ただ歩いてゆく旅

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2017年 06月 30日

ジーニアスな人


【カナダを歩いた距離】            451km
【これまで歩いた総距離数】 6,258km


On the Trek across Canada on foot Stage2

Vancouver 👣👣Kelowna

【Distance in Canada】 451㎞
【Total distance 】 6,258㎞

【Day 40〜46】
【We are in 】
Hope Telte-Yat Campsite BC Canada




Day 40〜46
ホープのキャンプ場でくつろいでいる。
昼になると海からの風が、細い谷間を通り強風となって川を抜け、キャンプ場を襲ってくる。
そして夕方になると、嘘みたいに風はピタリと止む。
毎日、毎日、風は必ずやってくる。ヤツが来たらもう誰にも何の手出しもできない。
それさえ知っていれば、上手くやってゆける快適なキャンプ場だ。

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小さな町だけど、近くにスーパー、酒屋、100円ショップ、ドラックストア、アウトドアショップまである素晴らしい場所だ。

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毎日、野菜と果物を食べるのが楽しみ。

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マクドナルド会議。これからのルートについて検討中。どの道、前回以上日数のかかる無補給ルートしかないという結論。マジですか!

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キャビンに招待してもらい、スイカをご馳走になったり。

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自転車でトランスカナダを横断している2人。
「シアトルを出発して2日目なのよ」
「ヘェ〜、、、、、What!!!」

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フミさんがマクドで真剣に地図を見ていたときのこと。手持ちぶたさの私は窓の外を眺めていた。一台の自転車が沢山の荷物を載せてやって来る。彼は慎重にスマホとコードだけ取り出すと、マクドに入ってキョロキョロと電源を探している。ここは電源が無い。私は手招きして彼を呼び「良かったらバッテリー使う?」と聞いてみた。

「ありがとう。バッテリーはあるから大丈夫。ひょっとして日本人?僕はポール、でも奥さんが日本人で、神戸でバーをやっているんだ」

そこからフミさんも話し始める。
「ヘェ〜なんて言うバー?僕も友人に一度だけ、神戸のバーに連れて行ってもらった事があるよ」

「!!!!!」フリーズしたままの2人。

そのバーこそがポールの店。その時にお互いフェイスブックでも友達になっていたことが分かった。

私は知らないし会ったこともないけど、沢山いるの自転車旅人の中で、なぜか彼は気にかかり、わざわざ声をかけたのも私。それから2人は会った事があるのも知らずに会話していたのだ。
日本から数百キロ離れた、カナダの小さな町で。
旅をしていると、時々ただの偶然とは思えないような出来事が起こる。

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同じキャンプ場に泊まる事がわかり、多めに夕食を作っておいて、一緒に食べた。そんな時に限ってパスタ失敗。でも野菜たっぷりでヘルシー凄く喜んでくれて良かった。
キャンプ場に着いて料理が用意してあったら嬉しい気持ちよく分かる。
一緒のテーブルに居るのは、愛すべき私達の隣人ダニエル。
この夜は焚き火を囲み、ダニエルのコーヒーを飲みながら夜まで語り合った。

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出発準備中のポール。パッキングしやすいように丁寧に服を丸めている。彼は2年かけて陸路でパタゴニア、オーストラリア、ヨーロッパと世界を回る。

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旅をしていて、何人かの忘れられない人と出会った。私達に大きな影響を与えてくれたり、第2の故郷になったり、旅のしかたを変えたりした人。愛すべき隣人のダニエルもその1人。
彼は、1人で宝石の原石を探すトレジャーハンター。世界各地に飛んで行き知らない土地で人脈を作り、リサーチして、1ヶ月山の中へと入って行く。まるでインディージョーンズみたな人。
知識が豊富で、柔軟で、愉快で、ポジティブ、そして天才。
とても頭の良い人なのはすぐに分かったけど、彼は間違いなく天才の部類に入る人。
彼のアイディアには驚かされるばかり、私達にとても興味をもってくれて、すぐに仲良くなり、今では家族のようにこのキャンプ場で過ごしている。
缶を使った、自作のアルコールストーブ。

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食、車、自然、地質学、アウトドア、あらゆることに精通しているダニエル。
私が、サモサを食べたことがないと言ったら、あんなに美味しいものはない。近くに安くて美味い店があると連れて言ってくれた。

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炭酸ジュースも久しぶり。2人してご馳走になってしまった。

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先をかじって、ソースを入れる。スパイシーで大好きな味!
どのかで見つけたら絶対また食べる。

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毎朝、私達のコーヒーも入れてくれるダニエル。カウボウイスタイルと言って、水にコーヒー豆を入れて沸騰させるだけのコーヒーを教えてくれた。これがまた美味い!

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彼のことは、またいつかゆっくり書きたい。

これからまた一週間何もない場所を歩く。前回より長い工程だからまた慎重に歩く。食料も買ったし、休んだし、これから出発だ。



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by ayumiaruki | 2017-06-30 08:01 | 旅日記 | Comments(2)
2017年 06月 29日

水が何より大事


【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【カナダを歩いた距離】            451km


【We are in 】
  Hope BC Canada 

【Day 38〜39】
  シルバーホープクリークとの出合い→(24㎞)→シルバーレイク下流→(11㎞)→ホープのキャンプ場




Day 38
山から一気に下って、開けた場所でキャンプした翌日は、昼ご飯を食べてから出発。
これで少し元気になった。


直ぐに道路へ出れるけど、あえてトレイルを選択。見晴らしが良くて気持ちよく歩けるトレイルだった。
それにしても、キャンプ場を出てから誰一人にも会っていない。
たった数日だけど、こんな風に山を歩いていたら、山での音や匂いに敏感になってきているのが分かる。

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見晴らしが良くても、最後まで気を抜かずに熊対策。ザックに付けたマグカップ2つの音が頼りないから、棒で叩きながら歩く。

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こういうちょっとした動きでも、ずっとしてると疲れる。

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ここからトレイルが終わって道路へ。
1番上に小さく、TCT (トランスカナダトレイル)のマーク、次は初めて見るブリティッシュコロンビアのトレイルマーク、そして1番下がおなじみのトランスカナダのマーク。
ふみさん顔が疲れてる。

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今日も快晴だ。まだ力も残ってる。

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車は通らないのかなあ?道路といっても砂利道だ。でも歩きやすくて気持ちのいいルートだ。熊はどうなんだろう?

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あ、やっぱりいるのね。足跡を追うと、しばらくして山に入っていった。入り口の草がしっかりと凹んで、熊が一度座ったのが分かる。雨のあと昨日かな?
ここでもカンカン鳴らしながら歩いた。

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これはシカかな?

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バテる前に小まめに休憩。ちょうどいい石がある。出発前にあらっ?

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私達が座っていた石の隣は蛇がいた。熊以外も気をつけねば。

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もう7時だ。もうとっくに食べ終わっていないといけない時間なのに、テン場というテン場は誰か居て空いてる場所が全然ない。
そして水もあと少しでなくなる。早く浄水して飲めそうな川を見つけないと。
そんな時に限ってあると思っていた場所に川がない。あっても道路の下を流れるようになっていたり、枯れたあとだったり。
水とテン場を探しながら歩いて、疲れも一気に出た。
この景色も全く楽しめず、湖の水はさすがに飲めないし。

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そうこうしてたら、どんどん進んで州立公園のエリアに入ってしまった。
こういう標識のある場所では絶対にテントを張らないことだ。
2人とも、空腹と疲れと、あちこちの痛さがピーク。州立公園エリアを出てからやっと良さそうな場所があった。もうここしかない!やっと見つけたーーー!
しかし、そこに置いてあるゴミ箱のフタが壊れて無いマジか、、、。中にはリンゴの芯が入っていて私でもリンゴの匂いがよく分かる。
うーーーーん。迷う時間がないのは分かってるけど、迷った。
もうここに張って、ご飯作って寝てしまいたい。もう疲れた。
待て待て、あんなに熊に用心してきてここでこれ?

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歩くか、、、、。
しばらく歩いてて、水の音が微かに聞こえてきた。あるぞ!ある!絶対ある!!
道路の端に確かに流れてる。ふみさんが水源をたどると水の湧いている場所があった。
ヤッターーー水確保ーーー!!

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湧き出た水が上手い!湧き出てる場所分かるかな?ほぼ不純物なし。もちろん浄水なしでゴクゴク飲んだ。
あとはテン場だ。

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水を確保したらもう8時。もうテン場も見つからないかと諦めかけた時、すっと道路に光が差し込んであたりが明るくなった。ふみさんの後ろ姿をみてて、多分今日もなんとかなるような気がしてきた。

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なんとかなった。川辺に誰かキャンプした跡がある。前のキャンパーがゴミをそのまま置いて居たのと(カナダでこんなマナーの悪いのは珍しい)岩に落書きがある(これも初めて)のとで、みんな嫌がったんだろう。

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私達でもちょっと躊躇したけど、燃えるゴミは燃やして、空き缶の中身は捨てて洗って、ふみさんは置き去りのオムツも分別して燃やして、なんとか綺麗になった。

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今晩も食料は木に吊るす。毎日の日課だ。

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そしてもちろん焚き火。ホープまでの距離もあと11㎞になったし。ゆったりした気持ちになれそうなものなのにどうにも落ち着かない。
夜トイレに起きて、まだ明るい焚き火に薪をくべていたらハマってしまい、夜1時になってしまった。その次に起きたふみさんも同じくハマってしまい、なんと朝方の4時まで。
おかげで熊は来なかったけど、2人とも疲れ切ってるはずなのに、みょうに落ち着かない感じだ。

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Day 39
 寝不足のはずなのに、シャキッと起きて準備。今日平地の道路を11㎞歩いたら、ホープに着く。あーー何食べよう?スイーツは何にしよう?
そんな事ばかり考えて出発したら、テン場にマグカップを忘れてしまった。ふみさんが走って取りに行ってくれたら、見つけた人がマグカップに『ayumi 』と書いてあったのを見て、さっき歩いてた2人に違いないと、車に乗ってわざわざ届けに向かってくれてたそうだ。親切だなあ。
10時ころ久しぶりに建物を目にする。町がある気配だ。

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この日も天気が良くて山から下りたから暑い。それにしても天気には恵まれた。この橋を渡ったら、あと数キロだけど、なんて事ない舗装路の数キロが長く感じた。

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そしてついにホープ到着!!疲れと暑いので、顔笑ってない。
とにかく、2人で無事に着けてよかった。ふみさんはキャンプ場の確保。私はスーパーで買い物。買うぞ〜食べるぞ〜!

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by ayumiaruki | 2017-06-29 08:00 | 旅日記 | Comments(0)
2017年 06月 28日

雪はある?峠越えれる?


【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【カナダを歩いた距離】            416km


【We are in 】
  Hope BC Canada 

【Day 37〜38】
  チリワック湖キャンプ場→(28㎞)→シルバーホープクリークとの出合い



Day 37
チリワック湖のキャンプ場では、峠越え始まる前から行き詰ったけど、話し合った結果、選択肢3『状況を見て峠を越えよう』に決まった。
そうと決まればスイッチオン!このスイッチが何より重要なのは今までの経験でよく分かってる。早朝に目覚めて出発準備。峠を越えるとなれば早い出発は必須だ。
なのにテントびしょ濡れ〜拭いたり乾かしたり時間が過ぎて行く〜。

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キャンプ場からトランスカナダのトレイルは続いている。

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早朝は気分もいい。雪はどんなだろう?トレイルのコンディションは?今日どこまで歩ける?この緊張感、台湾のタロコ渓谷を歩く前を思い出す。

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ここからチリワック湖へ向かう。トランスカナダトレイルは今まであったトレイルを繋げた総称でここからは、トランスカナダトレイルであり、チリワックリバーバレーと呼ばれるトレイルでもある。ここで標高600m。ここから1400mまで登って、出来るだけ標高の低い場所まで下って山の中でテント。
これがトレイルと雪のコンディションが良かった時の想定。山深い中でのテント、熊が怖いな。

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湖の周りはまだ平坦。

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遠くに白い山が見える。これこそカナダだーー。綺麗だけど峠に雪が残ってるのも間違いない。

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ここから湖を離れて登りが始まるって時に、ザックのチェストバンドのフックが無いのに気づいた。軽量化で先端を切ったから外れやすかったか、何かしておくべきだった。

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やっぱり泥道はあるけど、キツすぎる登りじゃないのが助かった。

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地図でも、何度か川越えがあるのは分かっていたから大丈夫。ここは靴を脱いで渡ったからついでに昼ご飯。

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昼はいつもパンとバナナとか、火を使わないメニューだけど、この期間は軽量重視で昼も湯を沸かしてオートミール。
川の音で熊の気配が分からないから本当は良くない場所。トレイル先まで行って、鍋をカンカン鳴らしてまた戻ってくる。

(休憩前に確認すること)
・獣道はないか
・熊の好物ベリーなどはないか
・フンや足跡はないか
・見晴らしは良いか

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この辺りはまだ整備されてるようだ。歩きやすくて良かった。ピッチを上げて行く。

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すっと雨続きだったのに、今日の天気は最高だ。私の調子が悪くなって出発が遅れてなかったら、グレン夫妻にも会えてなかったし、景色も見れない雨の中、泥んこになって、この山を越えなきゃならなかったね〜とか言う。

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小刻みに休憩を挟む。景色を眺めながらも、棒でマグカップを鳴らす。

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だんだんと急になってきた。でもまだ体力は残ってる。まだ雪もない。あれ?これひょっとして行けるんじゃない???と思い始めた頃。

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峠が近づいた。雪もあるけどザクザク雪じゃないから問題無し。ここまで来て、また引き返すのは嫌だなあ。頼むよ〜峠を越えても雪が酷くないでくれよ〜。

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峠付近に放置された自転車発見。サビの状態からすると、1年か、2年くらいここにあるのかな?ここまで自転車できたのもビックリだけど。いったいこの2人に何があったんだ?

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マジかーー。「ファーストエイドキット」そのままあるじゃないかーーやばい状況になったんだろうな。携帯の電波もとっくに届かないし、キャンプ場出てから人っこ1人会ってない。気をつけよう。怪我をして動けなくなったら1人が助けを求めて2日間歩き、1人は山の中でじっと待たなくてはならない。

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そしてついに峠。雪そんなに無い!快晴!まだ2時だ!!行けるぞーーガンガン進むぞ〜。

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雪解け水で洗顔気持ちいーー。

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順調過ぎるくらい順調だったけど、ここからが試練だった。トレイルが見えないくらい木が生い茂っていて、ひたすら藪漕ぎが続く。これトレイルです。

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この藪漕ぎ、何時間続いただろう?早く逃れたい一心でひたすら進んだ。足元にはフンや、足跡があるけど、熊なのか良く分からない。
視界ゼロで、熊と鉢合わせしないかが心配だ。声を張り上げるしかない。

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川が近づくと道が開ける。靴を脱ぐ。藪を漕ぐ。の繰り返し。
もうとっくに予定していたあたりまで山は下りているけど、藪漕ぎから抜け出したいのと、いかにも熊がいそうなのに、視界の悪いこの辺りでテントは張りたくない。
普段なら平地でもバテてる頃なのに、人が変わったかのように歩き続けた。
グレンを家を出てから、常に空腹だったのに、この日は不思議と空腹も感じなかった。

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にしても、もう6時。テン場で夕食は作れないから、ちょっと開けた場所で夕食を作る。日陰は急に寒くなってきた。水は欲しい時にない。

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そろそろテントを張りたいけど、今度は水がないからテントが張れない。下る途中で水の音が聞こえて、ふみさんが沢に降りて水を確保。とりあえず今日飲む分だけ。

夕食後も下り続けて、もうすぐ道路というあたりまで来た。ここまで来たら、予定していたより1日早くホープへ行ける。これは想定外。14時間以上、山登りと藪漕ぎしたことになる。
安心したと同時に一気に疲れが出た。足も痛い、首も痛い。

夜9時、日暮れ近くになって開けた場所にテントを張ることにした。
ちょっと歩けば川も流れてる。大きな焚き火跡があったから熊よけに盛大な焚き火をした。
焚き火と言えばコーヒーだけど、匂いは禁物、熊が来るから我慢だ。
ただ焚き火を見ているだけで充分だ。心が休まって、誰もいない山の中でも安心出来る。

直ぐにでも寝たほうが良いのは分かってるけど、川まで行って顔を洗う。ただ水で洗うだけでもやっぱり気分が切り替わる。ふみさんも疲れてるのに食料を吊るしたり、火の準備をしたりなかなか寝れない。

今日はさすがに疲れた。テントで横になると、もう寝袋に入るのすら億劫だ。身体中が疲労しているこの感覚は、今までの舗装路歩きではなかった。こんなにも身体は疲労しているのに、達成感で興奮気味な夜、悪くない。

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Day 38
翌朝、もう9時だ!いつもなら私より必ず先に起きてるふみさんが、パッキングが終わっても隣でぐっすり寝たままだ。疲れてるんだろうな。

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昨夜の焚き火が良かったのか、動物が近づいた気配は無い。ありがとうふみさん。

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食料はどうだろう?この橋に吊るしておいたんだけど。

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よし、ちゃんとある。このバッグ本当に重宝してる。

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洗顔歯磨きも済ませて、今日ももう一踏ん張り。

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あ〜でも2人とも体が動かない。こうなったら昼ご飯を済ませて、昨日我慢したコーヒーを飲んでから出発しよう。
ずっと空腹だったけど、1日分余るから多く食べれるぞ〜。
順調に行ってあと2日。残り35㎞だ。

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by ayumiaruki | 2017-06-28 07:26 | 旅日記 | Comments(4)
2017年 06月 27日

ホープへ、3つの選択肢


【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【カナダを歩いた距離】            388km


【We are in 】
  Hope BC Canada 

【Day 36〜37】
  グレンのタイニーハウス→(21㎞)→フォーリーキャンプ場→(14㎞)→チリワック湖キャンプ場



チリワックからホープの町への峠越えは約一週間を予定していた。アウトドア好きなタイニーハウスのグレンも、まだこのルートを通ったことがなく、通った人も聞いた事がないという。
この期間は店や民家がなく、携帯の電波も届かない山の中。一番心配しているのは熊。カナダ旅での初試練だ。
持って行く食料調整も大事。私の調子が悪くなって町を出るのを1日の伸ばし、タイニーハウスでは2泊もさせてもらって、楽しかったが食料は足りる?天気は?

いつもの調子で書くと長くなる事間違いなしなので、写真とコメントで、2〜3回に分けてまとめたい。
さて出来るのか?




Day 36

グレンのタイニーハウスを出発。このあたりは木の橋が多い。

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なんて事ない道でも、木の背丈がはるかに高いのにはいつも圧倒される。

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づっと雨続きだった。今日も雨の予報だけど、ひょっとして降らないんじゃない?なおさら緑が鮮やかだし雨もいいね。

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あぁ、やっぱりトレイルはいいなぁ。

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こんなの舗装路じゃ見れないし、やっぱりトレイルのもんだ。

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大丈夫、端を歩けばいい。だってトレイルだもん。

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あの浮いてる木にそっと足を乗せて、それから端へジャンプして、最後に泥の上に着地、出来るかーーー!初日から靴が泥だらけだーーー!

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またいだり、くぐったり、前に進まないぞーーー!

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それからトレイルは荒れてきて、大嫌いな藪漕ぎになった。さらに雨降ってきたーー!
まだしばらくトレイルは続くから、もうここで昼ご飯。熊の事を考えると本当はもっと見通しのいい場所で食べるべきなんだけど、ここがやっと確保した場所だ。私がリンゴとパンにかぶりついている間、フミさんはマグカップを叩いて音を出しながら叫ぶ。
リンゴは熊の好物だ、速攻食べて移動するべし。

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この調子じゃ進まない。仕方なく舗装路に出た。
雨も本降りになって来た。テント張る時までにやんでくれたらいいなあ。

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雨つづきだったから、絶対トレイルはグチャグチャだと思ったのだよなぁ、とあとで思い返してもしょうがない。

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夕方やっとキャンプ場に着いた。無料で簡易トイレだけある場所だから期待はしていなかったけど、暗くてジメジメしたところでいかにも熊が出そう。人が誰もいないのが心細い。寝る場所で食べると熊が匂いに寄ってくるから、本当はここに着く前に夕食を済ませておきたかったけど時間的に無理だった。
仕方なく離れたテーブルを使って夕食。
近くに小川があって水の確保がしやすいのが助かる。飲み水だけ浄水して作り料理用は沸騰させるからそのまま使う。
食事中も、作っている時も、トイレの時も、寝る直前まで、つねに1人が食器を叩いたり、大声を出す。落ち着かないけど仕方ない。
昨夜は最後だからと遅くまでタイニーハウスでネットをしていて2人とも寝不足なのと、今日のトレイルで疲れた。
これで夜の8時頃。

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食後は、食料や洗面道具、正露丸など匂いのするものすべて木に吊るす。
チリワックのアウトドアショップでプレゼントしてくれたバッグがサイズも使い勝手も良くていい。
かなりテントから離れた場所には吊るしたけど、地上から4m上に吊るすのは無理だった。
2人とも早く寝ることだけを考えて行動したけど、なかなかうまくいかない。

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Day37

翌朝、2日目にして疲れてる2人。フミさん目が腫れてる。虫に刺されたのかな?フミさんはカナダに来てから花粉症のような症状がひどい。目が真っ赤で鼻水とクシャミが止まらないから可哀想になる。

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この日は、2人とも即舗装路に決めた。この区間のトレイルは舗装路とだいたい平行して走ってるから、またトレイルを歩きたくなったら戻れる。ひたすら真っ直ぐで面白みはないけど進む時間が計算出来るし、今日はとにかく早くキャンプ場に着いてゆっくりしたい。
晴れ間に白い山も見えて来た。天気良くなると良いなあ。

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フォーリーキャンプ場に到着。22ドル。水道があるのと人が沢山いて安心だ。
飲み水作らないって楽だ、音を鳴らし続けないって楽だ、身の危険を感じないでいれるってこんなにも違うのか。
でも他の心配、食料があとこれだけ。

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でも明日は一番キツイ峠越えだから、今日は多めにしよう。
オートミール、キヌア、マッシュポテト、サラミ。
この工程ではかなり豪華な夕食。

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食後にコーヒーと、トレイルミックス。
このトレイルミックスがなんともうまい。ついつい食べてしまうから、お互い別の袋に入れて大事にしてる。私はあとこれだけだ。

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テントの前で、同じもの食べてるリスを見てると複雑な心境になる。

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おっ!フミさんはチョコ3粒だけと決めたようだ。
あ〜食べたばっかりなのにお腹が空いてる。こんなんで明日峠越え出来るの?

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夜は安心だと思っていたら、何かが倒れる物音でビクッと起きた。テーブルに置いておいたプラティパスが倒れて辺りは水浸し。よく見るとかじった跡がある。何だろうと話していたらその正体がまた直ぐにテーブルに現れた。アライグマだ。
これで水パック2つだけか、足りるかな?

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問題は他にも出て来た。
キャンプ場管理人に車は?と聞かれて歩いてホープへ行くというと「ホーリーシット!!」彼の話では一週間前にも峠を越えてここへ来た人がいて、峠はまだ雪があったらしい。雪の装備あるのか?町へ戻った方が良いんじゃないか?とのアドバイスだった。
雪の装備どころかフミさんの靴はメッシュだ。

⒈このままヒッチハイクでチリワックまで引き返し、またここからスタート。(テンション激落ち)

⒉峠まで登ってコンディション確認。無理なら出来るだけ低い場所まで引き返しテント泊して、翌朝道路へ出てからヒッチハイクでチリワックへ。(体力と食料消耗)

⒊行けそうなら何とか峠を越えて、低い場所まで行ってテント泊。翌朝なんとか下って道路へ出てから、ヒッチハイクでホープの町へ。(峠を越えてしまったら、もうここへは引き返せない)


この3つで意見は一致。情報は一週間前のものだ。さてどれにするべきか。

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by ayumiaruki | 2017-06-27 02:10 | 旅日記 | Comments(0)
2017年 06月 25日

ひとまず速報


【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【カナダを歩いた距離】            353km

【We are in 】
 Hope BC Canada

We arrived safely at Hope town.

【Day 42】
ひとまず速報。

今日、2人とも無事にホープの町に着いた。
ヤッターーー!!素晴らしい経験だった。
天気が良かったのと、空腹と熊怖いのと、うんざりする藪漕ぎで、やけくそパワーがさく裂したのとで、1番キツい峠越えが予定していたよりかなり進んで、結局1日早く町に着いた。
でも食料は、非常食のバー1本を残してすっかりなくなった。毎日食後すぐから、次の食事までお腹が空いていた。

ホープの町に着いて、キャンプ場の確保と、夢にまで見たスーパーでの買い出しも済んで(本当に夢に出た)食べたかったもの買って、作って、熊の心配をしないでお腹いっぱいに食べた。この満腹感は久しぶりだわ〜。
シャワーも浴びて、一週間ぶりに服を着替えて、ずっとジメジメしてた寝袋も干せた。

今はもう夜の11時、テントの中。達成感と、安堵と、疲れとで幸せ、でもヘロヘロ。遠くから聞こえる人声が心休まる。緊張感が少しづつ解けて体が沈んでゆくこの感覚。

あ〜〜もうダメだ寝ます、、、眠い、眠い、眠い、、。
詳しいことは、、、また次回。お休みなさ、、、い。




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by ayumiaruki | 2017-06-25 16:22 | 旅日記 | Comments(2)
2017年 06月 20日

何が起こるか分からないのが旅


【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【カナダを歩いた距離】            353km

【We are in 】
  Chilliwack Lake Road  BC Canada 

【Day 35〜36】
  チリワックの宿→(10㎞)→グレンのタイニーハウス



Day 35
民泊のデニス宅に3泊もしたのに、出発前日になって急激な腹痛。いつも何かイベントごとの前はこうなる。
デニス宅は予約でいっぱいだったから、他を探したけど、週末でどこもダメ。
あまりルートから外れた場所に泊まりたくなかったから、近くのモーテルにしたら、1万円以上になってしまった。過去最高記録だそうだ、、、ごめんフミさん。デニスはチェックアウト時間を過ぎても部屋を使わせてくれて、とても助かった。隣の部屋の人も良い人で、ニューファンドランドが素晴らしい場所だと話してくれた。宿より民泊の方がやっぱり良いな。
体調今ひとつのまま、チリワックの町を出発。

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しばらくは舗装路沿いを歩く。まだ家があるから安心だけど、食料はマックス、重いっ!天気は今日もグズついてるなぁ〜降らないといいけど。

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水のチューブ良い具合だ。少々プラスチックの味がするけど、少しづつしか水を飲めない私にはぴったり。もっと早くからこれにしてれば良かった。
まだ、5キロしか歩いてないけど、やっぱり重いなあ。天気も今ひとつで2人とも口数が少ない。

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ちょうどそんな時、通り過ぎた一台の車がUターンして戻って来た。「今日はどこに泊まるの?良かったら私達の家に来たら良いわよ、シャワーもあるし」
いつも突然の話の展開だと、まず英語の聞き間違いかと思ってしまう。テントを張っても大丈夫かだけちゃんと確認した。私達がカナダ横断していることを話すと、知ってるわ。と言ったような、、、なんで?
後でフミさんと会話の復習。熊対策のバッグをプレゼントしてくれた『Mt WADDINGTON'S』の名前が出たような。
教えてくれた家まで行くと、夫のグレン(Glenn)が案内してくれた。可愛いタイニータイニーハウスがある。「ここに泊まって良いよ」
ええっーーーー!?

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グレン夫妻の家の前には、こんなに広い敷地があって、このタイニーハウスで私達も利用している民泊をしているのだ。
数日はゲストも居ないから、ゆっくりしていってという、今の私達には信じられない言葉。

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グレン夫妻は、熊対策のバッグをプレゼントしてくれたオーナーの友達で、彼のインスタグラムを見て、私達の事を知ったそうだ。
うちの近くを通るから、見つけられたら良いわね、と話している所に私達が歩いてて、「あれよーー」と叫んだらしい。
 グレンと、奥さんのステファニー(stethanie )

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外から見ると小さいけど中は広くて、インテリアがこのタイニータイニーハウスの雰囲気にぴったり。

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キッチン、バス、トイレはもちろん、オーブンまであるから凄い。さらにWi-Fi、スピーカー、バーベキューセット。フミさんの顔を覗くと、私と同じく信じられないの顔になってた。
早速コーヒータイム。外は雨が強く降り出した。あのまま歩いてたら、こんな雨の中だったのかぁ、、、。

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二階部分のベッドもゆったり。

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敷地を流れる小川の向こうには、ハンモック。

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焚き火のスペース、プールまである。

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夕食にもお呼ばれして、カナダで初めてのバーベキュー。

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グレンは人気シェフ、ジェイミーオリバーのファンで、料理も手馴れているし、キッチンもセンス良い。カナダのジェイミーって感じ?

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JAMIE OLIVER 私も好き。私も野菜を切ったりちょっとだけお手伝い。フミさんは何しよう?と聞いたら、旅の話しをしてて(笑)
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ベランダからお肉のいい匂いが、漂ってきた〜。ちゃんとスモークしてソースも手作りだ。グリルが外にある感覚で、よく使うみたい。
グレン家は、今回のルートではほとんど最後の民家。それも私達には信じられないラッキーなんだけど、熊の話になってここは出ないの?って聞いたら隣の家のリンゴの木を指差して、アレを食べに来るんだよ。
リンゴの季節になると来る。ある日は熊がリンゴの木に登ったまま、騒いでも降りなくてすっかり庭に居座った。隣の奥さんが怖くなってうちに逃げて来たんだ。さすがカナダ。

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娘さんは体調が悪くて、息子さんのイーライ、グレンのお母さんと一緒に夕食。
カナダ人の家庭にお呼ばれして、一緒の夕食は初めて。大きなプレートを回して、用意が出来たらそれぞれ食べ始めるとってもラフな感じで、リラックス出来て楽しかった。
でも「頂きます」と「ご馳走さま」は言ってしまう私達。食後は食べ終わるのを待っていてくれてて、なるほどと、カナダでの家庭のマナーも学ぶ。とっても美味しかった〜。

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食後はグレンが、車で最近見つけた秘密の場所に連れて行ってくれた。川の水がキレイだ。

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彼はこの場所で生まれて、子供の頃から自然に慣れ親しんでいる。トレッキングはもちろん、バイク、カヤック、パラグライダー何でもする。じっと激流を見つめながら、若い頃ならこの川も下ったけど今は責任があるからねと、話してくれた。
今はウェブデザインと、消防士という2つの顔を持つ夫で父親だ。

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『Mt WADDINGTON'S』のオーナーの親切から、グレンとステファニーの親切。
熊のことで意気消沈だったけど、今は本当に親切が身にしみる。

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by ayumiaruki | 2017-06-20 08:02 | 旅日記 | Comments(6)
2017年 06月 19日

山間部を超え、ホープへ


【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【カナダを歩いた距離】            343km

【We are in 】 
   Chilliwack  BC Canada 

【Day 35】
  チリワック、デニス宅に民泊→チリワックの宿


Day 35 

私が風邪気味で出発は1日延長になった。朝の天気は雨。

出だしはこんなだけど、今日から山間部にはいります。

スタート地点はチリワック、目指すはホープ。

なんと素敵な響きの町、ホープ!!


順調に行って、5泊6日。雨の日もあるから一週間を見積もってる。その間ブログ更新できないけど、慎重に行って来ます。







昨日の写真、水のチューブが新たに追加された装備。


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だいたいこの緑のルートで行く予定。

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地形図だとこんな感じ。後半一気に登って、また下る。
標高差1,400m。
この時には、食料が良い具合に減っているはず。

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by ayumiaruki | 2017-06-19 02:02 | 旅日記 | Comments(4)
2017年 06月 18日

チリワックの町で山間部に入る準備


【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【カナダを歩いた距離】            343km

【We are in 】
  Chilliwack Vancouver BC Canada 

【Day 30〜34】
アボッツフォード住宅街外れ→(19㎞)チリワック川辺→(7㎞)→チリワック、デニス宅に民泊4日



Day 30
カナダを歩き始めて1ヶ月たった。都会のバンクーバーから少しづつ田舎になって、もうすぐ山間部に入る。私達が進んだ距離はカナダ全体の地図でみたら、ほんの始まりの一点にしかならない。

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さて、木に吊るしていた食料を熊に食べられた、アボッツフォードのテン場から少しトレイルに入った。マグカップ2つをザックから下げて、音が鳴るようにする。内心ドキドキだ。
女性が大型犬2匹を連れて歩いて来た。あんな大きな犬と一緒だと心強いだろうな。
道の先で、トラックに乗った強面のお兄さんが、こっちをチラチラと気にしながらタバコを吸ってる。う〜ん、ちょっと嫌な感じ、遠回りしようかなぁ、、、。
車の横を通った時に何か言われた。何だ!??
この先のトレイルは迷いやすいからと、車を停めて説明してくれたのだ。
あ〜〜反省、私すっかり負の思考に陥ってる。
お兄さんは、また少し先でも車を停めていた「いやぁどうも君達のことが気になってさ、歩いてるなんて素晴らしいよ」と言ってくれて、色々話した。彼の話では、熊はこの先でも先週現われたそうだ。これから私達のブログを追いかけるよと言って、話したら凄く良い人だった。やっぱり反省。
今日も曇り空の川沿いを歩く。実は曇りの方が歩きやすくて良い。天気だと気持ちも晴れ晴れするけど日焼けで体力消耗する。

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テン場は川沿いの開けた良い場所だ。私が休憩中ベンチで寝ている時に、フミさんが偵察して見つけてくれた。

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夜は久しぶりに焚き火。良い場所だと焚き火したくなる。

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そろそろ野宿5日目だ。ずっとジメジメした天気だし頭が痒いなぁ。日本なら少なくても3日に一度は温泉に入ってたのに、やっぱり海外だとはそうはいかないか。
今日は買い出しが出来ないルートで、またオートミール、イン、キヌア。

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フミさんは最近体重が減りすぎ。ザックがゆるくなって腰に乗らないから、肩に負担がかかっている。なんとかしようと考えたのがこの『ねじりほう』なんだそう。
もうちょっと良い方法あるような気がするけど。
と、人のことは言ってられない。ベンチで思い出したけど、私は最初のテン場のベンチにカメラを置いたまま、朝まで気付かずに放置してしまった。夜に何人かの人がベンチに来ていたのに、誰も持って行かなかったのは奇跡だ。
フミさんはそれ以来、そんなカナダの人へのお礼だと、ベンチやテン場の周りのゴミを綺麗に掃除している。偉い!!
とか言ってないで、お前がヤレよって感じだな。
また反省、、、。

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Day 31
翌朝、雨がパラついていたけど、歩き出した頃は曇り空。こんな風景が当たり前になって来ている。

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今日は少しだけ歩いて、チリワックで民泊宿に泊まる。この後からまた一週間山間部に入るから、休憩、栄養補給(最近はこれが大切)、熊対策準備などなど。
ここは、宿主の居住スペースとは完全に分かれた2つの部屋がある創り。キッチン、バス、調理道具も自由に使えて良いけど、調味料が塩コショウしかない。

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一刻も早く浴びたいけど、シャワーの前に買い出しだ。宿での4日分の食料と(左側)、ここをでてから先、6日分の山中での食料(右側)
油がないからバターを買った(卵の上)230円くらい、多分日本より大分安い。炒め物は譲れない私!いつもより少し大きめ、ワインは譲れないフミさん!

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ずっと大切に持ってたマクドナルドの白ワインビネガー、スーパーの寿司コーナーの醤油、ホットチリソースの出番だ。
どれも無料のスパイス、ちょっとだけ欲しい私達には大切。

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塩コショウ、バター、ニンニクがあればスタミナ的に満足出来る料理になることが分かった。ガーリックチキンはフミさん作。


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バターチキンカレーも作ってみた。

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かぼちゃの種で、自家製トレイルミックス。

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待ちに待ったシャワーは、お湯を頭にかけた瞬間、頭が痒すぎて暴れまくりそうになった。3回目の石鹸洗いでやっと落ち着いたけど翌日もまだ痒かった。
それにしても、白いシーツのベッドって最高だなぁ。

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Day 32ー34
ゆっくりしたいけど、やることやらなきゃ。
まずは荷物も再度シェイプアップ。アメリカでは、3〜4日の歩きだから分からなかったけど、カナダを1ヶ月歩いて分かったこと、荷物は徹底して軽くするべき!!これはもう、絶対に揺るがない。
とは言っても、今回はかなり厳選した軽いものしか持っていない。
あと出来ることは、ザックの余分な紐を切ったりするくらい。切った後はライターで炙る。

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アルコールストーブの風防(ヘキサゴン)のケースも処分、今あるもので代用する。
それぞれの重さはほんの数グラムだけど、その積み重ねが大事。
と、出発前に他の人のブログで読んではいたけど、私達は痛い目に遭わないと実行しない。

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グランドキャニオンのキャンプサイトで、フリー用品(無料)になっていたREIのボトル。思いっきりマジックでFreeと書かれたボトルだったけど、使い込んでいつの間にやら消えている。これも処分。

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そして代わりに買ったのが、このチューブ。私達が持っているプラティパスの水パックに直接差し込んで、このまま縦にザックへ入れる。水を飲むときは先端のチューブで吸う。ボトルがあると便利だったけど、このボトルの重さが問題。チューブだけの方が軽い。

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チリワックは小さな町だけど、たまたまアウトドアショップがあったから、このチューブが買えて良かった。
アウトドアショップでは私達にとって他にも大切な問題がある、熊対策だ。外にはガイド用の車が停めてあるから詳しいんじゃないだろうか?
「これから一週間山に入るのに、凄く怖いんだ、重くてもベア缶が必要なんだろうか」レジの女性に聞いてみた。すると奥から、ちょっと熊さんみたいな人が現れて色々教えてくれる。ベア缶は置いてないんだけど僕はいつもこれを使ってるよと、丈夫そうな防水バッグを教えてくれた。彼は若いけど話には説得力があって、只者ではないバックカントリー玄人なのが分かる「じゃあそれも下さい!」即決。
熊さんは、その場でタグを外して「これ、僕の気持ち」ひょいとバッグを渡してくれた。
英語の聞き間違いかと思って、2人ともしっかり2度聞き直した。

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なんだかずっと不安で、天気同様に曇っていた気持ちが明るくなった。
熊さんはこんなに若いのに、ここのオーナーだった。男前!なんて気前がいいんだ、泣けてくるじゃないかーー。
食料の保管方法や、熊が山より民家近くの方が匂いに寄って来やすいこと、バックカントリーのキャンプは常に移動する事、などなど教えてくれた。本当にありがとう。
ガイドもしているようなので、カナダに来たら寄ってみて。
http://mtwaddingtons.com/

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私の前回のブログのタイトルは、最初『悪い予感』だった。いつもの様にフミさんに誤字脱字チェックをしてもらったら、珍しくきっぱりと「気にくわない」と言われた。
理由は「そういう事を、言ったり思ったりすると、かえって悪いことを呼び寄せる」という全くもって科学的ではない理由なんだけど、思うに私がどれだけがんばってもフミさんに敵わないのは、その全く科学的ではない部分。
いつも空きだらけで、脱力系のフミさんにスイッチが入って危険信号を発した時は本当にヤバい時。その信号はまるで神のお告げでもあったかの様に突然舞い降りる。野生動物的な予感とでも言うのか、17年間社会人だった私と、22年間世界を歩き続けているフミさんとの決定的な違いだ。

フミさんにスイッチが入った。2人とも今回はかなり慎重に準備をして、山間部に入るつもりだ。

プレゼントしてくれた袋に食料や石鹸を入れて、木に吊るす。今までよりもっと高く吊るす必要がある。
食事もテントの風下の離れた場所で。などなど、もっと神経を使う必要有りだ。

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by ayumiaruki | 2017-06-18 11:36 | 旅日記 | Comments(6)
2017年 06月 15日

今、やれることやろう!


【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【カナダを歩いた距離】            317km


【We are in 】
  Chilliwack Vancouver BC Canada 

【Day 26〜30】
コキットラムのGezaさん宅→(20㎞)→ピットメドウズ川辺→(29㎞)→フォートラングレー川辺→(19㎞)→アボッツフォード、ミッシッョンブリッジピクニックサイト→(20㎞)→アボッツフォード住宅街外れ





カナダ横断の旅は始まったばかり。歩けば住宅街とショッピングモールがあるような地域でこんなに熊に遭遇してたら、この先だんだん本格的な山岳地域に入るのに、いったいどうしたらいいものか。
私達のカナダでのキャンプには、根本的に間違ったところがあるような気がして、どうにも落ち着かなかった。

ブログを見た友人のアドバイスと、地元カナダ人からの教えで少しづつ分かってきた。どれも熊対策では基本的なことだった。
日本の半分と、台湾縦断をしたけれど、カナダの自然の中で歩くことに関しては、ど素人だと言うことが身にしみてよ〜く分かった。
カナダの熊事情を知った今、あんなキャンプの仕方をしていて無事だったのは、たまたま運が良かったからとしか思えない。






Day 26
さて、民泊の宿では異常なくらい空腹だった私の食欲は治って、今度はふみさんに同じ症状が現れた。

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やっぱり2人とも、運動量にカロリーが追いついていなかったみたいだ。
キッチンが使えたから高カロリーを意識して、挽肉、卵、野菜の食材購入。宿のオーナー、ハンガリー出身のゲサさんと、北京出身の奥さんが家の調味料、野菜、もち米を使わせてくれて、さらに栄養たっぷり補給出来た。
民泊は宿の条件や、オーナーとの距離感がそれぞれ違っていて面白い。
ゲサさん夫婦とはランチを一緒にしたり、お互い料理をシェアしたり楽しい時間だった。部屋も広くてバストイレ付きの方を使わせてくれたりと、何かと親切にしてくれた。

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Day 27
コキットラムの町を出発。Frasear River 沿いを歩く。乳牛に牧草、まるで北海道だ。

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天気も良いし、景色も良いし、熊の出ない場所を歩けると気が楽だなあ。

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家はもちろん、農場や牧場も、それぞれの家が景観にとても気を使っている。

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今日のテン場は、川沿いのベンチ横。

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夕食は、ゲザさんの家を出る時に作っておいたもの。私達が日本人だと知って、醤油や米を用意してくれたから味卵が作れた。嬉しいなぁ味卵、醤油味っていいもんだ。さらにチャーハン、もち米おにぎり。奥さんが淹れてくれたコーヒーも。軽量化で、毎日オートミールとドライフードばかりのカナダの旅では、今夜の夕食かなりのご馳走だぞ。インスタントじゃないコーヒーは、冷めても美味しいし。

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夕方、川には木材を運ぶ船が次々と現れた。カナダに来てから木材運搬をよく目にする。

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日の出は5時、日の入りは9時過ぎ。日照時間が長いから、この季節のカナダは旅に最適。
夜の10時頃が夕暮れの時間だ。

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Day 28
翌日も川沿いコースだ。橋を渡った後は3段ループの道。

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私有地と州の土地が入り混じった牧草地帯のトレイル。

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今日もトレイル沿いに、食べ頃のベリーが実ってる。

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ピクニックエリアの川沿いに出た。テーブルに、トイレと水場まである。よし、少し早いけどランチにしよう。
日本のに慣れてるからそう感じるのかも知れないけど、カナダはトイレが少ない気がする。それともこれが世界水準なんだろか?
トイレはないけどベンチはよくあって、町でも公園でもトレイルでも、おっ分かってるねぇ〜って場所にベンチがポツンとあって、そんな場所で読書するカナダ人を見かけると、こちらも微笑ましくなる。
こんな感じのピクニックエリアもよくあって、カップルが夕暮れ時にワインを楽しんだり、お母さんと小さな子供がマウンテンバイクで泥んこになってたり、老人が犬とじゃれてたり、アウトドアでの過ごし方が板についてる。
それとゴミ箱。これはかなりの頻度で置いてある。全て蓋が付いていて、匂いがしないようにゴムパッキンで密封出来るタイプか、熊が倒しても開けられないロック式かになっている。これだけトレイルを歩いていても、ゴミはほとんど見かけない。さすがだ。

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ランチも味卵(味卵は日持ちするスーパー食だ)バゲットの残り、クリームチーズ少し、ポテチ少し、りんご、トレイルミックス、そしてベリー。
りんごは熊の好物だから、夜に残さないでランチで食べてしまう。リンゴの芯は袋に入れてからゴミ箱へ。
海外に来てからリンゴは洗って、皮ごと食べてる。皮をむくのは日本人だけなの?それともリンゴの種類が違うのか、リンゴがやたら美味い。

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すぐにでも雨の降りそうな空模様だけど、なんとか持ちこたえてる。

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Day 29
今日も川沿いのトレイル。
『犬の散歩、乗馬、自転車、バイクはダメ、熊居ます』

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ハンガリーのゲザさん宅に宿泊していた時は丁度雨が続いていた。その影響で川沿いのトレイル入口には通行止めのサインがあったけど、何キロも戻るわけにも行かず突破。最初の数キロは問題なし、あと少しのところで橋が水没していた。

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ここまで来て戻れない。橋の縁を掴んで渡れそうだ。

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よしいいぞ〜もうすぐクリアか?ってとこで、橋の最後にトゲトゲの草むらが待ち構えていた。
誰かが大きな丸太を置いてくれてて、何とか脱出。

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テン場に目星を付けてたピクニックエリアも川が増水していたけど、たくさんの人がバーベキューをしていた。
この2日間は珍しく20㎞、29㎞と歩いてる。今日はまだ早いけど、ここをテン場にしよう。
夕方5時の昼寝?まだ日差しは強くてモンベル傘の出番だ。

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夜8時半、暗くなってきたからそろそろテントを張ろう。今日は19㎞か、まだまだザックを背負って歩ける体になってないけど、焦らずに歩き続けるしかない。
ピクニックエリアだから、人目に付かない場所に移動してテント設営。
快適な場所なのに何故か寝付けない夜だった。

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Day 30
今日はスーパーを目指して歩く。荷物が重いと全然歩けないと実感。ここ数日は水も食料もあまり持たずに距離を伸ばしているけど、食べる楽しみが無いのは寂しいもんだ。
だからスーパーが近づくとワクワクするんだなぁ〜。
スーパー『Save-On-Foods 』はそんなに安くないけど、薬局、酒屋、マクドナルドのある場所によくある。
今日のランチも歩きながら収穫したベリー、ヨーグルト、シリアル、バゲット。

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そしてトレイルミックス。数日前からおやつ的なシリアルバーを辞めて、ちょつと高いけどトレイルミックスにしてみた。な〜るほどね皆んながトレイルミックス食べるのも分かるわ。どんなスーパーにもトレイルミックスは何種類もあって、いつも買おうか悩んでいた。食べてみたら油分があるから満足感もあるし、ナッツが美味しい。あまり減らないから結局シリアルバーより長持ちするみたい。すっかり私達のお気に入りになった。

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でもそんなトレイルミックスは、熊にとってもお気に入りだ。
この日の夜は、スーパー近くの高級住宅街から100mほど離れた舗装道路沿いにテントを張った。
普段ならそんな住宅街の近くにテントは張らないけど夕食はスーパー横のベンチで食べてきたし、あとはもう寝るだけだ。
そんな場所でも念のため、食料、洗面道具などは袋に入れて遠くの木に吊るした。トレイルミックスはジップロツックに3重にしてある。
道路は、夜中まで車が行き来していてちょっとうるさいかなと思いながらも爆睡。

翌朝、食料を回収してきたフミさんの様子が変だ。袋が破けてるリスか?と言いながら沈黙。
リスじゃ無いことは直ぐに分かった。
袋を木に結びつけた部分は、カッターで切ったようにスッパリとした切り口になっている。

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木にぶら下がっていたのに、袋の中央トレイルミックスの部分だけ食べられていた。上部は爪で切った跡がよく分かる。
これは小動物には出来ないことだ。

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食料を吊るしていた場所。

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袋の裏側が破けていたから、フミさんも回収するまで気づかなかったそうだ。吊るしていた場所の草は踏み潰された跡があった。
熊は自分の獲物に執着する習性があるそうだ。こんな食べかけをそのまま残したのは、車でも通ったのだろうか。

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何と言うか、これから山岳地帯に入るぞって時に、こうも続くと怖気付く。
悪い方向へ進んでいるんだろうか?単に、まだ準備が足りないのか、何か抜けてる部分があるのか、それとも何かのサインなのか。
とにかく、もう少しリサーチしよう。次の町へ行ったらアウトドアショップでカナダの人は、どうやってロングトレッキングしてるのか徹底的に聞こう。やれる事やろう!
なんかもうブログじゃなく独り言になってるな。

でも、でも、でも、今までの遭遇が無かったら、友人のアドバイスがなかったら、間違いなくあんな場所で、わざわざ食料を木に吊るしてない。ナッツは私の足元のザックの中だ、、、。
悪い方向へは進んで無いはずだ。
いまやれることやろう。





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by ayumiaruki | 2017-06-15 19:30 | 旅日記 | Comments(4)
2017年 06月 10日

カナダ恐るべし!!


【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【カナダを歩いた距離】            217km

【We are in 】
  Coquitlam  Vancouver BC Canada 

【Day 24〜26】
 東バンクーバーケンジの家→(16㎞)→コキットラムのGezaさん宅






ケンジの家で手作りパンケーキをご馳走になってからの出発。
アパートメント近くは緑が多くて、近くにはカフェ、八百屋、肉屋、オーガニックの店も沢山ある、ちょつとオシャレな住みやすい地区だ。

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住宅街に緑が多いのは本当に気持ちが良い。こういうの日本じゃ無理なのかなぁ。管理とか大変なんだろうか。

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入江に沿って東へ進む。やっとカナダを横断する方角に向かっている。
入江はしばらく工業地帯のようだ。奥に見える尖った山は、イーストライオンと、ウエストライオン。

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雪山と、入江と、プール、不思議な景色。カナダの人は少し暖かくなると日光浴をするそうだ。
小さな公園でも水着の女性が日光浴してたりしててびっくりすることもある。

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川のように見えるけど、まだまだ入江。

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ツリーハウス発見。先客が居たから写真だけ。
ここでテントでも良かったな。

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数日はまだ街やビル、住宅街のあるルートだ。今日はサイモンフレーザー大学の前を通るんだけど、大学は山の上にあるようで、最初は急な山登りから始まった。こんな山の上に本当に大学があるのかと思ったら、いきなり草原からバンクーバー市内と海が見渡せる穴場の絶景ポイント。ここ気に入った!ここで夕食にしよう。こんなに明るいけど、もう6時半。

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トランスカナダトレイルのインフォメーションがあった。ずっとトレイルを歩いているのに、あまりこういうインフォメーションを見かけない。カナダデイにまでに全てのルートが繋がるように、今急いでルート整備をしているようだ。

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丘を抜けると、いきなり大学が表れた。地図ではスーパーや、スタバ、マクド価格のカフェ、ティムホートンもある。明日から2日間雨なので、ネットで停滞場所を調べたかったけど、カフェは閉まっていたし、大学構内はフリーのネットが使えなかった。ネットを当てにしてこのコースにしたから残念。水だけ汲んでテン場を探す。

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さっきはどこでも張れそうだったけど、人通りの多いトレイル横になってしまった。
マウンテンバイクや散歩、ランニングの人がしょっちゅう来るけど、もう夜の9時だし、ここなら熊も来ないだろうからここに決定。写真は朝撮ったものだけど、明るさはこんな感じ。明日に備えてすぐに寝た。

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夜の12時頃、ふみさんが突然「なんか居るっ!犬か?」と言ってがばっと起きた。寝ぼけた私でも動物の鼻息が近くで聞こえる。
犬でしょ、、、、、ガサガサ、、、、ガフッガフッ、、、。
犬じゃないっ!!!えっ熊?ふみさんがテントを開ける。
月明かりの下、2頭の黒い動物のシルエットがはっきりと見える。
あのゆっくりした動き、、、、熊だ!!!

鼻息の聞こえた一頭はテントのすぐそばだ。あの二頭を入れたら三頭。親子か?親子はヤバい。
夜だし、今までの遭遇とは状況が違うから、すぐに大声は出さなかった。驚かさないように熊に気付かせて、去ってもらわないと。
頭の中で色々なシチュエーションを考えながら、心臓がドクンドクンとしているのが分かる。
念のため枕元に置いた熊スプレーを、もう一度確認。
よしある大丈夫だ。

熊がこっちに気付いた。それから少しづつ声を出して、去っていく態勢になってから声を張り上げた。

ふぅ〜〜〜〜。
マジかーーーーー!マジかあーーーーー!!
大学のすぐ近くだぞ、ついさっきまで人もあんなに居たぞ。

ふみさんが小枝を集めて、速攻で火を付けるためにアルコールを掛けてから火を付けた。こんな時のフミさんは早い!
私は音を立てて、また熊が来ないようにする。まだ心臓がドキドキだ。
暗い中で燃えている火が、なんと心強いことか!

翌朝は、またランニングや散歩の人がテントの前を通って行く。この平和な光景が、しっくりこない私達。
また来た時の為に、すぐ火を付けれる準備をしておいた薪と熊スプレー。朝撮影

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二頭の熊が居た場所は、丁度あの鉄塔当り。月明かりで照らされた熊のゆっくりとした動きは、思い出しただけでゾッとする。今までの遭遇とは全く違ったものだった。

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鼻息の聞こえた場所はここ。近い!!

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とにかく歩かなくっちゃ。トレイルにはベリーが沢山実っていて、食べながら歩いた。
フミさんは、こういう食べ物を見つけるのも採るのも上手。

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木によって味も色も違う。だんだん美味しくなってきて、歩きながら昼ご飯分をしっかり確保。
熊も同じベリーを食べてるんだろうなあ、、、。

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途中のスーパーでヨーグルトを買って、シリアルとベリーとで食べた。巨大モールが歩いて2時間の場所にあるのに。

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スーパーのカフェでネット。雨の2日間は丁度近くにあった場所で民泊する事にした。2泊で1万円くらいだけど、安全と安心を優先。
民泊はキッチンを使えるところが多いから、ホテルよりずっと良い。スーパーで買った食材で、タイカレーとサラダ。
宿のお父さんの話でも「うん熊出るよ、家の近くに来ることもあるからな、でもほとんどは人を嫌うし悪さはしないから大丈夫だ」と教えてくれた。
私達は警察に報告した方が良いんじゃないかと考えたけど、インフォメーションでも『熊は出ます。攻撃してきたり、悪さをした時だけ報告して下さい』とあった。

ブログを見てくれてる私の母親が、熊の事を凄く心配していて、大丈夫だよと何度も伝えたんだけど、また心配してしまうなあ。

カナダ恐るべし!!

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by ayumiaruki | 2017-06-10 01:50 | 旅日記 | Comments(4)