーの食パンを食べるもの初めて。普段はパン屋さんの食パンしか食べないのです。
ちなみにスーパーの惣菜とお寿司もこの旅で初めての経験。
a0115762_12194974.jpg














停滞2日目にもなるとテン場も生活じみてくる。
右手にてんねんさんのテントが隠れている。
a0115762_12202182.jpg













雨で停滞すると長~い時間をテント場で過ごすことになって気分も沈む。
そんな何もしない時間をてんねんさんが耐えられるだろうかと心配したけど
ミニコンロもすぐに使い慣れて、温泉で買った梅をはちみつで和えて行動食を作たり
カートの改良をしていた。
a0115762_12211949.jpg













カートの持ち手を太くするだけで随分違う。
さあ明日からまた歩きだぞ~。
a0115762_15542393.jpg












にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願いします!



一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」

by ayumiaruki | 2012-09-03 12:18 | Comments(4)