ただ歩いてゆく旅

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2017年 12月 30日

アマゾン5日目

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー  イキトス
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定







昨夜はやはりスコールで、甲板ハンモックの人達はずぶ濡れになり、寒くて大変だったようだ。
しかし、同じ過酷な環境を乗り越えなければならない甲板チームの一致団結力は揺るぎないものがある。

甲板チームのお酒にお呼ばれしたフミさん。飲んでいるのは『アグアディエンテ』サトウキビの蒸留酒とコーラを割ったもので強い。

昨夜は部屋でも寒かったから、体が濡れた後の甲板はかなり寒かっただろうに。

いつも甲板で乾している靴や荷物を見張ってくれていたおじさんは「カバンを盗まれて、替えのパンツが無いよー!」と笑ってお尻見せてくれた(笑)
盗んだのは、途中で降りた人だろうと。

私達の近所の人は良い人ばかりだし、ちょっと気も抜き始めていたけど、近所のおばちゃんからも、出入りが多いから、ポーチはちゃんと体に付けたまま寝ないとダメよと言われた。

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甲板チームには申し訳ないが、私は初めてハンモックで朝までぐっすり眠った。
座るのも恐々だったあのハンモックで!!信じられない!!
これはホントに嬉しかったなぁ〜。

写真は甲板ハンモックチーム。

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私達も暇さえあれば甲板で景色を眺めたり、ご飯を食べたりしていたから、甲板の何人かとは特によく話すようになった。
クリストファーという25才の青年からは、家でのクリスマスに是非招待したいと言われた。

ペルーはクリスマスを家族で過ごすことを知っていたから、気持ちは嬉しいとだけ伝えた。
またとない経験で興味もあるけど、この船旅の後は、静かなところで少しゆっくりもしたかった。

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昼ごはんに変化が現れた!!バナナが無い!
鶏肉と豆。
鶏肉は意地でも出す気だな。

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4時、夕ご飯!
おお〜〜またしてもバナナが無い!
鶏肉とイモ。
鶏肉カモォーーン!!

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ついでに翌日の昼ごはん。
パスタとご飯、もちろん鶏肉!
ペルーでは、パスタとご飯の組合せ、よくある。

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船は、もはや快適と言っても良いくらいに心地よいのだけど、そうなると今度はコーヒーが飲みたいな〜と。
人間はわがままな生き物なのである。(私だけか)
お湯作れないから飲めない、なおさら飲みたい!

ちょっと大きめの集落に停泊した時、買い物に降りてる人を見かけたけら聞いて見た。

「セニョール!船は何時に出発するのー?」

「あと10分だ。急げーー!」

よし、8分で戻ろう。船は人数確認はもちろん、汽笛も鳴らさず出発するから、全く油断できない。
桟橋を出たところに、いくつか露店があった。

遠くの店にたむろしていたおじさんが
「ビールあるぞー!一緒に飲んでいくか?」
と朝から一杯ひっかけてご機嫌だ。

「ビールはいらない、カフェーはある?」
「カフェー?カフェは無いよ、カフェは家で飲むものさ!」

そうなのよ、ハンモックはもはや家みたいなもの、シャワーの後は、そよ風に揺られながらコーヒー飲みたいのよ。

この集落だけ桟橋があった。
走って船に乗ったのに、出発したのは2時間後。これがペルー時間だ。

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景色はほとんど変わらないけど、こんな小さな集落が現れたり。

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ポツンと一件だけの家が現れたり。

川辺が削られて、今にもテラスが落ちそうだ。
夜はどんなだろう。釣った魚を食べてるのかな?
ここで生きていくには、相当タフじゃないと辛いだろうなあ。

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な〜んてこと想像しながらのんびりしていたら、威勢の良い掛け声と共に、物売りの人がドカドカドカーーー!と入ってくる。

「アイ、ガセオサ〜、アイ、ガセオサ〜〜!!」
「アイ、ウェボ〜、アイ、ウェボ〜〜!!」

(炭酸水あるよ〜!卵あるよ〜!!)

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ジュース、果物、アイス、お菓子の他に、チャーハン、焼き魚、豚肉煮、などなど集落で作った食事も売っている。カフェーはないけどね。
皆、結構な勢いで買っていた。

子供もジュースやお菓子を売りにくる。
10才くらいの女の子がお菓子を売っているとき、乗客のオヤジが
「こんなの安いだろ!」

みたいな事言って、お菓子をもぎ取って行った。
カッチーーーンと来て反射的に

「ちょっと!セニョール!!」

と言ったら子供が困った顔して、良いのよとゼスチャー。

「グラシアス、セニョーラ」
(ありがとう、セニョーラ)と言って去って行った。

あんな大人を相手に子供が売り子さんをしなければならないこと、人の汚い部分をすでに知っていること。
うーん。

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ちょっと分かりづらいけど、大きなタッパに焼き魚、揚げた卵、ちまき、黒いビニール袋にはキャッサバかな?

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ただでさえ騒がしい船内は一層賑やか。そこへさらに外を見て大騒ぎしている。何だ?!
「チニータ!チニータ!!こっち来て写真だ!!」
チニータはアジア系の女性を呼ぶときの愛称。もう船内の人みんな、私が写真を撮りまくっているのを知っているから

「コイツを撮ってやってくれよ!」
「あれ面白いよ、撮らないの?」

と、よく声をかけられる。
で、窓際に行くと。

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何してんだーーーー?!!
集落の若者が船に乗り込み、一番上の甲板からダイブ!!
暇な皆んなは盛り上がり、「早く飛べーー!」と勝手なことを言っている。

前回のブログ、1枚目の写真はこのときの。

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最後に乗客の女の子もダイブしていた。
ピラニアはいるけど、血を流してなければそんなに問題ないみたい。
子供たちと一緒に写真のチェック!

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船はまた出発。
ふぅ〜疲れた、ハンモックでのんびりするか。

すると、また窓際で大騒ぎが始まった。
今度は何だ?!

スコーーーーーール!!!
開いていた窓から物凄い水が流れて来る。床はもう川になって、荷物がーーーー。
窓際ハンモックの人はびしょ濡れで、窓を閉めても隙間からの雨が凄い。

叩きつける雨の音!船内を流れる川のような雨!走り回るびしょ濡れの人達!!稲光!!カミナリ!!
これこそ雨季のアマゾン川、こんな雨の降りかた見たことない!!
叩きつけるスコールの中で「俺を撮れー!!」と叫ぶ、乗組員の掃除担当さん。
いつもホウキを借りてたから、仲良しだ。

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スコールも止んで、甲板はいつものようにゆっくりした時間が流れる。

船の行く先には、ぐるぐると渦を巻いた長い雲が横一直線に続いている。
こんな雲も見たことがない。
あの雲の下はどんなだろう?
雲は生き物のように、うねうねと回りながら姿を変える。

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船が雲の直ぐ近くまで来た。

あ、あ、アナコンダだーーーー!!

口がゆっくり開いてきた、今にもその首をこちらに向けて、牙を剥きそうだ。

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もう、すっかり夢中。
ふと後ろを向くと太陽は沈み、空が燃えていた。
この船も明日で終わりだなぁ。

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2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


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by ayumiaruki | 2017-12-30 08:47 | Comments(2)
2017年 12月 28日

アマゾンのシャワーで復活(2〜4日目)

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー    イキトス
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定

リマ→ワラス→プカルパ→イキトス






ハンモックやっぱり寝れなかった、、、、腰は痛い、寝返りする度にひっくり返りそう、首は90度に曲がったまんま。あんな格好でぐっすり寝れるなんてとても考えられない。

そして翌朝も相変わらず荷積みする船。
来る人拒まず、増え続ける乗客。

私も逃げ出すしかないか?!

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いつの間にか、フミさんの隣家族が居なくなっていた。船から逃げ、、、いや降りたらしい。
通路だった人がすかさずそこに陣取っていたけど、私もそこへ入れてもらった。狭いけどやっぱり落ちつく。

この隙間にハンモック!これを見たら狭いなんて文句は言えない。
女の子は大丈夫よ〜と言っていたけど。

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そして8時にカンカン鳴って朝食だーー!
私達もスタートダッシュが早くなって、最速でゲットした朝食はスープと?
あら、スープのみ、、、、。
まあ普段は朝ごはん食べない2人だし、いいか。
具は、バナナと鶏肉。
バナナは甘みの無い食用のバナナ。

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昨夜の12時には出発しなかった。今朝も出発する様子がない。
そしてもう昼になってしまった、食事が出ない。
暑いし、出発しないし、イライラした客が「昼飯まだかー!」と怒鳴る。
赤ちゃんは泣く、子供は騒ぐ、犬は吠える、、そして人は増える続ける。

さっきの女の子は、まだギリギリ屋根の下だから良い方。赤熱のこの気温で屋根のない甲板は、昼は激アツで、夜は寒い。
毛布やブルーシートで、日除けを作っていた。

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昼の12時ついに荷上人が最後のトラックの、最後の荷物を背負った。
甲板から見守る客は、荷上げ人に向けて口笛をピーピー鳴らし盛り上がる。
船のエンジンがかかり、黒い煙を吐くと、客はますますヒートアップ。
出発かーー!

と思ったら、最後にクレーンでトラックを積んでいる。これがまたゆ〜っくりと。
クレーンのフックを外し、今度こそ。
出発だーーー!


と思ったら、川を遡り、別の港でまた荷積み。
午後3時にやっと船は出発した。
もう口笛を吹く人は誰もいなかった。

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あ〜〜やっぱり船旅は動いてなんぼだなぁ。
甲板で景色を眺めているだけで気分が全然違う。

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それにしもこの湿度、この体のベタベタ感と言ったらもう。
プカルパの町からも離れたし、川の水も少しはキレイだろう。
アマゾン川シャワーでも浴びるか!

電気のない狭いトイレには便座なしの便器、散乱した使用済みティッシュは床で溶けている、、、。

洗濯もここでする。

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シャワーどこだ?
天井に水道管、、、これか。
コルクをひねると、茶色い水が顔面めがけてドバーーー!
思いっきりアマゾンの水飲んだわ!!

もーーーーーー!!何なんだーー!!この船!
アマゾン川なんか○ソっくらえだ!!

と、やけくそシャワー。
しかし、一度浴びてしまえば水量は充分(過ぎる)気持ち良いいんじゃない?
ペルーに来てから、水が体にしっかり当たるようなシャワー浴びたのは初めてだ。(なにせ天井から水道管そのままなので)

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シャワーのドアから出た時はもう別人。体が軽くなってサラサラ〜〜。
そよそよと風通しのいい船内で、ハンモックに揺られながらの昼寝。
これだよぉ〜〜これ!あぁハンモックってのは、夜寝るんじゃなくって昼寝の為にあるんだなぁ〜〜〜。
はぁ〜気持ちいいなあ〜実に良い!!

他の人達も、思い思いのんびり過ごしてる。
トイレ前トランプ。

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フミさん?
ラム酒でご機嫌みたい。(エルタンボでフリーフードで残っていたものだけど)

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船は時々小さな集落に停泊して、村から大量のバナナを積み込み、船から村にはジュースを渡している。
なるほど、どうりで毎回バナナが出るわけだ。

キッチン横のバナナ

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でも、あれだけの人数分を、この狭いキッチンで作るんだから大変だろう。
いつも、左の一番大きい寸胴鍋一杯に使ってる。

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飛行場のある集落もあるけど、ほとんどの集落の流通は船のみ。
けれど、川岸が削られるからか、船着場はとりあえずといった作りがほとんどだった。
そして船の乗り降りに、なんで板を使うのか不思議だったけど、集落に何度も止まることを考えたら板が一番手っ取り早いと納得。

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そして謎の、4時ご飯??
遅い昼食だ。
前回と同じくバナナと鶏肉のスープ、具材は穀物が麺に変わっただけ。
(さっき、大変だろうとか書いて、もう文句を言っている)

集落に船が泊まったときに、念の為買った『ちまき』なのかな?があって良かった。右のスプーン横。

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スパイスの効いた味付けで、しょっぱかったけどイケる。
具は鶏肉と、多分オリーブ?一片づつ。包んでいるのはバナナの葉だろうか。

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じゃあ、また遅い夕食が出るものと思っていたら、隣のおばちゃんオルカが「今日はもう出ないね」と確信を持って言う。
そしてやっぱり出なかった。
持ち込んでいたコーンフレークと、ビスケットで夕ご飯。
トホホ

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食後は甲板へ。
夕方の空は、みるみると表情を変えてゆく。
時間はのんびりと流れる。
あぁこれこそ船旅。

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夜9時、もう電気が消された。隣家族やおばちゃんも下で寝てるから、前半はハンモック、夜中からは下で寝るようにしたらぐっすり寝れた。
翌朝は甲板で、皆の注目の的ストレッチ。
そうなるのは分かっていたけど、これは欠かせないから仕方ない。
そして朝6時にごはん?早っ!

やったー!スープじゃないし朝から豪華。
バナナと鶏肉の具は相変わらずだな。(文句じゃない報告だ)

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船旅もだんだん勝手が分かってきた。体調も、お腹以外パーフェクト(アマゾンの水、そのまま飲んじゃったからね)
お腹はもう慣れっこだけど、トイレがいつも並んでいるからハラハラだ。

トイレ、シャワー、洗濯すべてここでするから常に人が並んでいる。
やっと次ってなっても、平気で横から入る人がいて、最初 は「おりゃーーー!!」って、心の中で怒りつつ、スペイン語でなんて言うか考えてる間にもう、行ってしまってる、、、、。
全くもう。


写真撮っても良い?って聞いたら、良いわよ〜と笑ってくれたんだけど、タイミングが合っていなかった。
いつもしかめ顔の女の子のお母さん。お母さんもややしかめ顔なんだけど、実はとっても優しい人。

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でも皆んなじゃない。乗客は250人くらいだろうか、何となく見知った顔も出てきて、「セニョーラが先だろう!」と怒ってくれる紳士だっているし、私洗濯するからどうぞ、と譲り合ったり。
ハンモックのご近所さんとも随分仲良くなった。

イキトスの手前の集落、レケーナに住んでいるオルカは、船の事なら何でも知っている、ハンモック貨物船の達人。
オルカのアドバイスは間違いないのだ。

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イキトスから、さらに小舟で先へ進んだ小さな集落に住んでいる家族。
イケメンのご主人は、なかなか亭主関白で、殆どの時間をハンモック上から動くことなく過ごしていた。逞しい体、寡黙で堂々とした姿が印象的。いつも奥さんがご飯を運び、果物も切って口の中へ入れてあげ、口も拭いてあげていた。

何となく、彼の集落ではそれが普通なのかなぁと、ジャングルで仕事をし、家に帰ったらヤシの木の下のハンモックでゆっくりしている彼の姿を想像した。

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一番良く話したのは、20代のジェイコ。
溶接工をしている。ブライアンアダムスと、ガンズアンドローゼスのファン。
彼が最初に私達のハンモックを張ってくれた。
と言うか、近くの女性や老人のハンモックは殆ど彼が張っているし、荷物を運んだりと、よく動く。
このルックスとタトゥーだけど、時間があると聖書のような本を真剣に読んだり、デッサンをしていた。
とても感じが良くて、気が利いて、いつもさりげない気配りをしてくれる。
そして女の子にモテモテ〜〜。
隣の列の女の子とも仲良くなって、良く2人一緒にハンモックで過ごしたり、揺らしてあげたりしてた。

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それを見て、顔を曇らせるお母さん。
「ジェイコのアミーゴだね」と言うと、あの女の子は気に入らないようで、ちょっと愚痴っていた。なんだかどこの国でも同じだなぁと、思わずニンマリしてしまう。

ジェイコは今回、お母さんと2人で船に乗っていて、お母さんへの気遣いもシッカリ。

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ペルーの人は、わりとシャイだと思う。子供達も外国人の私達に興味はありそうだけど、最初からそんなにグイグイ来ない。少しづつ距離を縮めて行く感じが、とても可愛い。
すれ違うといつも「ハローアユミ!」と元気よく声をかけてくれるチャーミングな女の子。
何度も名前聞いたのに忘れてしまったごめん!

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私のスペイン語の先生、3人組。
男の子は、スマホのマップスミーに興味津々。でも「もうハンモックに戻るね」と言うと、ちゃんと分かってくれるし、分別があるというか、ホントみんな可愛かったな。

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ちょっとお姉さんになると、家族の食事を取りに行ったり、食器を洗ったり、妹達の面倒も良く見ていた。
彼女は特にそう。知的で品の良い女の子だったな。

一緒に居ると、小さな子が集まってきて、私の事を彼女にこっそり質問する。

「ねえ、何で顔が赤いの?」
彼女が私に聞く、私が答えて、フミさんがスペイン語に訳す。
「日焼けしたからだよ」

「ねえ、何で男の子のズボン履いてるの?」
「3ソルで安かったからだよ」

「ねえ、、、、、」
彼女が子供をたしなめ、私に言いづらそうにしている。
「なになに?」

「何で目が細いの?」って言ってる。
「ハッハッハッーーー!!ホント、何でだろ?」

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良く話した女の子。恥ずかしがり屋で、とっても可愛いい。

と書くと言いづらいんだけど、アンデスのワラスと、アマゾンのこの辺りの女の子の顔つきが全然違う。
男性はあまり変わらないけど、こっちに来てから可愛い女の子が多い気がする。

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ご近所さんや子供達とおしゃべりして、シャワーを浴びて、洗濯して、鶏肉とバナナのご飯を食べて、空を眺めていたらもう寝る頃だ。

そこで
「あーーーーーー!フェリス コンプレアニョ〜ス!」
とふみさん。


「???」


ご近所さんが
「おぅ〜アユミ〜○×△〜〜!」と握手する。


フェリス、、、コンプ、、、
「あーーーお誕生日おめでとうだ!私!!」

という事で、甲板に戻り、たまたま買っていたカステラで
『仮誕生日祝い47』by アマゾン川

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アマゾンで誕生日。これは贅沢というのか、どうなのか、、、。
貨物船の旅はとにかく暇だと聞いていたけど、なんだか私達にはちょうど良いみたい。

気づけば空は、真っ黒な雲がすぐそばまで降りていた。
これは早くハンモックに戻った方が良さそうだ。

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続く。





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by ayumiaruki | 2017-12-28 14:28 | Comments(0)
2017年 12月 27日

アマゾン川下り〜初日

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定





やっとこさプカルパに着いて、買出しも終わった。出発しそうな船も見つけたし、いよいよ今日から4日間のハンモック貨物船の旅が始まるぞーーい。




トゥクトゥクで港に到着。
なんだ!この泥んこ競争の会場みたいな道は!

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さっきの土砂降り後だから、滑るは、くっ付くは、すんごい粘着力で靴脱げるとこだった。
ザックは船で食べる食料、水、ハンモックで荷物はマックス!
ワラスで靴洗ったばかりなのに〜〜

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船に乗ったらまず支払いをして、乗船チケットをもらう。
毎回これを見せないと、ご飯があたらない、船ではパスポートの次に大事なモノだ。
チケット は、1人100ソル(3,500円)三食込み

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この船で一番偉い感じの人は、少しだけ英語を話してた。

「セニョール、この船今日出発する?」

「マダーム、5時だよ間違いない」

「リアリィィ〜???」(ほんとにぃ〜?)

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3時乗船、船はまだまだ荷物を積み込んでる。
今はクリスマス前、家族と過ごす人達と、家族へのお土産でバスも船も激混み。
他の人は1〜2日前からもう乗船していて、船の中でひたすら出発を待っている。
暇を持て余した人が見守るのは、景色の変わらないこの船で、唯一変わる荷積み状況だ。

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トイレットペーパーの荷積み人凄い!
最初、え?この板で船に乗るの?と思ったけど、これを見て反省しました。

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船の床は思った通り泥でグチャグチャ。皆んな泥だけの靴で船に乗るから、何もかも泥だらけだ。
今朝、場所取りに来た時、すでにハンモックを吊るす場所が無くて困っていたのに、今や人も通れない程の混み具合。

右手奥の階段入り口に張っているハンモック3つ。もちろんしょっちゅう人が通る。

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無数のハンモックと、荷物や玉ねぎ、マンゴーの木箱、床に寝てる老人、ゴミ、ゴミ、ゴミの間を跨いだり、くぐったりして、なんとか場所取りしていた所までたどり着いた。
そして!
あぁ、我らのハンモックがぁ〜〜。

場所を取っても、ちゃんとハンモックに陣取って居ないと意味がないことに初めて気付く。
それはもう、他の無数のハンモックの間に意味もなくぶら下がっている、ただの布だった。

すごすごと別の場所へ、、、、。

困っていたら近くの人が、場所をつめてくれたり、張れそうな場所教えてくれたり、ハンモックも吊るしてくれた。
別々の場所だけどなんとか確保出来た。
ふぅ、、、、。

「ところで今何時?」

「6時だよ」

やっぱりね、仕方ないペルー時間だ。

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このアマゾン川下りは、楽しみなのと同時に私の苦手なことも凝縮されている。
ハンモックで4日間寝ること(腰が悪いのでホントに無理かも)、不衛生、狭い船での激混み生活、アマゾン川の水で作るらしい料理(お腹大丈夫か?)アマゾン川のシャワー、大勢の大騒ぎするちびっ子などなど。

いつも服を裏返しに着ている弟と、いつも眉間にしわを寄せているお姉ちゃん。
こんな顔でしばらく私達の顔を見上げるけれど、興味深々みたい。
名前を聞くと小さ〜な声で「リリィ、、、、」そして走って行く。

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苦手のオンパレードではあるけど、この船の話を聞いた時、ゆらゆらとハンモックに揺られアマゾン川を下る絵が、頭の中で完全に出来上がってしまったのだ。
「あっワニだ!」

な〜〜んてね、、、、。
さあ!ハンモックに揺られるかぁ。

ちょっと待った!揺られるどころか座ることも出来ないんですが、、、、周りの人も失笑。
他の人、まぁ器用にご飯食べたり、コップにジュース注いだり、着替えたり、眉毛抜いたりしてるわ。
フミさんは?

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この人は、やっぱりペルー人に違いない、、、、。
斜めに寝ると、腰が曲がらなくて良いそうだ。

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ハンモックは通路に張ることになって、両隣りのハンモックとも重なっているから、揺れたい気分の時は良いんだけど、今それ要らないって時も、ゆらゆらというより、わりと激しめに揺れたりする。

若いお母さんが、泣き止まない子供を揺らして頑張っていた。

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「で、今何時?」

お隣のセニョーラ
「8時だけど、夜の12時に出発するみたいだよ」

「おぉーー今日、出発出来るのか!」





夜も9時を過ぎた頃、カンカンカン!!と鉄格子を鳴らす音が聞こえ、ハンモックでだらだらしていた人達が一斉に、ピシッーーっと鉄柵の前に並んでいる。

何だ何だ?皆んなタッパを持っている。
ご飯の合図だ!!
コックが大きなお玉で、鉄柵をカンカン鳴らしたら、囚人は各自のタッパを持ち、素早く鉄格子の周りに並ぶようだ。

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船は出発するまで、ご飯は出ないと聞いていた。
と言うことは、夜の12時に出発だな?
さて、どこで食べよう。
他の人のようにハンモックで食べるのは問題外。
と、言っても甲板も積み込んだ荷物や、部屋にハンモックを張れなかった人が、荷積みの隙間や甲板にも張っていていっぱい。
私達の食事場所は、荷積みされた、なんかの薬品ケースの上になってしまった。

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食事はパンと、、、、アマゾン川の水そのまんま?!
みたいな、ミロを5倍に薄めて、砂糖をどっさり入れたような、ナゾの飲み物でした。
それにしてもこの色、、、、もろアマゾン川だわ。

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出発は見届けられないけど寝よう。
後から来た人も次々と通路にハンモックを張って、通路は通路ではなくなり、夜になったら床に毛布を敷いて寝る人もいて、びっしり。

なので、夜にトイレに行くには、毛布から出ている子供の足だけは踏まないようにしつつ、ハンモックの下をくぐったり、ハンモックとハンモックの間に手を伸ばし、隙間を作って進むしかない。

通路ハンモックだった私も、夜は人が通る度にぶつかってゆくし、オバちゃんが私の肩を、むんずと掴んで通って行ったり(ビックリ!)、いきなりライトで顔照らされたり、ライトが鼻にぶつかるわ!そんなに近くで照らさないでくれ!!(お爺ちゃんトイレに起きて、迷ってしまったようで、一人一人の顔を照らしていた)
で諦めて、テーブルの下の荷物の間に寝てみた。おぅっ寝れるかも?最初からこうしていれば。

しばらくして「ギャーー!」と横のお母さん。
ムカデが腕を上っていったようで、お父さんが叩き潰し、私がヘッドライトで照らし、床で寝る選択肢はすぐに排除された。

この通路に毛布を敷いて寝る。皆さんお菓子の袋や、果物の皮などゴミは基本床に捨てるので、床は大変な事になる。
ホウキで掃除してる人がいたから、私も自分の列は毎日掃除する事にして、少し気分が良くなった。

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寝れないなあ、何時だろ?3時かぁ。
何処まで来たかな?外に出てみよう!

、、、、。

けしき変わって無いじゃん!!!
貨物船の初日はプカルパで始まり、プカルパで終わった、、、、。
長い船旅になりそうだ。

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次回に続く。

Wi-Fiのある宿に移動したけど遅くて、今回の写真アップだけで4時間かかりっきり。
用意していた写真半分しか使えなかったのが残念だ





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2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


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by ayumiaruki | 2017-12-27 00:48 | Comments(0)
2017年 12月 26日

イキトスに到着

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定




アマゾン川貨物船の旅が終わり、無事にイキトスに到着しました!

船旅は結局6日間船の中で過ごす事になり、、、、。

あ〜あれもこれも書きたいけど、まだネットの使える場所に居ないので、詳しくはまた後日。

今日はペルーのクリスマス!
こんなにクリスマス気分のないクリスマスは初めてだ。





いつも見ていた景色。たまに町や集落もあった。

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6日間過ごした『ヘンリー9』ヘンリーヌエベ。
9はスペイン語でヌエベ。

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1日三度の食事はこのタッパ。

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子供達が一生懸命スペイン語を教えてくれたが、成果は表れず。

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空はどれだけ見ていても飽きることがなかった。

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by ayumiaruki | 2017-12-26 01:54 | Comments(0)
2017年 12月 20日

はたして今夜、船はイキトスに?

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定








バタバタと必要な物を揃え、夕食は宿の近くの、と言うか部屋の真下の店で、とりあえずと注文した鶏肉のコンボが激ウマ!!衣の付いた大きな唐揚げみたいだ。
凄く怖そうに見えた店のお姉さんがまた親切で、夜はカメラを隠した方が良いと、教えてくれた。
やっぱりまだ、気が緩んでたな。

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翌朝、昨日の船にハンモックの場所取りに行ったら、まだガラガラだ。
う〜〜ん、これは昼の出発はないかな?
近くのトゥクトゥク運ちゃんに聞いたら「今日は出発しないね」と断言。うん、説得力がある。
別の港の船なら出発すると言うので、運ちゃんのトゥクトゥクに乗って行くと「コレだ!!」私達が下調べしていた船『HENRY号』
いかにも貨物船からちょっと格上げ。でもこれも貨物船。

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こっちはハンモックがずらーり。
地元の人が皆こっちに乗るならら、この船で間違いない。
昨日の船長には申し訳ないが、、、。

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でも、船は今日の夕方に出航するようで、ハンモックどころか、ほんの少しの隙間もない。どうしようかと、ウロウロしていたら、物売りのおじさんが、ここに張れると教えてくれて、手際よく私達のハンモックを吊るしてくれた。

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そこは思いっきり通路で、階段の上ではあるが、絶対無理と思っていた場所にちゃんと2つのハンモックが設置された。
ロープワークも手際よく、昨日買っておいたロープを器用にくるくる巻いて、ハンモックとしっかり繋がっている。

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「おじさんムーチャスグラシアス!!」お礼に何か買おうとしたら、おじさんのはイヤフォンやなんかで買えるものがなく、お金を渡すのも味気ないしと、モタモタしてしまった。

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他の若い欧米人バックパッカーも、オバちゃん、子供に笑われながら、どれどれとハンモックを吊るしてもらっていて、我々の生きる力の無さをシミジミ感じるな。

売店の人が「ハンモック見ておくわよ」と言ってくれ、取り敢えず場所だけ確保して宿に帰る。
歩いていたら、土砂降りの雨。
トゥクトゥクを捕まえて宿へ。

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水シャワーを浴びてからまずランチ。こっちに来てから味が濃くなったように思う。美味しくなった。

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パッキングしていたら、雨は益々激しくなり、部屋の中まで雨が。
あ〜〜これじゃあ、船の荷物積み込みの人大変だなあ。今夜出航出来かな?
床はもうドロドロだろうなぁ、、、、。
出発前から不安な川下りだ。

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by ayumiaruki | 2017-12-20 03:25 | Comments(0)
2017年 12月 19日

アマゾン川下りの準備

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定






プカルパに着いた途端、蚊に刺されまくり、黙っていても首がベタベタ、少し動くと汗、何か食べると汗!!この感じは東南アジアだ。

温かい地域の人は、とても気持ちよさそうに昼寝する。

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朝の4時にチェックインして、その日は午後までベッドから起きれなかった。
移動、そして移動。極端な気候と高度の変化に体がついて行けない。
これがバックパッカーの旅なのか。

標高 3,000m→130m
気温 15度 →32度
湿度 めちゃめちゃジメジメしてる!!

夕方やっと宿を出てみた。歩いて10分で、アマゾン川の支流ウカヤリ川。

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バス会社の人、トゥクトゥクの運ちゃん、宿の人、店の人みんな、ぼるというのがあまりなくて、ぶっきらぼうだけど親切。
私達が構えすぎかな?それともこんな時こそが危ないのか。
トゥクトゥクが多い。

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町の中心もカラフル。

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やっぱりバナナの料理が多い。

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今回目指すのはアマゾン川。
アマゾン川と言えば、ブラジルのイメージだけど、その周辺国の熱帯雨林を流れている巨大な支流も含めた総称が、アマゾン川なんだそうだ。
ブラジル60%、そしてペルー16%、ボリビア12%、コロンビア、エクアドルも流れている。

ハートマークがイキトス、下のブルーが今いるプカルパ。

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そしてペルーはアンデスのイメージだけど、実は国土の50%がねっただ。
私達が目指すのは、ペルー北東部のイキトスという町で『陸路ではいけない世界最大の町』といわれており、船か飛行機でしか町に入ることはできない。それならもちもん船でしょう。
プカルパに来たのは、この町から船でアマゾン川を下り、イキトスへ行く為だ。

5〜6日かかるようだ。拡大地図を見たらプカルパからイキトスまで、ぐねぐね具合が半端ない。たどり着くのかな?

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【アマゾン川下りを調べてみたら】
雨期の方が水量が多くて船は安全。
貨物船に便乗するから値段は1人100ソル(3,500円)三食付き
個室も少しあるけど、ハンモックで寝るのが快適

との事。
私達は、この「ハンモック」というのにすっかり魅了された。
こういうツボが同じなのは、一緒に旅する上で大事な要素。

先ずは港に行って様子を見てみよう。

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荷物を積み込んでる最中。

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人力かいっ!
ペルーの人はホント逞しい、そして基本真面目だと思う。

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たまたま船長さんが、船を案内してくれた。
お〜〜思っていたより貨物船な感じだなぁ、、、トイレは見ない方が良さそうだ。
別の船は今日出発らしく、すでにハンモックがたくさん。船のランクも若干上な感じ。

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船長が言うには、明日の昼に出発するそうだ。ネットの下調べでは荷物が満載にならないと出発しないらしく、船の中で数日待つこともあるらしい。
今のところハンモックは1つだけだし、微妙だなぁ。
船長はこの船はツーリストしか乗せないとか言ってたから、そこは「オイッ!」と突っ込みするとこか?って感じで信用ならない。

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とりあえず、明日出発に向けて準備だ!購入リスト

【必須】
ハンモック 2つ(50ソル)
ロープ 8m(10ソル)
タッパ 2つ(7ソル)食事用
トレペ 4つ(3.5ソル)
水 5ℓ(暑くて足りないまだ買う)


【無くても良いけど】
洗濯石鹸(1ソル)
チェーンと、南京錠(ザック管理用)(9ソル)
あゆみ、短パン、Tシャツ(9ソル)
フミさんワイン(13.3ソル)
お菓子、インスタントコーヒー、コーンフレーク、ビスケット。

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割と繁盛していた商店の呉服売場。
ここは高いから、近くのセカンドショップで、半袖Tシャツと、短パン(男の子用の海パン)購入。
どうせ船とイキトスでしか使わないし。と言って買った物を意外と着続けたりする。

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イキトスに着くまでネットは使えないので、貨物船の様子はまた後日。
写真いっぱい撮るぞーー。
ワクワクもありつつ、アマゾン川の水で作る料理とか不安もありつつ、地元感たっぷりの船は楽しみだなぁ〜。
でも次回のブログで文句ぶーたれてるかも知れないなぁ。
頼むぞ!『エドワルド号」




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by ayumiaruki | 2017-12-19 09:01 | Comments(0)
2017年 12月 18日

プカルパへの移動と、結婚4周年記念

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー   プカルパ
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断、只今南米をバックパック旅行中。
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定







移動の日は朝から気分が悪い。つくづく旅には向いていないと思う。
朝6時、しっかりダウンを着込んでバスに乗る。
リマから乗って来たような上等バスはなくて、地元の長距離バス。空いてるな。

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今日向かうはワヌコという町。そこで一泊、翌日バスでプカルパという町へ行く。
プカルパは、アマゾン川の支流にある町なので、そこで貨物船に乗り、アマゾン川を下ってイキトスまで行く予定だ。

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こんな平原久しぶりに見るなぁ。
ワラス長かったし。奥に見えるのはワイワシュの山だろうか。

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突然現れた集落。
なんだかモンゴルみたいなところだな。モンゴルもいつか行きたい国の1つ。

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これからアンデスを越える。
バスは霧の中をぐねぐねと曲がって、写真を撮りたかったけど酔わないようにするのが精一杯、そして寒い。
ペルー人の女性がずっと吐いていて辛そうだった。窓を開けていたから、バスはなおさら寒い。
ラ・ウニオンという町で降りて、適当な店で昼ごはんを一人前注文、昨日作っておいたお弁当もちゃっかり店で食べる。
さあ、ここからはコレクティーボだ。

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25ソルと聞いていが、地元のコレクティーボはみな30ソルだと言う。これは、ぼってるに違いない。他を当たるが皆30ソルで譲らない。夕方5時ならなんとかと、言い訳ばかり。
そこへちょうど出発する若いお兄さんの車、25ソルで良いと言うので、すぐ乗った。
別の車に乗ってたおばちゃんと旦那が、やや強引に乗り込んで6人で出発。
いやぁ、やっぱり諦めないで安いとこ探すもんだね〜と話していたら、途中道路の舗装工事で夕方5時まで通行止めだと言う。
現在12時、5時間も??
おばちゃんは急いでいるようで、追加のお金を払うから遠回りの道で行こうと言うが、若いドライバーは、頑として譲らない。
地元の人曰く、道はかなりの悪路らしい。

そこで、ピーーーンと繋がった。30ソルと言ってたのは、この工事で遠回りするからか、5時なら何ちゃら言ってたな、、、、。
なんだ、ぼってた訳じゃなかったんだなぁ〜。

ドライバーとおばちゃんの交渉は続いたが、ドライバーは絶対に行かない様子。
そんなに道が悪いのか。

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そこへ一台の四駆が通りがかり、30ソル!と言うので、直ぐに乗り換え。
お兄さんはお金を請求せず、乗って良いよと言ってくれた。良い人じゃん!

しかし、この四駆すでに3人乗っている。
前の席に3人が乗り、後ろに4人乗ったけど、旦那さんの左半身が不自由で、それを気遣うおばちゃんは、真ん中のポジションから微動だにも譲らず、おばちゃんの愛情を感じると共に、もうダメかと思うくらい、しんどい悪路の4時間だった。

体半分が常に押されてる状態で、おばちゃんは私に寄りかかって寝てるし、マップスミーにも乗っていない道は、パリダカールかっ!ってくらい揺れに揺れて、、、、。
でも道は最高だった。

フミさん撮影。揺れれば揺れるほど眠くなる。みんな爆睡

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やっと着いたワヌコの町。
ここホントにペルー??洗練され、秩序が保たれている!路上のインディヘナおばちゃんが居ない?ドロドロのワンコは?屋台さえ見当たらない!

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ケーキ屋さんは、日本並み。
飲食店の人がちゃんと帽子をかぶり、パンを買っても、素手の手づかみじゃないのにも驚いた。
ワヌコは高原都市で標高2,000m弱。気温も温かくて過ごしやすそうだ。
私の知ってるペルーは、ワラスだけだったと改めて気づく。
インディヘナのおばちゃんもう会えないのかなぁ。

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そして今日は、12月15日。
初めて一緒に過ごす結婚記念日だ〜〜!ここ3年は、お互い地元でお金を貯めて居たので。
2人とも、移動の疲れがかなりあって、明日のバスも朝7時だし、また今度にしようかとも思ったけど、通りがかった焼肉屋があまりにも美味しそうで、結婚記念日に贅沢しよう。
ワインとコーラで乾杯!ビールは店になかった。

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肉の下には、やっぱり芋!
豚肉の色々焼き、美味しかった〜〜。
全部で30ソル。1,050円

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宿に帰ってシャワー浴びたら、もう歯を磨く力もなく寝てしまった。
バックパッカーも大変だなぁ、歩いてしんどくても、歩いた後の疲れの方が心地良い。

翌朝頑張って6時頃バス乗り場へ行ったら「7時だけど、夕方の7時よ」と言われ、ガーーーーン!
もう一度宿に戻り、寝る!!
宿の夫婦は無愛想ながら、良い人で昼まで部屋に居させてもらった。

宿のWi-Fiがどうしても繋がらず、Wi-Fiの使えるカフェを探し歩いた。
なーーんと!コーヒー豆挽いて淹れてくれるの??カ、カ、カプチーノまであるの???
いや、ワラスにも探せばあったかも知れないけど、あそこでは長期滞在で節約重視だったから。
今日は昨日の記念日モードの空気がまだあって、贅沢も許される気になってしまった。
アメリカン、カプチーノ、バナナケーキで、19ソル!!670円
あちゃーちょっと気を許したら、やっちゃった。

まぁでも、半日荷物の心配無しにゆっくり出来て、Wi-Fiも使えたから良いか。

かなり高いと思うんだけど、お化粧した素敵な女性や、オシャレな髪型の若い男性やらで店は混んでた。
明らかにワラスと違う!!
ここは快適だけど、あ〜〜でも、ワラスのあの垢抜けなさ、やっぱり良かったなぁ〜。

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カフェで使いすぎたので、ランチは安いとこ探した。
1人4.5ソル!160円!!

チキン、チャーハン、フライドポテト、サラダ。
このセットでこのお値段!しかも美味かった!!

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感動したんで、店のオーナーさんに美味い!と伝えて一緒に写真。

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夜にバス乗り場へ行くと、混んでるよーーー!!
皆大量の荷物を抱えてくる。そうか世の中クリスマスが近いのか。
今回のバスも、ローカルな安いバス。荷物の管理は気をつけなければ。
私達は南米にいながら、ワラスですっかり緊張感を無くしている。

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2階建てバスと聞いてたけど、一階部分は全て荷物。

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そして私達は最前列の席。
ヤッター!2階建てバスの最前列に乗って見たかったんだけど。

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やっぱり快適〜〜。
夜で景色が見えなくても、足を伸ばせるし、開放感が違う。

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バスはまた、ぐねぐねと曲がり続け9時間後。
朝の4時にプカルパ到着!
直ぐにトゥクトゥクに乗って、運ちゃんの勧める宿へ。

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あぢぃーーーー!!
なんだこの湿気。もうこんなに蒸し蒸ししてるんか〜〜?

マップスミーでどこに連れて行かれるか真剣にチェックするフミさん。

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なるほど、プカルパはもう熱帯なのね。
宿に着いたら水シャワー(この辺りの安宿はほとんど水シャワー)
もちろん直ぐに寝たけど、翌日もほとんど宿から出られない、、、、。

この気温差体にこたえるわ。

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by ayumiaruki | 2017-12-18 11:53 | Comments(0)
2017年 12月 16日

トレッキング動画とブログ改定バージョン

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定



今いる町の宿のネットが使えなくて、夕食を食べた店で更新した途中のがアップされたままだった。
少し内容を変えたバージョンを再アップ。

今日はフミさんがまとめた、ワスカランのトレッキング動画二本立て。
これにてワスカランのトレッキングは終了。
ということは、快適だったワラスの町を出る時だ。



ワラスの町が快適だったのは、エルタンボという宿があったおかげ。
オーナーのマリエラは、その時具合の悪くなっていた日本の子供を病院に連れて行ったり、お見舞いに行ったり、子供の誕生日のケーキを作ってあげたり。ちょうど宿の掃除などしていた女の子が辞めてしまった時で、忙しいだろうに、本当に心の広い女性だと思った。
私達はせめてもと、キッチンの掃除をしたりしたけど、宿を出るときに「ムーチャスグラシアス」と、クリスマスのお菓子をプレゼントしてくれた。

宿で拾ったワンコを洗っている、アルゼンチンの女子チーム。

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南米とは思えない治安の良さと、食材の安さも大事な要素。
真ん中の白いのはチーズ。路上のより、メルカド(市場)のが新鮮、朝一で入荷してすぐのを同じ店で買うのがコツ。
硬くて丸いタイプより、柔らかくて平べったいのを良く買っていた。
最初はお気に入りの店で飲んでいたフルーツジュースも、やっぱり自分で作った方が、安くて濃厚だしお腹の調子も良くなった。多分ジュース屋さんの水が水道水だからかな?
茹でた豆、カナダのアキさん家で大好きになったビーツもほぼ毎日食べて、自炊が安くて、安心、ヘルシーだと、1ヶ月半で気づいた。

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部屋も暖かい2人部屋になって。

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本格的な雨期になってからは、窓辺でご飯を食べるのも好きな時間だった。
目の前にはアンデスの山々と、自動車修理工場の、豚、羊、クイ、犬、ネコが毎日走り回っている。

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仲良くなった、トルコのアフメッド、ブラジルのムリロ、韓国のチェ君、日本のしのぶさん、ダイスケ君、リュウ君カップル、アルゼンチンのニコ、クラウディオ、シンガーのエリ夫妻など次々と宿を去り、すっかり寂しくなってしまった。
いつも誰かが弾き語りしていたギターの音や、夜中まで大騒ぎしていた笑い声、朝からキッチンで頬にキスしてくれる熱烈な挨拶が懐かしい。

フミさんが南米を旅した20年前は、ヨーロッパや北米、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、そして日本人ぐらいしか出会わなかったそうだが、今は圧倒的に多いアルゼンチンと、他の南米の国も少し、そして中国、韓国の人にも良く合う。
今回印象的だったのは、仲良くなったアルゼンチン人の人懐っこさ、温かさ、陽気さ、そしてフォルクローレ。
アルゼンチンに行くのが楽しみになったなぁ。前にも書いたけど、お国柄というのは、何となくじゃなく結構ハッキリと出るものなんだなと、そして私は間違いなく日本人だ。
フミさんは、、、、多分ペルー人。
高所にも強いし、アルゼンチン人ほど陽気じゃないけど、楽観的な適当さとシャイなところはペルーだ。

20年前のフミさん。

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雨期で人も少なくなったエルタンボのキッチン。
今まではコンロは1つ確保するのがやっとだったけど、今は余裕で2つ同時使用。ご飯を炊いたり、生姜、ニンニク、醤油で肉を煮込んだり、カナダのハルさん夫妻の家で食べて以来のキャベセンも!!
生野菜は、一度沸騰させた水で洗うのが手間なのだ。
キャベセン上手いなぁ。

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日本人の若いお母さんに頂いたフリーズドライカレーも感激だった。
20代のお母さんは、4才と2才の子供を連れて3人でエルタンボへ来た。その前に日本の子供が具合を悪くしていた事もあって、最初マリエラは凄く心配していたけど、スペイン語はもちろん英語もそんなに話せない彼女は、子供と一緒に参加出来るトレッキングツアー会社をちゃんと自分で探してきた。
フミさんは、お母さんのスマホに簡単なスペイン語の文章を入力したので、参加出来て良かったと喜んでいたら、若いお母さんのカードがスキミング被害に遭っていたことが分かり、以前被害に遭ったことのあるリュウ君のパートナー、クミさんも手伝いクレジット会社に電話などの対応。
被害に遭ったのはリマだったようで、人ごとではないと不安になる。
夜遅くまで大変だったろうに、翌朝5時発のラグーナ69ツアーから3人みな元気に帰って来た。
一見、とても可愛らしいお母さんだけど、母の強さ逞しさを見た。尊敬どころではない、私には逆立ちしても出来ないことだ。

いやぁカレーホント美味すぎ!!
そして日本のフリーズドライ技術は素晴らしい。

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トマトは安いから、みんな食べてる。小さいパックのマヨネーズがあったから、卵とオートミールでお好み焼き風も作ってみたり。

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たった一個しかないフライ返しは、なかなか使えなくて、目玉焼きは、いつも悲惨なものになる。

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パスタは数回だけ。コンロ2つ使いが出来ないから。
ジューサーもみんな良く使う。

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でも、キャンプで食べるラーメンが1番だったり。

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店のメニューはもう、食べ尽くしたと思っていたら「おっと!」こう来たかとか、まだまだ知らないペルー料理。
ノルテーニャ何ちゃら言う、北方の料理で、ペルーの北方は暖かい場所だからアマゾンの料理なのかな?
見た目とは違って美味しかった。

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オヤツは毎日。一個0.5ソルくらい(18円)

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ちょっと素敵な美容院で、オーナー自ら髪も切ってくれたし、、、、、。

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1番上の写真の通りにと言ったら
「オッケー。分かった!分かったよ〜」と言ってたけど、、、、
このギャップはモデルの問題か?
髪も染めて、60ソルを50ソルに値切ったからか?

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今日は1ヶ月半過ごしたワラスを出て、バスとコレクティーボを乗り継ぎ11時間かかってグワヌコという町に着いた。
この移動は久々にキツかった、、、、。
これはまた後日。

そして明日もまた移動。次に向かうはアマゾンだ!!



フミさんがまとめたトレッキング動画。


『サンタクルス谷トレッキング』






『ペルーの絶景トレッキング』







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by ayumiaruki | 2017-12-16 09:02 | Comments(0)
2017年 12月 14日

最後のワスカラン大満足だーー!

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定






夜中の雪崩の音、怖かったなぁ、、、。
グォゴゴゴゴゴゴォォォーーーー!!静かなキャンプサイトに突然響き渡る音は恐怖心を掻き立てられ、寝袋の中で意味もなく小さく丸まり、じっとしていた。
地球上では、毎日こんなことが起きていたんだと、寒くて息苦しいテントで考えていた。
標高4,700m。疲れているのに寝れない夜だった。

やっと朝5時だ!
天気もまずまずだし、出発前にルートとは別のピスコ山の登山道を少し登ってみよう。あそこからなら、ピスコ山が間近に見えるはずだ。

急だけど少し登っただけで視界が広がる。右手の平坦なところが、私達がテントを張っていた場所、小高い丘の上に山小屋がよく見える。後ろはチョピカルキ。

キャンプサイトは霧が見る見るうちにテントを飲み込んで、また去って行った。霧がまるで生き物みたいだった。なるほどこうして上から見下ろすと、やっぱりすんごい所にキャンプしていたんだなあ。

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ゆっくり30分登って尾根に出た。
うひゃあ〜〜〜!
目の前にワンドイ三峰、右手のピスコが近い!

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こんな岩だらけの高所でも、健気に花が咲いている。

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ここ凄いなぁ6,000mの山々を近く感じれる、迫力が違う。
山小屋とキャンプサイトがあんなに小さくなってしまった。
さあ、そろそろ下って出発だ。
前回はセボーシャパンパにテントを張ったまま、荷物も置いてこのルートをぐるりと回って歩いたけど、今回はピスコベースまで足を伸ばした分、時間の余裕はあるけど、荷物も背負って歩かなければならない。

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さっき見えていた小さな湖は、薄っすら凍っていた。

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長いガレ場だけど、何となく整備されている箇所もあった。

私が日本縦断の旅を始めた時は、ミドルカットのしっかりした登山靴を履いて、こんなガレ場や、長時間歩いた時、ふと気を抜いた時に何度も靴に守られ捻挫にならずに済んだ。
けど荷物を軽量化する中で、靴も少しづつ軽量化、今は軽い日帰り用のハイキングシューズだけど、ガレ場も少し足元に気を付けて歩けば問題ないようだ。
グキッとなっても、自分の足首の筋力でカバーしている感じがする、体は守れば守るほど、機能が弱ってゆくように思う。

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前回歩いた時は雨と雪で、なーーーんにも見えなかったけど、こんなに次々と山々が見れたのか。

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ガレ場を過ぎて3度、急な山を超える。
呼吸は苦しいし、足に力が入らない、でも今日は景色が見える中を歩けるから元気も出る。
もうすぐ私の最高高所記録4,850mの峠、はぁはぁはぁ、、、やっぱり息が切れるなぁ、休憩するとかえって疲れるから、ゆっくりゆっくりと同じペースで歩こう。
そしてどかーーーんと現れた!チャクララフだ!!
まるで壁のようにそびえ立っている。
右手の山裾は垂直にそそり立ち、あの下にはラグーナ69があるはずだ。
なんて不思議な地形なんだろう。今日はテント出てからずっと、地球を歩いてるんだなぁと感じられた。

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そしてラグーナ69。
『ラグーナ』はスペイン語で湖のこと、69はワスカランにある湖の通し番号で、このラグーナ69が1番美しいと言われている。

大勢のツアー客と一緒だと、どうしても「ふう〜〜ん」になってしまうけど、上からこうして見れるのは、一泊して別ルートで歩いてきたからこそ。
ワスカランに来てつくづく思った。カナダで散々トレッキングをしていて良かったと。
私達にとって、山を歩いてキャンプすることはもう日常だけど、他のバックパッカーはキャンプや登山の経験があっても、ワラスの町でテントや寝袋、調理器具など全てレンタルして、食事も揃えてとなると、ちょっとハードルが高いようだ。

ここはツアーでもリーズナブルに参加出来るけど、そしたらあの6,000m級の山々に囲まれたキャンプサイトも、雪崩の音も経験出来なかった。
あの迫力と、6,000m急の山々の近さは圧巻だし、もし出来るなら是非、峠も歩いてみてほしいな。

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ラグーナ69はすでにツアー客がいっぱいで、私達は写真も撮らずに素通りしてしまった。写真くらい撮っておけばよかった、、、。

下山する時すれ違ったツアー客、この時間にまだここなら、きっとラグーナ69は見れなかっただろうな。
帰りに乗せてもらったツアーバス(2人で35ソル)では、ガイドがもう間に合わないから引き返すように言ったのに、強引に行ってしまったカップルがいて、他の客もしばらく待たされた。
運転手もツアー客も、これは勉強してもらわないとダメだということで、結果バスは出発。
別のツアーバスがまだあるから、ここから帰れない事はないけど、やっぱり苦労して歩いたら見たいよなぁ、でもそんなわがままカップルは日本人ではないだろう。

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前回のトレッキングは、なーーーんにも見えなかったけど、だからこそ3度目また行こうと決めた。中途半端に見れてたら、きっと来なかっただろうから、それはそれで良かったか。

バスに着いたら私のエネルギーは尽き果て、放心状態。でもワスカラン大満足だ。

ペルーに来てから1ヶ月半、ずっとワラスに居たけど、そろそろ他の町へ行く時だ。







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2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


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by ayumiaruki | 2017-12-14 21:58 | Comments(0)
2017年 12月 13日

しつこくも、3度目の峠

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー   ワスカラン
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定






何度もしつこいなぁと自分でも思うんだけど、そこにあるのは分かっているのに、見えないもどかしさ。
消化不良とでも言うのか、他の場所ならここまでこだわらない。
でもこの峠だけはどうしても、本当の景色が見たかった。
これがワラス最後のトレッキングだ、見れなかったなら潔く諦めよう、、、、。

でも、でも、しつこくて良かったぁーーーー!!

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その日の朝。
目覚めたら窓から見える山々を眺める、この部屋になってから2人の日課だ。
朝5時、今朝は特にじぃーーーっと熱い視線を向ける。
ワスカランが赤く染まっている。
よしっ!よぉーーーし!!

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やっぱり3度目行くかっ!
母と電話で話したときも
「3度目も行くくらい凄い山なんだね、でもブログの写真見ても、それほど凄い場所なのか、ちょっとお母さんには伝わらないわ〜」

と言われた。た、し、か、に!!
毎回曇り空の同じ場所、えっ?また??
だよなぁ、、、、。

それでもまた同じ峠に向かう私達。
今日もコレクティーボの窓に張り付いて写真を撮りまくる。これがまた汚ったない窓で、、、。
だがしかし!今日はそんな汚れもすっ飛ぶくらいの景色に期待が高まる。
よーーーし!!3度目ついにキタか?

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しかーーーし!!
ここ数日続いた大雨で道はぬかるみ、峠近くになって車の後輪が左右に揺れ始めた。
だがドライバーは速度を緩めず、さらに滑らせたままで急な坂を登って行く。

ズルズルズルズルーーーー。
今や乗客全員が車にしがみつき、彼の運転に集中している。

次の瞬間、後輪がふわっと浮いたように滑り、崖側に大きく引っ張られた「ウワァーーー!」と叫び超え!

ズルズルズルーーー!!

「バハモス!!バハモーース!!!」
(降りよう!!降りよーーう!!!)

乗客全員がめいっぱい叫ぶ!フミさんも叫ぶ!!
バハモーース!!

もうダメだ!!嘘でしょーー!?何で!!

ホントに思った。
一瞬、あぁ3度目来たのがまずかったのか、、、と。
大抵の事にはビクともしないペルーの地元民が本気の顔で叫んでるし、私にはもう車輪は落ちてる感覚だった。

でもドライバーは切り抜けた。

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ずっと後ろを走ってた乗用車はスタックして、しばらく動いていなかった。

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はぁとにかく峠には着いた、、、、。
私達だけ降ろしてもらい、まずドライバーに一言。
「あなたの運転最高!!」
ホント窓が汚いとかゴメンね。
他の乗客も「はぁ〜〜〜」と顔を見合わせ大笑い。
これは共に危機を切り抜けた一体感か!?

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さぁ、天気はどうなんだ?
先ずは、いつもの峠の反対側へ行ってみよう。
おぉーー最初に歩いて来たときは雨で何も見えなかったけど、こんなだったのかぁ。

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お?峠で写真撮ってた自転車ペルーっ子がこっちに来るぞ。

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いつもここを自転車で越えてるそうだ。
標高4,767mの峠を荷物どころか、水も持っていないないなんて、やっぱりペルーつ子は逞しいなあ。
しかも彼らはこの後、スタックしていた車を押して救出していた。

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さぁいつも曇りだった峠の天気は?景色は?

おぉーーやっと見せてくれたか。
よっしゃあーーーーー!!
これは歩く前に昼ごはんだ!

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今までだって、絶景の昼ごはんを食べて来た。
あらゆる場所で。
それでもここは格別だ。

凄い!すごーーーーい!!

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大満足のフミさん。
もう写真に写しきれない!右も左も6,000級の山々が眩し過ぎる。
凄い!すごーーい!!しか出てこないのだ。

さっきの車では、もう本気でダメかと思ったのに、今はなんだかもう胸が一杯だ。
来て良かった3回目。

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そしてやっぱりこの景色。
ヤンガヌコ湖、九十九折、6,000m級の山々。
何度も撮ったけど、やっぱりここが好きだ。

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そろそろ下ろう。車道ではなく、登山道を下る。
今日はここ4,767mの峠から、前回テントを張った、3,900mのセボーシャパンパ(ラグーナ69キャンプサイト)まで一旦下り、そこからまた、4,700mピスコベースキャンプまで登ってテントを張る予定。
今日も寒い夜になるのは間違いないけど、やっぱりピスコベースキャンプでテントを張ってみたい。
下山途中、チャクララフも間近に迫る。

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何度か車道に出たり、また登山道に戻ったりしながら下って行く。
車道はまさしくヘアピンカーブの連続。

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峠から見下ろしていたヤンガヌコが目線の高さになった。
ちょっと曇ってきたな。
峠からセボーシャパンパまで下るのに2時間かかった。
前回テントを張った場所で休憩してから、さあ今度は登りだ。
この後の登りが、たった3時間なのにキツい。

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でもここまで来て良かった。
雨も降り出したけど、山々に囲まれたピスコベースキャンプは、なんだか地上から浮いたように感じる不思議な雰囲気の場所だ。
そして私達以外に誰も居ないのが、また一層地上と離れた感覚にさせる。

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もうすぐ暗くなる。小雨の中急いでテントを張っていたら直ぐに本降りになった。予報通り夕方から雨だなあ。
夕飯を作って食べて、2時間ほど経っただろか。
テント内が明るくピンクに染まり、ジッパーを開けてみる。

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こんな瞬間が大好きだ。

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雨も止んだみたいだ。
さっきまで霧で見えなかった小高い丘のその奥には、ワンドイ、ピスコがすぐ近くに!
私達のテントは、あまりにも小さく見える。

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そして右手に奥にチャクララフ。
空はピンクから一瞬ブルーになり、そしてまた霧に包まれた。

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静かな夜に、不気味な音が響き渡る。
ゴゴゴゴォォーーー。
遠くの雪崩の音が木霊するように、どこからか聞こえてくる。

ドドドドォォーーー。
落石もあったのか今度は近くて鋭い音だ。

今まで一度も聞いたことのない不気味で力強い音、そしてまた静寂。
なおさら地上から離れた感覚になる。そして寒くて寝れない夜だった。

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2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


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by ayumiaruki | 2017-12-13 14:18 | Comments(0)