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2014年 07月 28日

不意にやってきた台湾のゴール



【台湾距離数】700

【これまで歩いた総距離数】 6,123km

【現在地】フィリピン マニラ市

【旅の行程】 台湾 新北市 三峡國小~(21㎞)~台北ゴーーール!!










三峡國小では、グラウンドにあるステージにテントを張らせてもらった。夕方は雨も降っていたから

屋根のある場所で良かった。宋先生ありがとう。

暑かったけど、ステージの前ギリギリにテントを移動したら、少し風通しが良くなった。

この少しの風があるのと、無いのとじゃあ心地よさが全然違う。

朝は、太極拳の音楽で目が覚めた。何処かでもこんな日があったなあ。

太極拳が終わると、皆さんゾロゾロとテントの方へ集まって来て、台湾縦断の話しで盛り上がる。

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リアカーにパッキングするのも今日が最後になった。

リアカーを押して台北の中心市街に入るのは、台湾の道路事情を考えると危険だから、この近くのサイクリングロード
を歩いて台北付近でゴールすることにした。


今日は歩きながら宿も探さなければ。

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やっぱり市街地は怖いなあ。

この橋を渡ったらサイクリングロードだ。

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昼近くなるとピタリと風が止んで、もんもんとした暑さに変わった。

アスファルトからの熱を足で感じる。なんだか頭がふらふらするようになった。

トイレが無いから、サイクリングロードを降りて町の中へ行くことにした。

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コンビニに入ったら、しばらくは動けなかった。ただただ椅子に座って体の快復を待つ。

あ~冷房が気持ち良すぎだぁ~。

どれくらい居ただろう天気予報では午後から雨、空模様も怪しくなってきた。

さあ早く出なければ。

急いで出発準備を始めたところで、一人の男性に声を掛けられる。

何か伝えたいことがあるようだけど中国語しか話せない。話しが行き詰まると、たまたま隣のテーブルに座っていた

女学生さんに通訳をしてもらい、30分かかって分かった。

『おじさんの娘が新聞記者をしている。二人のことを新聞に出してもいいか。これから娘を呼ぶから
ここで、あと40分待ってくれ』

さらに40分、無理だ。

一度断ったけど、娘を想う必死な姿が気の毒になって結局受けた。

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おじさんは、気をつかって昼ご飯やら、ジュースやらを買って来てくれる。

取材中も、ついつい話しに入ってしまい、娘にたしなめられていたな。

私たちは時間もなくて、食べながら、書きながら、身振り手振りの慌ただしい取材となった。

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そこからもまた、暑かった。最後の日は本当に暑かった。


遠く山の横に「台北101」が見えるから、ここがゴール!と、ちょっと強引なゴール。

最後の写真を撮るのが精一杯だった。

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顔はゆでダコ、Tシャツ汗だく、ズボンも同じく汗だくだ。
頑張って笑顔にした記憶がある・・・疲れたままの顔で良かったのに。

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やっぱり最後は二人で撮らなきゃ。

感動のゴールって感じじゃなくって、頭の中は一刻も早く宿に入ってシャワーを浴びることで一杯だった。

暑い暑い、もう無理、もうダメだ~って二人とも気持ちはもうそっちへ行ってたな。

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ネットで見つけた宿。親切だし念願のシャワーも浴びて着替えもして生き返る。

初めて台湾に来たとき会いに来てくれたサムが、夕方わざわざ来てくれて、リアカーと荷物を預かってくれた。

これで色々な心配ごとが無くなった。ありがとうサム。

サムにはこの後も、ずいぶんとお世話になることになる。

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翌朝、私たちの記事が新聞に載っていた。

フミさんのブログにも載せてたけど、台湾の新竹市在住の日本人、庄野さん日本語に翻訳していただいたので

掲載します。

日本人徒歩台湾縦断、台湾人の人情厚さに感激

台湾で最も美しい景色は人情です。

日本からの児玉夫妻は僅か手押し車一台で3ヶ月を掛けた台湾一周旅行を計画。

5月11日屏東県鵝鑾鼻(オランピー)岬を出発。毎日7~8時間花東街道を北上。路上、食料、飲料等の

もてなしを受けながら2人して昨日、暑い新北市を通過。"台湾人はすばらしい"と感動している。

48歳の児玉文暁さんは小さい時から世界一周の夢があり、1995年に初めて徒歩旅行を決行以来、

ポルトガル、スペイン、フランス、スイス、ウルグアイ、アルゼンチン、チリ、ニュージーランド、

オーストラリアを踏破。2005年に帰国後、手押し車にテント、食材等生活必需品を積み、自炊しながら、

都会、観光地を避けて日本各地の人情風情と触れ合いながら日本縦断省エネ旅行に出発。

2006年児玉さんは北海道旅行中に奥さんのあゆみさんと知り合い、あゆみさんは2年後に職を捨て

2人での日本縦断旅行が始まった。1年の内3ヶ月は旅行、9ヶ月はスキー場、旅館、酒蔵、等で

アルバイト。

昨年末沖縄で結婚式を挙げ、台湾は結婚後初めての旅行先、言わば、新婚旅行先である。

児玉さんは9年前台湾旅行の経験があり、台湾人の熱情と友情に感動、今回は奥さんを伴っての再挑戦。

花東街道を北上しながら原住民の歌や踊りに触れ合ったり、太魯閣(タロコ)の風景を楽しんだり、

花蓮の吉安小学校で講演をしたり、旅を楽しんだ。

北上時、花蓮から4日かかって手押し車を梨山(海抜3,000m)まで押し上げ、現地人から果物を送られて

激励された一幕もあった。

"実は私旅行はあまり好きではないんです。旦那さんと知り合ってから一切が変わりました。不思議なものです。"

あゆみさんは少しの英語とボディーランゲージを通して、台湾人は非常に親切な事、途中は大部分、

小学校や派出所に宿泊させてもらった事、道々出会った多くの友達、食べ物やお茶を頂いたり、

"がんばれ"と励まして頂いたり日本ではなかなか得難い経験でしたと言っている。

ご夫婦は台湾の夜市が大変お気に入りで、特に臭豆腐と台湾ビール、中でも台湾人の人情味が一番

好きだと言っていた。

自由新報 台北報道 記者 頼」

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新聞に載ったことは全然知らなかった。

記事を読んで、私たちに会いたいと電話を掛けてくれた台湾の施志平さんから知らされたのだ。

その日の昼には、宿に来てくれて、記事を書いてくれた頼さんも一緒に近くの店でお昼ご飯をご馳走になった。

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施志平さんは自転車で台湾一周を3回していて、台湾の山を登ったり、海外にも出かけたりと、とても
アクディブな人だ。

新聞記事が縁で、また新しい繋がりが出来たなあ。

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なんてことを話しながら食事をしたんだけど、またそのことが記事になっていた。

これは全然知らなくって、本人がFBで記事を知ったという、なんというか台湾らしい流れ。

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新聞社の話しでは、この記事の反響がとても大きかったようで、たくさん電話が掛かってきたそうだ。

電話番号を教えてもいいですか?ということだったので、もちろんOK。

翌日、また別の男性が会いに来てくれた。

台湾、歩きの旅は終わった。

これから数日は歩けなかった、台湾の西側をバスで尋ねる。

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by ayumiaruki | 2014-07-28 23:59 | Comments(4)
2014年 07月 27日

巴陵~高坡の國小跡~三民國小~三峡國小


【台湾距離数】679

【これまで歩いた総距離数】 6,102km

【現在地】台湾 新台北市 淡水

【旅の行程】 台湾 桃園県 巴陵→(20㎞)→高坡 2泊→(15㎞)→三民國小 2泊→(17㎞)→三峡國小 






  出発  新城   標高   0m 

 1日目  天祥   標高  480m

 2日目  慈雲橋  標高 1,117m

 3日目  神木   標高 2,150m

 4日目  合歓山  標高 2,560m

 5日目  梨山   標高 2,000m

 6日目  梨山   休養日

 7日目  お寺   標高 1,800m →2,000まで一度登る

 8日目  南山   標高 1,500m 

 9日目  四季   標高  800m

10日目  大同   標高  450m →350まで一度下がる

11日目  明池   標高 1,200m 

12日目  巴陵   標高  600m

13日目  高坡   標高  500m  

15日目  三民   標高  400m

17日目  三峡   標高 ほぼ0m











山越え13日目 標高差100mの下り(良い感じ) 温泉効果で元気快復? 

標高500m暑い~。これでも平地よりは涼しいんだろうなあ。体はすっかり涼しい気候に慣れてしまったようだ。

高坡の集落に到着。テントを張らせてもらおうと思っていた学校は、すでに廃校になっていて入れなかった。

けれど校庭で遊んでいた子供達が近所の家に連れて行ってくれて、そこの家の人が、廃校になった校舎の管理をしている

人のところへ連れて行ってくれて、テントを張らせてもらえることになった。

あ~良かった。

この日は二人ともほとんど写真を撮っていない。

朝は元気だったんだけど、暑さと溜まった疲れがまた復活。ゆっくり休みたいなあ~。

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と思っていたら、翌日は雨。これじゃあとても歩けない。

台風が日本を直撃。台湾は強風と雨の一日になるようだ。

次の町で買い出し出来るからと思って、食料は昨日でほとんど食べ尽くしたけど、まあなんとかなるだろう。

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それにしても凄い雨だった。

直ぐに考えたのは、今まで通って来た土砂崩れの工事現場のこと。また崩れていないだろうか。

こんな時にあの道を歩いていたら大変なことになっていたなあ。

テントもトイレもトタン屋根の下だから安心だ。

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この日一日で何時間寝ただろう。

日本の旅でもハードな局面はあったけど、この山越え中は、今まで経験したことのないような肉体の疲労と

それに比例した深い深い眠りを味わった。

パソコンもネットもない世界で、極度の肉体疲労と、深い睡眠と、回復を繰り返すのは、これこそ人間そのものの姿だ!これこそが歩く旅だ!なんちって思ったりしたなあ。
(その時は、そんな甘いこと言ってる場合じゃないんだけど)

かなり単純。

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雨が止んだら、校舎管理をしているお兄さんと、バスの運転手をしている友達がお酒と、ツマミを持って

テントに遊びに来てくれた。

シャワーもないし、水は山水だけど(雨だったから水は濁っていた)なんか凄くゆっくり出来た。

やっぱり1日ゆっくり休めるのはいいなあ。

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山越え13二日目 快晴 暑いぞお~ 体調いいんじゃない?

翌朝、まだ山道ではあるけど、電信柱も増えてきた。

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道も整備されていて、人の気配を感じる。

あ~町が近づいて来ているなあ、期待が膨らむ。

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前にもブログで書いたけど、この日の目的地は復興という町だった。

山越えの最終目的地で、ここまでくればって勝手に思っていたんだけど、町は道の奥にあり、また戻って来なければ

ならないから、次の町まで足を運ぶことにした。

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次の町、三民の國小にテントを張らせてもらう。

学校は夏休みに入っていて、昼からでもテントを張って良いよ、ということだった。これはありがたい!!

しかも2泊の許可ももらって、学校のシャワーも使わせてもらった。

ちゃんとしたシャワー何日ぶりだあ?

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学校の向かいには、なんとコンビニが2件。椅子とテーブルあり。
午前中は「7-11」、午後は「ハイライフ」とフルで使わせてもらった。

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コンビニの向かいには、一律30元というリーズナブルな店。
一日2食、この店で食べたから、顔なじみになった。

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その隣には、台湾のファストフード、サンドイッチの店まである。

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店内は殺風景で必要なモノしか置いていないけど、味は美味しい。

これだーーー!!私が求めていたものが全て揃っているーーー!!!ないのはツェンチュウナイチャーだけだーー!

ここでブロブを更新せずに、どこでするというのだ!!ここでしなかったらバチが当たる。

二人は交代でパソコンを使い、せっせと更新した。
食事も交代、早朝と夜とも時間をずらしてひたすらパソコン作業。

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山越え 17日目  さらにあじぃ~~ 寝不足だあ~ 

遂に台北の文字が現れた。ゴールは近い

ここまで来ると、もう早くゴールしてゆっくりしたい気持ちもあった。なんというか焦ってる感じ。

もっとゆっくり刻んで、味わいたいとかじゃなくて、この暑さと汗と誇りから早く逃れたい気持ちが強かった。

フミさんも早くゴールしたいようだ。

予想はしていたけど、暑い、、、、そうかもう7月だもんあ。 

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道中は中途半端な田舎道でトイレはない。竹林に入って用を足したら(小です!念の為)ぶわあああ~~~と

蚊が舞い上がって、一瞬であたりが蚊だらけになった。
なんだこりゃあ~~~ぶわんぶわん言ってる~ぞお。

慌てて手で追い払ったけど、お尻は出したままだったから、一瞬の間にお尻だけで8ヶ所刺された。

一気に刺されると、痒いじゃなく痛い!

ズボンのボタンも止めずに痛い!!痛い!!と飛び跳ねながら山から降りて来たら、フミさんに写真撮られた。

あ~もう蚊がいるんだ~~。もう高山じゃないんだ。

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いよいよ町も近づいている。ここから台北市内までは、もうあと30キロぐらいだ。それにしても暑い~~。

そして空は雨の降る気配。これは早くテントを張らなければ。

でも台湾の大都市、台北からこんなに近いところでテントが晴れるだろうか。
私たちは普段都市ではテントは張らない。

治安の問題もあるし、都市は日本でも何処でもテントは禁止だ。

この当たりはその、テントを張れるギリギリラインからは外れている、NGな場所だろう。

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都会では、人の目も厳しくなるものなんだけど「チャヨー!!」の声も沢山あった。
走って追いかけてポカリスエットを差し入れしてくれた男性。

テントは2件の学校で断られて、さあどうするか、やっぱりもう都会だからダメかと諦めかけていた。

都会で私立の学校だったんだけど、入口は厳重にロックされていて、セキュリティーの人がちゃんと受付している。

台湾の学校はオープンなものだと思っていたけど、田舎と都会じゃ全然違うんだなあ。

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三峡という町に入った。狙った訳じゃないんだけど、選んだ道がたまたまこんなレンガの建物で、なかなか面白い。

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レンガ道を通り抜けると、お寺とパイツーソーと、ビルが入り組んだ台湾の町並みに出た。

あ~久しぶりだなあ。にしても暑いーーー。

町を歩いてて、夕方やっと涼しくなったなあと、温度計を見ると「36℃」。

36℃で涼しいって、どういうこっちゃーと自分でも思う。

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ここでダメだったら、宿を取るしかないか。

3つめに訪ねた学校「三峡國民小学」は、受付のおじさんが先生を呼んで来てくれた。

先生はどうぞ、どうぞと、学校内や職員室も案内してくれて、パソコンも使わせてもらった。

シャワーはないけど、このホースでよければと、使わせてもらえて、ホントこれで充分なんです。

この暑さの中、ホースでの水浴び、あるのと無いとのは、全然違う。

広いトイレの室内でドアを閉めれるから、コソコソしなくていいのも嬉しい。

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案内してくれたのは、英語と体育の先生、宋宏璋さん。

日本の先生から、少しだけ日本語を教えてもらったことがあるそうで、日本語が上手だ。

学校は休みで、息子さん二人も学校に来ていた。

宋先生は息子さんと一緒に町を案内してくれて、ここ、三峡の町で有名な「牛角」というパンを袋一杯買ってくれた。

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クロワッサンのように見えるけど、食感も味も全く別。バターの風味と香りが病みつきになる味。

冬瓜のジュースまでご馳走になって、思わぬ一日になった。

この町は古い港町の風情も残っていて、コンパクトで雰囲気のいい街だった。

夜は、久しぶりのマクドでブログ更新、ジュース屋でツェンツーナイチャーも買って、もう思い残すことはない!!

この調子で行くと、明日はゴールか?!

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by ayumiaruki | 2014-07-27 17:05 | Comments(4)
2014年 07月 26日

大同國中~明池派出所~巴陵

【台湾距離数】627

【これまで歩いた総距離数】 5,887km

【現在地】台湾 新台北市 淡水

【旅の行程】 台湾 宣蘭県 大同國中→(25㎞)→明池派出所→(19㎞)→巴陵 






  出発  新城   標高   0m 

 1日目  天祥   標高  480m

 2日目  慈雲橋  標高 1,117m

 3日目  神木   標高 2,150m

 4日目  合歓山  標高 2,560m

 5日目  梨山   標高 2,000m

 6日目  梨山   休養日

 7日目  お寺   標高 1,800m →2,000まで一度登る

 8日目  南山   標高 1,500m 

 9日目  四季   標高  800m

10日目  大同   標高  450m →350まで一度下がる

11日目  明池   標高 1,200m 

12日目  巴陵   標高  600m









ブログの更新が遅れて、実際の出来事と遠く離れてゆくのは、どうも落ち着かない。

何日も前のことを書くと、そのときの感情や気持ちの高ぶりはどんどん色あせてしまって、普通の

それなりの内容になってしまう。

私は自分の記録のためにもこのブログを書いているから、その時の感情に一番近いものを書き残したい。

だから、時にはクドくても、バカっぽくても「あ~しんどい、あ~疲れた、あ~足痛い」

と何度だって書きたいのだ。

 

移動しながらでも、どんな場所でも、気候でも、もっと集中して短時間で写真を選びブログを書けるよう

訓練しないとな。









標高450mの大同、心配していたほど暑くはなく、夜もぐっすり寝れた。

昼に暑いのは、まだ我慢すればいいけど、夜に暑くて寝れないは要注意だ。

フミ48才、私は43才。

この歳になると、徹夜とか絶対無理!!しっかり睡眠をとることに関しては、結構気を使ってる。

早朝、大同國小を出発する。今日はこの山越え最後の難所。

標高450mからさらに350mまで下って、そこから一気に1,200mまで登るのだ。

山越え最初の2,560mに比べたら標高こそ低いけど、二人とも疲労が蓄積されてきている。

この抜けきらない疲労を残したまま、1日で1,200mまで行けるのか?

近所に別荘があるこちらの男性は、ライチ、凍った水ボトル、家の鶏の生卵を差し入れする為に、早朝テントへ

来てくれた。

昨日も来てくれていたようだけど、「水浴びしていたみたいだから」と出直して来てくれたのだ。

マズイ。。。ゲリラ水浴び目撃されてしまったか。

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出発して1時間、距離にして5㎞歩いて今日の山越えの入口に到着。

ここでちょっと腹ごしらえ。

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直ぐに急な登りが始まった。今日の行程は2日で歩くつもりだったけど、ダラダラと日数をかけずに
一気に歩くことにした。

今日はこんなヘアピンカーブが27個もある。

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1個、2個と数えてヘアピンを登って行く。

10個くらいで、マジかよ~~まだあと倍以上かよ~心の中でつぶやく。

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やっとヘアピンを抜けた、地図で数えた通り、きっかり27個あった。そこからも登りが続いていた。

2日の行程を1日で行くなんて無茶だったか?行けるのか?しんどいはしんどいけど、体調は悪くない。

調子の良い日と、悪い日の差が大きいなあ。

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明池に到着。下調べどおり食べ物屋はないけど、ちょっと離れた場所に立派な山荘があって、駐車場にはベンツや

BMWの高級車が並んでいる。

外のカフェには、見るからに洗練された雰囲気の客さんが、微笑みながらパンケーキなんか食べていた。

「フォークとナイフだぁ~」気づくと、ぼおっと見入ってた。

いいなあ~でも絶対高いだろうなあ、外のメニューを睨んでいたら、なんとメニューに缶コーヒーが

あるじゃないですか!!ハイ注文。

しばらく休んでから派出所の裏にテントを張らせてもらった。
フライを乾したり、食器を洗ったり、片付けたりを済ませてやっとテントに入って横になる。

すると「一緒に写真撮っていいですか~」の声。

休日なのもあって、トイレを借りにくる観光客がテント前を通って行くから、ラーメン作ってても、中で寝ていても

声を掛けられる。一人が外に出て一緒に写真を撮っても、「もう一人も一緒に」と言われることがよくある。

「こういうポーズで」という注文もあったり、控えめな印象の台湾の人だけど、人は写真に対しては貪欲なのかな?

でも私たちに出来るのは写真に応じることくらい、これくらいは精一杯しよう。

そしてまた、沢山の果物を頂いてしまった。こんなに沢山!!嬉しいなあ。

マンゴーはもう何個食べただろう。左のライチに似たのは、龍眼という果物。

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12日目 下り 天気良し 体調 朝から疲れてる

派出所には、2組くらいの家族が泊りに来ていた。お巡りさんの家族なのか、よく分からないけど夜中まで

楽しそうな声が聞こえていた。

二人とも疲れたのもあって、シャワーを借りに行くのは諦めた。それより寝たい。

そういえば昨日も、学校の手洗い場で、鍋に水を汲んで水浴びしただけだ。

翌朝、お巡りさんと。

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昨夜は肌寒いくらいだったな。朝も涼しい。

景色も深い緑に変わってきた。

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標高は1,200mから600mまで下るのだけど、登りも時々ある。

落石は標高に関係なくあるようだ。

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遠くの山の稜線に、家が見える。

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あんな高いところに?

地図ではこれから行く集落の直ぐ近くに見えたけど、実際は山の高い場所にあって、リアカーで行くのは

無理だろうなあ。

そそられる町並みだったけど。

ぐんぐん下って、気温はどんどん高くなった。あ~ここに来てこの気温はキツいなあ・・・。

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今日の目的地、巴里(バーリー)という町に着いた。

標高600m「あちーーーーい、なんだこりゃ~」取りあえず、公衆トイレ裏にリアカーを置いて
屋根の下に逃げ込もう。

昨日の山越えの疲れが出たのと、朝の気温との温度差が凄すぎる。

桃の産地で、観光地でもあるようで店はいくつかあった。

アイスコーヒーのあとに、桃ジュースまで飲んでしまった。なんという贅沢!!
この店の桃ジュースは氷ちょっとに、桃を丸ごとミキサーにかけるから、桃を飲んでいるみたいで美味しい。
酸味と甘味と冷たさが体に染み込むんだなあ。

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やっと体も落ち着き、日も陰ったところでテント設営。

場所は公衆トイレの裏しかなさそうだ。匂いが漂ってくるけどまあ寝るだけだから、いいでしょう。

来てから知ったんだけど、この町には温泉もあって、もう2日間入ってないし今日は大量に汗をかいたから
入ることにした。

いやあ~サイコー。本当に疲れると温泉で疲れが取れることが良くわかる。

夜、フミさんが「トイレの匂いが気になるなあ~」と言うので、荷物を一度出してテントの場所を移動した。
私は、匂いとかはあまり気にしない。
二人は気にするポイントが違うんだけど、これでもまあ何とかやっていける。

まあ暑いけど、風の入る方向にテントを向けたら安眠できた。

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13日目 なだらかな下り 天気よし(暑い) 元気だぞ!

リアカーを押していると、出店のお姉さんが「桃食べて行きなさい」と手招きしている。

こちらでは、桃を洗って皮ごと食べるみたい。

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シャキシャキした食感で硬いんだけど甘い。

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美味しいねえって食べてたら、隣のおばちゃんも「持って行きなさい」と袋一杯に桃を入れてくれた。

いやあ~日本じゃあ滅多に食べれない果物がいつもリアカーに数種類って幸せだなあ。

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町に弁当は売っていなかったけど、途中にこんな出店があったんで覗いてみる。

持ち歩けそうなものをいくつか買う。

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昨日の夜に、テントで声を掛けてくれたおっちゃんとまた偶然会った。

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おー今日は久しぶりに元気だぞお~。

やっぱり風呂は良いなあ。

さっきの店で買った、ソーセージと思っていたものは、もち米だった。

山越えもあと数日だーーー。ここからは暑さとの戦いだあ。

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by ayumiaruki | 2014-07-26 20:04 | Comments(0)
2014年 07月 23日

お寺~南山~四季の國小~大同の國中


【台湾距離数】583㎞
【これまで歩いた総距離数】 6,223km

【現在地】台湾 新台北市 淡水

【旅の行程】 台湾 花蓮県 お寺→(23㎞)→南山→(12㎞)→四季の國小→(13㎞)→大同の國中 






  出発  新城   標高   0m 

 1日目  天祥   標高  480m

 2日目  慈雲橋  標高 1,117m

 3日目  神木   標高 2,150m

 4日目  合歓山  標高 2,560m

 5日目  梨山   標高 2,000m

 6日目  梨山   休養日

 7日目  お寺   標高 1,800m →2,000まで一度登る

 8日目  南山   標高 1,500m 

 9日目  四季   標高  800m

10日目  大同   標高  450m







梨山で一日休養して、次の目標は南山(ナンシャン)。

大きな町からは遠く離れた山の中にある集落だけど、ここからまたしばらく集落と言えるような場所はなく

出来れば、また一日の休養と食料買い出し、そしてお金も下ろさなければならない。


話しはお寺の敷地にテントを張らせてもらったところから。

(ブログの更新が数日空いてしまったから念の為、山越えのことを早く書き終えてしまいたいんだけど

まだ数日間は無理そうだ)





山越え8日目  ちょっと登って下り 天気 曇り 体調 良し 

昨夜は10時には寝てしまった。

夜も雨が降ったのかな?雨の振り込まない広い屋根の下でよかった。

ネットが繋がらないからブログの更新も出来ないんだけど、繋がったとしても、この山越えで、そこまでする余裕は

とてもないなあ。

夜中にキャベトラが暴走していたみたいだけど、私は眠りこけてて全く気がつかなかった。

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最初は登りだったけど、そこからひたすら下って、南山の村が見えてきた。

どんな規模の町だろう、どんな雰囲気なんだろう、テントは張れるだろか、シャワーは浴びれるだろうか。

期待が高まる。

下りも急い下りで、ずっとリアカーに引っ張られた状態で、足を踏ん張りながら下るから前腿に力がかかる。

登りとはまた別の足の疲れがある。

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このあたりはキャベツの畑に囲まれた村のようだ。

ここから台湾各地へ、キャベトラが運んで行くんだなあ。

南山でキャベツ食べないと。

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テントの張れそうなところはなくて、ここで唯一の学校に行って聞いてみた。

「いつもここに張ってもらってますよ」ということで、テントの承諾をもらった。この当たりだと、この町の

この学校しかテントの張れそうな場所はないから、自転車やバイクの人が時々来るのかな?

二人とも、平地を歩くときもリアカーに引っ張られてるような、歩き方になってしまった。

足痛い、足痛いと言いながら村を歩いた。

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学校にシャワーは無くて、村で水浴びの出来そうなところか、シャワーのありそうな場所を聞いてみた。

施設そのものがあまりないから無理っぽいなあ。

派出所、ガソリンスタンドにも無くて「そこの教会にあるかもよ聞いてごらん」と教えてくれた。

教会で借りられたけど、ちょうど他の学校からこの町に来ている学生さんも、この教会のシャワーを借りることに

なったようで、外で大勢の学生が待っていたから、慌てて出てきた。

やっぱりシャワーを浴びると疲れが取れるなあ。でも明日も貸してとは、とても言えない。

明日はまた風呂なし日だ。

それともう一つ、非常にマズイことが判明した。

この村には、郵便局もATMもなくて、お金が下ろせなかったのだ。これは非常にマズイ。

この後3日間は、間違いなく下ろせないから、買い出しも出来ないのだ。

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それから村へ繰り出す。

授業はもう終わったようで、小学生の生徒が案内してくれた。「ここが店だよ」「ん?どこ」

中は、真っ暗な倉庫のようだった。これはヤバイなあ・・・。

無数のダンボールばかりで、インスタントラーメンが見当たらず探し回っていたら、生徒がダンボールの中から

引っ張り出してくれた。

なるほどそういうシステムなのか。

(店の中の写真なし。暗すぎで無理!)

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そしてここが、村のメインロードで、メインの場所。

あちこちで肥料が山積みになっている。

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実は想像していたより、だいぶん小ぶりな感じだったんだけど、1件だけとても広くて綺麗な店があって

そこに入ってみた。

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店は新しいようで、ここだけ都会のようだ。綺麗な奥さんが切り盛りして、旦那さんも手伝っている。

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こちらが旦那さん。人は良さそうなんだけど、どうも店の仕事より、お客さんとの話しに夢中になってしまうようだ。

ある日は、店に持って行ったはずのフミさんのザックが無くなって、店中を探しても、テントに戻ってみても

見つからない。

そのやり取りを聞いていた、店のお客さんの一言で、ハッとした旦那さんが、お客さんのスクーターを借りて

フミさんと二人乗りして何故か家に探しに行った。そしてザックは家で発見されるという、ありえない

珍事件があった。

どうりでこの二人、オーラが似ているハズだ。

なんでザックが家に行ってしまったか、気になる人は、フミさんのブログでいつか詳しく書かれると思います。

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その日の夜は蚊に刺されて、久しぶりだからか、刺されたかかとが腫れてしまった。

まだ涼しい標高だけど、だんだんと平地の気候に戻ってきている。

苦しい思いをして登っただけのことはあって、高地は涼しく蚊もいなかった。

フミさんと一緒に旅をしてて、足が痛いと言うのを聞いたことはほとんどない。

けど、この村に着いた時は明らかに不自然な歩き方で、痛い痛いと言っていた。

滅多にストレッチなんかしないフミさんが、この日から数日、ストレッチをしているから

よっぽど痛かったんだろう。

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翌日も学校にテントを張れることになって、休養日となった。

食事はもちろん、おっちゃんの店。「兄貴、兄貴」とフミさんを呼んで、果物をご馳走してくれた。

おっちゃんの店に長いこと居させてもらって、日記を書いたり、歩いた距離の確認、などなどの作業が出来た。

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山越え9日目 下り 天気 良し 体調 よし

この日はまあまあ元気。

翌朝は、おっちゃんの店に寄って朝食を食べてからスタート。

凍った水のボトルや、冷たい缶コーヒーを持たせてくれて、朝食代も「兄貴いらない、いらない」と受け取って

くれなかった。

おっちゃんの店で、日本語の先生や南山の町の人と話したり、おっちゃんともすっかり仲良くなって

娘さんが、テレビキャスターだということ、おっちゃんがこの街と、隣町の村長をしていたことを知った。

(うっそお~~)

小さな村だったけど、おっちゃん、奥さんと仲良くなれたことで南山の印象がずいぶん身近になった。

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今日もずっと下りだった、足痛いなあ・・・腿が痛い。

四季という村に到着。

想像どおり店は一件もなかったけど、綺麗な保健所があって、そこで休憩していたら、なんと保健所の女性が

「シャワー浴びない?」と向こうから声を掛けてくれた。

なんと嬉しい一言なんでしょう。

テントも張らせてもらうことになった。

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標高はだいぶん下がったけど、日陰で休んでいると丁度いい。風通しもいい場所で、シャワーの後は

気持ちよかったなあ。

台湾の野良犬は人が怖いことをよくよく知っていて、自分のエリアだと吠えたりしても、人との距離感を

ちゃんと分かっていて、必要以上に近寄ってくることはない。

けどこの犬は、初対面からやたらとフレンドリーで、私たちの行く先々に着いてくる。

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昼ご飯の用意をしていたら、保健所の人がキッチンも貸してくれて、昼はインスタントラーメンと

保健所の人がご馳走してくれたホットサンドイッチ。

ワン子は、さりげなく私たちとの距離を詰めてくる。

でも、私たちは動物に食べ物はあげない。人からもらえると思ってしまうから。

このワン子も、この二人からは貰えないことを直ぐに理解して諦めた。

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涼しい場所でしか出来ないこと、昼寝。

ワン子も昼寝。

このワン子の行動を観察しているとバカだけど、どうも憎めない。

人に飼われていたようで、人恋しくて仕方ないみたいだ。

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夕方大雨になって、隣にある学校の先生が、屋根のある学校でテントを張りなさいとわざわざ言いに来てくれて

小ぶりになってから移動した。

バカワン子も当然のような顔で移動。

ご飯を食べてると、切なくなるような上目遣いで見上げてから、フミさんの膝にちょこんと顎を載せたり

夜中にはテントの近くで吠え立てて、他の犬から俺がご主人様を守ってると言わんばかりの顔で帰って来る。

褒めてくれ~とゴロンと寝転がってお腹を見せるものだから、ついつい撫でてしまった。

私もフミさんも100%犬派で犬が大好きだ。でもこんなに仲良くなるのは、バカワン子の為にならない。

明日、ずっとついて来てしまったらどうしよう。

それこそ可愛そうだ。もっと冷たく接するべきだったなあ。

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山越え10日目 下り 天気良し 足の痛いのがだいぶ良くなった。

バカワン子は、テントをたたんでいる時もずっと離れない、置いていかれることが心配なのか、以前にも

大好きなご主人と離れてしまった経験から離れないようにしているのか、隙を狙って出発しようとしても
無理のようだった。

一定の距離を保って付いてきていたワン子も、自分のエリアから出ることはなかった。ずいぶん迷っていたようだけど

結局ついて来なかった。寂しいけど良かった。

今日もキャベトラが沢山通って行く。

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畑はキャベツから、西瓜に変わっていた。ずっと続くこの谷間が西瓜だらけ。

今日も下りだけど、少しづつなだらかな下りに変わってきた。標高も下がって確実に暑くなってきている。

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大同という集落の近くまで下った。

ここは店もないし家もほとんどないけど、中学校と何故か電力会社があった。

会社の人が声を掛けてくれて記念撮影。

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「さあ中に入って、お茶でも飲んで休んで行きなさい」と声を掛けてくれたけど、私たちには今日、絶対に

しなければならないことがある。

ここからバスに乗って、1時間半の町、イーランまで行ってお金を下ろし、中華電信でネット使用の延長手続きを

して帰ってこなければならないのだ。一日3本くらいのバスしかないから、悠長にお茶なんか飲んでる

場合じゃないんだけど、誘われるとついついふらふら~と付いて行ってしまうのが私たち。

一人が英語が堪能で気さくな人で「これからどうするの?」と聞かれて、イーランに向かうことを話すと

「バスはもう行ってしまったよ。良かったらこれからイーランに帰るから乗せてあげよう」ということになった。

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なんと、なんと、すぐに出かける準備だ!!今日のバスで帰ることを話すと、最終バスの時間まであと2時間という

ことが分かり、急げ急げと皆が大慌てで車に乗り込んだ。

車内で帰りのバス停の場所を調べたり、バス停に近い中華電信の場所を調べたりしてくれて、イーランでの滞在時間は40分しかない、まずコンビニでお金を下ろしてから中華電信で降ろしてもらい「ありがとう、ありがとう」

と何度も言って慌ただしく別れた。

ネット延長の手続きをして、今日の弁当、食料の買い出しを済ませて、ジュース屋でツェンチュウナイチャーも

買えた。早歩きでバス停まで歩いて到着は5分前。

車に乗せてもらってなかったら絶対に無理だった。あの町に行くのは1ヶ月に一度しかないそうだ。

英語の話せる人がいなかったら、こんなややこしいことを伝えるのは無理だったし。

台湾電力公司の皆さん、ありがとうございました。

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大同に帰って来て、学校のバスケット場にテントを張らせてもらい、さっき買ったお弁当を食べて

ふぁ~と気が抜けた。

久しぶりの町だったなあ・・・あっと言う間だったけど。

学校はもう夏休みに入ったようで、陸上部の生徒が練習していた。覚えたての英語で色々質問する生徒たち。

ほんと、人懐っこい。凍った水ボトルを差し入れしてくれた。

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夕方、バイク二人乗りの人が近くにテントを張っていて、一緒に食べませんか?と誘ってくれた。

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私たちはもう食べ終わっていたけど、色々勧めてくれて、ついつい食べてしまった。

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流石、台湾の人はキャンプでも色々な食材を調理するんだなあ。

山登りを終えて今日下ってきたそうで、私たちはこれから買えるからと言って、ポップコーンや葱のクレープを

作ってくれた。

男性は山岳ガイドをしている人で、台湾の100岳を最短で登った記録を持つ人だった。

はあ、今日も色々あった日だったなあ。

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by ayumiaruki | 2014-07-23 18:19 | Comments(9)
2014年 07月 16日

梨山~1日休養~お寺

【台湾距離数】535

【これまで歩いた総距離数】 6,102km

【現在地】台湾 台北→(汽車)→新竹→(バス)→台中市

【旅の行程】 台湾 花蓮県 梨山→(25㎞)→お寺 






出発   新城   標高 0m 

1日目  天祥   標高 480m

2日目  慈雲橋  標高 1,117m

3日目  神木   標高 2,150m

4日目  合歓山  標高 2,560m

5日目  梨山   標高 2,000m

6日目  梨山   休養日

7日目  お寺   標高 1,800m







 

梨山(リーシャン)という標識を見てしまったら「あ~もう着くんだ」という気持ちが湧き上がってしまって

そこから宿にたどり着くまで長かった。

最初に入った宿が、予想していた値段の2倍。とても無理だと諦めて坂を下って町まで歩いた。

町の屋台でちょっと麺を食べて、店のおじさんに安い宿はないか聞くと、「よしオレに任せろ」と言って

スクーターで宿まで来てくれた。

宿の人も親切だし、案内してくれたおじさんにも申し訳なかったが、そこも高くて諦めざるおえなかった。

他はもっと高いと聞いて野宿するか迷ったけど、明日はどう考えても休養が必要だし、根性で坂を登って

結局最初の宿に戻ることにした。

最後は一緒にリアカー押して、二人ともヘロヘロなのが充分過ぎるくらい分かっていた。

やっと宿に着いて、直ぐにでも横になりたい衝動を抑え、リアカーから荷物を運んだり、濡れたものを乾したり

充電したり、最後にシャワーを浴びて、やっと自由の身になれる。

今日頂いたマンゴーをお風呂で切って、これが二人で無事、梨山まで辿り着いたお祝いだ。

外は、夕方から天気は雷と大雨に変わった。

宿に泊まって良かった、本当に良かった。

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翌朝は、昨日とは別人のように回復していた。1日寝ただけでこんなに回復するとは自分でもビックリ。

窓からの景色は、天空の城のようだった。

町より少し安いこの宿は、見かけはボロボロなんだけど、景色が良さそうというのもあって、わざわざ

坂を登って戻って来たんだけど、そこかいは充分あったと思う。

カメラではこれしか写っていないけど、窓から顔を出すと、ずっと奥まで雲海がつながっている。

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ベッドでごろごろ。あ~幸せな休養日。

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梨山というのは、山の名前じゃなくて町の名前。

ここはちょっとした観光地で、いくつか店があるという情報はあったけど、どれくらいの店なのか下見しに行ってみた。

ここから2日歩いたところに店のある最後の場所、南山があるから大量に食料の買い出しをする必要はないはず

だけど、ずっと何もないところを歩いているからか、久しぶりの店というだけで好奇心が膨らむ。

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空気が違う空の色も違う。こんな休憩場所を発見して手紙を書いたりして過ごした。

遠くに私たちが泊まっている宿が見えるのがいいなあ。

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爽やかな風~~~あ~もう最高だなあ、爽やか大好き~。

もうジメジメ、汗ダラダラとは、おさらばだ~。

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昨日も見えていた尾根は、まだまだ先まで続いている。

明日のテン場はあの辺かなあ~もっと向こうかなあ~、そんなに標高差がなさそう、なかなか良さそうな道だなあ。
なんてことを話しながら、しばらく眺めていた。

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夕方宿に戻る頃には、あたりが霧に包まれて何も見えなくなっていた。

空気もさらにひんやりして、久々のニットを着込む。右手にあるのが我らのホテルその名も「新スイス」

まあ見た目はアレだけど、景色はスイスですよ。

偵察の結果、良いニュース珍珠ナイチャーがあった。悪いニュースATMがない。高山茶を飲みそこねた。

予定外の宿泊で、手持ちの現金が底をつき始めた。山越えでは店もないしお金は使わないだろうと思って
手持ちのお金はあまり用意していない。まあ南山で下ろすか。

お風呂で洗濯したり、汚れた道具を洗ったり、写真データを整理したり、ネットでテントを張れそうな場所を

調べたり・・・・休養日ってなんでこんなにあっという間なんだ。

あっそうそう、これも書いておかないと。

山越え中に、一度だけ喧嘩になった。幸せなはずの休養日に、店でご飯食べてて、ずっとテレビ観てるとか

私はiPod聞いてるとか、そんな理由。

何度もやってきた苦しい局面では、お互いに助け会うのにねえ。まあそんなもんか。

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山越え7日目 高低差200mで下り 体調悪くない。

何度も眺めていたあの、尾根の道を歩くのはわくわくだ。

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国道を避けて農道を歩いた。

短いけど、急なアップダウンがある。朝一番から、かなり急い(きゅうい)道だ。

この「急い」という言葉は、この山越え中二人のあいだで頻繁に使われた言葉。また勝手に作った。

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この地域は果物の収穫が盛んのよう。お茶の他にも、この標高と気候を生かした特産品があるんだろう。

もちろん名前にもある梨は有名。

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後ろには、梨山の町が見える。

この道選んで大正解だったねえ、良い道だあ~と、この時は盛り上がっていた。

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急いアップダウンはあるけど、日本も含めて「今まで歩いた道ベスト5」に間違いなく入る道だ。

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しかし、この道には一つだけ落とし穴があった。

これは農道だから、畑がなくなると道もなくなる。何処かで下にある国道に降りなきゃならないんだけど

あまりにも良い道で、なかなかその判断が出来ずにいたら、一台の軽トラが私達に一声かけて走り去った。

しばらく歩いてから、ひょっとして軽トラは注意してくれたのか?と気づいた。

農作業の人はこの先も道はあるって言ってたけど、どれも中国語だから今ひとつ確信がもてない。

もう一度聞くと、この先行き止まり、3㎞戻らないと国道に戻れないということだった。

ガーーン、ガーーーン、ガーーーーン!!

普通の道ならまだしも、あの「急い」アップダウンを3㎞?国道はすぐ下に見えるのに・・・。

来た道を戻るというのは、歩きにとって精神的にもダメージを与える。

この余計で、さらに急い往復6㎞は二人に大きな痛手を与えた。

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やっと、ほとんど今日のスタート地点の国道に戻って下り始めたと思ったら、私のトイレコール。

中途半端な田舎道はトイレポイントがない。

仕方なく倉庫のような場所でトイレを借りた。

農作業の事務所なのか、家族なのか、よく分からないんだけど、快くトイレを貸してくれた皆さん。

おまけにお茶までご馳走してくれた。そう飲めなかった「高山茶」だ。
控えめな味なのにほんのり甘味があってとても美味しい。

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こんな山の奥で、どこからか舞い降りてきたとしか思えない、清楚で色白で、スタイルが良くておまけに
英語ペラペラのお嬢さん。

こんな山越えしてると、いっそう天使の笑顔に見えてしまうのはどうしてなんでしょう。

こういうことは、徒歩日本一周中のべーすけ君に聞くといいのかな?

ちなみにフミさんの地図にも「胸の大きくて、綺麗なお姉さんにお茶をご馳走になった」というメモがありました。

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また少し歩くと、今度は別の家でプラムを一袋頂いた。

私がトイレを探しているときに、フミさんはある家でチマキと水ボトル6本も。

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景色の良さそうな場所まで体力がもたなくて、もうここで食べようと道端で弁当。

せっかく美味しく食べてたのに、キャベトラが孟スピードで通って、弁当や腕や足にパラパラと黒いものを

落としていった。

手でこすると真っ黒になって取れない「すす」なのかな。弁当があ~しょんぼり。

食べたけどね。

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頂いたプラムも。甘酸っぱさが疲れた体に丁度いい。

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また別の集落があった。町っぽいなあ~何でもありそうだなあ。

でも今日はもう少し進んでおきたい。

一日休んだけど、なんとなく疲れは溜まってきているかんじだ。

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果物農家のおばちゃんが、おいでおいで~と手招きしてくれてまた沢山のプラムを頂いた。

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もういいよ~大丈夫と言っても、おばちゃんは箱からどんどんプラムを出してくれて、嬉しい叫び。

リアカーが重かったりして。

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途中「加油!」チャヨーと声をかけてくれた男性は、わざわざプラム農園で買って来てくれたようだ。

「家に泊りにおいで、車に荷物も載せるよ」と誘ってくれたんだけど、山越え中だから、そうもいかなくて。

お互いの連絡先を交換して別れた。

今晩はプラム祭りだな(笑)

朝一の道間違いもあって疲れてたけど、沢山の差し入れと、応援でなんとか頑張れた日だった。

今日の目的地まであと少しだ、なんとかなるかな。

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その目的地、テン場にと考えていた警察所は閉鎖されていた。ガーーーン!今日2度目。

どーする?次の交番まではまだまだある、とても無理。戻っても特に何もなかったし、なら進むしかない。

あてのない前進。

そんな時に限って空模様は怪しくなってくる。道の奥に看板が見える度、期待するけど看板だけだったりして

がっかりする。

そこに現れた1件のお寺。

ここでダメならもう濡れるしかないか。

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お寺の管理人さんは、快くテントを張らせてくれた。あ~~~良かったあ。

トイレの場所を教えてくれて「シャワーも浴びたいでしょ?」と聞いてくれた。「え?シャワーがあるの」

「あるある、このお湯(左のドラム缶の上に中華鍋が乗っててお湯が入ってる)も使っていいよ」

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シャワーの浴び方を伝授してもらったところ、この大きなバケツに水を汲み、お湯も少し混ぜて

奥に見えるトイレで、小さなピンクのカップを使って、水浴びをする。

これを読んでいる日本の皆さんは「ええっ~~~!!」かも知れないんだけど、標高1,800mでも充分汗かいてるから

どんな場所でも、この水浴びが出来るのと出来ないのとじゃあスッキリ感が違うんですよ。ホントに。

それと、どんな場所でも堂々と出来るというのは楽。

今まで夜中にコソコソと、ありえない場所で、ありえない格好で、ゲリラ水浴びしている経験上そう思うのです。

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シャワーを浴びて、カップ麺が出来上がるまでの時間、呆然と土砂降りの雨を眺めていた。
危なかったなあ・・・こんな雨の中歩いている自分達を想像してみる。

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頂いたチマキも食べて、今日も台湾の人に助けられた一日だったとつくづく思う。

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by ayumiaruki | 2014-07-16 19:06 | Comments(8)
2014年 07月 14日

神山レストラン~大萬峯~梨山


【台湾距離数】535

【これまで歩いた総距離数】 6,102km

【現在地】台湾 桃園県 復興郷 三民村

【旅の行程】 台湾 花蓮県 神木→(16㎞)→大萬峯→(32㎞)→梨山 






出発   新城   標高 0m 

1日目  天祥   標高 480m

2日目  慈雲橋  標高 1,117m

3日目  神木   標高 2,150m

4日目  大萬峯  標高 2,560m

5日目  梨山   標高 2,000m

 








登り4日目 天気良し 体調悪くない 

今日は、私にとって未知の世界、標高2,560mだ。

岩を削った道、下を覗き込むとほぼ垂直の岩がずっと下まで続いている。

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今日のピークはあの山のあたりだろうか。

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標高2,000mはさすがに涼しくて、空気もカラッとしている。これは私の知っている台湾じゃないなあ。

北海道みたいだ。

高低差500mだから今日はそれほど登らないはずなのに、道はどんどん下っている。

マジかよ~下った分は確実に登らなければならないから、こんな時の下りはもったいなくて仕方ない。

もう下らないでくれ~と願いながら道を曲がると、まだまだ下る。

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上を見上げても、やっぱり絶壁。

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しばらく進むと、ガソリンスタンドが合った。これも地図で調べた通りだけど、実際見つけると嬉しい。

久しぶりのガソリンスタンドだ。それだけでテンション上がる。

コーヒーという文字を見て、考えなしに足がそっちへ向いてしまうけど、この近くに交番があって

今日はそこでシャワーを浴びれないか聞いてみるという重要な用事があるから、コーヒーは峠まで我慢だ。

交番近くにあるはずなのにない・・・。
数日前、閉鎖された交番のことがあるから、期待と不安が入り混じる。

次の道を曲がると「あったーーーー」交番に入って挨拶すると、見かけによらず(失礼だ)フレンドリーな

お巡りさんで、シャワーとさらに私が「もし出来れば洗濯機を」と聞くと、そちらも快く貸してくれた。

シャワーなし3日目だったから最初に、ざあっーーとお湯を浴びたときは最高だった。
隣のシャワーでフミさんが「ぐふぁ~わわ~」と声を上げている。

お巡りさんは、私たちのゴミも受け取ってくれて、水はあるか?とかスマホの翻訳ソフトで聞いてくれる。
最後に頑張れよーと見送ってくれた。

ここで浴びれなかったら、結構キツかったから本当にありがたかった。

この時のことと、天祥でシャワーを借りたときのことが、新聞に掲載されていることをずいぶん後で知った。

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さあ、体はスッキリ。しかし足は重い、なんだこれ鉛でも入ってるかってくらい重い。リアカーも重く感じる。

やっぱり、ちょっと長く休むと筋肉が冷めてしまうのか足が痛くなるなあ。

フミさんも同じのようだ。

そんな時、「加油!加油!(チャヨーチャヨー)」と声を掛けてくれることは、嬉しい。

こちらのご夫婦はわざわざ車を引き返して、りんごと水の差し入れをくれた。

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しっかり下ったもんだから、想像していた以上の上り坂だ。

来たぞーー2,500m!!

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そしてついに、この山越え最高標高2,565mだーーー!ここは、標識があるだけで特になにもない。

今までのダイナミックな自然の世界から、自然とはまったく調和しない人の住んでいる傷跡が色濃く

見える場所に変わっていた。

ゴミや大量の廃棄物が散乱して、そこかしこに放置されている。

やったー!という気持ちより、このゴミの山や途中でほったらかしになった工事のような跡が印象深い。

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峠に行けば変わるんだろうと思っていたけど、そこは峠というより普通の道だった。

地図で調べていたとおり公共トイレはあるけど、コーヒーどころか、食べ物を食べれる店もない。

トイレの横で果物を売っている人は、怪訝そうな顔でこちらを見ている。

バス停は、暗くなってからならテントを張ることは出来そうだけど、生ゴミ臭いし、なにより

この流れで行くと、あまり楽しい出来事は待っていないような気配があるのだ。

こういう予感とも直感とも言える「流れ」に敏感になることは、旅をする上で重要なことだ。

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そして、もっと重要なことは洗濯物は直ぐに乾かすこと。少しでも日光に当てること。

目を光らせると、ガラスや割れた電球が散乱して、いやあ~な匂いのしているこの電信柱3本しか干せそうな

場所はない。まあしょうがないか。

フミさんは、ここからさらに高い山に登れるかどうか検討している。

凄いなあ・・・。

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時間的に登山は無理と諦めたようだ。

一息つくと無性にお腹が空いて、インスタントラーメン、りんご、お菓子、食べれるものは何でも食べた。
(これが原因で後でお腹が痛くなる)

そしたら疲れがどっと出た。登り続けて今日で4日目そりゃあ疲れるわなあ。

フミさんが偵察してくれて、もう少し進んだ場所にテントを張ることにした。

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トイレはないし、虫もわんさか飛び回ってるけど、一刻も早くテントで横になりたかったから助かった。

あ~段々と疲れが溜まって来てるなあ。

それに加えて、私は今日から1週間体調の悪い週になってしまった。

こんな山奥の一番標高の高い場所で・・・。

夕食の準備や片付けは全部フミさんがしてくれた。ありがとーー相棒。

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翌朝 山越え5日目 下り 体調最悪 あ~体が重い・・・そしてお腹が痛い(自業自得)・・・。

神木でテントを張った日の夜、寝袋で横になって直ぐ腕で何かがモゾモゾ動いているのが分かった。

「何かいるなあ~むにゃむにゃ」それから腕がチクッと痛くなって、「コイツは刺す虫だなあ~むにゃむにゃ」

起きてシャツ脱いで、虫を払いなさいと脳に命令しても体は半分睡眠状態に入っていて、ピクリとも

動かなかった。

モゾモゾ野郎は、チクチクッと攻撃しながら首の方へ移動している。

それでも体は睡眠状態だ。あ~まずいなあ~まずいなあ~と思いながら最後に首でチクッとしたのまでは覚えてる。

モゾモゾ野郎の正体は分からないけど、首の後にお腹ま周りまで攻撃したようだ。

これがめっちゃ痒くて、3日目の今日が一番痒かった。

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今日は2日かける行程を、1日で歩いてしまうことにした。途中にはトイレや水補給出来るところがないし

早く梨山に着いて、出来ればそこで1日休養を取ろうということになったのだ。

距離は32㎞。この体調で行けるのか。

今まで登りはフミさんが押してくれていたし、下りは私が押すぞーと頑張った最初の数時間・・・。

後ろからフミさんが「うわっ」と声をあげた。

私は全然気づかないでこの蛇の直ぐ横を歩いていたのだ。蛇はよくいるからあんまり騒がないんだけど

コイツは結構太い。

そして顔もこちらを向けていた。私が噛まれなかったのは食事中だったからのようだ。体の一箇所が

不自然に太くなっている。

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細い山道を登ったり下ったりが続く。私は昼前から頭もガンガンし始めて、ここ数年で一番体調が悪い状態。
そしてお腹の調子は悪いまま。
陀羅尼助様~~頼みます~~~。

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こんな時「一緒に写真撮って」と言われて笑顔にするのが結構辛かったりする。でも「チャヨー」の一声で

気持ちだけでも元気になれたり、台湾の人にはお世話になっているから、写真だけはいつでも快く応じたい。

スクーターに乗った男性は、一度通り過ぎてまた戻ってきてくれて、差し入れをくれた。

お土産屋さんで買ったばかりの高級そうなお菓子だ。きっと家に帰って家族で食べるとか、お土産用なんじゃ

ないだろうか。

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体調はどんどん悪くなってくる。リアカーはずっとフミさんが押してくれている。

そして土砂崩れの後と、工事が多くなってきた。

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道は下りのハズが、登ったり下ったりで体力を消耗させる。

私も体調悪いけど、フミさんだってそうとう疲れているハズだ。相当無茶しても足が痛くなったりすることは

滅多にないのに、ちょっと休憩した後でも「イテテテ」と不自然な立ち上がり方をしている。

この道は崩れた後に取りあえず造ったような道だった。

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これから歩いて行く尾根と、この日の目的地、梨山とが面白いように見える。

高い山に挟まれた、尾根伝いの町という地形も面白いし、それがずっと続いている。
ここを自分の足で歩いて行くんだなあと思うと、ワクワクしてくる。

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ここからの景色も素晴らしかった。しばらく眺めていたなあ。

すぐ近くに見えるんだけど、実際には下りながらぐるりと回り込んで、また登らなければならない。

ここから先が長かった。

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茶畑も増えてきた。この当たりで採れるお茶は、高山茶(カオサンチャ)と言って効果なお茶だ

台湾を訪れた人から「とても美味しいから機会があったら是非飲んでみて」と言うコメントがあって
かなり気になっているのだが。

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途中、車が並んでいるから何かと思ったら、土砂崩れの工事で、1時間に10分しか通行出来ない場所があった。

「ええ~~あと40分も待たなきゃならない。今日はまだまだ進まなきゃならないのになあ~」

とか言ってもしょうがない、椅子を出して休憩だ。

車の人は外に出て、他の人と世間話をしたり、子供は遊びまわったりしててのんびり待っている。

誰もブーブー言ったり、イライラしている様子がない。こういう工事に慣れているのか、大らかな

台湾の人の気質なのか。

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やっと通れたと思ったら、また足止めだ。

まあしょうがない。

それにしてもだるい、、、頭痛い、、、足痛い、、、、痒い、、、、。

フミさんが「梨山では宿に泊まろう」と言ってくれたんだけど、山越えの先はまだまだ長いし

それはまだ大丈夫と答える。

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ぐるりと周りこんで、40分待った土砂崩れの跡が遠くに見える。

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そしてまた工事で足止め。さっき通ったばかりのようで、ほぼ50分待つようだ。自分ペースの休憩

じゃないから、こういうのは逆に疲れる。でもしょうがない待つとしよう。

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工事のおばちゃんが昔、日本の温泉で民族舞踊をしていたそうで、日本後で話してくれる。

「これ社長さんよ」と言って紹介してくれた社長さんが工事の人達と私達にもアイスキャンデーをくれて、井戸端会議。そこへ車で待っている人、何人かも加わってまた井戸端会議が始まる。

台湾の人は、知らない人同士でも結構気軽に話す。てっきり友達なのかと思ったっていうくらい普通に話してる。
日本のように敬語がないのも理由にあるのかな?上司と部下でもあまりかしこまらずに話していたり

女子高生とおじさんも初対面で普通に話していたり、いいなあって思う。

この時は、おばちゃんが通訳をして話しが盛り上がる。

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工事のおばちゃんが水蜜桃(スウェイミータオ)をくれて、台北から来ていた車のおじさんが

マンゴー(マンクオ)をくれた。

日本後を話せるおばちゃんが、ここですかさず卑猥な冗談を連発する。

からっと明るいおばちゃんだった。私は結構好きだ。

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通行出来る時間だ。おばちゃんは私達を先に通らせてくたんだけど、このあと直ぐに車に追いついて

真っ白な土埃に飲み込まれてしまった。息を止めて早歩きで進む。

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それじゃなくても社長さんから「石が落ちてくるから上は見ないで、早足で進め」と言われていた。

見るなと言われると、見たくなるのが人間の心理。見上げたそれは「嘘だろーこれ風吹いただけで崩れるぞ」

ってレベルだ。

一目散で先へ進む。やっと工事区間が終わったと思ったら土埃で真っ白になった上に、ホースから吹き出してる

水を思いっきり浴びてしまった。

あ~もう最悪だーーーー!!

「フミさん、やっぱり宿に泊まろう」

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合歓山から私たちを脅かしていた、キャベツを運ぶトラック。通称「キャベトラ」と勝手に名づけた。

季節の野菜なのか早朝から夜中まで次々とキャベツを乗せたトラックが孟スピードでタイヤをキーキー

鳴らしながら峠道を飛ばしていたのだ。

コイツの存在も怖かった。

あ~マジで頭ガンガンだーーきっついなあ。こういう時は頭の中で数字を数えながら歩いている。

「1.2.3.4.」10まで数えて、また1から数えなおす。まるで囚人だな。

この区間は果てしなく、果てしなく長かった。

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そしてやっと梨山(リーシャン)の看板。

写真撮るのも辞めて、このまま進みそうになったけど、気合を入れてタイマーセットで記念写真。

梨山に着いた、もう宿以外考えられない。

こうなったら一刻も早く宿に入り、荷物を整理して、シャワーを浴びて、そして寝るのだ。

眠りたいのだあ~~~メシよし何より、眠りたいよお~~~~。

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by ayumiaruki | 2014-07-14 01:07 | Comments(2)
2014年 07月 12日

天祥~慈雲橋~神木のロッジ

【台湾距離数】462

【これまで歩いた総距離数】 6,102km

【現在地】台湾 桃園県 復興郷 三民村

【旅の行程】 台湾 花蓮県 天祥→(20㎞)→慈雲橋の東屋→(21㎞)→神木 


 




出発     新城       標高 0m 

登り1日目  新城~天祥    標高 480m

登り2日目  天祥~慈雲橋   標高 1,117m

登り3日目  慈雲橋~神木   標高 2,150m

 




登り2日目 体調よし 天気よし(もっと涼しいかと思っていた)

「キャッキャ」と鳴いている動物の声で目覚めた。サルがテントのすぐ横の柵を起用に渡って行く。

何匹も通ってゆくところを見ると、毎朝のルートなのかな。

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昨夜は9時に寝て、朝5時起床の6時半出発。


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観光バスが通るような、タロコのメインの場所は昨日で終わり。

今日からはどんな景色になるんだろう。

遠くに見えるのはトンネルだろうか。

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近づいて行くと、その大きさが実感出来る。

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標高もぐんぐん上がる。

500mまで来たら、ちょっとは涼しいのかと思ったらまだまだ暑い。

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ここは地図で何度も何度もなぞって見ていた場所だ。

ぐるりと遠巻きに坂を上ってやっとスタート地点天祥より標高にして100mほど登った地点に戻るのだ。

あんなに苦労して登ったのにスタート地点がすぐ下に見えるというのは、がくーっとしてしまう。

朝は調子良く進んでいたのが、2時間くらいで足に力が入らなくなってきた。

こんなんで大丈夫だろうか。

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11時半。景色の良さそうな東屋があったから昼ご飯。

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昨日の店で買っておいたチマキだ。

朝ごはんは食べていないから、こってりしたチマキが上手い。

チマキというのは良く考えられた食べ物だと思う。

もち米がギュウギュウ詰めでコンパクトだし、肉、干し椎茸、竹の子、色々な具材も入っている。

包んである葉は、自然のものだから山に捨てれる。

食べたら手が油だらけになるけどね。

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昼ご飯を食べてから、さらに足に力が入らない。

今にも崩れそうな岩が、覆いかぶさるように切り立っている。

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歩いていると、こういう石がよくあって、フミさんは大きな石は足で蹴って道路の隅に寄せる。

ガラガラと頭上で音がして、リアカーの前に落ちてきた時は結構ビビった。

その時はサルが動いて、石が落ちて来たようだ。

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歩いた道が真下に見える。

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後半は、さらに急な坂道が続いて、フミさんが押している時間がどんどん長くなる。

悪いなあ、疲れるだろうなあ。フミさんは大丈夫、大丈夫と言うんだけど。

急な坂道は平地の5倍は体力を消耗するから、私はキャンプ地で頑張ろう。とか心で思った。

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1,000mだーー。

標高の看板があると写真を撮って、よしガンバローと励まし合う。

「よしガンバロー、あとこの倍+600m!」

これだけ毎日汗だくになって登って、さらに倍???+600m

気が遠くなる。

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しばらく歩いて、また東屋発見。

テント設営の時間にはちょっと早いし、明日のことを考えるともう少し標高を稼いでおきたいところだけど

この先から、道はぐんと急になるからテントを張れるスペースがあるかどうか分からない。

よし、ここでテントにしよう。

ここの赤い橋はどこかで見たことがある。

ユーラシア、北米大陸などをリアカーで歩いた吉田さんが1年前に台湾も一周していて、タロコを

歩いた時のブログを花蓮で見た時『水がなくなってトンネルの屋根から落ちる雨水を沸かして

インスタントラーメンを食べた』という記事にええっーー雨水!私たちもそうなるかあ?って

話してたんだけど、私たちもそこでテントを張ることになった。

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フミさんは到着してすぐ、寝てしまった。

自炊の準備をしていたら、車で来ていたご夫婦がリンゴをくれた。

地元の果物だそうで、小ぶりだけど甘くて美味しかった。レトルト生活だからありがたい。

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クモ嫌いの私は、トイレや東屋ではまず天井を確認してしまう。大きなクモがボテっと頭や背中に

落ちてくるという恐怖が常にあるからだ。

「そんなことあるわけないって」いつもフミさんは言うんだけど。

張り切ってテント設営していたら、そのボテっが聞こえた。鈍くていやあ~な「ボテっ」というあの音。

手の平サイズのクモが、さっき私が居たその場所にボテっと天井から落ちて来た。

「うぎゃああ~~~~」

私こんな場所で昼寝なんて無理だわって言ってたんだけど、急激な眠気には勝てずに私も寝てしまった。

あとから気づいたんだけど、この昼寝が体力の回復に重要みたい。

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夕食はレトルトカレー。

あ~日本の味だあ懐かしいなあ。

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私たちはまだ、飲み水があるから『吉田水』(と勝手に名づけた)で食事をするほどじゃないけど

水のない場所だから、この『吉田水』で顔を洗ったり、歯を磨いたり生活水に汲んだ。

水は貴重なのだ。

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ついでに手と足も洗って、本日のシャワー終了。

8時くらいに寝たかな?昨日よりさらに深い眠りだ。

坂道を登るのはキツいけど、夕方には涼しくなって朝方は寒いくらい。ぐっすり眠れるのがいい。

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登り3日目。体調は結構良い。天気も良い。

翌朝も早くに起きて出発したけど、途中にひょっとしたら食べ物売ってる?という感じの家を見つけた。

家なんてずっと見ていなかったし、いきなりこんな山の中に???なんだけど寄ってみる。

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トラックの運ちゃんが、カップ麺を食べてて、まだ幼い姉妹が慣れない手つきで食べ物を作っている。

今日は平日だ。お母さんが病気で倒れたのかなあ?

お父さんらしき人は農作業をしているようだ。

弁当ある?と聞くとコクリと頷いた。頼んでみると、おかずを一から作り始めた。これは時間がかかりそうだ。

でも一生懸命作ってくれているし、まあのんびり待つとしよう。

40分くらいして、お弁当2つが出来上がった。

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思った通り、テントの張れそうな場所などなくて今までで一番急な道が延々続く。

今日は標高2,150mまで上がらなければならない、昨日もキツかったけどさらにキツい日になるはずだ。

足が痛い・・・。フミさんも痛いようだ。

標高1,500m

上を見上げると、山の上のさらに上にガードレールが見える。

なんだよあれ!マジかよーーーあそこまで上がるのかよおーーー。

二人でブーブー言いながら、でも押すしかない。

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そして押せば、たどり着くのだ。

今度はさっき見上げていた道から下を見下ろす。

遠くに赤い橋もちょっと見える。テントを張っていた場所だ。

ここも、ぐるりと遠巻きに回ってくる道なのだ。

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そして標高2,000m

立ち止まってポーズする余裕はもうない。

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開けた場所に石のテーブルもあったからここで昼食だ。

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姉妹が一生懸命作ってくれたお弁当だ。

行動食で済ませる予定だったからこんな食事が出来るのは嬉しい。

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「歩いてるの?一緒に写真撮って」と言われることが多い。

サイクリングの人も多いし、スクーターで来ている人もいる。

この日だけで10組くらいの人と写真を撮った。

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このご夫婦は、台湾を縦断している話しをすると「それは良い」と何度も言ってくれてライチをくれた。
ライチは二人の大好物だ嬉しい!

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車に戻ると、水も持って行きなさいと言って、大量のお菓子も持って来てくれた。

どれも花蓮のお菓子だから、きっとお土産だと思う。こんなにもらえないと言っても、いいからいいからと

言って気前よく、くれるのだ。

こういうことが出来るのは、お金があるとか、ないとかの問題じゃないんだろうな。

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この後、山の中の小さな集落の交番で水をもらうつもりでいたから、もうあまり水は残っていなかった。

やっと地図どおりの場所に着いて行ってみると、交番は閉鎖されていた。ガーーーン。

これは大きな痛手だ。

とにかく予定どおり進んだ。地図で下調べした通り、それ以降は家も建物も何もない山道だ。

テン場予定地に着くと、何もないところにロッジ風の軽食屋だけが1件ポツンとあって、手洗い場所の

山水なら汲めそうだ。

それを沸かして飲み水を作るか。

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東屋で休んでいると、観光に来ていた人に声を掛けられ色々と話した。

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最後に水はあるかい?と言って、なんと6Lの水をくれたのだ。

何度も水を沸かして作らなきゃと思っていたから、これは本当にありがたかった。

車で来ていても、水の売っている場所まで1日かかるし、こんな大量の水を売っている店なんてないから

貴重なのに、この山越えでは何台もの車が引き返したり、停まって水はあるかい?とボトルを差し入れ

してくれた。全部の写真は撮っていないけど、その差し入れのおかげで水が足りなくなることがなかった

ことは感謝してもしきれない。

手に持っているのは一緒に頂いた台湾のお菓子で、これもまた美味しかったな。

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水も作らなくて良くなったし、少し休もう。

そう思ったら急激な眠気が・・・歩いているときは暑かったのに、横になると寒い。

ザックからジャンバーを出して寝ればいいんだろうけど、眠すぎて起き上がれないのだ。

寒い、眠い、寒い、眠い、しばらくウトウトしてからやっとジャンバーを出せるくらい体が回復して

ジャンバーを着た途端、深い眠りに落ちた。

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どれくらい寝ていたんだろう、フミさんに起こしてもらって、せっかくだからロッジ風の店でコーヒーを

飲んだ。ダウンのジャンバー着たまま、ホットコーヒー飲んでるなんて数日前なら考えられないことだ。

体も温まって、二人とも疲れがどっと出た。私は椅子に座ったまま何も出来ずに、しばらくぼおっ~としてた。

観光客も居なくなったから、東屋の下にテントを張る。

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フミさんもフリースを着ている。夜はどれくらい寒くなるのかな。

夕食はレトルトの牛丼と味噌汁。差し入れの食事が重宝している。

あまりリアカーを押せなかったから、食事の準備は頑張ろうって思ってたけど、私は疲れきって全然ダメで

テントを張ったらまた寝てしまい食事の支度もフミさんがしてくれた。

ひたすら坂を登って今日で3日目、明日はいよいよ最高地点の2,600mだけど、こんな状態で登れるのかな?

ご飯を食べたら少し元気になって、食器洗いと片付けは何とか出来た。

フミさんは休んでていいよって、言ってくれるんだけど、おんぶにだっこじゃなくて、一緒に山越えを

したいのだ。

夜は星が綺麗だった。

ネットが使えないのもいいもんだなあ。

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by ayumiaruki | 2014-07-12 23:48 | Comments(14)
2014年 07月 10日

花蓮~新城~天祥


【台湾距離数】421

【これまで歩いた総距離数】 5,640km

【現在地】台湾 桃園県 復興郷 三民村

【旅の行程】 台湾 花連県 呼吸民宿→(5㎞)→旅館→(23㎞)→新城→(18㎞)→天祥

 





新城(標高0m)→ 1日目 天祥(標高480m)




心配してくれていた皆さん、ありがとう。

更新していない間もポチしてくれていた皆さんも、ありがとう。

ネットの使える環境になったので、これからガンガン更新していきますね。







花蓮から山越えの出発地点、新城まで23㎞を歩く。

これがまた暑いのなんの。

「あじーーあじーー」とブーたれながら歩いていたら、肩にボテっと何か降ってきた。

腕は明らかに何かが掛かっているし、腿にもボテっとしたイヤな感触が。

「あ~しょっぱなから鳥に糞かけられたーーー」とまたブーたれる。

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山越えに向けて、ズボン洗ったばかりだぞーー。ズボン手洗いするの面倒なんだぞー。

ぶーぶーぶー。

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新城では、学校にテントを張らせてもらった。いつもありがたい

これから自炊の生活だなあ、久しぶりだ。

フミさんの同級生の会社の人が差し入れしてくれた、レトルトの中華丼と味噌汁を早速頂く。

米を炊くのも久しぶりだ。

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この学校から1㎞も歩くと、もう太魯閤(タロコ)国家公園の入口だ。

これから3週間どんな毎日になるんだろう。

食後そびえ立つ山を見ながら、神妙な気持ちになった。

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翌朝タロコの入口。観光バスも多くてこの辺りは観光地っぽい。

最後のコンビニ、セブンイレブンで6リットルの水を購入した。その他に500Mlのボトルが6本

これで料理に使う分も含めて3日間もたせる予定だ。

レトルト食品、インスタントラーメン、米2キロ、行動食、クラッカー、缶詰、梅干。

それに今日の昼用におにぎりとサンドイッチ。

初日は食料満載で結構な重さだ。

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この辺は整備された公園だけど、最初から急な坂だ。

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すぐにトンネルに入る。

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トンネルを抜けると公園らしい景色ではなくなる。

このときはあまり気にしなかったんだけど、道路を見ると小石なんかは頻繁に落ちて来ているようだ。

この後からは、こんな岩の下で無防備に立ったりしていない。

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土砂崩れの跡は、これから何度も目にすることになる。

工事も追いつかないようで、さっき崩れたばかりみたいな場所がたくさんあった。

急な坂道はフミさんがリアカーを押してくれて、私は緩やかな坂と平地を担当。

と言っても平地なんてほとんどないし、ずっと急な坂ばかりのところもあって、そんなところは私も少し

交代するけど、フミさんの負担は大きい。

だから、リアカー以外のテント設営や自炊などなど私がやるぞーー!って心に誓っていた初日・・・。

タロコはそんなに甘くはなかった。

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歩き進めると、谷は険しくなって圧巻だ。

花蓮では、もちろんゆっくりさせてもらったけど、冷房の効いたマクドナルドで朝から夕方までずっと

パソコンをしていたせいか、二人とも軽い頭痛や体のダルさがあって、風邪のひきはじめかなあ?

とちょっと心配してたんだけど、このときの体の状態はベスト!

やっぱり歩くのがいいのかな。

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標高はまだ300mくらい。まだまだ暑い。

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こんなところを歩くと、自然の偉大さ恐ろしさを感じるし、こんなところに道を造った人間にも感心する。

この道は日本統治時代に作られた道だ。

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トンネルと言っても、岩を削っただけの道もある。

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岩に飲み込まれそうな道だ。じっくり見たいところだけど、この辺は崖崩れが多いから、しっかり帽子を被って

出来るだけ早歩きで通り過ぎる。

写真を撮っていたら、ガイドをしている初老の男性が日本語で「最近、観光に来ていた人が落ちてきた石で

亡くなった。本当に危険だから出来るだけ早く通りなさい」と教えてくれた。

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そう聞くと、どこもかしこも危険そうだ。

でも、ここを歩くことはもう二度とない写真も撮らねば。

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昼食は旧道のトンネル入口にした。ここなら安全そうだ。

こんな所で食べる食事は、どんな高級レストランでもかなわないだろうといつも思う。

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そしてまた岩の下を歩く。
トンネルも岩を削ったそのまんま感がある。日本じゃありえないだろうなあ。

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谷に転がっている石も、巨大だ。

スケールが違い過ぎる。あんな岩が落ちてきたら、人なんてアリンコみたいなものだ。


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予想していた通りずっと坂だ。

午後になると、いつもの歩きの疲れとは違う筋肉の疲れを感じる。

でも今日は景色と初日の緊張感もあって乗り切れた。私は午後になるとリアカーを押せる時間がどんどん

短くなってしまう。あ~ダメだなあ。

フミさんは私にあまり押させないよう、すぐに変わってくれてお互い「リアカー私が押します」

の譲り合い状態。

まあそんなこんなで今日の目的地、天祥に着いた。

人が住んでいる集落というより、観光地という感じで、カフェ風の店が1件と食べ物屋、果物屋が数件ある

わりと小綺麗だ。

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ここに食べ物屋があるとは考えていなかったからラッキー。

店で食べると水も使わず節約出来る。

ここでしっかり栄養と取っておこうということで、食堂でお腹いっぱい食べた。

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汗もべっしょりかいたなあ。

シャワーは二の次と言いながら、これから数日入れないとなると、やっぱり入りたい。

警察に行って借りれないか聞いてみたらなかなか通じなくて、所長さんが日本語を話せる人にわざわざ

電話してくれて、その人の通訳で貸してもらえることになった。

警察でシャワー借りる?と思うかも知れないけど、台湾の警察や消防署は、日本よりもっと身近なところ。

だからと言って、いつでも誰でも借りれる分けではないし、どの警察所にもシャワーがある分けではない。

淹れてくれたお茶を頂きながら、これまでの旅の行程や台湾のことを話したりした。

この辺もやっぱり日本じゃ考えられない感覚だろう。

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わざわざバイクで案内してくれたお巡りさん。

色々とお世話になりました。

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今日のテン場。

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シャワーも浴びてスッキリ。

いやあ~歩いたなあ。

どうも足が痛いと思ったら、久しぶりに足にマメが出来た。

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消毒してから針を差して水を抜くこの作業も久しぶりだ。

なんか初心に戻る山越えだなあ。

疲れてはいるけど、二人とも体調はだんだん良くなってる。

夜は秒速で深い眠りに落ちた。

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by ayumiaruki | 2014-07-10 18:32 | Comments(6)
2014年 07月 09日

私の楽園「復興」




【台湾距離数】380㎞

【これまで歩いた総距離数】 5,640km

【現在地】台湾 桃園県 復興郷 三民村






7月9日、目標地点「復興」に到着したーー。ヤッターーー!!

と喜んだのもつかの間。

私が山越えのあいだ中、想い焦がれていた「復興」は、想像とはちょっと違ってまして、通り過ぎました・・・。

まあ、私が長い長い坂道でリアカー押している間に、頭の中で「復興まで頑張ろう」「復興に着けば食べ物屋がある」

と勝手に復興で「タピオカミルクティー」を飲んでいる自分を想像して、楽園に仕立て上げていただけなんだけど。

一方的な片思いって怖いもんですねえ。

とにかく復興に着いて意気消沈した自分をもう一度奮い立たせ、5㎞進んで次の町「三民村」に落ち着きました。

Wi-Fiの繋がるコンビニがあって、食べ物屋もあるから、2泊してブログの更新に励もう。

三民村は標高300mくらい。ここまで来たらルート上にいくつか店はあると思うし、水と食料の心配はしなくて良いはず。

桃園には行かずに台北へ向かうことにしたから、ゴールまであと数日だろう。

あ~とにかくひと安心だ。







復興の町。ここに来たら何か食べれると思っていたから、食料は昨日の夜に食べ尽くした。

しかし、どの店も「メイヨー、メイヨー」で食べれないと言う。

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おかしいなあ、もうちょっと店があるハズなんだけど。

スマホの地図で確認すると、町の中心はルート上の国道から外れた道の行き止まりにあるようだ。

坂を下って行かなければならないし、またこの坂を登るのはあまりしたくない。

ということで次の町まで進むことにした。

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花蓮を出発して今日で16日目。

疲れてはいるけど、タロコの山越えの後のあの疲労感、300mまで下った後に1200mまで登った後のあの疲労感に

比べたら、屁のカッパだ。
と、すっかり気も大きくなっている。

この山越えで、今までの旅とは全く違う経験が出来た。私一人じゃ出来なかったし、フミさんとの一体感を強く感じた。

そのもろもろの経験を上手くまとめたりはとても出来ないけど、これから少しずつブログでアップして行こう。

今ちょっとタロコの写真を見たけど、ずっと昔のことみたいに思える。

そして胸が熱くなっている私である。ハハハ

心配してくれた皆さんありがとう。

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by ayumiaruki | 2014-07-09 18:10 | Comments(6)
2014年 07月 08日

あと1日だったのに大雨で停滞

スマホにて近況報告。


あと一日で山中の最終目的地、復興に着く予定だったんだけど、台風の影響で昨夜から大雨。今日は停滞になった。
台湾の旅で雨の停滞は初めてだ。
テン場は廃校になった学校で広い屋根があるし、トイレも水(山水)もあるから良かった。
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大雨で動けないから、昼は手持ちの食料で何とかしよう。
歩いている途中におばちゃんから頂いた、ビーフンにカップのスープ、魚の缶詰、梅干し。
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ビーフンは具なし。インスタントラーメンの粉と塩コショウで味付け。
ずっと持ち歩いていた調味料を初めて使った。
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食べ終わったところに、学校の管理をしている魏(ウェイ)さんと、杜(トオ)さんが、お酒とお茶を持って遊びに来た。
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昼から酒を飲んで、いつもの筆談帳と片言の中国語で盛り上がる。
北海道の話からタコの話になって絵で説明したら、イカのことだったようだ。
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こんないつものやり取りも、あと何度かで終わるのか。

予期せぬ停滞だったけど、昼まで寝て体には調度良い休養になった。
寝ても寝ても眠い。
明日こそ復興に着くかな?
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by ayumiaruki | 2014-07-08 17:18 | Comments(4)