ただ歩いてゆく旅

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2017年 12月 10日

もう一度歩きたかった峠、そしておまけのラグーナ69

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定







今しがたまで、眩しいくらいに見えていたペルー最高峰ワスカランが、見る見るうちに雲で覆われてゆく。
やっぱり今日もダメかぁ。
前回は峠にテントを張って、登山道を下った。トランスカナダを歩いて、車道より登山道やトレイルの方が断然気持ちよく歩けると分かったから。
でもこの峠は別、車道の方が視界が広がり開放感がありそうだ。

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峠から少し下ると、ヤンガヌコ湖と谷が現れた。やっぱり車道が断然景色が良い。
ワスカランに降り積もった雪が何年もかけて氷河となり、やがて溶けて川となって流れているのが良く見える。
山、氷河、谷、湖がこうして見渡せる車道なんてそうないと思う。
車で一気に下りてしまうなんて、もったいない。

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テントから見えていた、九十九折の道。
アルキニスト吉田君が一度訪れ、ルートを変えてまでして、遥かリマからリアカーを引いて歩いた道だ。
そして私達もやはり、もう一度歩きたくて今日またここにやって来た。
わざわざ同じ道を歩きに来るなんて、初めてのことだ。
それくらい私達もすっかり虜になった道。吉田君に教えてもらってホント良かったね〜と何度も話す。

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さらに下ると、谷からそびえ立つ6,360mのワンドイ、そしてワンドイエステ、ワンドイスールと三峰が並んでいる。あぁ〜山頂に雲がかかっているのが残念だ。
あの上には白い雪をまとった山並みが見えるはずなんだけれど。
夕暮れの峠から、ピンクに染まった三峰が見えた時は感激したなぁ。
うん、二度同じ場所に来るのも良いものだ。
明日はあの山裾に見えるルートを登って行くんだな。

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雲が掛かってはいるものの、楽しめた歩きだったけど、午後は霧がかかり始め、やがて雨になった。ちぇっ予報通りか。
今日のキャンプサイトが直ぐ下に見える。
また雨の中テント張るのイヤだなぁ。

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キャンプサイト到着。他のテントは無くて、ラグーナ69(湖の名前)のツアーから、何人か戻って来るくらいだった。
雨だけど、しのげる場所もあって、そこで一息ついたら元気復活!
雨も止んだし、まだ少し時間はある。このままピスコベースキャンプまで登ってテント張るか?
う〜〜ん、どうする?あと2時間登れば明日は楽だし、早朝のピスコが見れるかも?
かなり迷ったけど、また標高4,600mの場所でテント張ったら寒いのは確実。
今日はおとなしくここでテントにしよう。

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一度止んだ雨はさらに強くなり、本格的な雨模様。気温もぐんと下り、調子に乗ってピスコ行かなくて良かったと、直ぐに反省した。
歩いていたら今頃、上は雪だろうし、またこの間の峠みたいなことになるところだった、、、、成長しとらんな!!
明日の為に、川で汲んだ水を浄水したり、ソーセージラーメン作ったり、動画の撮影をしたりして、ゆっくり過ごせた。
夜8時には寝袋に入って、明日に備える。
夜の間も雨が降り続いていた。
あぁ〜〜ピスコベース行かなくて良かった、、、、。

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翌朝は5時前に目覚め、テントを開けたフミさんが「うぅわぁーーー!」と叫ぶ。
何だ?山が凄いのか??と思ったら、テントの真ん前にでっかい黒牛、、、、。
やたらとテントに興味があるみたいで、牛対策してからの出発。
今日はここにテントを張ったまま、最小限の荷物で出発。
テント場→ピスコベースキャンプ→峠→ラグーナ69→テント場

戻ったらすぐにテントを撤収して、最終のツアーバス乗せてもらう予定だ。
バスの出発は4時くらいと聞いている。

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朝から雨模様、何にも見えなーい。
でも天気は分からない、期待して歩こう!
私は寝過ぎで少々酸欠気味、この朝一の登りが一番辛かった。
寝ている間、体は酸素をあまり取り込まないから、高山病の症状が出たら、寝不足が原因でないなら横にならずに、起きていた方が良いそうだ。

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あまり希望の持てない天気だったけど、曇り空の中から一瞬、ピスコが見えた。
おぉーーカッコいい!こんな曇り空なのに、山だけが明るく輝く姿は不思議だ。

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でも、それはほんの一瞬。また雲に隠れてしまった。
「う〜〜ん、今日はダメかなぁ」
「イヤ、これから晴れるよ」と天性の楽天家フミさんが断言する。

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負け惜しみじゃないけど、曇りもまた幻想的で美しい。
でも、私は青い空に輝く山々が見たい!!
何としても見たいのだーーーー!!!

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見たい、、、、。

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見た、、。

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もう見れなくても良いから、お願い吹雪かないで〜〜。

誰だ晴れるとか言ったのは?!
この吹雪の中、私の経験標高も4,900mとまた少し更新された。
空気が薄くて息苦しい感じはもちろんあるけど、最初の頃よりは慣れて来たかも?
頭痛や吐き気のような症状はない。
やっぱり朝一の登りの方が、息苦しかったな。

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ラグーナ69は、日帰りツアーで来る方がリーズナブルで楽チン。
でも私達は同じ道を往復するコースではなく、ピスコベースキャンプ(予定ではそこでピスコと、ワンドイを見て)を通り、ぐるりと周ってさらに峠を越えて、ラグーナ69を上から見れるルートを歩く事にした。
ラグーナ69はおまけ、ピスコベースキャンプからの景色が素晴らしいと聞いていたけど、残念ながら雨、雪、吹雪の3点セットで殆ど何も見えなかった。
左手がラグーナ69。
もうこの時点では、最終のバスに間に合うよう、テント場所まで戻る事しか頭にない。

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ラグーナ69に着いた時、ツアーガイドの人が最後に出発しようとしていた。
あら?意外と早い?バスの時間を聞いたら、2時半くらいに出ると言う。
ここから、猛ダッシュでツアー客をごぼう抜き。
私達はテント撤収してからツアーバスに乗るか、もう一泊テント泊するかしかないのだ。
皮肉な事に、ラグーナ69からしばらく下ったあたりで、空が明るくなって来た。
遅いわ!!

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下りに弱い私だけど、雨と雪の中を歩いた今日は、もう早くワラスに帰りたい気持ちしかなく、同じ場所でテント泊なんて考えられなく、さらに猛ダッシュ!!
ツアーの人達が立ち止まり写真を撮るなか、黙々と追い越し、テント前で写真を撮ってもらい、最速のテント撤収!
バスには間に合ったけど、バスの中で気持ち悪くなって、吐くかと思った。
高所で頭痛はないけど、高所から降りたら具合が悪くなるみたい。
そこにあるのは分かっているのに、見えないもどかしさ。
でもこれが自然だ。
いつもなら、まあ仕方なかったと諦める2人だけど、、、、、。


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明日また、同じ場所へ行って来ます!
本格的な雨期に入ったけど、明日だけは天気が良さそう、もうラストチャンス!
峠に至っては、行くのは3度目、ハッキリ言ってストーカーだ!!

今回のルート。

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2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


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# by ayumiaruki | 2017-12-10 05:25 | Comments(0)
2017年 12月 08日

ワスカラン再び!

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー ワラスとワスカラン国立公園
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して、南米でトレッキングをしながら、バックパック旅。
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定






毎日、私達のブログ更新を楽しみにしている母からのメール。

ブログを見て寝たら、あゆちやんが突然帰って来た夢を見たよ。
肺炎でもう治らなく、痩せてガラガラ。とにかく身体が冷えて震えが止まらないので温泉に行きたいと言う。お父さんが車を運転したけれど雪が深く道も分からず、なかなかたどり着けなくて、車の中であゆちゃんがガタガタ震えが止まらなくて、お父さんが「もう病院へ行こう」
そこで目が覚めたよ。


とても母らしい夢なんだけど、私もあの峠でなぜかふと、父の事を考えた。
ほんの一瞬だったけど、久しぶりにふわっと父のことが頭に浮かんできたのだ。
ちょっと寂しがりで、ロマンチックで、山が好きだった。
こんな景色を見せてあげたかったなぁ。
私が歩き旅を始める前に他界した父。退職したら母と車で、日本を周るのを楽しみにしていた。
きっと、母を連れてカナディアンロッキーか、ワスカランにも来たんじゃないかな。

写真はワスカラン南峰。

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さて、前回4,770mの峠でテント張り、震えながら夜を過ごしたのにすっかり気に入って、またここへ来ようと誓った2人。
一度ワラスへ帰り、天気を見計らって、またユンガイの町へ来た。
ここからだったら、峠までコレクティーボで2時間の距離だ。
しかし時期すでに遅し、本格的な雨期に入ってしまったようで、毎日雨続き。
国立公園のパスは切れるし、私の調子が悪いばかりに3週間を無駄にしてしまったことが、悔やまれる。
でも、その事を何も言わないフミさんは男だなぁ。
と思っていたら、、、、。
フミさんのブログにしっかり書いてあったわ!

さてさて、今日は古いユンガイの町跡へ行くことにした。

写真は期待せずに入った宿近くの店、何を食べても美味くて、毎日通うことになった。

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ユンガイは1962年にワスカラン(私達がテントから見ていたペルー最高峰の山)で氷河が崩れ、ユンガイや付近の村々を雪崩が襲い、3,000人を超える死者がでた。

それから8年後、1970年にマグニチュード7.9の地震が発生し、ワスカランの北峰が氷河とともに大崩落。土砂と氷塊が凄まじい勢いでユンガイの町を襲った。
そして、ユンガイの人口18,000人のほとんどが死亡してしまったのだ。

旧市街跡へ向かう道。雲の上、崩落した北峰は見えないが、かすかにワスカラン南峰が見える。
あの遠く、高くそびえる山で大崩落が起こり、その2分後には、土砂が18,000人の命を、一瞬にして奪ってしまったのだ。

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ペルー政府は土砂で、5〜10m埋まったユンガイの地を、掘り返すことを禁止、そのまま国立墓地にした。
そして、ここから2km離れた場所に新しいユンガイの町を建設。私達はそこに滞在しているのだ。
巨大な岩が自然の恐ろしさを物語る。3,000mの高さから、時速300kmで町を襲った、凄まじいエネルギーだ。

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ワラスと同じように、この広い敷地一杯に家や商店がひしめき合っていたんだろう。
今はほとんど何もない土地だけど、こうした十字架もポツリとある。
家族が当時家のあった場所に建てたのだろうか。
奥に見える谷が、土砂が流れ込んで来た谷。

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確かに家があったのだ。

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ユンガイには4泊した。(1日は私の都合で)
天気はやっぱり雨だけど、もう明日は出発しよう。

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朝7時発のコレクティーボに乗込み待つが、何せ人が集まらないと出発しない。
早く出発してくれ〜昼になると天気が崩れるよぉ〜ヤキモキするなぁ〜。
バンの屋根に、荷物を乗せるフミさん。

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7時半過ぎ出発。天気はいつになくほぼ快晴、ヤッターー!
途中の集落。左手に見えるのが、崩れたワスカラン北峰。
山裾に凹みがあるのがはっきりと見える。

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車はどんどん峠を登り、ワスカラン南峰もよく見えている。
いいぞいいぞ〜この調子!どうか峠に着くまでこのままでいてくれ!私達に本当の峠の景色を見せてくれ〜〜〜!

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峠まであと少しの所で子供がトイレーーー!と叫び、車は10分停車、、、、。
再び出発、さあ前回霧で真っ白だった峠は?!!







10分返して〜〜〜〜!さっきまで見えてたのに!!
でも、半分見えてるだけでも良いか。

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前回は登山道を下ったけれど、今日は車道を下り、ラグーナ69のキャンプサイトに泊まり、明日はピスコベースキャンプ周りでラグーナを一周する。
雲行きは、だんだんと怪しくなってきたが、果たして前回のリベンジなるか?!

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# by ayumiaruki | 2017-12-08 07:51 | Comments(0)
2017年 12月 03日

野宿史上最悪は最高?トレッキング【6〜7日目】

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定





シャワーも浴びたし、洗濯もした、しっかりご飯も食べて体調も万全だ。
今日は午後から天気が崩れるようだから峠まで車で行き、歩いて下りながらどこかでテント泊。
今日の峠こそが、アルキニスト吉田君に「世界で一番美しい」と言わせた道で、フミさんが今回のトレッキングで、一番楽しみにしていた場所なのだ。



【Day 6】
今いるヤナマから、バケリアまでのコレクティーボは、朝3時出発。早すぎ!
早朝、セントロに行って出発間際のタクシーと交渉、バケリア手前の町までしか行かないけど、1人2ソルでまあ良し。
タクシーを降りてから1時間ほど歩いて、サンタクルス谷トレッキングのゴール地点、バケリアまで戻って来た。ここでまた車を捕まえる予定だったけど、ツアー客の居ないこの集落は静まり返っていて、誰もいない。
じゃあ、歩きながら車を捕まえよう。

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そこからもしばらくは車道を歩く。
こんな場所に〜?という所に民家がぽつんとあったりする。

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ふみさんが偶然山道を発見した。
マップスミーにも載っていない道だけど、しっかり整備されているようだ。
時々川越えがあったり変化もあって、なかなか楽しい道だ。
グネグネの車道を、かなりショートカット出来るのも嬉しい。

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天気も何とか持ちこたえてくれている。
開けた場所に出たら『お昼ご飯はここしかない』場所を見つけた。

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ここしかないでしょ。

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景色もドラマチックな雰囲気に変わって来た。
ふみさんの大好きな遺跡も発見。右手には小さな池があるから、これは住居跡かな?
ふみさんが石積みの上に居るのが見える。
天気予報は午後から雨だったけど、何だか良い感じになって来たなあ〜。

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気分良く車道をショートカットして歩いていたら、突如目の前に現れた、チョピカルキ(Chopicalqui)6,354m。
おおおーーーーーー!!チョピカルキかっちょいーー!

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6,000m級の山々をこんなに近くで感じられる場所なんてそうそうない。
いゃ〜〜良い日だ〜〜〜良い道だ〜〜。

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あとは、そろそろ車道に出て、車を見つけて、、、、。
「いやもうここまで来たら、峠まで歩こう」と、ふみさんは自分の発見した道にすっかりご機嫌だ。

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峠が近づいてきたところで、強い風が吹き始めた。
これは来るか?空が暗くなり始め、みぞれが降って来た。

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一台のトラックが下からやって来る。もう、ここを通る最後の車かも。
「乗る?車に乗る?!」
「いや、峠まで歩こう!俺がこの道楽しみにしてたの知ってるやろ?」と、ふみさん。
ええ〜〜乗らないの!?と、内心かなり不満な私、でも楽しみにしてたのも知っているしな。

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峠到着、白っ!しろーーーい!!

やっぱり車乗ったら良かったか、、、にしても峠はマズイとにかく下ろうと、急ぎ足の私。

「ちょっと待って!どうする?」というふみさんに、峠、峠言ってたのに何にも考えてなかったんかい!!と、また内心苛立つ私。

ふみさんは、この状況でも峠にテントを張りたいと言う。
ここは標高4,770m、私のアウトドア経験は大して役に立たない。ふみさんの判断に任せよう。

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とやってるうちに、風はどんどん強くなり、あられは激しくカッパを叩きつける。
ふみさんが、テント張れそうな場所を探しに行った。直ぐに姿が見えなくなる。
今のうちに、カッパのズボン履いた方がいいよな?でも、もうズボンは濡れてる、、、、いいや!ズボンは後だ(これが大失敗)

ふみさんが戻って来た
「かなり斜めだけど、なんとかテントが張れる!!」
「えーー!?なにーーー?」
「テント張れるーーー!!」
近くに居るのにもう、大声出さないと聞こえない。

風や気温が急激に変わっていくことにビビる。まだ、この状況で峠にテント良いのか?と迷う。私達のテントは、軽さ重視のウルトラライトで山岳用テントではないのだ。

ふみさんが探してくれたテント場を見てまず思ったこと。
設営でテント飛ばしたらアウトだな、、、、慎重にしないと。

テントが飛ばされないよう、1人は押さえながら設営するが、手がかじかんで上手く動かないし、あまりの強風で手間取る。
時間が経つほどテントは濡れて重くなり、雪が積もってペグが見当たらないし、頭の中は『テント飛ばすな、テント飛ばすな!』がぐるぐる。
とにかくペグでグランドシートを固定したいが、地面が岩だらけでペグ打てない!!

なんとかフライまで張ったところで
「あゆみちゃんは荷物持って中入って!」
「私もテント最後までするっ!」
「荷物あった方がテント飛ばないから、早く入って!」

でも私は中に入ってテント内の作業が終わっても、外には出れなかった。

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ふみさんは、しばらく外の作業を続けてて、中に入った時は、手がガクガクと大きく揺れ、これはヤバいと実感した。外に出て、手伝うべきだったとも思った。
ふみさんはすごく冷静で、ここまでの震えなら経験してるから大丈夫だと言う。
2人ともズボンは完全に濡れてしまった。私はダウジャケットの裾がはみ出して作業していたのに気づかず、インナーまで濡らしてしまい、背中と腰から冷え込む。

でもテントの中も濡れているから、うかつに着替えると、夜着る乾いた服が無駄に濡れてしまう。

なにもかも濡れたテントの中、2人して小さくなって体育座りして震えてるうちに、何だか笑えて来た。

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テントは強風でバタバタと揺れて、あられは相変わらずの勢いで叩きつけている。こんな状況でもテントの中に居ると安心する。

しかし、、、、落ち着いた途端、オシッコしたい、、、、猛烈にしたい、、、、外には出れない、、、、ついにペットボトルでする時が来たのか?!でもあれは女性の場合技術が必要だと、、、、じゃあビニール袋?鍋?
あ、私って冷静さを失ってる???

どれくらい経ったのか、突然テント内が明るくなった、今しかない!!
外へ出てオシッコおぉ、、お?おおーーーーーー!!

「ふみーーー!!!大変だぁ〜〜〜〜!ちょっと見てみて!」

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真っ白だったテントの周りから、九十九折の道が現れ始め。
その奥からは6,000m級の山々が姿を見せた。

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そしてテントの真ん前は、なんと!!
ワスカラーーーン!!!
おおぉーーーーーー!

さっきまで、野宿史上最悪の状況だったのに、野宿史上最高の絶景が突然現れて、身体中アドレナリンが駆け巡った。
まだ手は震えていて、動き回って気合の雄叫びをあげていないと外にはいられないけど、最高の気分だった。

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雪も解け始め、テントの下は小川になったけれど。テントの奥にもヤナパッカの尖った山頂がほんの少しだけ見えて。

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テントの中からは、沈みかける夕日とワスカラン、う〜〜〜ん最高じゃないかぁ〜〜〜。

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もう熊も居ないんだし、テント前でワスカラン眺めながら、夕食作っちゃおうか。まだ震えながらの夕日作りだけど、気持ちは落ち着いた。

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このインスタントラーメンの温かさに、どれだけ助けられたことか!!
夜は寝れないだろうと覚悟してたけど、切れ切れの睡眠は取れた。
ふみさんは、濡れたズボンを履き続けて体温で夜までになんとか乾かした。
そして私に厚手ソックスを譲ってくれた。
カナダでナミコさんにもらったカイロをお互いに貼ったのも助かった。
ずっと大事に持っていたカイロが、ここ一番で力を発揮したのだ。

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【Day 7】
翌朝、高山病の症状もなく意外と元気だ。
空は曇りがちだけど、山々は朝日に照らされて、すっぽりと雲のネットをかけたような不思議な光景だった。

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ワスカランにも朝日が当たり始めて、雲が薄くなってゆく。

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ここは去りがたいし、まだまだいたいけれど今日からまた天気は崩れるし、、、後ろ髪引かれる思いで歩き出す。

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やっぱり自然には敵わない。圧倒されるばかりだ。
車道ではなく、登山道を下りることにしたけど、またここに来て今度は車道も歩こうと、2人の意見は一致した。

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登山道を歩き終わってから、しばらく車道を歩いて車を拾えた。
何だかんだ、ああいう状況でのふみさんは冷静で、それに救われる。
そして峠にテントを張らなかったら、あの最悪の体験も最高の景色も見れなかったんだなぁ。
最悪の体験も全てひっくるめて、峠にテントを張って本当に良かったなぁ、なんてこと考えながら車に揺られ、ワラスへ向かった。

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トレッキングルート【Day1〜4】

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トレッキングルート【Day 6〜7】

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世界一周で10位以内って、結構ハードル高いんだなぁ。


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# by ayumiaruki | 2017-12-03 01:09 | Comments(2)
2017年 11月 30日

トレッキング【4〜5日目】

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定




前回に引き続き、サンタクルス谷と、ラグーナ69をぐるりと回る、一週間トレッキング。




【Day 4】
パリアキャンプサイト(Paria )3,870mで目覚める。
朝起きる時間も早くなってきてるし、なんか段々体調が良くなってるぞ。急な登りが続くと息は直ぐに切れぎれになるけど、体調は良い。やっぱり歩いた方が良いのかな。
少し歩いてお気に入りの場所を見つけてしまった。

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天気も良いし最高だ〜。

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こんな場所で食べるナッツは格別に美味い!
キャンプ初日にテントから眺めていたタウジラフ。ずっと先にあったのに、今は後ろに見えている。

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また少し歩くと、さらに谷が広がって、後ろのタウジラフがさらにくっきりと浮かび上がっている。
おまけにリャマまで!これぞ南米だ!

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あ〜来て良かった。
(歩ける気がしないとか言ってたくせに)

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インディヘナのおばちゃんが、羊の群れを追っている。
やっぱり南米だーーーー!

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リャマは近づいても、たいしてこちらを気にしていないみたい。
ひとに慣れてるのかな、耳の赤い紐は識別の為だろうか。

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リャマが必死に食べている草は、まるで人工芝みたいに綺麗に地べたに張り付いている。
これが広い谷一面に広がっていて、とても気持ちが良い。

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天気が良いと、歩いていても疲れないなぁ。今日はキツイ登りも無さそうだし、食料も少し減ったし。
国立公園のゲートでパスカードのチェックをして、どんどん下って集落に出た。
ほぉ〜と集落を眺めて、、、、ピスコーーーー!!ここで見れるとはっ!
尖り具合がやっぱりカッコいいなあ。しかしなんでこんなに白く輝いているんだろう。
やっぱり天気のもんだ。この後のラグーナ69でまた見れるといいなあ。
ここからゆっくりと下って行く。

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集落で出会ったインディヘナの少女、ロイディ。
彼女も私達と同じ、バケリアへ行くそうで、しばらくはなんとなく一緒に歩いていたんだけど、小さな声で「一緒に行きましょう」言う。
そんなに話す訳でもなく、私達に興味があるような、ないような不思議な雰囲気の少女だ。
バケリアまでは30分くらいというから、楽勝だと思っていたら、ここから後半が何で?ってくらい急坂で、私はまたゼーゼーゼーゼー。
ロイディは、涼しげな顔で足取りの遅い私達を待っている。
先に行って良いよ、とジェスチャーしたら「いいの」と行ってやっぱり待ってくれる。
結局1時間くらいかかった。

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そしてサンタクルス谷トレッキングの終点、バケリアの集落に到着!バケリア ( Vaqueria )3,375m
トレッカーの為の屋台みたいな店が数件あって、ビールとコーラでひとまずお祝い。

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ここからさらに、ラグーナ69へ向けて歩く予定だったけど、今日の午後から数日天気が悪化するようだし、急遽10キロほど離れたヤナマと言う町にひとまず退散する事にした。
私も一息入れてから後半戦にのぞめてよかった。
コレクティーボを待っていたら、向かいの店のおじさんが、俺の車で直ぐに乗せていくと言う。コレクティーボより少し高いくらいの値段だったからお願いする。
2時間後に出発。すぐって、、、、。
しかも、さっきの値段と全然違う値段を言い出すし、まったくもう。

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そんな気分も、ヤナマの町に着いた瞬間に吹っ飛んだ!
小さな町のセントロから6,000m級の山々が見える。
後は宿だな。いやその前に飯だ!ちゃんとしたご飯を食べたい。

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5ソルの昼食。良いんじゃない?
店のおじさんに宿を聞いて見たら「あるある、良いとこ知ってるから着いてこい」と言う返事。
このおじさんを信用していいのか、どうなのか。
海外だと、その辺判断はいまだに自信がない。

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結果は、、、。大大正解!
部屋は至ってシンプル、ちょっと埃っぽいのは、道具を借りて自分で掃除したから問題ナシ。
値段は一泊2人で25ソルにしてくれた。

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でも、この宿の1番素敵なところは、これだ。

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ドアを開けたらこの景色。でも雨になるから、ここまできたんだけど、、、。

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キターーー!雨ーーーー!!
雨に濡れる前に屋根の下に避難できて、部屋から外を眺めるのってホント最高の気分なんたよなぁ。こんな風にニヤけてしまうのだ。

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夕方雨が止んで、夕食に出かけたんだけど、町の端から端まで歩いても店は閉まってる。
3件目の店で、同じく店を探してる2人と一緒になり、今度は4人で店巡り。

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2人が開いてそうな店を見つけてくれて、一緒に食事することに。
2人は学校の先生をしている同僚で日本人と食事することになるなんてと、笑っていた。

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【Day 5】
翌日は、まず洗濯。テントも寝袋も乾かして、これでやっとスッキリだ。今日は体を休めて明日出発しよう。

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でも、宿からでこの景色だから、ミラドールまで歩いたらもっと凄いんじゃないかと、出掛けてみたけど、あいにく曇り空、宿に着いたら激しい雨になった。
明日出発にして正解だ。
何も期待しないで来ただけに、この町の印象は凄く良かった。
明日からの歩きも楽しみだ〜。

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2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


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# by ayumiaruki | 2017-11-30 11:02 | Comments(0)
2017年 11月 29日

サンタクルス谷+ラグーナ69一週間トレッキング【1〜3日目】

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定






やっと行ける気持ちと、まだ宿でゆっくりしていたい気持ちが半々。
いつも何かに挑戦するときは、こんなだ。
屋久島での縦走、台湾のタロコ渓谷、カナダのケトルバレートレイル、終わってみたら忘れられない経験になっていて、確実に自分が強くなっていくのは分かっているし、行けばもう必死になるんだけど、でも、でも〜あと1日ゆっくりしたいなぁ〜。





サンタクルス谷のトレッキングは、3泊4日のツアーに参加して、食料、寝袋などの荷物全てをロバに運んでもらい、テント設営や食事も用意してもらうのが通常のパターン。
料金も安いし、空荷で歩けるのは魅力的なんだけど、トレッキングに慣れた人ならガイド無しでも歩けるようだ。
私達はサンタクルスと、世界中を歩いているアルキニスト吉田君のお勧めの道そして、ラグーナ69という湖をぐるりと回る、6泊7日のルートを計画した。

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食料には、トマト2個、リンゴ4個、バナナ一房、缶詰めもあって、昭和の登山かっ!と自分でもツッコミしたくなる。
そう考えると、カナダはトレッキング向けの軽くて高カロリーな食材がスーパーで買えて恵まれていたんだな。

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【Day 1】
エルタンボを朝7時に出発、2台のコレクティーボを乗り継いで3時間、出発地点のカシャパンパに到着。お昼ご飯を食べて、10時半にやっと歩き始める。スケールの大きな谷だ。
スタート地点は標高2,900m。

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一週間分の食料と水はさすがにズッシリくるなぁ。歩き始めから息は切れぎれで足取りが重い。そう言えばザック背負って歩くのロッキー山脈のトレッキング以来だから2ヶ月ぶりだ。
私達より後に出発した8人ほどのツアー客が、身軽な格好でどんどん私達を追い越して行く。
あぁやっぱり無理だ、歩ける気がしない。
途中でフミさんが私の荷物も背負ってくれた。フミさんだって重いのに、、、。

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標高3,760m。亀のようにノロノロだったけど、キャンプサイトに到着したとたん、ウォーーーッと力が湧き出る。
ここなの?いいの?しかも誰も居ない2人だけだよ。
もう一回ウォーーーッ!!
でも、よく考えたらさっきのツアー客は、もっと先のキャンプ地まで進んだということか。まあ、焦らずゆっくり行こう。
ジャマコラル(Llamacorra)キャンプサイト。

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もちろんテントはタウジラフ山へ向けて張る。
やっぱり自然の中は誰もいないのが一番だ。

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何度眺めても飽きないなぁ〜。

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「テント場に着いたら絶対にゆっくりするんだ!」と思い続けて歩いたけど、日暮れまでもうすぐ、ゆっくりどころか、速攻でテント設営、夕食、水作りだ。
谷沿いに歩くから川はあるけど、なにせそこらじゅう牛、ラバ、馬の糞だらけなんで、飲み水はなるべく支流の水を汲んできて浄水する。
夕食はトマト、ソーセージとマヨネーズパスタ、ゆで卵。
夜はちょっと頭が痛くて、息苦しく何度か目覚めてしまった。
あぁやっぱり歩ける気がしない。どうしよう、、、、。

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【Day 2】
翌朝、体調はまずまず。
フミさんは、昨日に引き続き絶好調!
谷を進むにつれて景色も少しづつ変わってきて、あぁ〜私は今、あんなに憧れた南米を歩いてるのか〜と酔いしれる。
何が大事ってこれが大事さ!私の場合はね。

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背後を振り返ると、歩いてきた谷が続いている。
ここを歩いて来たのか〜
昨日よりは苦しくないし、歩けるようになってるな。

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お昼頃、アルパマジョ山の麓、Jatunquisuar ハトゥンキスアール (Jatunquisuar)4,175mに着いた。
もう少し進んでおきたいところだけど、雨も降りそうだし、ここにテントを張って、昼食を食べてから、空荷でアルパマジョベースキャンプ近くのミラドール(展望所)まで行くことにした。

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食べたら2人とも急激な眠気に誘われ、ちょっとだけのつもりが1時間も眠ってしまい、午後1時頃出発。まずい、、、、空が曇って来た。
このままテントで休んでいたい衝動にかられながらも、行けるところまで私も行こう。
そして最初の登りを終えたら、おおーーー!迫力だ
やっぱり違う山の猛々しさが違う!来てよかったなぁ。

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後ろの山からまるで煙りが出ているようだ。カッコいい山だなぁ〜。
ここで、あれ?とおもったあなたは、かなりの映画通、何故なら、、、。

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この山こそ、パラマウントピクチャーズの、あの山なのだ!

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それを知ったのは、このブログを書いている今なんだけど、この写真を撮ったすぐ後に雲の中に隠れてしまった。
カッコいい姿を見せてくれてありがとう!

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アルパマジョのベースキャンプまでは、2時間登ってなんとか来たけど、私は息が苦しく足に力が入らない。
雨も降りそうだし、私が行くと足を引っ張るから、ここからさらに上のミラドールにはフミさんだけ行ってもらったけど、下で待っているうちに、少しづつ力が戻って来た。
で、なんと諦めていたアルパマジョが突然姿を現したではないか!

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やっぱり見たい!ちゃんとミラドールから見たい!後から私も登り始めたが、、、、時すでに遅し。
アルパマジョはもちろん、湖もすっかり霧の中だった。
標高4,470mのミラドールから急いで下山したけど、途中雨に降られ、テントに戻ったらもう5時。
少し頭が痛いな。
またしてもバタバタな夕食で、食後はすぐに寝てしまった。

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【Day 3】
おっ?!天気が良いぞ。そしてなんか体の調子も良いぞ〜。
人生初、富士山より高い4,100mのキャンプだったけど、ぐっすり眠れたし、それほど寒くなかった。もちろん帽子もカッパも着て寝たけど、初日のような息苦しさもない!!
これは?!少しは高所に慣れたということかっ?
ちょっと嬉しいなぁ〜。

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今日も谷に沿って歩く。
振り向くと、昨日見えなかったアルパマジョがくっきり。おおーーー見えたーー!
なんて白いんだ!!昨日とはまるで別の山だ。
こんな雪山の写真なんて何度も目にしているけど、実際に見ると、こんなにも眩しく白いことに驚く。

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何度見ても飽きない。何度見ても、おぉーーーっと吠えてしまう。不思議だなぁ。
左に、今まで歩いて来た広い、広いサンタクルス谷が小さくなって見える。
右手の山がアルパマジョ、左手の山がキタラフ (Quitaraju )6,036m。
アルパマジョの北西壁は世界で1番美しい山と言われている。
出来たら、次回はそちら側も見て見たい。
ワラスのトレッキング行きたいところが増えるなあ。

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タウジパンパのキャンプサイト、4,250mまで歩いて来た。
何度も書いて申し訳ないけど、おおーーー!としか言いようがない!
何度も何度も、おおーーーーー!と叫んでた。
キャンプ初日にテントから見えていた、タウジラフがこんなにも近い。
これからこの山の脇を登って峠を越えるのだ。

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ツアーのテントがまだ残っていた。
あぁ〜またここ歩きたいなぁ、ここなら他に人が居てもキャンプしたいなぁ〜〜。
良いなぁ〜〜良いなあ〜〜ここ最高だなぁ。

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ここで、天気が良くてよかった。もう最高だーーー!
疲れ??ないない!
歩ける気がしない?歩ける!歩ける!

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ゼーゼーゼーゼー、、、、、。

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峠までまだまだある。雲が、、、、。

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ロバ頑張れ!私も頑張れ!

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ツルツル滑る石の上を慎重に進むけど、時々ズルッとしてて、あんな重い荷物で大変だなあ。

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氷河と同じ高さまで来た。
空はどんどん曇って来て、水が不気味な色に見える。時々ドドドドーーー!っと氷河か石か崩れ落ちる音が響いて、さらに不気味だ。
ここ辺りは、とにかく息が切れて本当にノロノロとしか登れなかった。

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やっと来た!Punts union プンタユニオン峠 (Punts union )4,750m
こっちの谷も凄い!そして天気もヤバい!
これは来るなと思っていたら案の定、空はすぐに真っ暗になり、ピカッーーーっと光ったと思ったら、ドッカーーーン!ビビビビーー!
身の毛のよだつような爆音が反響して、こんなの敵わないと思った。自然には到底敵わない。

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あられが降って、歩いていても寒い。
そして下りが長い、足に力が入らない、、、、まだか、まだか。
下りなのに何度も休憩してしまった。
フミさんはいたって元気だ、うーん南米に来てからすこぶる調子が良いぞ。

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やっと、キャンプサイトに到着。
おおーーーここも誰も居ないのか!

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またしても日暮れが迫っていて、一息つきたいのにバタバタとテント設営、夕食作りだったけど、凄く満足していた。
来てよかった、本当に来てよかった。

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次回に続く。



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2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


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# by ayumiaruki | 2017-11-29 14:32 | Comments(0)