ただ歩いてゆく旅

ayumiaruki.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2017年 05月 09日

ブライスキャニオン諦める?

【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【現在地】 アメリカ ワシントン州
【旅の行程】アメリカ ユタ州 フラッグスタッフ→セントジョーンズ→セダーシティー





フラッグスタッフから夜行のグレイハウンドバスで9時間。さすがにグレイハウンドも慣れたものだ。
途中のラスベガスでバスの乗換え、街を少しだけ歩いてみた。早朝のベガスは、あまりにも静かでコーヒーの香りまでした。夜になったら豹変するんだろうな。

a0115762_14325335.jpg







次はシャトルバスに乗って目的地セダーシティーに着いた。シャトルの待ち時間は6時間あったけど、待合室は洗練された内装で、大きな窓からユタ州の乾いた景色が良く見える。焼き立てクッキー、コーヒー、ホットチョコレートドリンク、カフェラテ、オレンジに、りんごまでが無料で置いてあって、ネットも使えるから、ちょっとしたカフェよりずっと気が利いている。

この町は赤土の山に囲まれた、のどかな町。すぐ近くに大学があって町の感じが良さそう。

a0115762_14332407.jpg






町には夕方に着くからネットで宿を予約していた。宿は安くても5,000円前後、なるべくテント泊したいけど安全優先だ。知らない町で夕方以降は行動しないようにしている。

a0115762_14335298.jpg







ここは安いのに、部屋が広くて朝食も付いてる。アメリカの宿は朝食付きが多いのかな?

a0115762_02221554.jpg







コーヒー、オレンジジュース、一度食べてみたかったカラフルなコーンフレーク、オートミール、ゆで卵、マフィン、そしてここは自分でワッフルを焼く。でも時間ギリギリでワッフル焼くのに必死、写真なし。

a0115762_14341269.jpg







どこの宿も、マフィンが意外に美味しい。あとヨーグルト、トーストなんかも朝食によくある。
宿でブライスキャニオンに行く手段を聞いてみたけど、まず車がない事に驚かれた。インド人のオーナーは、だったらタクシーかなぁと首を傾げる。125㎞もタクシーに乗ったら大変だ。
時間なくて、、、食べカスのワッフル、ゆで卵のからで、すみません。

a0115762_14342847.jpg






次に向かったのはホームセンター、それからビジターセンター。びじたセンターの女性はすごく親身になって、車と電話のない私達の為に、近いキャンプ場や、レンタカー会社に電話して、電話なしでもウーバーを呼べないかネットで調べてくれたりと、色々な手段を考えてくれた。
でも歩いて行けるキャンプ場は無いし、交通手段はレンタカーしかなさそうだ。
レンタカー会社まで歩いて行って予約だけした。1週間で400ドル(44,000円)。国際免許証も取ってきたけど、4万円とガソリン代、キャンプ代も高くなることを考えると直ぐに決断できない。アメリカのハイウェイを運転するのも怖い。ここで事故を起こしたらカナダの旅が、、、。町のメインストリート。

a0115762_03325446.jpg







そんなこんなでもう昼過ぎだ。スーパーで昼食にしよう。
今日の寝場所も確保していないし、ブライスキャニオンへ行けるかも、怪しくなってきた。う〜んどうしたことか。

そんな時、店の人が気軽に声を掛けてくれたり、惣菜屋さんの人も忙しそうなのにサービスしてくれたり、年配のお客さんからは、何か分からないことがあったら私に聞きなさいと声を掛けてくれたり、優しさがしみる〜〜〜。何でこんなに気軽に声を掛けてくれて優しいの?

a0115762_14345397.jpg





サンドイッチ、何度作って食べたことか。
ビーフをサンドイッチ用にカットしてくれて、ケチャップとマヨネーズもサービス、でしょ?って顔でウィンク。ホントそういうところ大好き。カットサラダが売っているのも助かる。

a0115762_14352040.jpg






まずい!(サンドは美味い)もう夕方になる。「無料キャンプサイト」のアプリでは、7㎞先のサイクリングロードの近くにあるけど、飲み水、トイレはない。この荷物で歩いて1時間半か、、、。スーパーで食料を買って、水を汲んで、洗顔も済ませて出発だ。
遠い宿からビジターセンター、レンタカー会社、スーパーと、町中を歩き回って疲れたなぁ〜こんな時はもう一泊宿に泊まりたいなぁ、、、という気持ちを我慢して歩く。

a0115762_03322701.jpg






しかーしマップ上で指している場所に、それらしい場所は無い!もうすぐ暗くなり始める。ふみさんがダッシュして、ずつと先まで見てきたけどやっぱり無い!
こんな町外れまで来たら、もう野宿しか無いな。
右手の林で、ちょっと不安なアメリカ初野宿。

a0115762_02224178.jpg








もう郊外を通り越して、山の中だから人が来ることはない。そういう意味では安心だけど、野生動物には注意しないと。

a0115762_03332219.jpg








シカの通り道に近かったから食料は遠くの木に吊るした。風の強い日だったけど、うっそうとした木が風を遮ってくれた。
こんな場所の野宿は、景色より人に見えないこと、雨風を避ける事が優先。

a0115762_03334361.jpg






早くブライスキャニオンに行きたいけど、44,000円は痛いなあ。ホテルから出ているシャトルもかなり高い。どうしたものか。
翌日はテント張りっぱなしで町まで歩いて行って、ビジターセンターに行ったり、スーパーのネットでレンタカーをキャンセルしたり、またレンタカー会社に行って、やっぱり契約しようとしたら、もう車がなかったり、あっという間に夕方、、、。
またスーパーに戻って、いつもの場所で長居する。
もうすっかり顔なじみになってしまった。今日も野宿だなぁ。
飲み水を背負って、この道も何度往復したことか。

a0115762_03233727.jpg







テントに戻って、ふみさんと考える。他の町へ行くか、レンタカーもう一度予約するか、ブライスキャニオン諦めるか。
とにかく明日はここを出よう。
夜は雨になった。はぁ、、、このテントでの雨は初めてで、野宿だし、川も近いし不安になってくる。でもテントはちゃんと持ちこたえた。偉いぞビックアグネス(テントのメーカー)こうやって苦労を共にして旅道具に愛着が湧いてくるのだ。


翌朝は晴れた。テントを撤収していつものスーパーへ。

a0115762_04030747.jpg







そこで出会ったご夫妻、デニスとバーバラ。家はブライスキャニオン手前の村だ。これから家に帰るから乗っても良いわよと。何と何と何とーーー!!

デニスは元、ブライスキャニオンのシャトルバス運転手で、パスがあるし、せっかくだからとブライスキャニオンのキャンプサイトまで乗せてくれた。往復1時間以上も余計な運転になるのに、、、。

a0115762_14363100.jpg







車の中で、夫婦が高校時代の同級生で早くに結婚したことや、お互いの家族の話をした。ブライスキャニオンに行く途中だからと、家も見せてくれて、近所に住んでいるデニスのおばあちゃん、おじいちゃんに手を振ったり。

夫妻の家からの風景は今でも目に焼きついている。
この日の全てが忘れられない思い出だ。

a0115762_03340491.jpg






さっきまで見ず知らずの人と、こんなに仲良くなって、半ば諦めかけたブライスキャニオンに居ることが信じられない。
しかも家がキャニオンに近くて、元キャニオンのバス運転手、、、。

ご夫妻を見送って、しばらくの間ブライスキャニオンに居る幸運と、2人の親切に感謝していた。







テントを張って夕食。興奮状態で気づかなかったけど、ブライスキャニオンがかなり寒い。寒い時はラーメン。

a0115762_02211576.jpg






キャンプサイトの裏はもう絶景。
夕方に行ったら誰も居なくて2人で景色を独占した。

a0115762_02214736.jpg







安堵と絶景と、まだブライスキャニオンに居ることが信じられない。

a0115762_03342211.jpg







夜にテントを開けたら、空一面の星空。寒い夜だったけど、テントをから顔だけ出して寝袋に包まったまま2人顔をくっ付けて星を見ていた。
ブライスキャニオンに居るのがまだ信じられない。朝起きたらシェダーシティーなのかも?

本当に幸せだなぁ、と何度も言い合って眠った。

a0115762_03351709.jpg






にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へにほんブログ村 世界一周
またクリックしてもらえると嬉しいなあ。
一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行Trek7 夫婦北米大陸徒歩横断編






# by ayumiaruki | 2017-05-09 02:53 | 旅日記 | Comments(3)
2017年 05月 06日

お気に入りの町フラッグスタッフ

【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【現在地】 アメリカ ワシントン州 バンクーバー
【旅の行程】アメリカ アリゾナ州 グランドキャニオン→フラッグスタッフ






グランドキャニオンの次はどうやって、どこへいったか?
正解はこちら。

a0115762_05014682.jpg






車のない人は、高いシャトルバスしか手段がない。だからと言って、アメリカでヒッチハイクなんて無謀なことは選択肢に無かったんだけど、テントサイトで仲良くなった自転車乗りのジェイソンが、この辺りなら大丈夫だからヒッチで自転車ごとフラッグスタッフに戻るという。グランドキャニオンで出会った日本人のヒッチハイカーの情報と、ネットで調べたりした結果、今回だけヒッチで行くことにした。但し明るい時間だけ。
私達もジェイソンと同じホステルに泊まるから、今日それぞれヒッチして、同じ宿を目指す事になる。それがお互いの安全確認にもなる。
テント撤収中のジェイソン、さあどっちが先に着くかな?

a0115762_05022715.jpg






まずは、ナショナルパーク内でのヒッチ。間違ってレンジャーの人に指を上げてしまったら、苦笑された。
日本でも数回ヒッチしてるけど、3時間は覚悟していたら直ぐに一台の車が止まってくれた。経過時間30分。
学生かと思ったらLAに住む小学校の先生。だからか英語が聞き取りやすい「実は僕も前日に『イントゥザワイルド』を観てグランドキャニオンのキャンプ場からはずれた森の中、1人でキャンプしてみたんだ。そしたら真っ暗な森の中で突然獣の声が聞こえてさ、怖くなってすぐ車に戻ったよ」「グランドキャニオンに獣がいるの?」「ああ、翌朝になって獣の正体が判明したよ、あれさ」「ただの牛じゃん!!」
車の中でイントゥザワイルドのサントラを聞いて話もはずむ。
私の出身地が札幌と聞いてオウマイガッ!サッポロはてっきりビールの名前だと思っていたよ。
2人とも仕事を辞めて旅をしていると言ったら、まず「congratulations!」(おめでとう!)彼の奥さんは、同じ学校で教師をしていたけど辞めて、大学へ入学(UCLA )今は弁護士の資格を取ったばかりだ。「しばらくは奥さんをサポートしながらの生活になるかな?でも彼女の年収はすぐ僕の数倍になるよ」

a0115762_05025472.jpg






ウィリアムズの町のヒッチしやすい場所まで送ってくれた。
さあここは中間地点、もう一度ヒッチを始める。
最初は気づかなかったけど、よく見たら運転しながらごめんね〜とか、手を上げてくれたり、振ってくれたり、「ナ〜イス」と声をかけてくれたりするから時間が経つのが早い。
遠くから裸足の若者が道路を横断して走って来た。え、、、っとあの人達、、、「ヒッチしてるの?ナイス面白そう、良かったら乗って〜」車の中はギター、ぬいぐるみ、毛布、マックのカップで、ぎゅうぎゅう。それを一生懸命避けてくれてる姿を見て、この人達は大丈夫と思った。

a0115762_05033004.jpg







学生さんで、車であちこち旅をしてるそうだ。おもむろにキャラクター手袋をはいて会話するちょつとクレイジーな3人だけど、会話の中で時々哲学的な話になったりもする。

a0115762_05035699.jpg






いやぁ〜人は見かけじゃない。彼らも私達の宿を聞いてわざわざ探して近くまで止めてくれた。ノリノリ過ぎてほとんど会話はしなかったし、この見た目では信じられないと思うけどピュアな若者たちだった。最後に「私達は英語があまり話せないけど、本当に楽しかったし、あなた達はとても親切な人です」みたいなことを伝えて握手。

a0115762_05041437.jpg






あまりにもすんなり、無事にフラッグスタッフまでたどり着いた。きっとジェイソンはまだグランドキャニオンで親指を上げているに違いない。部屋に入ったら、なんとジェイソン!!にんまりしてる!彼は一台目で車が止まって、しかも自転車も載せてくれたそうだ。そして偶然にも私達と同じ部屋だった。
私達もジェイソンも今回はたまたま無事にたどり着いたけど、人には勧められないし、アメリカでは実際にヒッチで行方不明になっている人も大勢いる。ナショナルパークのホームページにも、ハイカーに向けて「親指をたてる前によく考えて」と警告している。私達もうっかり家族に話して本気で叱られた。ヒューストンのミッチも、とても心配して厳重注意されたので、もうアメリカでヒッチはしないと約束した。

a0115762_05043362.jpg






宿は「グランドキャニオンインターナショナルホステル」と言う堅苦しい名前。ジェイソンのお勧めだったんだけど、ちょっと昔のアメリカ風で、宿の人も親切だし、お客さんもマナーが良くてすごく心地良かった。
グランドキャニオンのテントもだけど、マナーが良いね。みんな通りすがりに笑顔か挨拶かするし、基本的にキャンプサイトでは静かで、夜は8時くらいから囁き声になる。水場や洗面台もつねに譲り合い。他の人が終わるのをじっと待つ。

a0115762_05051155.jpg







キッチンがあるのが嬉しい。ジェイソンがアメリカのトレッキングやキャンプ情報を色々教えてくれたから、お礼にミッチからもらった食材で蕎麦サラダやサツマイモの料理を振る舞ったら、とても喜んでくれた。
彼はノースカロライナのビール会社で働いている。とてもジェントルマンで礼儀正しくて、マウンテンバイクが大好きだ。2日間同じ部屋だから、一緒にご飯を作って食べたり話していて楽しかった。ふみさんは最後の日にBar でビールをご馳走になった。

a0115762_05053313.jpg






朝食付き。果物、オートミール、パン、ジャム、美味しいコーヒー!!コーヒーが美味しいのは嬉しい。
普段は朝食抜きだけど、宿の無料のは食べることにしている2人。

a0115762_05055297.jpg






ジェイソンはまた仕事が始まるから、ノースカロライナへ帰った。私達はまたトレッキングが始まる。ジェイソン情報で、アルコールならガソリンスタンドで「ヒート」と言うブランドの黄色いボトルだと聞いて行ってみた。あったーー!ついに手に入れたアルコール!黄色以外のボトルは目が赤くなるらしい。ありがとうジェイソン!

a0115762_05063752.jpg







フラッグスタッフが気に入ってもう一泊する事にしたから、この町にあるトレイルも歩いてみよう。普通は町から車に乗って数キロ先にトレイルがあるけど、この町は町の中心から歩いて行けるトレイルがいくつもある。
この辺りが町の中心、近くに大学もあるから学生や、パタゴニアとか着てるアウトドア関係の人、昔はヒッピーだった?風の人を良く見かける。雰囲気の良いBar やカフェもたくさん。ちょつと北海道のニセコの町に似てるかな?

a0115762_05071478.jpg







フラッグスタッフから見える美しい山。3,851mのハンフリーズピークはアリゾナ州で一番高い。

a0115762_05115919.jpg







5分も歩けば、もう郊外。

a0115762_05074280.jpg







さらに1時間歩くと、バッファローパークがある。私がイメージしてたパークの5倍くらいあった。いやぁしかし広いなあ、アメリカに来てから何度「広いなあ」と言ったことか。

a0115762_05082438.jpg








ここから、いくつかのトレイルがあって、ジェイソンに聞いて、私もいつか歩きたいと思ったアリゾナトレイルの一部も繋がっているみたいだ。

a0115762_05084925.jpg








よし、今日はアリゾナトレイルを歩こう!ジェイソンも休日を取ってはアリゾナトレイルを走っていたけど、同じようにキャンプしながらの自転車や、トレイルランしている人、馬でトレッキングしている少女などなどいた。写真に写っている2人は女性。グランドキャニオンでも、トレッキング中はスタミナとパワフルな筋肉をつけた、素敵な女性をたくさん見かけた。彼女達からは自信がみなぎっているし、とびっきりの笑顔で「ハーイ!」と挨拶してくるから気持ちが良い。

a0115762_05092122.jpg







最近このハンモックを良く見かける。ただ公園で本を読んでたり、ウルトラライトのハイカーにも人気だ。

a0115762_05095776.jpg








またしても軽く歩くつもりが、気持ち良くて5時間ほど歩いてしまった。
宿に帰ってしっかり食べる。キャンプが続くと水が出て、火が使える有り難さをしみじみ感じる。宿にキッチンがあるときキャンプで作れなさそうな料理を作ったり、野菜をしっかり食べるようにしている。
あとフリー(無料)の食材も助かる。『free 』と書いてあったら宿やキャンプサイトを出る人が、もう使わないからと置いていったもの。
パスタ、クスクス、巨大なサツマイモ、ニンニク、水ボトル、缶詰などもらった。
しっかり食べて、翌日も別ルートをトレッキングした。カナダのトレーニングも兼ねているから歩かないと。

a0115762_05103015.jpg






次はどこへ行こうか?ギリギリまで決まらない。出会ったトレッカーや自転車乗りにお勧めを聞いたら、みな熱く語るから行きたい場所が増える一方だ。
半額のクッキーと、オートミールをゲットしてご機嫌。半額商品のコーナーは店の別の場所にあるようだ。行動食のシリアルバーは甘いけどお腹も膨れて美味しい。一番下はインスタントマッシュポテト。安いしお湯を入れるだけで簡単。味もチーズとハーブ味とか美味しい、鍋もそんなに汚れないからお勧め。

スーパーで買い物もしたし、次はブライスキャニオンに決定!

a0115762_05105964.jpg






にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へにほんブログ村 世界一周
またクリックしてもらえると嬉しいなあ。
一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行Trek7 夫婦北米大陸徒歩横断編






# by ayumiaruki | 2017-05-06 05:12 | 旅日記 | Comments(2)
2017年 05月 04日

グランドキャニオン谷底へのトレッキング

【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【現在地】 アメリカ ユタ州 ソルトレイクシティ
【旅の行程】アメリカ アリゾナ州 グランドキャニオン内のトレイル50.3km







無理かと思ったグランドキャニオンでのキャンプも出来て、ブライトエンジェルトレッキングの抽選にも当たった。一泊の予定だったけどインディアンガーデンと言う場所でもキャンプ出来ると聞いて、ぐるっと回って帰るコースで申し込んだ。
気持ちはノリノリだけど、足慣らしの日帰りコースでバテ気味の私。
日帰りコース、ドリッピングスプリングスで昼食。

a0115762_23201745.jpg





翌朝7時過ぎ、シャトルバスで出発地点まで移動。これがまた寒くて寒くて、着れる服は全部着込んだ。夏でも朝晩は冷え込むらしいけど、この季節のキャンプ地は寒かったなぁ。でもこの後のブライスキャニオンは更に寒かったんだけどね。
スタート地点の標高は2,195m。北海道の旭岳が2,291mだから結構な高さだ。
そこから1日かけて標高760mのグランドキャニオンの谷底まで下る。距離は11.3km。
私はちゃんとキャンプサイトまで行けるのか、結構不安。降りれたとしてまた登って来れるんだろうか。
毎年レンジャーに救出されるトレッカーが居るけど、その1人にはなりたくない。

a0115762_00350743.jpg






リムから見ていたら、一体どうやってこの断崖を下るのかと不思議だった。
歩き始めから急だけど、道の幅は広い。

a0115762_00363159.jpg






キャンプ場まで行けないから仕方なく日帰りするトレッカーや、少しだけ歩いてみる観光客などさまざま。
景色もどんどん変わるし、土の色や質感も変わるから歩いていて飽きない。
奥に人が居るのが見えるかな?私達は右手に見える道を下って山の溝の様な所へ降りて行く。

a0115762_00372010.jpg






まるで西部劇のワンシーンみたい。ラバに乗って同じコースを行くツアーもある。馬とロバを掛け合わせた、ラバが通るときは人が避けるのがルール。このグループには子供もいて、ちゃんとラバを乗りこなしていた。

a0115762_00380917.jpg





中間地点で休憩。ここで食べた行動食は気持ち良かったなぁ。後ろにリムが見えて回りはぐるっとこの景色。リムから見るだけだったらこんな場所があるなんて思えない。

a0115762_00394025.jpg






食べたのはプロテインバーとリンゴ。
数種類持って行ったプロテインバーはどれも美味しかったけど 『cliff bar 』はやっぱり一番美味しかった。

a0115762_01035219.jpg







さらに下って、やっとコロラド川が見えてきた。
コロラドはスペイン語で「色のついた」と言う意味。緑がかった色をしている。ザックを背負うのに慣れてないし、ひたすら下りで腿がプルプルし始めて、ここからが長かったなあ。

a0115762_00405173.jpg






ついに目の前に現れたコロラド川!ここまで来たらあと少し。川沿いに歩いて、支流に向かうとキャンプサイトがあるはず。

a0115762_00420215.jpg





あったー念願のブライトエンジェルキャンプサイト!谷の合間にコロラド川の支流があって、その脇に1つ1つスペースを空けたキャンプサイトがある。ここにテントを、張れるなんて信じられない。1時半到着で予定よりずっと早い時間に着いた。
事前にレンジャーの人からキャンプの注意点を説明されるんだけど、食料、石鹸、日焼け止めなど匂いのするものは全て、ベア缶と言う容器に入れて、決してテントの中には入れない。これは、リムのキャンプも同じ。
ザックも外の各テントサイトにある専用の支柱にぶら下げる。
ナショナルパーク内の木を使って、焚き火はしない、キャンプサイト以外でのトイレは、キャットホールと言うらしいんだけど、キャンプ地から離れた場所に10cm以上の深さの穴を掘るなどなど、日本とはまた違ったルールがある。

a0115762_00445925.jpg






ずっと大きな木はなかったのに、ここだけ気候が違うみたいだ。
どこに張るか散々迷って、ようやくテント設営終了。コーヒーを飲んで至福のひととき。


a0115762_00462389.jpg






しかーし、そのひとときを台無しにする問題が1つ。フラッグスタッフで買った調理ストーブ用のアルコール燃料の成分が100%じゃないのがダメなのか、料理をしてると目が痛くて仕方ない。鍋も一度お湯を沸かしただけで煤で真っ黒。
キャンプをしたことのある人なら分かると思うけど、煤は何にでもついて、取れにくくて本当に厄介だつた。
写真だと分かりづらいけど、目が真っ赤。

a0115762_00513766.jpg





左奥にザックを吊るしてあるのが見える。
プラティパスは3種類くらい買い足した。
風防は出発ギリギリに母に作ってもらった。これがないとキャンプは無理なくらい必需品。
兄のお勧めのプライヤーも必需品、ナイフは普段はべーすけ君にもらったミニのを使ってる(右手の銀色)こんなに小さいの使ってたの?とか言ったけど、シンプルだから使いやすくていい。アメリカは缶切が必要なことが多くて、缶切があればな、とも思うけど、カナダはどうなんだろう。

火はファイヤースティックを使うようにしてるけど、アルコールは寒いと火が付きにくい。アメリカで買ったbicのライターが使いやすくて丈夫だ。

鍋のセットは今までと同じもの。エバニューのチタン製、サイズと軽さが良い。
アルコールストーブは毎日使って、使ってして最近やっとコツが分かってきた。温度と空気の量だ。コツをつかめないと燃料はどんどん減る一方。この気難しいけど、軽くてシンプルなヤツとは長い付き合いになりそうだ。
まだまだ軽量化の必要がありそうだ。

a0115762_00471771.jpg






下に降りて暖かいのも助かった。リムでは寒くて、こんな手とか出して余裕ではいられない。標高差がこれだけあると暖かさが全然違う。

a0115762_00482665.jpg






翌日は谷底から出て、次のキャンプサイトまで歩く。標高が少し上がるけど距離はそれほどでもないから気持ちにも余裕がある。
父親がアウトドアのノウハウを教えながら歩いてた。小さいけどしっかりした足取りだった女の子。年配の女性とかも楽しそうに歩いてた。

a0115762_00510378.jpg






2日目のキャンプサイト、インディアンガーデンに到着。ここはグランドキャニオンに現れた、小さなオアシスみたいで、さらに良かった。

a0115762_00532082.jpg






食事はオートミールにシャケのふりかけ、豆缶。
オートミールはそのまま食べるのが一番みたい。
他のハイカーも良く食べてる。お湯を入れて1分待つだけ、ジップロックに入れたらかさばらないしメインの食料になりそうだ。

a0115762_00541919.jpg






翌朝、インディアンガーデンを出てすぐの道。今日1日登り続けるのだ。

a0115762_00494616.jpg






後半はバテたなあ。リムまでもう少しの所でハアハア言ってたら、降りて来た女性に「you made it. almost there」「あなたなら出来るわ、もう少しよ」「うん、がんばる」「上まで登ったら、温かいシャワーと、温かい食事が待ってるのよ!ほら、もう見えるじゃない!がんばって登り続けるのよ!!」と声援が飛んで来たり、気軽にキャンプしたのねとか、声をかけられる。

a0115762_00550427.jpg






やっと、今までいたリムのキャンプサイトに到着。野菜が食べたい!ふみさんはビールが飲みたい!ナショナルパーク内にあるスーパーは高くて何も買えないと思っていたら、それほどでもない。野菜も果物も何でもあった。

a0115762_00562308.jpg






少し買い物したら食事が華やかになって嬉しい。
今日は、お祝いだ。

奥のハイカーは、アーチーズからずっと歩いてきたと言う只者ではない女性。閉鎖しているノースグラウンドのキャンプ場からもずっと歩いて来たのだ、一体どうやって??
お互いに買った野菜を交換。

a0115762_00574802.jpg






自炊になってからも、毎日美味しいものを食べてる。特にパンは種類が豊富でおいしい。あとサルサソースとゴーダチーズの組み合わせも最高。

a0115762_00582754.jpg






翌日は、軽くリム沿いをハイクしようということになった。舗装されてる箇所もあるし、3時間くらいのつもりが、これもまた楽しくて1日歩いた。

本当に崖っぷちを歩くんだな。安全そうな場所にはテーブルもあって家族づれがランチしてたりするけど、一歩間違えたら奈落の底。
でもフェンスとかはない。そういう所はいいよな。

a0115762_00595181.jpg






私達もリムでランチ。コーンのトルティーヤがこの乾いた空気にぴったり。

a0115762_01004258.jpg






グラウンドキャニオン大満足!

a0115762_01015333.jpg






にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へにほんブログ村 世界一周
またクリックしてもらえると嬉しいなあ。
一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行Trek7 夫婦北米大陸徒歩横断編






# by ayumiaruki | 2017-05-04 04:10 | 旅日記 | Comments(4)
2017年 05月 01日

グランドキャニオンへ

【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【現在地】 アメリカ ユタ州 エスカランテ
【旅の行程】アメリカ アリゾナ州 フラッグスタッフ→グランドキャニオン






ミッチに送ってもらって、グレイハウンドのバス停到着。これから28時間半のバス旅が始まる。
でもキューバの衝撃24時間ば体験があるから、それほど心配していない。
朝に用意したピーナッツバターサンドと、ミッチにもらった果物などなど、食料を持てるだけ持ってバスに乗り込んだ。

a0115762_06420674.jpg






バスはフリーウェイをひたすら走る。それにしてもアメリカは広いなぁ。走っても走っても続く何もない荒野。

a0115762_06430820.jpg






そこへ唐突に、ガソリンスタンドが現れる。こんな砂漠みたいな場所に、町があったりするから不思議だ。

a0115762_06455134.jpg






4〜5時間ごとにバスは停車。乗客はガソリンスタンドに併設されているサブウェイとか、コンビニ風の店で食事をしたり、トイレに行ったりする。
移動時に用意しておいた食料を食べるのは私達くらいだろうと思ったら、りんごとか食べてる人も結構いたな。
グレイハウンドバスは、車を持たない人や、貧困層の人が多く利用するから、バス停とかは危険と聞いていた。
乗ってみたら、分かりやす過ぎるくらいハッキリと、乗客層が違った。

a0115762_06471137.jpg






最初に私の隣に座っていた若い女の子は、バックパック1つの荷物。声をかけようかと思ったけど、ずっとうつむいたままで思い悩んでいる様子だったから、何も話せなかった。
休憩後に席が変わって、彼女の隣に黒人男性が座った。
相変わらず外ばかり見ている彼女。
私がうとうとしていたら、彼女が小さな声で話しているのが聞こえてきて少し驚いた。

男性が相槌を打っている。男性はとても落ち着いた声で、優しく優しく、ゆっくりと語った。
女の子もまた話し始めた。ずっとずっと話し続けて泣いてしまった。それでも話し続けて、男性はとても辛抱強く話しを聞いて、また語った。
彼の声は魔法みたいだ。聞くともなしに聞いていると、またうとうと、、、。
目覚めたとき、今度は楽しそうな女の子の笑い声が聞こえてきた。
グレイハウンドバスの素敵な声の男性。

a0115762_06485498.jpg







人生最高に長いバス体験も終わり、フラッグスタッフという町に到着。
ここを拠点にして、グランドキャニオンや他のナショナルパークへ行くのだ。

a0115762_06480117.jpg






町の様子が分からないから、宿はあらかじめネットで予約してあった。
アメリカの映画に出て来そうな、安いホステル。
でも、ここはあの有名なルート66号線沿いにある。

a0115762_06493826.jpg





あーこれこれ、この感じだ。

a0115762_06500497.jpg






早速ビジターセンターで、キャンプは出来るか、シャトルバスの時間は?グランドキャニオンでのトレッキング情報や気候を確認。今まではトモさん、ミッチが色々聞いてくれたりしたけど、これからはこの小学生以下レベルの英語で大事な情報を収集しないと。
事前に調べていた通り行ってみないとキャンプ出来るかは分からない。でも車だと予約なしではまず無理みたいだ。グランドキャニオンから渓谷の下へ降りてのキャンプはやっぱり無理かな?
せっかく行くなら、普通のキャンプじゃなく渓谷まで歩いて降りるバックカントリーのキャンプしたいなあ。

a0115762_06504568.jpg






ナショナルパークのチケット購入機。
ふみさんには分かるけど、私の英語レベルは、ここに書いてある基本的で簡単な言葉も分からない。これでよく人に話しかけるよなぁと、自分でも思う。英語はこの旅での課題の1つ。

a0115762_06510654.jpg







次は食事。バス移動では28時間ピーナッツバターサンドだったから、野菜が食べたい。
この町は安全でコンパクトだから、歩いて食材を買えるのがいいけど、往復40分はかかる。まだアメリカでの食材事情を把握していないから、火を使わずに食べれるのはサンドばかりになってしまうなあ。宿の無料コーヒーも忘れずに。

a0115762_06515155.jpg






次はコンロの燃料。今回の旅から私達の装備はかなり軽量化していて、コンロもその1つでアルコールストーブにした。
日本だとドラッグストアで簡単に手に入る。
この町でもドラッグストアを探して店の人に「アルコール、アルコール、いや酒じゃなくて、、、」と言ったけどなかなか伝わらない。傷に付けるアレアレと言って、やっと手に入れたのがこれ。この91%が後で大問題になる、、、。

a0115762_06522842.jpg






次はネットで調べもの。しかし宿のネットが繋がらなくて、仕方なくカフェに入った。後でまた書くけど、フラッグスタッフはとても感じのいい町で素敵なカフェもいっぱいある。でも物価の高いアメリカでカフェに入ると、コーヒー600円に税金、チップで、トータル1,700円くらいになってしまうのだ。あー痛い出費だなあ。

a0115762_06524822.jpg






と、言いながら、、、。
これからキャンプ生活でレトルト食品が続くからと言う理由で、外食!!
宿のメキシコ系の女性に、とにかく安いメキシコ料理の店を聞いて行ってみたら、ちゃんとしたレストランじゃないか!汗
2人だけでレストランは始めて。オーダーとか難しくて時間がかかったけど、ウェイターの女性に、私達の英語は全然ダメだと最初に伝えたら、すごく親切で安心。チップは15%が相場ときいていたから置いてきた。


a0115762_06532913.jpg






あ〜今でもお腹が空くと、この店のトルティージャが食べたくなる。メキシコ料理は野菜たっぷりですっかり気に入った。
さあ、腹ごしらえもしたしあとは、グランドキャニオンへ行くだけだ。
このコーンのトルティーヤチップスが、もうすっかり2人の中毒になってしまった。サルサソースも美味しかったなあ。

a0115762_06535546.jpg






予約したシャトルバスでグランドキャニオンに入り、先ずはナショナルパークの年間パスを購入。
グランドキャニオンと言っても広くて、キャンプ場だけでもRV専用や、トレイラー専用のキャンプ場などある。ロッヂやコテージ、ホテルも離れた場所にあるけど、いつも満室なんだそう。移動はグランドキャニオン内の無料シャトルバスを使う。


a0115762_07113089.jpg







キャンプ場サイトまで行くと、満員の看板が出てる!うっそーーーもう帰らないとダメなの?
話しだけでも聞いてみよう、ここはアメリカだ融通がきくはずだ。

聞くと車がないなら、他の人と共有のテントサイトはあるとのこと。
やったーー!第一関門突破。さあテント出すか!

a0115762_06551870.jpg






このテントも新登場だ。なんと重さ1Kg程度。まだ家の中でしか張ったことがない。
軽いのは良いけど、雨風には耐えられるのか?これから分かるでしょう。
広さは十分だし、組み立ても簡単だ。私達は念のためグランドシートの他に、タイベックスのシートも使っている。

a0115762_07173162.jpg






テント内のマットも変えた。今まではエアマットだったんだけど、疲れて歩いた後にエアマットの空気を入れるのはしんどかった。
この後、ブライスキャニオンで何度かマイナス6度〜8度を経験したけど、今までより温かいかも?
寒い時は裏にするんだったか、表だったかいまだ分からず。

a0115762_06561513.jpg







水の場所が、他のキャンパーに何度聞いても分からない。「ウォーター」の発音が悪いに違いないと何度も「ウォーター、ウォーター」言ったら、これが飲み水だった。出し方も教えてくれて、なんか今まで出会ったアメリカの人、凄く親切でちょっと意外。とか言ったらアレなんだけど。

a0115762_06573467.jpg







そしてやっと、食事だーー。
ミッチにもらった食材の豆缶が重宝してる。それとフラッグスタッフで買い込んだ食材。これで何日持つかなあ。

a0115762_06582980.jpg







お腹が満たされる豆缶だけど、重いから先に食べる。


a0115762_07000022.jpg






もちろんサンドイッチも。パンが美味しいからか、飽きない。

a0115762_07014746.jpg







それからバックカントリーの申し込みだ。多分ダメだろうけど、まずは聞いてみないと。

私達が歩きたいバックカントリーは、リムと呼ばれるテラスのような高い所から、1,200mの断崖を1日かけて降り、コロラド川の近くにあるブライトエンジェルと言うキャンプ場で一泊して戻って来るコース。
下のキャンプ場はテント数に限りがあるから、予約でいっぱいだと聞いていた。

申し込み場で聞くと、数組の空きがあって、明日の抽選で決まるから、明日の朝また来るようにとのこと。
翌朝ダメだろうけど、でもドキドキしながら行ってみた。
何と何と、十数人集まった中からの数組に選ばれた!!
抽選前のふみさん

a0115762_07025000.jpg






やったーー!!絶対無理だと思っていたのに。
その日は、レンジャーの人がお勧めのマイナーな、日帰りコースを歩いて足慣らし。
足慣らしどころか、ヘロヘロな私。

a0115762_07034526.jpg






ちょっと下っただけでも、この迫力!
ついに来たーーーグランドキャニオーーン!!
テレビや写真で見慣れた景色のはずなのに、自分の目で見ると、もう何も言えなくなる。
そして自分の足で、あの信じられないような地形を歩くと思うと、たまらなくなる。
歩いててよかった!

a0115762_07055809.jpg






にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へにほんブログ村 世界一周
またクリックしてもらえると嬉しいなあ。
一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行Trek7 夫婦北米大陸徒歩横断編






# by ayumiaruki | 2017-05-01 01:56 | 旅日記 | Comments(2)
2017年 04月 29日

ヒューストンでセレブ体験

【これまで歩いた総距離数】 6,258km
【現在地】 アメリカ ユタ州 エスカランテ
【旅の行程】アメリカ テキサス州 






グレイハウンドバスで4時間少々。
同じテキサス州のヒューストンに着いた。
バスステーションに迎えに来てくれたのは、ハバナの熱い夜で、一緒に踊ったミッチ。
ミッチは私が小学校のころ、同じ長屋で育った兄の幼馴染。テキパキしてて、頭が良くて男勝りな姉御肌というイメージは、30年ぶりにハバナで再開しても変わっていなかった。
ミッチのご主人は日本人だけど、アメリカで独立しオイル関係の会社を設立したので、ミッチも移住する事になった。英語は全く話せなかったけど、アメリカで子供を産み、育てている。
アメリカの生活って、実際どんなだろう?

a0115762_01323985.jpg






まずは、お買い物。
あらゆるモノの量も多いけど、種類も多いアメリカのスーパー。
ここのスーパーにあるものは、オーガニック食品が中心で、体に悪いものを使った食品は置いていない。牛乳だったら、牛が食べたのは物牧草のみだとか、スナックがあったとしても、オーガニックの野菜をオイルを使わずに焼いた野菜チップスだったりする。値段は高めだけど安心だ。
カットしたフルーツだけでこの種類。レイアウトが凝っているから見ているだけで楽しい。

a0115762_11454504.jpg






お昼ご飯は、テイクアウトのタコスにすることに。この人、巻き方がぎこちないと思ったら最近来たばかりだそうで、前は日本の稚内で働いていたんだって、北海道でしょ〜って話が盛り上がる。次に待ってる人がいても、気にせずお客さんと世間話をしながら楽しく仕事。レジでもそうだけど、アメリカの人、結構気が長い?それとも日本人がせっかちなのかな?

a0115762_04014166.jpg







ミッチの買い物を見ながら、野菜の買い方(量り売りが多い)、レジの仕方、クレジットカードの使い方などなど教えてもらう。
私達はまた新しい国に来て、幼稚園レベルから生活に必要な事を、1つ1つ覚えていかないと。
これが楽しくもあるんだけどね。

a0115762_11452762.jpg





「今は小さい家に引っ越したけど、ゲストルームもあるから是非寄って行って」と聞いていたんだけど、でっかーーい、ゴージャス、これぞアメリカン⁉︎
これはほんの一部で、左手にダイニング、その左手にグランドピアノの部屋などなど、、、。
トイレは5つ、バスルームだけで4つある。

a0115762_11461113.jpg






もちろん暖炉もある、テキサスの冬はそんなに寒くないみたいだけど(ミッチの家はずっと冷房が入っていた)トモさんの家にもあったし、アメリカの家にはあるものなんだろうか?

a0115762_11471135.jpg






私達用のゲストルームには、ガラス張りのバス、トイレもあって、あまりのゴージャスさにしばらく大興奮!
ここまでじゃないにしても、一軒家なら普通ゲストルームはあるそうだ。
夫婦でも、それぞれのバスルームがあるし、中学生になる息子さんの部屋にも専用のバス、トイレ、洗面台、クローゼットがある。
子供のころからプライバシーというものが、しっかり確率されている。
その代わり自分の管理は自分でする。
朝起こしたり、ミッチが彼の部屋に様子を見に行ったり、勝手に入ることはない。
彼は自分で起きて自分の身支度を全て整えてから、朝食を食べるときに降りてくる。

a0115762_11475781.jpg







クラブでレスリングをしている育ち盛りの息子さんの健康も考えてメニューを考える。彼はクラブの他にボランティア活動、ボウイスカウトなどなど分刻みのスケジュールだ。
今通っている私立の学校は、かなり教育レベルが高く入るのも難しい。98%の人種がホワイト。2%の枠を他の人種が競い合って入る。
大学も同じようにホワイト以外の人種が少ない枠を競わなければならない事を本人がよく知っている。特にアジアは教育レベルが高いから倍率も高くなるそうだ。
学業だけでなく、マナーでも、スポーツでも、よりいっそう努力しなければいけない「マム、だって僕アジアンだよ」彼はよくそう言う。
人種の問題どうこうより、それが中学生でも知っている現実だ。
彼、優秀なんだけどとても素直な良い子で、プレッシャーに押しつぶされないんだろうか、と心配になるくらい勉強していた。あんなに努力することを身につけているんだから、これからの将来が楽しみだ。
でも勉強だけじゃなく、ボウイスカウトで10日間ブッシュキャンプをしたり(大人でもかなりハード)スーツで女の子をエスコートしてダンスをしたり、することがなんでも本格的だ。
母親はもちろん、父親も子供の試合の日は必ず仕事を休むし、送り迎えの為に早引きしたりする。そういう社会環境はうらやましい。

a0115762_04030150.jpg






ミッチの家庭料理は和食中心。テイクアウトも日本のような引け目?がなく、どこの家庭も積極的によく利用するから、バリエーションが多い。

金曜の夜はテイクアウト、土曜は朝昼兼用のブランチを食べに行くか、土曜の夜に子供を預けて夫婦で食事に行くかして、母親業休みの時間を作る。
家族の時間、夫婦の時間を作れない夫は、即、即
、容赦なく離婚なんだそう。キビシー。

こちらは、土鍋で炊いたご飯と、シャケの照り焼き、ミッチのスペシャルレシピマッシュポテトは絶品だったなあ。

a0115762_04024260.jpg






二段のオーブンとか映画でしか見たことない。

a0115762_11473398.jpg





さりげなくナッツの入ったサラダに、アボガドのトーストとか。こんなセレブな生活を私達がしてて良いんでしょうか。

a0115762_11483835.jpg





ダメでした。ふみさん、素敵な家ですっかりリラックスして、今までの疲れがどっと出たのか、夜中に激しい腹痛に襲われ、一晩のたうち回っていた。
ふみさんがこんな風になるのは初めてだ。数日前の飲み過ぎも追い打ちをかけたに違いない、こんなに体に良くて美味しい食事なのに翌日も何も食べれず、夕方やっとお粥ご飯少々口にするくらい。
ふみさんは、キューバの顔が疲れてるという指摘もあったけど、結構無理してたのかな?

a0115762_11502015.jpg





私は夜に新鮮な空気を入れようと窓を開けたら家の警報機が鳴り響き、アメリカの家で夜に窓なんか開けちゃいけないことを学んだ。
この家の周り近所は、共通のセキュリティー会社と契約して、定期的に見回りなどしているが、昼でも窓を開けたら必ず、すぐに締めていた。
安全な地区でも、車を離れる時、キャシングする時などなど気をつけないと。

ふみさんの体調が治ってから、せっかくヒューストンだしNASA の入口だけの観光をして、アウトドアショップの『REI 』に行って来た。映画『私を変えた5,000キロ』を見た人なら、あ〜あの親切な店と、分かるかな?

a0115762_04034326.jpg





美味しいものが大好きなミッチが、テキサスに来たら、これは食べないと、というお店に色々連れて行ってくれた。キューバの素朴な味とは打って変わってジューシーで、濃厚なハンバーガー。

a0115762_11540415.jpg






そして夕食は家でステーキ。買って来てくれた肉はこの厚み!

a0115762_11542371.jpg






やっぱり庭で、専用のオーブンで焼くんだなあ。
本格的、当然だけど、いやぁうまかった!参った!ふみさんも回復して良かった〜。

a0115762_11543969.jpg






こんなに素敵な食生活とは知らず、何が食べたい?と聞かれて私のリクエストはピーナッツバターと、ジャムのパン。
これならどこの家にもあるかなと思ってリクエストしたら、そんなジャンキーなものは家になくて、わざわざ買ってくれちゃった。ちなみに白いパンも普段家にはない。
嘘でしょってくらい、タップリ塗るのがアメリカンスタイル。

a0115762_04022656.jpg





家の周りを散歩、緑が多くて家も美しいから歩くだけで気持ちいい。
そう言えば、洗濯物を見かけない。
この辺りは景観にも厳しく、洗濯物なんか干したら、ひんしゅくなんだそう。
その代わりコインランドリーより大きな洗濯機と乾燥機を完備している。

a0115762_11524952.jpg







ウォーキングコースもすぐ近くにある。

a0115762_11522891.jpg






ミッチには滞在中、食事だけでなくレンタカーの手配の仕方、電話会社での交渉、グランドキャニオンの情報収集などなど、本当にお世話になった。ミッチはこんなセレブな生活をしているけど、この生活に固執しているわけじゃなく、子供が独立したらすぐにでも自由に興味のある国へ行きたい気持ちでいっぱい。キューバもその国の1つだった。
私達はキューバで同じ宿を取って、数日一緒に行動するくらいしか出来なかったけど、また私達がどこかの国に行った時に、追いかけてお世話になるから、今回は遠慮なくゆっくりして行ってと言ってくれ、本当にゆっくりさせてもらって、ミッチのおかげで準備も進んだ。
さらにトレッキングに向けて、使っていないからと食料まで頂いてしまった。

a0115762_11552408.jpg





私達が買い足したのは、マカロニチーズ。
リーズナブルでキャンプに重宝してる。

a0115762_04032292.jpg





それとプロテインバーくらい。種類が豊富だけど高いから、最近は普通のシリアルバーでお腹を膨らましてる。

a0115762_04044683.jpg





息子さんにも、カナダトレッキングの英文計画書を直してもらったりして、1週間もお世話になった。みっちのサバサバとして、ハッキリとした所が、察しの悪い私達には心地よく、こんなに生活環境が違うにも関わらず、トレッキングや旅の話で盛り上がり毎日楽しく過ごした。
ご主人はたまたま出張中でお会いすることがなかったのが残念。

さあ次はグランドキャニオンでトレッキングだぞ〜。

a0115762_04040043.jpg





にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へにほんブログ村 世界一周
またクリックしてもらえると嬉しいなあ。
一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら「歩き人ふみの徒歩世界旅行Trek7 夫婦北米大陸徒歩横断編





# by ayumiaruki | 2017-04-29 01:28 | 旅日記 | Comments(1)