2009年 06月 20日

お寺で

【これまで歩いた総距離数】776km
【現在地】愛知県田原市 長仙寺 







夢のような贅沢三昧食事の生活も終っていつもの質素な食事に戻ってしまった。

最初の食事まで水野家からの差し入れアップルパイとバナナにオムレツ
全体的に黄色い。

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去年はまったく問題なかった足なのに、今年はなぜか水ぶくれが出来てしまった。
一週間くらい、毎晩針で刺して水をだしたけど、結局マメになって痛い。
同じ靴で同じ靴下なのに何で?

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夕方遅くになってもテン場が見つからなくて、雨も降ってきたから
どうしようかあれこれ迷って、近くのお寺の門を叩いてみた。
ものすごく広くて立派でどう見ても由緒正しい雰囲気だし、半分諦めてたけど
快く了解してもらった。
でも雨の日の夕暮れに、突然現れて旅してるんですが駐車場にテントを張らせてほしいなんて
言われたら、やっぱり少しあれ?って思うはず。
でもその5分後にはふみさんのブログを見てくれたようで、「潔癖症なのに大変ですね~」
と言われてしまった。
ブログって凄いなあ、情報が早い。
どうやら怪しい者ではなさそうだと理解してくれて、奥さんには夕食のおかずを分けてもらったり、
翌朝は、お風呂に入らせてもらったり、などなどお世話になってしまった。

ここが駐車場。トイレも立派で本当に助かった。

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住職さん。
チベットに行ったときに出会った、五体倒地をしている人の話が
印象深かった。
歩くだけでも、こんなに大冒険なのになあ。

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少し話してすっかり大盛り上がり。

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現代の住職さんはなにかと忙しい。 走る住職さん

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雨上がりのお寺はなんか落ち着くなあ。
しかし立派。

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翌日は買い物をしていて、おじさんがジャムパンを買ってくれたり、産直のおばさんが
甘夏を渡しに走ってきてくれたり、おじいさんが、一度家に戻ってから、自転車で
追っかけてきてくれて、果物の差し入れをしてくれたりと、本当にたくさんの人に
親切にしてもらって思った。

旅を長く続けてたら、こういうことを当たり前に思うようになるかも知れないかなあ
もしそうなったらおしまいだなあ。
そしたら旅なんてしないほうがいいなあとか

今はただただ感謝の気持ちでいっぱいだ。本当に。






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# by ayumiaruki | 2009-06-20 20:56 | 出会った人 | Comments(6)
2009年 06月 19日

養殖された私達      後半




寮の掃除をまかされた私達。

前に住んでいた人がそのままの状態で出て行ったようで、数年敷いたままの布団は
触るのもこわごわ。

でもたっぷり睡眠をとって、美味しいうなぎもご馳走になって、朝からスタミナ定食を
食べたから、すっかりスイッチが入ってしまって、もう止まらない。

部屋がだんだんと片付いていくのは気持ちいいし、ふみさんは窓のサンの掃除に
はまってしまって、休憩しようと言っても全然聞こえていない様子。

水野くんも仕事の合間に顔を出して、作業が早いと褒めるもんだから
すぐその気になってはりきる。

結局作業は翌日まで続いて、その後はびわを採ったり、水野家の冷蔵庫入れ替え作業を
ちょこっと手伝ったりしただけなんだけど、4泊5日のその間、朝昼晩とすっかりご馳走になって
しまった。
高級中華のコース、コーヒー専門店、居酒屋、定食屋さん、台湾料理、ラーメン、蕎麦屋、と
湖西市の店ほぼ制覇したんじゃないだろか。

こんな贅沢三昧の5日間は、旅をしてる私達には夢じゃないだろかと思うような毎日。







天ぷら蕎麦は、憧れのメニュー二 人とも大好きだけどめったに食べれない
ふみさんは昼間っから冷酒も飲んで さらにやる気満々

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綺麗になった寮で水野君の友達も呼んで宴会
もし綺麗に見えなかったらそれは、私達の荷物のせい。

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うなぎ養殖テント横のびわを採るふみさん
掃除でも果物の収穫でもふみさんは、根気よくづ~っと集中してがんばる。
私はというと掃除以外は大体飽きてきて写真撮ったり、ぶらぶらしたり。

この日も黙々と収穫するふみさんだったけど、高い実を採ろうとして
ハシゴごと倒れた。木の枝にしがみついてから落下したんで
かすり傷だけで済んだけど、それでもまた、黙々と続ける。

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水野君に会う前、最初の印象が強烈だっただけに、久しぶりに会った彼は
どんな風になったかなあって想像した。

社会に出て、つまらない大人になってたら悲しいなあ。
社会人だった私には、こいつは世の中なめとんのかー!
そんな理想は学生だから言ってられるんだーっ!てよく思ったけど
相変わらず理想とか語る大人でいてほしいなあとか。

実際に会ったら、そんな心配まったく無用。
さらに個性たっぷり面白くて魅力的な人間になってた。

海外で人を管理する仕事に就いていたこととか
実家のうななぎ養殖をすべてまかされて、いることが
彼を成長させたんだろうか。

色々な人との出会いももちろん刺激になるけど
友達が成長した姿を見ると、刺激になるな。
なんかがんばろって気になってくる。

やっぱり寄ってみてよかったなあとつくづく思った。








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# by ayumiaruki | 2009-06-19 05:59 | | Comments(5)
2009年 06月 18日

養殖された私達 前半

【これまで歩いた総距離数】745km
【現在地】静岡県湖西市 うなぎ養殖場




今から14年くらい前の冬、私と両親とでニセコにある知り合いの別荘に泊りに行った。

トイレに行ったら紙がなくて緊急事態で買いに行った帰りの山道で
ヒッチハイクしてる若者がいるではないか。

ヒッチハイクなんて映画でしか見たことなかったし、スキーを担いだその若者は
ワイルドでなんだか目がギラギラしてて野性的!こんな人いるんだ。

興味津々で車に乗せたはいいけど、まだ用を足してなかった私は挨拶もそこそこに
「取りあえず私の家に行きますから」と言って強制連行。

別荘で用を足して居間に戻ると、両親も彼に興味津々らしく次々と質問を浴びせて
おまけに何故だか、別荘の掃除機まで修理させて、食事も与えず彼を解放したのは
すっかり夜になってからだった。

彼は早稲田大学探検部の水野君。
ニセコで山スキーをして丁度下山したところを私が拾った。
同じ探検部の先輩がニセコの山小屋に住んでいて、そこに居候しているらしく
彼を送って山小屋にもお邪魔した時にはすっかり一目惚れしちゃったんだなあ。

その時私はわりと普通の?OLだったから水野くんは周りにはいないタイプというか、
別世界の人って感じで自分の考えをしっかり持ってて、かなり生意気だけど
茶目っ気もあって、基本的に人懐っこいって印象で野性的。

私は当時珍しく付き合っている人もいたんだけれど、札幌に帰った次の日には
「あなたじゃないの」と言って別れてしまった。
そうしないと付き合ってる彼にも失礼だと思ったし。

ニセコでは確か一度スキーをして食事した程度だったと思うんだけど、
その数週間後には、東京にある彼のアパートまで押しかけて、撃沈。

最高潮に盛り上がってただけに、ショックだったなあ。
まあ勝手に一人で盛り上がってたんだけどね。

でもその時一緒だった彼の先輩とか、山小屋の先輩とはなぜか仲良くなって、
何度かその山小屋に遊びに行っては、そこに集まる別世界の人たちに圧倒されてた。

水野くんとは数年前に偶然その山小屋で会って以来、会っていない。

香港で働いていたけど、静岡の実家に戻ってるらしく
私が徒歩の旅に出る前、山小屋に遊びに行ったときに
「水野の家も歩くルートに近いんだから寄って見れば?」って言われて

「まさか~そんな東京まで押しかけといて今さら顔なんて出せませんよ~」

とか言ってたんだけど、その辺の常識に欠ける私は、実際に近くまで歩いてみて
ちょっと寄って見ようかなあ。
なーんてふと思って、すでに事情をよく知ってるフミさんにも話して
14年ぶりに電話してみることにした。

話してみたら前と変わらず、軽快なノリ。
「まあいいよー、丁度良いちょっとお願いあるんだけどまあまた後で」
ってな具合。

という訳で、性懲りも無く、彼の実家のうなぎ養殖場にお邪魔しちゃった。







この車?でさっそうと現れた水野君。

昼間に電話しても出るということはぷらぷらしてるのかなあなんて思ってたら、
なんと実家のうなぎ養殖場を引き継いで経営していた。

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これからうなぎの餌やりがあるというので、写真を撮らせてもらう。
さっきの車に餌を積んで次々と水槽に餌をやるんだけど、このハウスが
夕方にも関わらずとにかく暑くてむっとしてて、小さな虫がいっぱい飛んでる。
夏は地獄なんだって。

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うなぎは分かってるみたいで、人が近づいただけで寄って来る
餌をもらうと、水しぶきをあげて群がってくる姿が
なんか夢に出てきそう。

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じっと、うなぎの食べっぷりを観察する水野君。
うなぎの養殖はえさの量が重要。
いかにうなぎを死なせないようにしつつ肥満状態にするかがポイントで難しいところみたい。

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その日の夜は早速うなぎや刺身をご馳走になった。
水野君は
「さあさあ二人とも疲れてるだろから今日はゆっくり休んで」
と言ってニヤリ。

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次の日の朝も
「よく寝た?さあさあ朝ごはん食べに行こう
「好きなもの食べてねーフミさんそんなんじゃなくってこっちの美味しいよー」 
とボリュームの満天の定食を勧めて、ニヤリ。

あれ?水野くんてこんなに優しかったっけ?

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睡眠たっぷりで、お腹もたっぷり。幸せな私達

そろそろ水野君のちょっとしたお願いである寮の掃除をすることになった。
まあ私の趣味は掃除と言ってもいいぐらいだからねー。余裕余裕。
それがこの寮

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ところが!!
数年前から使っていない寮の部屋はめちゃくちゃ
何かものをずらすと、クモやら、ムカデやら出てくるし
冷蔵庫の中には数年前のアイスクリームらしき物体がこびりついてるし、
これは掃除じゃない。引越しだ!

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# by ayumiaruki | 2009-06-18 23:54 | | Comments(0)
2009年 06月 15日

凧揚げ会場

【これまで歩いた総距離数】731km
【現在地】静岡県湖西市 舞阪




この日はてきぱきと準備して私達にしては、わりと早い出発。
歩きもスムーズに進むんだけど、それはそれで暑くてくたびれる。

だまっていると涼しい天気でも、30分も歩くとすぐに汗まみれになるのは
やっぱり歩くことで結構なエネルギーを消費してるってことなんだろうな。

しばらく歩いて昼の時間もとっくに過ぎたしお腹もすいてちょっと
バテ気味になった頃、空に何かが浮かんでるのが見える。

突然興味がわいて、急遽方向転換。近くまで歩いてみると広い芝生で
凧をあげてる人たちがたくさんいた。














バテてるくせに面白そうなものを発見するとすぐに寄り道。

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近くで見ると結構大きい凧。
さっそくカメラ片手に色々な人に声をかけてみると、どの人も気持ちよく話してくれる。

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これらの凧は、たたみ6~8畳の大きさで、170以上の凧があがる5月の凧揚げ大会に向けて、
町内会ごとに1~2ヶ月かけて作るそうだ。

服装も、凧を操る姿もさまになってる。
この服にはやっぱりこの髪型が一番。

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一度安定した凧は、ほっといてもしっかり飛んでる。
綱を引かせてくれたけど、これがなかなか引っぱれない。

昔は他の町の凧をわざと落として喧嘩になるのが恒例だったそうだ。

後ろのお兄さんは、サービス精神旺盛で、色々なポーズをとってくれた。

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もう少し歩いていくと、焼肉の良い香りと、なにやらお祭りムード。
なんだか分からないけど、二人ともわくわくしてくる。

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すいませ~ん。旅しながら写真撮ってるんですけど、撮ってもいいですか?

「いいらいいら~。おねえさんこっちのバカおやじも撮ってやってよ」 「は~い」
「この男も撮ってやって 子供生まれたばっかりだからさ」 「は~い」
「ちょっとこっち来てこれ見てみな珍しいだろ~」 「は~い」 
 
ってな具合だから、今までみたいにえっと次は、このシャッタースピードで・・・
なんてやってる暇がない。
この場でじっくり撮ってたら、せっかくのお祭りムードもさめるなって感じたから
あちこち動きながらそのままの設定で撮った。
まだまだだなあ

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女子供は別テントで盛り上がってる

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そしたら突然ラッパと小太鼓の音に合わせて
「そいやさ~えいやさ~」の小気味いい掛け声が聞こえてきた。

竹筒で酒を飲んでるんだけど、これがまたおっかしくて、宴会も大盛り上がり。
飲む人が手で合図すると、筒を持った人が少しづつ持ち上げていく。
上がり過ぎると、また合図でそのままキープ。

代わる代わるで男が飲む!いいとこ見せたろかって。感じ?
日本の祭りはいいなあ。

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ちょっとのつもりがあっという間に時間が過ぎてしまって、後ろ髪引かれながらも
また歩き始めた。
30分くらい歩いても、小太鼓の音が聞こえてきて、あの人たちまだ飲んでるぞ~って思って
一人にやけてしまった。
この日は結局予定してたほど進まなくて、昼ごはんも食べ損ねたけど
こういう寄り道は、なんか旅してるな~って気分になっていいな。

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# by ayumiaruki | 2009-06-15 23:57 | 文化・風習 | Comments(6)
2009年 06月 12日

お客さんの多いテン場

【これまで歩いた総距離数】691km
【現在地】静岡県袋井市浅羽海岸



浅羽海岸のテン場は東屋と水場のすぐ隣で、海岸で遊んだ人とか
サーファーがこの水場で体を洗って行くし、散歩の人も水を飲んだりするから
挨拶するたびに会話が始まって、ひっきりなしにお客さんが来る家みたいだった。


自転車で浜松から御前崎を走ってる途中の男性とか

犬の散歩の途中のおじさんは、突然現れて
私達が夕食を作ってる間ずーーーーーっと中国に旅行した話を一人でして
いつの間にか居なくなってるし。







沢山の子供達をホースの水で洗ってたから学校の先生かなと思ったら牧師さんだった。
彼のお父さんも日本で布教活動してたそうだ。
なんとこの子達は、自分の子供。
13人兄弟だから、まだあと半分控えてるんだって!

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私とフミさんも海で遊んで、ホースで水浴び。

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通りかかった男性、どう見ても普通の人じゃなさそう。
声をかけたら、歩いて日本一週してるというじゃないの。

それは寄ってもらうしかないでしょー。

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さっそくお互いのルートチェック。
これはマナーみたなもんだね 二人とも真剣

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それからお互いの持ち物チェック。
ひょうたんには、七味が入ってるそうだ

こだわってるところがそれぞれ違うからおもしろい。

今年、下関を出発して歩いている小川さんとは歩いてる人同士
話が尽きない。

歩いてると車が敵に思えてくるよねー
自分の目で確認した目標地点まで歩いてきたらもう自己満足の世界だよねー
トンネルはなんとかならんかねー

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小川さんの歩き旅は、私達と比べるとかなりストイック。
1日40キロも歩くし、食事は全部スーパーで買うし、ザックを担いでるから軽量化の
為にコップも持ってないし、雨の日以外は休養日もとらずに歩く。

だから私達の調味料ボックスに入ってるキムチの素とか、たまごケースとかに唖然と
してた。

小川さんの色違いのソックスは、げんかつぎでいつも右が黒で左は白
腰のブラシはテン場の小石除けで必需品
クモは平気だけど、歩いてるとよくかかるクモの巣は許せないそうだ

こういうの聞くの面白いなあ

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胸の巾着はラベンダーが入ってる
やっぱりスーパーとかで自分の臭いとか気になるし・・・。
最近は川で体を洗ってるそうだけど
そうかーそういうの気にするんだなあ。
全然こぎれいだったけどなあ

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フミさん以外で歩いてる人に出会ったのは初めてだったから
聞きたいことは山ほどあるし、森のレンジャーみたいでカッコ良いから
写真も撮りたいしで、小川さん圧倒されたかなあ。

今頃はどこでテント張ってるんだろう。
またどこかで会えたらいいね。

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# by ayumiaruki | 2009-06-12 09:10 | 出会った人 | Comments(2)