ただ歩いてゆく旅

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2017年 05月 19日

カナダ出発!

【これまで歩いた総距離数】 6,265km
【カナダを歩いた距離】                 7km

【現在地】 カナダ ブリティッシュコロンビア州 バンクーバー島  ラングフォード

【旅の行程】カナダ ブリティッシュコロンビア州 バンクーバー → カナダ出発地点(3㎞)→ビクトリアウエスト(4㎞)→サーニッチアップタウン





シアトルから、グレイハウンドバスでカナダに入国。入国審査では、カナダ横断の計画書、海外保険、出国チケットを準備していたからか、すんなり入れた。

私達の計画とは『トランスカナダトレイル』をベースにカナダを横断するという、だいそれたもの。
地図は、茶色がまだ出来上がっていないルート。水色がカヤックなどを使う水上ルート。
全部が繋がれば、24,000㎞!!世界最長のトレイルになる。
と言ってもピンとこない。北海道から九州までが3,000㎞と言ったら分かりやすいかも。つまりアホみたいな距離なのだ。

ルートの通りだと、アラスカ近くまで行く事になるからそこは歩かない、にしてもビクトリアからケベックまで、10,800㎞を360日で歩くことになる。
ちなみに私の日本の旅は、5,000㎞で4年かかっている。
う〜〜ん、だいそれている。

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カナダ初日は、雨降る夜にバンクーバー市内に到着。予約しておいたホテルに泊まった。
翌日、街を歩く。

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向ったのは、ケンドリックという人の家。今回初めてアメリカで出会った人達に勧められていた、『カウチサーフィン』を試してみることにした。

カウチサーフィンとは、あらかじめ登録している人の家に無料で泊めてもらうシステム。
今までも知ってはいたけど、日本の旅では私達の選択肢にはなかった。

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彼は家でコンピューターの仕事をしていて、とても忙しそうなのに、仕事に集中しているときと、私達と接するときの自然な笑顔やフレンドリーだけど紳士的な対応が印象的だ。
「先週パーティしたんだけど、忙しくてキッチンそのままなんだ、汚くてゴメン」と言っていた。確かに洗いものが山積みだ。「良かったら洗い物するし、夕食作るけど一緒にどお?」と提案をしたら「うん、それは嬉しいな」という返事。YESかNOか、この辺のやり取りがとても楽で良い。
こんな素敵なベッドで泊めてもらうことになった。

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気を使うとかいうんじゃなく、お互いの時間を楽しむ感じというのかな。でも何かしたい気持ちになってしまい、ついつい掃除機とか、かけてしまう。初めての家がケンドリックで良かった。

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そして翌日もカウチサーフィンで、別の街に住むケンジの家に行くことに。
ダウンタウンで待ち合わせをして、彼の家まで一緒に歩いた。

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ケンジは、お母さんが日本人だけど、日本語は片言で今は勉強中。この日は夕方から夜の11まで日本食レストランで仕事。
そんな若い彼にアイスクリームをご馳走してもらった私達。

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良いのかぁーー?ここは250種類のフレーバーがあるアイスクリーム屋さん。海苔味、ワサビチーズ味、キムチいちごとか、何でもありで、試食出来るのが楽しい。

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彼はデザイン画のアーティストでもあって、部屋もセンスが良い。

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このポスターは、日本に行った時に買ったそうだ。家を出るときも一緒に来てくれて、まだまだ分からないカナダの事を色々教えてもらった。まだ若いのに、とても大人で落ち着いている。バンクーバーに戻ったらまた会う約束をしてお別れ。

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そして私達旅の出発地点はバンクーバーではなく、バンクーバー島のビクトリア。
フェリーで1時間半、海を渡ってビクトリアへ。

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フェリーの中でも自前サンドイッチ。

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バンクーバー島に着いたらバスで50分、ビクトリアへ向かう。
街は結構大きい、観光地だったんだ。

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バンクーバー島の地図。
ややこしいけど、アメリカのシアトル、バンクーバー、そしてバンクーバー島のビクトリアの位置関係はこんな風。

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ビクトリア市街から『トランスカナダトレイル』の出発地点へ向かう。
ルートマップでは繋がっているはずなのに、初っ端から行き止まりで海だった!

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出発地点にたどり着いたら、橋がまだ工事中!!大丈夫か?!トランスカナダ。
隣の橋で出発記念写真という、最初からグダグダな私達らしい出発になった。

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でもルート付近は穴場の景色。

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初日は3㎞だけ歩いて、民泊のアパートへ向かう。

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今回は『カウチサーフィン』以外に、ネットの民泊システム『Air bnb 』も利用してみた。野宿出来ないような町や住宅地は便利かも。

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値段は、場所や部屋によって違う。私達もまだ利用し始めたばかりだけど、2,000円〜3,500円代で探している。
ここは窓からの景色が最高だった。

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翌日は友人に紹介してもらった、ご両親の家に行くことになった。ルートから少し離れるけど、せっかくなので寄らせてもらう。
トレイルは、市街地でも景色の良い歩きやすい場所になっている。

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天気はずっと雨か、どんよりしているかで、まだ肌寒い。

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カヤックや、キャンプのベテラン、マイケルと数年前に大学で資格を取り、今は働くのが楽しいというジョイ。
夫妻の家では、過去に日本からのホームステイもたくさん受け入れていて、ざっくばらんな感じがとても楽しかった。

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お二人は、ビクトリアの自然をとても楽しんでいて、この日は一緒にジョイが日課にしている散歩へ行った。家のすぐ前から山の公園が続いていて、どんどん登るジョイに、ついて行くのがやっと。
好奇心旺盛でいつも笑顔のジョイ。

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フミさんのブログを見て、折り紙を教えて欲しいというリクエストがあり、昼に見本をつくるフミさん。

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仕事から帰った娘さんと一緒に、折り紙教室をしたり(私は折り紙恐怖症なので欠席)マイケルの料理をご馳走になったり、私達もキッチンであれこれ作ってあっという間の3日間だった。
マイケル夫妻とは、またコンタクトを取り合う約束をして、仕事に出かける家族を私達が見送り、家の鍵を掛けて出発。
なんだか家族のように、すっかりリラックスさせてもらった。
カナダはまだほとんど歩いてないから、始まった感じがしないなぁ。

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# by ayumiaruki | 2017-05-19 14:20 | 旅日記 | Comments(4)
2017年 05月 18日

アメリカ最後はシアトル

【これまで歩いた総距離数】 6,258km

【現在地】 カナダ ブリティッシュコロンビア州 ビクトリア

【旅の行程】アメリカ ユタ州 エスカランテ→セントジョージ→ソルトレイクシティ→ワシントン州 バンクーバー→シアトル





成り行きで来たエスカランテ、とても良かったんだけど、私達の行きたいソルトレイクシティからはさらに離れてしまった。

ここからは、一旦ブライスキャニオンに戻って、さらに野宿したシェダーシティに戻って、そこからセントジョージと長い旅になるのだけど、私達の後に同じトレイルを歩いていた、兄弟がロサンゼルスまで帰る途中だからと、車に乗せてくれることになった。
なんと、なんと私達は、本当にラッキーだ。
キースと、レイターはお母さんが京都出身、ご両親は離婚してしまったそうだが、弟のレイターだけ「ワタシのオカサン、ニホンジンデス」くらいの日本語を話せる。2人とも見た感じはハーフに全く見えないし、話していてもアメリカ人だ。

彼らはトレイルを歩く前に、私達の書いた『Japan 』の文字を見て『へぇ日本人が歩いてる』と名前を覚えていてくれたようだ。
私の甥っ子、姪っ子も母親がオーストラリア人で日本語が話せない。でも日本人に会ったとき、やっぱり『へぇ』くらいは思ってくれてるのかな。

車は130キロのスピードで5時間くらい、ほとんどノンストップで走り続けた。
わざわざバスターミナルを探して降ろしてくれて、信じられないことに、その日の夜行バスに乗ることが出来た。
キース、レイター、ありがとう。
彼らはさらに走り続けてロサンゼルスまで長いドライブだ。

セントジョージでは、慌ててバスのチケットを取ったわ良いかが、チケットをプリントアウトする時間がなくてシャトルバスの受付女性に相談。全くもってお客でもなく、別のバス会社を利用する私達に事務所のプリンターを貸してくれて、あたふたしていたら、プリントまでしてくれた。

バスを待つ間、マクドナルドにいたら、白人男性が数人深妙な顔つきで話し込んでいた。2人はトランプの帽子を被っていて、マジかっ!!いや、ここはアメリカのユタ州だったと改めて思う。
私達が出会った人は、トランプの話になると本当に恥ずかしいことだとよく話していたっけ。





ユタ州のソルトレイクシティは、モルモン教の発祥地にして聖地。
冬季オリンピックもあっただけあって、街は整然としている印象。どのか札幌に似た雰囲気がある。

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散歩をしていて、たまたま見つけた図書館が素晴らしくて、その屋上からの景色。遠くに見える雪山が綺麗だ。

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街を歩いていて、気になる文字が何度か目に入る『タコチューズデー』今日は火曜日でタコスが1個2ドルのようだ。
カナダに行ったら、大好きなタコスが食べられなくなるかも?今日は奮発して外食だーーー!
外食のタコスって、結構シンプルなんだなぁ、、、でも美味しい。

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と、食べていたら私達のすぐ後ろで、同じタコスに山盛りトッピングしてるじゃないか!
なーーーんと、これはベースであとは好きに野菜を入れるのか!
バージョンアップどころか、全く別のタコスに生まれ変わった。

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美味しいーーー!思えばアメリカで、2人での外食は空港の『ハンバーガー』と、フラッグスタッフの『カチーナ』くらい。あとマクドナルド。
宿でも、スケボー持った若い担当者が、早朝着いた私達の為にチェックイン時間前に部屋に入れてくれて、今なら朝食サービスまだ間に合うよと、急いで案内してくれた。日本じゃありえない。

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ソルトレイクシティからは、またグレイハウンドのバスで、ワシントン州のバンクーバーという街へ。初めてアメリカへ来た日にダラスで泊めてもらったトモさんが、仕事でバンクーバーに居て、また数日泊めてもらうことになったのだ。

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トモさんは、この町に引っ越したばかりで、まだ家具も何もないのに私達の為にブランケットや、食器を用意してくれて居てありがたかった。
トモさんと買い出しに行って、トモさんリクエストの和食を作ったり、ビールをご馳走になったり、ツマミを作ったり、共同生活みたいで楽しかった。

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この間まで乾燥しきっていたのが嘘みたいな苔の中のトレイルを一緒に歩いたり。

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カナダの前にオシャレな街にも行くから、そろそろ散髪もしなくては。

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トモさんに連れて行ってもらった、アジア系の女性の店。トモさんも丁度切る頃だからと3人で出掛けた。
海外で髪を切るのはドキドキだ。あら?ふみさんヤバくない?

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結果、まあ短くなったから良しとしよう。

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そして、しなくてはならない事も色々。写真データの整理、破れたり壊れたものの修復、靴や防水袋の洗濯などなど、させてもらってとても助かった。トモさんはカリフォルニアに新しい仕事が見つかって、すぐにでも行きたいところなのに、私達が来るのを待っていてくれたのだ。

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それからカナダには直接行かず、シアトルに寄ることにした。ふみさんが行きたいと、強く主張したシアトル。都会に寄って行きたいなんて珍しい。

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街をブラブラするだけでも楽しい。カフェが目的で来たのに、自前のインスタントコーヒーミルクとサンドイッチを食べる2人。

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夜行バス明けだけど街を歩いてみよう。近代的な図書館。

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中も気持ちがいい。

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それ程危険な雰囲気はないけど、ホームレスの多い地区もある。

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夜行バスとその翌日の二日間は、自前のサンドイッチで持ちこたえたから、贅沢にカフェ巡りだ。

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犬も歩けばカフェにぶつかるシアトル。あり過ぎて選べないから、事前にネットで調べた。『Espresso Vivace』気取らない雰囲気でさりげなく使い込まれたインテリアが素敵。私の一押し。ここで本物エスプレッソを飲んでみた。淹れたてをその場ですぐにクイッと飲むそうだ。でもカプチーノが美味しかった。


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シアトルの人はとっても洗練された雰囲気の人が多かった。

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『Cafe vita』若い人向けな感じ。ラテを飲んでみた。さっきの店もだけど濃厚で美味しい。


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マーケットにも行ってみた。観光地だけどここはおすすめ。


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かなり賑わってるし、リーズナブルなレストランも多いみたい。

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シアトルにスターバックスの一号店があるのは知っていたけど、偶然現れて意表を突かれた。こんな小さななんてことない店が、今や世界中にあるんだから凄いよなあ。
店内混み混みですぐに退散。

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街中歩いたし、夜はアメリカらしくピザ!ここも行く前にネットで検索。アメリカの都会は物価が高いから怖くて入れない。ピザ、サラダそれぞれ8ドルをシェアして充分お腹いっぱい。


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シアトル最後の夜に、トモさんから連絡が来た。「明日シアトルに行きます」ええ?!どう言うことだ?
トモさんはシアトルのレストランからも仕事のオファーがあって、オーナーに会いに来ることになったんだそう。カルフォルニアも決まってるけど、条件次第ではシアトルに住んでもいいかなと。奥さんのジーナさんもこっちの方が良いだろうし。
このフットワークの軽さ、こだわらなさ、トモさんと数日一緒に過ごして自分に無いもの、学びたいことを色々と感じた。
私達の宿に会いに来てくれて、アメリカらしいランチをご馳走してくれた。
パンケーキ、ソーセージ、ハッシュドポテト、卵はサニーサイドアップ、そしてコーヒー。
パンケーキ美味しい!!

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最初は、レンタカーを借りてアメリカを周るつもりだったけど、トレッキングにして大正解だった。(お兄ちゃんあどありがとう!」結局全部陸路でアメリカを斜めに横断したかたちになった。
とてつもなく広いアメリカ。合理的で、フレンドリーで、柔軟な対応。何でも大量にあって、何でも選べる。
店でクシャミをしたら、どこからか「ブレスユー」(お大事に)と声がかかる。実に楽しかった!

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# by ayumiaruki | 2017-05-18 09:35 | 旅日記 | Comments(4)
2017年 05月 17日

Escalate エスカランテ

【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【現在地】カナダ バンクーバー島 ビクトリア
【旅の行程】アメリカ ユタ州 ブライスキャニオン→エスカランテ





ブライスキャニオン最後の朝は雨。しばらく止むのを待ってみたけど、諦めてテント撤収。もうこれでカナダに向けての寒さ特訓は充分過ぎるくらい経験した。
シャトルバスに乗ってナショナルパークから出る。雨から雪に変わったけど私は、満足だーーーー!と叫びたい気分。
ジェネラルストアに寄ったら、もう昼食の時間だ。
トイレ隣のベンチで、マネージャーらしき人の視線を意識しながらささっと昼食。
この感じは日本の旅と変わらない。

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やっぱりパン食。この薄っぺらいパンは、長持ちしそうで買ってみたけど、味はいまいち、硬くて酸っぱい。店には時々、ケチャップの他にサルサ、タコスソース、オニオンソース、ハチミツまで置いてあって、レジでもらって良い?と聞くと、もちろんよと笑顔。
このちょっとのソースがこんな時や、サンドイッチで役立つ。
キャンプ中にコーヒーを作ってミルクのボトルに入れておいたり、ゆで卵を作っておくのも大事。
こういうどうでもいいことばかり書いてるから、後半、本当に書きたい事を書く時間が無くなるんだな。反省

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これから向かうのは、ソルトレイクシティ。しかーし、仲良くなったウィルが、エスカランテという町にクライミングしに行くと言う。
エスカランテ、エスカランテ、、、、なんと素敵な響きだろう。乾いた空気に長閑かな街並み、きっと大きな岩山に真っ赤な太陽が沈んで、、、。

私達もエスカランテに行く!!
早速ウィルの車に乗って一緒に向かう。彼はブライスキャニオンの受付をしていて、以前はヨセミテ国立公園でも働いていた。自然をこよなく愛する彼は車もゆっくり、日本人以上に気遣いしてくれる優しい人だ。
私のアメリカ人のイメージは、人から聞いた話しや、映画やニュースだけのもので、実際偏見だらけだったのかも。

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エスカランテまで89㎞、約4時間の道のりで信号機は一つも無く、果てしない荒野と岩山が続く。
岩山は定規で引いたような線が横に走っていたり、何かの模様を付けたようにも見える。色は赤や白、黄色だったり、灰色だったり微妙な色合いの変化が見ていて飽きない。まるでどこかの惑星にでも来たようだ。
エスカランテの町に近づいて初めて牧草の中にポツリと家が現れる。
私は車の窓に顔を貼り付けて「huge...huge...」(広い、、、広い、、、)とつぶやくばかりだ。

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わざわざエスカランテのビジターセンターで「何か僕が出来ることがあるはずだ」と一緒に降りて分かりやすい地図を探したり、キャンプ場を聞いてくれたり。最後にグロッサリーショップを探して降ろしてくれたウィル。心遣いがとても伝わってくる。私達はここアメリカで、本当に良い人達に巡り会えてる。アメリカの印象がとても良いのは出会った人達の影響が大きい。

温かみのあるビジターセンターの建物。

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ビジターセンターから歩いて直ぐの場所に町がある。町といってもブライスキャニオンから続いている道がメインストリートの、想像以上に小さく素朴な町だ。
遠くに雪化粧した山々が見える。

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まさしくイメージしていた『エスカランテ』だ!

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ビジターセンターの話しでは、この通り沿いに2つのキャンプ場があるらしい。どっちにするか考えるまでもなく、一目見て決定したキャンプ場兼、ロッジ兼、カフェバー兼、アウトドアショップの『アウトフィッターズ』

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キャンプ場の雰囲気で滞在中の居心地が大きく変わる。ここは必要なものだけが揃えてある、なかなかニクいキャンプ場だ。
Wi-Fi、温かいシャワー、テントからの景色と、ワイン!!ワインは今までなかなか手に入らなかったから、2人ともすっかりご機嫌だ。
テン場が気にいると、すぐに昼寝するふみさん。という事は2泊はするな。

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グロッサリーの店も、燃料のヒートを買うガソリンスタンドも歩いてすぐ、しかも安い!素晴らしいエスカランテ。
こんな場所で食べると、何を食べても美味しいけど、今日はサンドイッチにターキーのハムが入ってるし、テーブルには赤ワインまで!
私はちょっとしか飲めないけど。

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何が嬉しいって、時間を気にしないでシャワーを浴びれるのが嬉しい。一度スタートしたら8分止まらないシャワーともお別れだ。寒かったし思わず「はぁ〜〜〜あ」と声を出したら、隣のシャワーから「ナイスシャワーよね?」と声をかけられ、「year it's warm」(ウン、アッタカイ)と、アホみたいな返事でも、大きな声でハッキリと言う度胸というか、開き直り?ができた。
左側がシャワーけんトイレ。

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シャワー後のオレンジジュースが死ぬほど美味しかったなぁ。身体がビタミンを求めていたのかも。旅をしてると時々、何かに体が反応して尋常じゃない美味しさを感じる事があるからびっくりする。
今までキャンプで、クリームなんかぬったことがないのに、ミッチのアドバイスもあって2人ともせっせと塗っていたのに手はすぐにひび割れるし、体から粉が出てきて、スパッツは粉まみれ。
最初は洗濯機の脱水が足りなくて洗剤が残っているとばかり思っていた。
さすがに粉の写真は出せないなあ。

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テントの撤収をしてくれる、ふみさんの指先は朝晩まめにクリームを塗り込んでも割れてしまった。こんなちょっとの傷でも、冷たい水や外の作業が多いキャンプ生活では、かなり不便になる。踵ももうすぐ割れそうだ。

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ビジターセンターでもらった地図では、この町の付近にも無数のトレイルコースがって、町から歩いて行けるコースもある。何せあのブライスキャニオンの後だから盛り上がらないかも知れないけど、ちょっと行ってみよう。
先ずはブライスキャニオンの方向へ。どうってことない景色だけど、私にとってはパーフェクト。ウィルに会っていなかったら、絶対に来ることはなかった町だ。
この先には人工湖があって、この辺りの町や牧草の水を確保しているようだ。こまめに水をまかないと、牧草は直ぐに枯れるのか、大きな水撒きの機械をよく見かける

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今度は町の反対側へ向かう。町の人も親切でやっぱりフレンドリー、男性はカウボーイ風に私には見えるけど、アメリカでは普通なのかな?ここは町中心部あたり。

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お墓もそうだし、この隣にある高校のグラウンドもこんな風景だ。

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今まで町のメインストリートしか歩いてないし、方角も右か左のみ。ここで初めて違う方角へ進む。トレイルはあの山の向こうへ続いている。
朝は天気が良かったのに風が強くなってきた。

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真っ直ぐな道なのに迷ってしまって、やっとトレイルヘッドに到着、名前や住所を記入する。注意書には、アブ、サソリ、蛇、ガラガラ蛇、毒草に注意!川の淵に入ると、そこは時々監獄のプールになっていて2度と出られない。飛び越えたり、ジャンプしたりしないようにという注意書があった。
熊はいないみたい。
ブライスキャニオンではトレッキング前にレンジャーの人から、熊に会わないように音を立てること、会ってしまったら体を大きく見せること、ここの熊はそんなに悪くないけどもし、襲ってきたら諦めずに、ストックや、木の枝、石、水ボトル何でも使って戦え!と教えられたっけ。実際それで命拾いしている人がたくさんいるそうだ。

それにしても、この感じ想像していたエスカランテそのままだ。

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トレイルは山だけじゃなく、私有地を通ることもある。ここの入口も大きな農場の一角のようだ。
雲行きが急に怪しくなり始めた。

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気温も急激に下がる。と思ったらいきなりの吹雪!嘘でしょ?!これが日本では経験したことの無い怖さ。
岩影で昼ご飯を食べつつ、吹雪の様子をみる。体が完全に冷え切った、もう帰るか、、、。

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ほとんど帰る気だったけど、少しだけ晴れ間が見えた。せっかくだしもう少しだけ歩こう。

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あれれ、何だかんだ面白くなってきた。

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それからはもう、止まらない。
何度も川を渡って、岩と岩の間を進んで行くと、岩幅が見る見る狭くなって、垂直の壁のように高くなってゆく。こんな地形で一番怖いのは鉄砲水だ。でも無性に進みたくてたまらなくなるトレイルだ。こんな無名のトレイルがこんなに面白いなんて。

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壁のようにそそり立つ岩。


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さらに、もうこれ以上はないくらい最高のテント場まであった。写真じゃなかなか伝わらないけど、それぞれが独立した、垂直の岩壁に囲まれて、直ぐ横に川があって、ちょうど落ち着く広さの平らな場所。
誰かがキャンプした後があって、それを見ているだけでも浮き浮きしてくる。
ここはナショナルパークではないから焚き火が出来る。

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日本でもよく焚き火はしたけど、火の付きが良すぎて怖いくらいだ。ここはそれほど山火事の心配が無さそうだからいいけど、ナショナルパーク内が焚き火禁止なのも理解出来る。
やっぱり焚き火なんだよなあ。

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これくらいの火でちょうど良い。

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全く期待していなかったのに、大大満足で帰って来た。きっとアメリカ、いや世界中にこういう無名だけど素晴らしいトレイルが無数にあるんだろうなぁ。
帰りに、アメリカに来てからずっと気になっていた、いわゆるアイスクリーム屋さんで、ピーナッツバターチョコレートアイスを買ってみた。
うま〜い!何だ、甘すぎかと思ったら全然だ。

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キャンプ場に帰ったら、買い物してすぐに夕食の準備。日が暮れるのは7時半だけど、とにかく風が強くて寒い。
火を使う料理は諦めて、またサンド。
でも、他のキャンパーが大きなガスコンロを貸してくれたりして、すごく助かった。
野菜は洗ってカットしたものが安いから助かる。

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何だかんだで、4泊したエスカランテのキャンプ場。長く居ると仲良くなる人も増えて情報交換出来るのも嬉しい。
ドイツ人のステファンは、自転車でフロリダからカリフォルニアへ向かう途中だ。その後メキシコから南米へ向かう。
彼もほとんど野宿でアメリカを旅している。野宿場所はシェリフに聞いたり、消防署に泊めてもらったり、公園はやっぱり地元の人にあらかじめ了解をもらってからだそう。
アジアやオーストラリアも自転車で旅しているステファンだけど荷物の重さと、時間には、そんなにシリアスじゃないみたい。私達派?ネットが繋がるからドイツのお母さんによく連絡していた。
ふみさんの旅に、とても興味を持っていたな。

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居心地の良かった『アウトフィッターズ』も最後。朝は寒いし、せっかくだからコーヒーくらい飲んでから出発するか。
テントを撤収してから、カフェに行ってみた。
暖かくて居心地良いなあ。

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朝食の慌ただしさが終わったときのようで、店の人がこそっと、クッキーをサービスしてくれた。
コーヒーとクッキー最高の朝だ!!
写真を撮ったりしてたら、これも最後の一切れだからとブラウニーまでくれた。
ウィルに会ってなかったら、来ることのなかったエスカランテ最高だ、ありがとうウィル!

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# by ayumiaruki | 2017-05-17 07:25 | 旅日記 | Comments(4)
2017年 05月 12日

気に入った!ブライスキャニオン

【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【現在地】 アメリカ ワシントン州 シアトル
【旅の行程】アメリカ アリゾナ州 ブライスキャニオン






ついに来れたブライスキャニオンさぶーーーーい!
ラーメンくらいじゃとても温まらない。

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朝起きたらテントの外に置いてあった水が凍ってた。こんなことは日本の旅じゃ一度もなかった。
アメリカの気温は華氏だからまだ分かりづらいんだけど、マイナス7度くらいだったみたい。そりゃあ凍るわ。
日本の旅はインナーシュラフと、さらにシュラフカバーも使っていたけど、冬の四国はもっと寒く感じた。

このテントは軽さ重視で、テントの生地はペラペラだし、上部はメッシュになっているけど、前のテントと比べて寒いとは感じない。

マットをエアマットから銀マットに変えたのが良かったのか。
軽量化の為に買った今回の装備、この寒さで耐えれたなら、カナダも大丈夫なんじゃないかな。

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寒い時は歩くに限る。まずは足慣らし、日帰りトレッキングの『Fairyland trail』から歩いてみた。
名前の通り、おとぎの国を歩いている気分になる。ほとんど期待してないコースだっただけに、なおさら大満足で帰って来た。距離12.9km

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砂漠と塔が入り混じったような不思議な地形。次々と変化する地形にみとれていると、時間の経過も分からなくなって、本当におとぎの国にいる気持ちになった。
歩いて、このトレイルが終わるのがもったいなくて、ゆっくり進んだくらい。

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ナショナルパークに来てから、絶景昼食続きだけど、ここでの昼食も気分良かったなぁ。

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ブライスキャニオン良いのかも?ナショナルパークでも、世界遺産でも、絶景でも、気に入るかどうかはその人との相性次第、ここは私も気に入ったけど、特にふみさんがハマった。
何せファンタジーと、ムーミンのニョロニョロと、変わった地形や岩や石に並々ならぬ興味を持って入るふみさんだから、どんぴしゃりなんだな。

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セダーシティーからブライスキャニオンまで、瞬く間に過ぎていって、シャワーを浴びてないとこに気づく。元潔癖症の私とした事が!
セダーシティーで野宿3日だから、、、6日?!
シャワーは8分で3ドル(350円)1度スタートしたら8分出っ放しのシャワー。
慌ただしいけど、ずっと寒かったから熱いシャワーで生き返った。
あまり気にしていなかったけど、グランドキャニオンより高度が高い。気圧の変化か、ずっと顔がむくんで体調は今ひとつだった。

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明日はメジャールートのクイーンズガーデン、ピーカブーループトレイルだ。
ブライスキャニオンには、サンライズと、サンセットポイントがある。それを見ないとここに来た意味がないとまで、言い切っているブログもある。明日は日の出前に起きて、朝日を浴びてから出発だー!
けどね〜朝晩は半端ない寒さなんだなぁ。
ぐーたらの私達がそんなの頑張って行くはずがナーイ!
2人ともほぼ諦めていたのに、偶然にもふみさんが朝の5時に、トイレに起きてしまった。
人からは若い若いと言われるふみさんも、最近はトイレが近くて困っている。

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とにかく見れた!予想通り人が大勢居て、あいにくの曇り空。綺麗ではあるけど、サンライズは私にとって期待したほどではなかった。

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でも、ほとんどの人が朝日を見て帰るから、メジャールートのピーカブーは、朝の静かな時間に歩いて神秘的な世界を体験出来た。
多分これが、大勢の観光客と一緒だったら、全く別の印象だったと思う。


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最後にナバホトレイルそして、サンセットポイントまで歩いた。距離は13.8km

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後半は、大勢の観光客に混ざってしまったけど、充分楽しんだ。


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帰りに、ジェネラルストアに寄って、イモ、玉ねぎ、そして大事なインスタントコーヒーと、クッキーの買出し。2人ともコーヒーと甘いオヤツが欠かせない。

ビジターセンターでバックカントリーでのキャンプについて聞いてみた。1週間くらいキャンプしながら歩きたかったけど、北の方はまだ雪があって不可能。Yellow Creekのキャンプサイトは熊がいるから閉鎖中。歩けそうなルートと、水の流れている川の場所を聞いて許可証を受け取る。(水は川の水を飲むから)事故があった時の連絡先を記入したり、熊に出くわした時の対処法を聞いていたら、身が引き締まる。
キャンプサイトには何もないし、他に人も居ないようだ。グランドキャニオンよりワイルドなキャンプになりそうで、カナダの練習に丁度いい。
代金を払って、ベア缶を受け取り明日のシャトルの時間を確認。英語で大事な説明を聞くときは慌てないこと!まだ緊張する。








翌朝テントを撤収して、水は7ℓ準備した。ビジターセンターで充電などする。今夜からさらに冷え込む。今日はにわか雨、明日は雪だ!
カナダの練習だから、良しとしよう。山火事の跡が目立つけど自然のまま。あえて火事にしている部分もある。

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Right Fork Swamp Canyonのキャンプサイト到着。やっぱり誰も居ない。いいなぁ
軽く食べてからテントを張って、空荷でシープクリークをトレッキングしてみた。
手前の丸いプラスチックがベア缶。食べ物の他に石鹸など匂いのするものは全てここに入れて、決してテントには入れない。

焚き火禁止だけど、明らかに焚き火した跡がある。

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誰にも会わない、、、いい感じだ。
帰りに川で水を汲む。

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今回は飲み水も浄水して作る。浄水はキューバでかなり慣れたから大丈夫なはず。

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私も水のある場所で洗顔しておく。

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夜の冷え込みはそれほどじゃなく、ワイルドターキー(野生の七面鳥」の鳴き声がすぐ近くで聞こえていた。まるで魔女の笑い声のような鳴き声は、この森にピッタリすぎるBGMだった。

翌朝テントを撤収して次のキャンプ地点まで歩く。途中にあった熊が出て閉鎖中の別のキャンプサイト。

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歩いていたら予報通り雪が降ってきた。丁度キャンプサイトについた頃だ。遠くの山が白く曇っている、多分あの辺りは激しく降ってるんだろうなあ。

な〜んて呑気にしてたら、ぱらぱらだった雪が顔に当たって痛くなる。ヤバイ急激に冷え込み始めた。風もびゅうびゅうじゃないか!
テント設営だーーー急げーーー!!

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まだテント設営途中。

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超特急で設営しつつ、写真撮影しつつ、動画の撮影しつつ。
忙しーー!
テントの中に逃げ込んで、吹雪が去るのを待つ。
お腹すいたな〜寒いな〜。

アルコールストーブをテントの中で使うのは無理だ。そのまま食べれるニンジンとシリアルバーにかぶりつく。
2人で寒い寒いと言いながらテントにいると、急に明るくなってテントの中も暑くなった。
なんだ?止んだのか?ジャンパーを脱いだ瞬間に、また暗くなって急激に寒くなった?
それを何度か繰り返してやっと天気は落ち着いた。
こんな天気は初めてだ。やっぱり日本とは違うんだなぁ。

とりあえず湯を沸かしてコーヒーだ。あれ?インスタントじゃない。ああやっちまった。
まぁこの携帯ドリップがあるからいいんだけどね。やっぱりドリップは美味しいし、香りもいい。

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湯を沸かしたから、オートミールも作って、クッキー食べて。
ひとまず落ち着く。
それから近くの川で水を汲んで浄水だ。プラティパスから、浄水器を通して、別のプラティパスへ入れるだけだけど、時間がかかる。

もちろんここも、誰も居ない。

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夜は風もあって、かなり冷え込んだ。あるもの全て着込んで寝袋もすっぽり頭まで被って寝た。
厳しいキャンプだったけど、ここまでの寒さなら大丈夫という自信もついた。
何もない、誰も居ない自然の中は、厳しいけれど惹かれるものがある。

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翌朝も寒い中起きて、最初のキャンプサイトに戻って来た。
ここはリムの上だからやっぱり寒い。でも前の人が残した薪で、焚き火が出来たから体を暖められた。
リムの上のキャンプサイトは焚き火オッケーだから、火に癒されるなあ。
ワイルドなキャンプだったけど、なんだか充実してたブライスキャニオンだった。これてよかった。


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# by ayumiaruki | 2017-05-12 06:58 | 旅日記 | Comments(2)
2017年 05月 09日

ブライスキャニオン諦める?

【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【現在地】 アメリカ ワシントン州
【旅の行程】アメリカ ユタ州 フラッグスタッフ→セントジョーンズ→セダーシティー





フラッグスタッフから夜行のグレイハウンドバスで9時間。さすがにグレイハウンドも慣れたものだ。
途中のラスベガスでバスの乗換え、街を少しだけ歩いてみた。早朝のベガスは、あまりにも静かでコーヒーの香りまでした。夜になったら豹変するんだろうな。

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次はシャトルバスに乗って目的地セダーシティーに着いた。シャトルの待ち時間は6時間あったけど、待合室は洗練された内装で、大きな窓からユタ州の乾いた景色が良く見える。焼き立てクッキー、コーヒー、ホットチョコレートドリンク、カフェラテ、オレンジに、りんごまでが無料で置いてあって、ネットも使えるから、ちょっとしたカフェよりずっと気が利いている。

この町は赤土の山に囲まれた、のどかな町。すぐ近くに大学があって町の感じが良さそう。

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町には夕方に着くからネットで宿を予約していた。宿は安くても5,000円前後、なるべくテント泊したいけど安全優先だ。知らない町で夕方以降は行動しないようにしている。

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ここは安いのに、部屋が広くて朝食も付いてる。アメリカの宿は朝食付きが多いのかな?

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コーヒー、オレンジジュース、一度食べてみたかったカラフルなコーンフレーク、オートミール、ゆで卵、マフィン、そしてここは自分でワッフルを焼く。でも時間ギリギリでワッフル焼くのに必死、写真なし。

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どこの宿も、マフィンが意外に美味しい。あとヨーグルト、トーストなんかも朝食によくある。
宿でブライスキャニオンに行く手段を聞いてみたけど、まず車がない事に驚かれた。インド人のオーナーは、だったらタクシーかなぁと首を傾げる。125㎞もタクシーに乗ったら大変だ。
時間なくて、、、食べカスのワッフル、ゆで卵のからで、すみません。

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次に向かったのはホームセンター、それからビジターセンター。びじたセンターの女性はすごく親身になって、車と電話のない私達の為に、近いキャンプ場や、レンタカー会社に電話して、電話なしでもウーバーを呼べないかネットで調べてくれたりと、色々な手段を考えてくれた。
でも歩いて行けるキャンプ場は無いし、交通手段はレンタカーしかなさそうだ。
レンタカー会社まで歩いて行って予約だけした。1週間で400ドル(44,000円)。国際免許証も取ってきたけど、4万円とガソリン代、キャンプ代も高くなることを考えると直ぐに決断できない。アメリカのハイウェイを運転するのも怖い。ここで事故を起こしたらカナダの旅が、、、。町のメインストリート。

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そんなこんなでもう昼過ぎだ。スーパーで昼食にしよう。
今日の寝場所も確保していないし、ブライスキャニオンへ行けるかも、怪しくなってきた。う〜んどうしたことか。

そんな時、店の人が気軽に声を掛けてくれたり、惣菜屋さんの人も忙しそうなのにサービスしてくれたり、年配のお客さんからは、何か分からないことがあったら私に聞きなさいと声を掛けてくれたり、優しさがしみる〜〜〜。何でこんなに気軽に声を掛けてくれて優しいの?

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サンドイッチ、何度作って食べたことか。
ビーフをサンドイッチ用にカットしてくれて、ケチャップとマヨネーズもサービス、でしょ?って顔でウィンク。ホントそういうところ大好き。カットサラダが売っているのも助かる。

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まずい!(サンドは美味い)もう夕方になる。「無料キャンプサイト」のアプリでは、7㎞先のサイクリングロードの近くにあるけど、飲み水、トイレはない。この荷物で歩いて1時間半か、、、。スーパーで食料を買って、水を汲んで、洗顔も済ませて出発だ。
遠い宿からビジターセンター、レンタカー会社、スーパーと、町中を歩き回って疲れたなぁ〜こんな時はもう一泊宿に泊まりたいなぁ、、、という気持ちを我慢して歩く。

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しかーしマップ上で指している場所に、それらしい場所は無い!もうすぐ暗くなり始める。ふみさんがダッシュして、ずつと先まで見てきたけどやっぱり無い!
こんな町外れまで来たら、もう野宿しか無いな。
右手の林で、ちょっと不安なアメリカ初野宿。

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もう郊外を通り越して、山の中だから人が来ることはない。そういう意味では安心だけど、野生動物には注意しないと。

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シカの通り道に近かったから食料は遠くの木に吊るした。風の強い日だったけど、うっそうとした木が風を遮ってくれた。
こんな場所の野宿は、景色より人に見えないこと、雨風を避ける事が優先。

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早くブライスキャニオンに行きたいけど、44,000円は痛いなあ。ホテルから出ているシャトルもかなり高い。どうしたものか。
翌日はテント張りっぱなしで町まで歩いて行って、ビジターセンターに行ったり、スーパーのネットでレンタカーをキャンセルしたり、またレンタカー会社に行って、やっぱり契約しようとしたら、もう車がなかったり、あっという間に夕方、、、。
またスーパーに戻って、いつもの場所で長居する。
もうすっかり顔なじみになってしまった。今日も野宿だなぁ。
飲み水を背負って、この道も何度往復したことか。

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テントに戻って、ふみさんと考える。他の町へ行くか、レンタカーもう一度予約するか、ブライスキャニオン諦めるか。
とにかく明日はここを出よう。
夜は雨になった。はぁ、、、このテントでの雨は初めてで、野宿だし、川も近いし不安になってくる。でもテントはちゃんと持ちこたえた。偉いぞビックアグネス(テントのメーカー)こうやって苦労を共にして旅道具に愛着が湧いてくるのだ。


翌朝は晴れた。テントを撤収していつものスーパーへ。

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そこで出会ったご夫妻、デニスとバーバラ。家はブライスキャニオン手前の村だ。これから家に帰るから乗っても良いわよと。何と何と何とーーー!!

デニスは元、ブライスキャニオンのシャトルバス運転手で、パスがあるし、せっかくだからとブライスキャニオンのキャンプサイトまで乗せてくれた。往復1時間以上も余計な運転になるのに、、、。

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車の中で、夫婦が高校時代の同級生で早くに結婚したことや、お互いの家族の話をした。ブライスキャニオンに行く途中だからと、家も見せてくれて、近所に住んでいるデニスのおばあちゃん、おじいちゃんに手を振ったり。

夫妻の家からの風景は今でも目に焼きついている。
この日の全てが忘れられない思い出だ。

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さっきまで見ず知らずの人と、こんなに仲良くなって、半ば諦めかけたブライスキャニオンに居ることが信じられない。
しかも家がキャニオンに近くて、元キャニオンのバス運転手、、、。

ご夫妻を見送って、しばらくの間ブライスキャニオンに居る幸運と、2人の親切に感謝していた。







テントを張って夕食。興奮状態で気づかなかったけど、ブライスキャニオンがかなり寒い。寒い時はラーメン。

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キャンプサイトの裏はもう絶景。
夕方に行ったら誰も居なくて2人で景色を独占した。

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安堵と絶景と、まだブライスキャニオンに居ることが信じられない。

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夜にテントを開けたら、空一面の星空。寒い夜だったけど、テントをから顔だけ出して寝袋に包まったまま2人顔をくっ付けて星を見ていた。
ブライスキャニオンに居るのがまだ信じられない。朝起きたらシェダーシティーなのかも?

本当に幸せだなぁ、と何度も言い合って眠った。

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# by ayumiaruki | 2017-05-09 02:53 | 旅日記 | Comments(3)