ただ歩いてゆく旅

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2014年 06月 20日

呼吸民宿で深呼吸


【台湾距離数】380㎞
【これまで歩いた総距離数】 5,640km

【現在地】台湾 花連県 花連市

【旅の行程】 台湾 花連県 花連市の宿→(5㎞)→呼吸民宿 












私は札幌生まれのほぼ、札幌育ち。

田舎の生活は良いよね~とか言いながら、洗練された都会の生活にほっとするところがある。

台湾の食べ物どこで食べても美味しいんだけど、せっかくの都会だからここでしか味わえない店の雰囲気と

味を楽しもう。

ここは、餃子専門店なんだけど、麺も海苔がかかっていたり、深みのある味付けでひと工夫されている。

そして、例えばテーブルがベトベトしてないとか、椅子が座りやすくてガタガタしないとか、クーラーが入ってるとか

そいういうのが久しぶりだなあって思えてしまう。

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台湾のメニューで、スープのない麺は多い。
そして、こういう料理に入っているパクチーがたまらなく料理に合っている。すっかりパクチー中毒になってしまった。

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同じ餃子でも色々な食べ方がある。これも餃子

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こっちはスープの餃子。ネギとセロリとニンニクの黄金コンビがたまらない。

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餃子はもちろん手作り。
店頭で作りながら売っている。日本だったら許されないとこなんだろうけど効率的だ。

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こんな感じの店、清潔感がある。

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サブメニューも充実。山菜や海藻、豆腐とか冷たい惣菜が多くてこれらは薄味なのが多い。

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次は台湾風ファストフードとでもいうのかな。パンやサンドイッチの店。

朝5時くらいに店が開いて、昼の1時くらいには閉まる。

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台湾のサンドイッチがこんなに美味しいとはビックリ。

ハンバーガーも色々入っていてボリューム万点。奥に見えるサンドが私のお気に入り。

サクサクとした食感のパンに、ベーコン、トマト、ソース、数種類の野菜。

どれもその店で作るから、ファストフードって感じじゃなくって、お母さんの手作りサンドと言うのかな

これをミルクティーと一緒に食べるのが病みつきだ。

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台湾と言えば小龍包と思っていたけど、なかなか食べるチャンスがなかった。ここまで来たら美味しい店で

食べようと、花蓮の有名店を調べて食べに行ってみた。

激混みで、持ち帰りの人の行列に圧倒される。

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店の中も、外のテーブルも、すし詰め状態。

ふらっと店に入った人は怒られてるし、店の人も忙しくて殺気立ってるし、どうしよう。20分くらい様子を見て

この店のシステムを理解する。こういう店は、カバンとか膝のうえに乗せたまま食べるとろこが多い。

サッと食べてサッと出てゆく。ビールも置いていない。

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なんとか店に入って、もじもじしてたら、隣のテーブルの家族が注文方法を教えてくれる。

小龍包と蒸し餃子こんなに上手いの食べたことないわ~~一口食べてノックアウト。

ニンニクがかなり効いてて、肉汁がどわあ~と染み出てくる。
1つのセイロに10個入っていて、蒸し餃子と小龍包合わせて日本円で280円安い!
いくら台湾でも安すぎる。安すぎの上手過ぎだ!
お店は、この値段を維持するために頑張っていると表彰されていた。

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小龍包。こんな写真とか撮ってたらひんしゅくなんだけど、椅子に座ってから店を出るまで10分くらい

じゃなかったかなあ。

徳島の家に来てくれて「少ないけどこれで小龍包でも食べて、共食いして来て下さい」とお餞別をくれた西尾さ~ん

美味しかったですよ~。

髪が伸びて、共食いじゃなくなったけど。

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そんなこんなで、過ごしていた花蓮市。

ある日、フェイスブックにこんなコメントが届いた。

「私達は花蓮市で民宿をしています。私達は貴方たちを歓迎します。無料で泊まれます。いつでも来て下さい」

宣静さんのお友達で、呼吸民宿をしている張保川さんだった。

数日後に民宿に訪ねた。ちょど友達の頼さん家族が泊まっているときで、私達も一緒に夕食を頂く。

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夕食後は、頼さん家族の案内で近くのお寺を見に行った。

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お寺と言っても、敷地は広く何階にも分かれていて、その階ごとに踊っていたり、祈っていたり、神と交信していたり

する。黄色い服装の人はお寺で生活している人。

まるで、ブルースリーの映画「死亡遊戯」みたいだった。

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たくさんの神が居る。

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息子さんの佑君が、ほとんど英語で案内してくれたんだけど、とても18才とは思えない社交的な少年だ。

私達の山越えを案じて、お守りをプレゼントしてくれ一緒にお参りしてくれた。

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最後にジュース屋さんで、ジュースをご馳走してもらった。

台湾を代表する、西瓜ジュースとパパイヤミルク。

頼さん家族はすっごく仲良しで、めちゃめちゃ明るい。今年は家族で日本の富士山に挑戦する予定のようだ。

またどこかで会えるといいなあ。

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部屋に戻ってソファーで寛ぐ。

あ~なんか自分の部屋みたいだなあ。

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こちらが、張保川夫妻。

民宿は人気があってお客さんもたくさん居るし、2日くらいでまたホテルに戻ることにした。張保川夫妻に話すと
「山越えに出発するまで居ても構わないし、もしここを出たいなら、あなたたちを歓迎する友達の民宿を紹介するから、そこへ移動しても構わない。でも私たちは、本当にいつまで居ても大丈夫だし、出て行って欲しいときは
ちゃんと話します。ゆっくりして」と言ってくれた。

呼吸民宿

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まだ5日くらい花蓮に居る予定だったから、どうしようか考えて結局お世話になることになった。

「コレクションは新しい」から始まった親切が、宣静さんの親切、そして張保川夫妻にもこうしてお世話になっている。

私達は世界の為でも子供達の為でもなく、自分の好きで勝手にしていることなのに、こんな風に親切にしてもらって

本当に良いんだろうか。

そして自分に置き換えたときに、フェイスブックで見ただけでさっき会ったばかりの人に、ここまで出来るだろうか。

この旅をしていて、多く人に出会ったけれど、こんなスケールの大きい人から受ける影響は大きい。

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民宿には朝食が付いている。

あまりにもお世話になっている罪悪感もあってか、朝食はいいですよ。と中途半端な遠慮をしたのだけど

(ホント中途半端な遠慮だよなあ、今さらだよなあ)

何を言ってるの、ちゃんと食べなさい。

で、毎日こんな素晴らしい朝食をご馳走になっている。

果物は毎日数種類入っている。そして種類が変わる。果物市場が近くにあるのもあって、これだけでもゴージャス。

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せめて何かはしたかったんで、朝食の時間に合わせて短いスライドショーをしてみた。 

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毎日、近くのマクドナルドでブログの更新、山越えのルート、食料補給地点、距離の確認をしたりしている。

昼の11時来て、交代でパソコンを使って、夜の7時くらいに店を出る生活だ。

たまには観光をして気分転換しよう。張保川夫妻お勧めのフルーツマーケット。

野菜もたくさんある。

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フルーツはもちろん。

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こんな野菜まで!これは冬瓜。

買った人は、包丁じゃなくって斧で切らないとダメだな。

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花蓮市に来てから1週間、フミさんの高校の同級生、小川さんが台湾の出張の合間を縫って会いに来てくれた。

高校の同級生と台湾で会えるというのは、なかなか素敵だなあ。

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そして今日、張保川さんの娘さんの学校でスライドショーをさせてもらった。

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少人数だけど、アートや音楽に力を入れている名門小学校だ。

張保川さんから頂いた話しで、こうしてまた何かが出来る機会をくれたことにとても感謝している。

今回はこんなにたくさんの子供達が。

日本後を話せる先生が通訳してくれた。たった1年勉強しただけなのに、日常会話には問題ないレベルで話せる。

今は韓国語を勉強中なのだそう。

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スライドショーの後、お疲れ様と言って、張保川夫妻が日本食をご馳走してくた。

メニューに書き込む夫妻。

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台湾風のお寿司と味噌汁、焼きさんま、茶碗蒸し、刺身、などなど久しぶりの日本の味だった。

こちらがお世話になっているのになあ。

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呼吸民宿は花蓮市のすぐ近くの町にあって、5階建ての綺麗な建物だ。

緑があって、猫の似合う民宿。

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私は花蓮に着いて気が抜けたのか、なんだか疲れてた。肉体的な疲れは数日休めば復活するけど、どうもヤル気が

出ないというか、ホームシックでもないし。

台湾に着いてから、猛ダッシュで毎日お祭り騒ぎだったのが、食べ物や気候や環境にも慣れてきて、ちょとここで

息抜きが必要だったのかも知れない。

フミさんも疲れが溜まっていたから、花蓮でこうして数日間、心から休めたことが凄くありがたい。

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# by ayumiaruki | 2014-06-20 22:03
2014年 06月 19日

コレクションは新しい


【台湾距離数】375㎞
【これまで歩いた総距離数】 5,602km

【現在地】台湾 花連県 花連市

【旅の行程】 台湾 花連県 林営國小→(8㎞)→寿豊郷 宣静さんの民宿→(25㎞)→花連県 花連市の宿 








台湾では、歩いてて面白い日本語を見かける。多分翻訳ソフトで訳したそのままなんだと思うんだけど

フミさんはそれを笑いのネタにしつつ結構気に入ってて、よく写真に撮ってる。

今日のネタはこれ「集鮮」その訳は、「コレクションは新しい」

私     「またそうやってバカにしてる」

フミさん  「バカにしてないよ、好きな人がいるんだって、フクさんとかさ」

そんな会話をしながら通り過ぎ、途中のネットが使えるファミリーマートに立ち寄った。

目的の町はまだ先だったけど、どうも体がだるい。今日はここに腰を落ち着けてネットをしよう。

そうこうしてたら人がたくさん入って来て、さすがに悪いから店を出た。昼ご飯を食べてると雨も降ってきて

ファミリーマートは混雑したままだ。夕方までまだまだある、どうしようか。

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そう言えばさっき写真撮った店、もう開いてるかも?

ほとんど仕方なく入ったんだけど、店のお兄ちゃんは忙しく動きながらも気さくな雰囲気だ。

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お店にオーダーが入ると、飲み物を作る度にちょこっとコップに入れて、私達に味見をさせてくれる。

それを飲み干すと、また新しいのを入れてくれるから、最初に頼んだ飲みものにほとんど手を付けていない。

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ここにもやっぱり黒小虫が居て、足を叩いたりしてると予防の薬と、刺された後に塗る薬を出してくれて

こうやって塗るんだよ、と教えてくれるのだ。

テレビを日本の番組にしてくれたり、英語も日本語も話せないから全部ジェスチャーだけなんだけど

この頃にはお互いの性格を把握してたと思う。

私達のリアカーは離れた場所にあったから、旅してることも知らないし話しかける分けじゃないんだけど

そろそろトイレに行こうかなあ~と思った頃に、トイレはこっちだよ、とか何かそんな感じの気さくで
気の利く人なのだ。

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しばらくすると、今度はスイカを出してくれた。ちゃんとタネを取ってくれてるところが彼らしい。

いやあ~そんな気を使わないで、でも美味しいよ~とこれまたジェスチャーで。

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私達がずっとパソコンしているものだから、今度は充電のコードを引っ張って来てくれて、それからWi-Fi

番号これだと書いてくれて、ほんと親切でフレンドリー。

フミさんもお返しに折り紙を折ったりして、フェイスブックのアドレスも交換。すっかり友達になった。

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飲み物を買いに来た一人の女性が、リアカーを見て私達に話しかけてくれた。

台湾を歩いていることを話すと「今夜はどこで泊まるの?私の家は民宿をしているから今晩は家に泊まったら?」

すかさず店のお兄ちゃんが「それがいい!それだそれだ」とジェスチャーしている。

学校に子供を迎えに行った帰りにまた、ここに来てくれることになった。

なんということでしょう。
今朝「コレクションは新しい」の写真を撮ってた時に、こんな展開が想像出来たでしょうか。

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女性の名前は宣静さん、店のお兄ちゃんとは子供の学校が一緒のようで、え?子供!

そうそう、お兄ちゃんには可愛い娘さんがいて、一緒に店で働いていた女性は奥さんだったのだ。

宣静さんの家に行くのに、店のお兄ちゃんと娘さんも一緒に家の前まで来てくれることになった。

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またしても予期せぬ展開。皆でぞろぞろと移動なんだか楽しいなあ。

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家に到着。お兄ちゃんじゃなかった、お父さんありがとーー。

そして、これが家?ちょっと待ってホントに?

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案内してくれた部屋。

なんか・・・・いいんだろうか。

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大きな窓から外の緑が美しい。

宣静さん家族は大都会の台北に暮らしていたけど、田舎の暮らしをしたくてここに移住して民宿をしているそうだ。

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庭が広いから見てきたら?と言われて出てみたら、なーーーーーーんと!!!遠くに見えるのが家。

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まだまだ広い。これは反対側の庭で敷地内には色々な動物がいる。

この日は曇りでよく見えないけど、正面には高い山並みが見える。周りには一件の家もない。

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で、池もある。これ公園じゃありません、家の庭です。

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カモの一種かなあ?

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子供達もこの広い庭で、子供らしく思いっきり遊んでる。

他のお母さんは怒るかも知れないけど、服を汚すのは洗えばいいことだから、大いに遊びなさいと言っているそうだ。

でもテレビはあまり見せないようにしている。

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信じられないこのひと時。
宣静さんの民宿のフェイスブックはこちら
「倆呆休閒渡假別墅」別荘のように落ち着くよ。

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家に戻って夕食。吹き抜けで天井が高いのなんの。

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旦那さんが帰ってから一緒に夕食。宣静さんは「簡単な夕食だけど」と言っていたけどこの豪華さ。

そしてやっぱり美味しい。

突然のお客さんなのに、出会ったときと変わらずゆったりした雰囲気でこんなご馳走を用意してしまう宣静さん。

楽しい時、美味しいとき、家族みんなの食事の写真を撮り忘れる私。

食後は子供達のリクエストに応えて折り紙を折るフミさん、折り紙って海外に来ると、結構好評で喜ばれる。

私はせめて茶碗洗い。

宣静さん家族は都会から田舎の生活に変わって、とても満足していると話していた。

洗濯もさせてもらって、広いベットに横になる。

まさかこんな1日になるとは「コレクションは新しい」忘れられない言葉になったな。

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翌日は霧雨だけど花連市まであと25㎞。一気に歩こう。

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花連市に入った。雨の日は傘をさしたり片付けたりで思っていたより遠く感じる。そしてここからが長かった。

都市ではテントを張るわけにいかないから宿に泊まるんだけど、ネットでチェックした宿は、実際の値段と違った。

こういうことはよくあるから、自分の足で探すのが間違いないんだけど、安い地域を探し歩いて、どの宿で聞いても

予算を大幅にオーバーしている。

雨も段々強く降り始めて空腹で、二人ともかなり疲れていた。
黒小虫対策で長ズボン。

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最後の最後に入った民宿は、予算オーバーだけど値引きしてくれて、とても清潔。

ドミトリーだけどここにしよう。

目的の場所に着いてやっとほっと出来た~。明日は歩かないし、なんか力が抜けたなあ。

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それにしても今日も疲れた。

体には、また湿疹が出ていた。でも明日は歩かないし、数日ほっとけば治るはずだから問題ナシ!

花連では、一週間後にフミさんの友達と落ち合うことになっているのと、次に控えている、山越えの準備とで

しばらく過ごすことになっている。

体も休めて、また都会にしかない美味しいもの食べて、元気になって山越えに挑もう。

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# by ayumiaruki | 2014-06-19 11:15
2014年 06月 18日

舞ちゃんを見送る


【台湾距離数】342㎞
【これまで歩いた総距離数】 5,602km

【現在地】台湾 花連県 花連市

【旅の行程】 台湾 花連県 光復郷 富田の楊さんの家→(8㎞)→萬栄國中→(14㎞)→林営國小 









お世話になった楊さん家を出発。

一番左は娘さんで、あと2人の子供達はアメリカや大阪に住んでいるそうだ。

お母さんは朝早くに出かけてしまって、お別れを言えなかったのが残念。

システム手帳問題がなかったら挨拶出来たかなあ?

朝に、私が日本の旅から使っているシステム手帳がないことに気づいて、探したりなんだりしていて出発が

遅くなってしまった。

あの手帳には日記もそうだし、出会った人とのことや、読んだ本の感想、思いついたこと何でも書き込んで

あったから、なかなか諦めきれなかった。

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家を出て町まで歩く。ここに着いた初日に小雨の中、ネットの為に7ー11へ歩いた道だ。

台東で舞ちゃんと一緒に歩いてから今日で2週間、舞ちゃんは汽車で台北へ向かい、その翌翌日には東京へ帰る
最後にもうひとふんばりでリアカーを押す舞ちゃん。

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駅に向かう途中、7-11でも手帳のことを聞いてみるがない。

それから駅でも、客待ちしているタクシーに聞いてみる。
偶然にも私達が乗ったタクシーが見つかったけどやっぱりナイ。これでやっと諦めがついた。

駅で台北行きの汽車の時間を確認すると、丁度あと3分で出発するのがあるようだ。

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急いでチケットを買って、ハグして「じゃあ」「じゃあ、ほら急いで」

慌ただしいお別れをして、汽車の待つホームへ走る舞ちゃん。

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「ばいば~い」汽車の中で、手をふる舞ちゃんが見える。
汽車が見えなくなると、なんだか力が抜けてしまった二人。

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三人が二人になって、またいつもの旅が始まった。

もう昼の時間だったから近くの店でご飯を食べた。店から出てパッキングしてると店の人が、しきりに何か言っている。リアカーを見て写真撮ってと言ってるのかな?いや違う、マネー、マネー?
あっお金払ってない!これにはビックリ、お店の人もビックリで大笑いしてた。
ちょっと気の抜けすぎな二人だ。

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天気は今すぐにでも降り出しそうな空。色々あった2週間だったなあ。

この暑い気候と容赦なく刺してくる虫。舞ちゃんよく2週間歩き通せたと思う。
一緒だった2週間の間に、台湾の人との出会いがたくさんあったのも良かった。

長い旅の中の2週間だから、雨続きで何処かに閉じ込められるとか、台風とかもありえる。

それと、交通事故や怪我をしないで日本に帰れたのも良かった。これは結構心配してた。

でも虫刺されが酷いようで、日本に帰ってから皮膚科に通って飲み薬と塗り薬で経過を見ているところのようだ。

そして今回思ったこと。体力の面ではこのまま本気で歩いたら、かなり歩ける人になると思う。

今も充分歩けてるけど、舞ちゃんがそういう必要不可欠な要素を「持ってますから」なのは間違いない。

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午後からの歩きだったんで、今日は8㎞だけ。

日曜日で学校は休み、当直だった人が確認してくれて、何処でもテント張っていいですよと言ってくれた。

テントを張って、まず長袖長ズボンに着替える。

花連に近づいて来るに連れて、確実に憎っき黒小虫が増えている。

暑いけど、刺されて3日も4日もイライラするよりまだマシか。

着替えてから近くの7-11まで歩いて、パソコン作業。
毎日やってる割には、毎日更新しないんですね?というツッコミはまあおいといて。

帰りはやっぱり大雨に振られてしまった。

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昨日、当直だった先生。

日本語を習っていて、九州でも勉強の為に1ヶ月住んでいたそうなんだけど、日本人と変わりなく流暢に話す。

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ここから次の目標地点、花連市まで50㎞くらい。

花連はちょっとした街だから、そこへの道は多分つまらない。ちょっと遠回りでも細い田舎道を選んで歩く。

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やっぱり気持ちの良い道を歩くのが一番だ。

3時間くらい黙々と歩いてても飽きない。

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あれ、いつの間にか日本人二人が夫婦に変わってる。

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今日の目的地に到着。今日は暑かったなあ~久々の暑さと湿度でなんだか疲れたなあ~。

いつものように7ー11でパソコン作業してたら、観光客がどわ~っと入ってきて、リアカーを指差し

「ヘンハオ」(いいよ~)と言って一緒に写真撮ろう誘っている。

一緒に撮ったら、帰りにビール2本を差し入れしてくれた。

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冷たいうちに、外でビールを頂くフミさん。

7-11で買ったビールじゃないから、店では飲めない。

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帰ってきたフミさんは、黒小虫にやられていた。

刺された跡は、ちっちゃくて痒そうじゃないんだけど、これが蚊なんか目じゃないくらい痒い。
それと目に見えないくらい小さいから、いつ刺されたかまったく分からない。気づいたらどわーっと刺されてる。

日本の旅の最初の頃、よく休憩してて蚊に、10ヶ所刺されたとか、15ヶ所だとか書いてたけど今はそれを思い出し

「可愛らしいもんだわ~」と鼻で笑ってしまう。

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店を出るときに、7-11の人が「加油!」(チャヨー!)と言って、スイカを差し入れしてくれた。

うま~い、あま~い早速食べる。そして刺される・・・・。
学習しない二人だ。

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この集落も小さくて、トイレや水のある場所がなかった。

また学校の敷地に張らせてもらおうと学校へ行くと、道具部屋を貸してくれた。いつもありがとう。

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6時に食事のしに町へ行くと、食事の出来る店は全部閉まってた。早い!

また7-11へ行ってパンを買う。それと買ってあったこれ。ライチで夕食だ。

今はライチの季節で、これで55元(190円くらい)枝が付いたままで売ってる。

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皮はツルリと剥けて食べやすい。そして甘い!ライチ大好きな私はもう止まらない。

冷凍してないライチ食べるの初めてじゃないかな?

果物が安くて甘いのも、台湾の嬉しいところだ。花蓮まであと少しだがんばろー。

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# by ayumiaruki | 2014-06-18 18:48
2014年 06月 17日

台湾の結婚式に参加

【台湾距離数】320㎞
【これまで歩いた総距離数】 5,580km

【現在地】台湾 花蓮県 花蓮市

【旅の行程】 台湾 花蓮県 光復郷 富田の金楊さんの家 2日目









翌朝

あ~ぐっすり眠ったなあ~。

どれくらいぐっすり眠ったかは、舞ちゃんの寝姿で想像してもらおう。

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3階のベランダからの景色。

楊さんの家は学校のグラウンドの横で、周りには一件の家もない。静かで気持ちのいい場所だ。

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結婚のお祝いに、フミさんはペアの動物を何種類か折ることにした。昨日の夕方から作り始めて朝も

続きを折っている。

私は手紙を書いた。絵の方が喜んでくれたかな?

舞ちゃんは海外に旅するときに持ち歩いている日本らしい絵柄の巾着をプレゼント。

海外に旅するときは、お世話になった人にあげる為100円ショップでいくつか買うそうだ。

結婚式は昼から。

フミさんはそれまでの時間を使って、お寺を探しに出かけた。

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舞ちゃんは会場の手伝いをしたいと一足先に出かけた。

偉いぞ舞ちゃん。

昼に会場に行ってみると、遠くからでも凄い音量の音楽が聞こえてくる。

ここで受付をするのかな?

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想像していたのは、田舎のこじんまりした集まり。ところが会場には大勢の人でごった返してる。

すぐに、昨日のお母さんと舞ちゃんが手招きしてくれて、行くと席を取っておいてくれてた。

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式はもう済んでいて、今日は新婦の故郷での披露宴なんだそう。

こちらが新郎新婦。

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泊めてもらっているお母さんの家は、料理の仕出し屋をしているということが会場に来てやっと分かった。

家に居た人達はオレンジ色の服に着替えて、昨日玄関先で蒸していた料理を運んでいる。

段々と状況が飲み込めてきてやっと、私達ここに居て大丈夫?という疑問が頭をよぎる。

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席に付くと、同じテーブルの人に「私達日本人です」と簡単な自己紹介をした。それからはとにかく
「食べなさい」「飲みなさい」。で食べた、食べた、食べた。

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料理は日本の披露宴の4倍の量。いつまで出るんだ~っていうくらい次々と出て来て、これがまた美味しいんだなあ。
同じ席のおじさん達が、料理の説明をしてくれる。
お酒は、一人で飲まないのが台湾の習慣。一口でも飲む時は、誰かと目を合わせて、乾杯の仕草をしてから飲む。
一人で飲むと「お前には友達が居ないのか?」と言われる。
最初はちょっと面倒なルールだなあと思ったけど、最近やっと私達もこのルールに慣れてきた。

ちなみに「乾杯」(カンペイ)と言ったら、全て飲み干す。「随意」(スエイー)と言うと飲み干さなくても良い。

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スープや大皿料理は、自分の食べたい量を取り分ける。

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これらはほんの一部で、デザートやゼリー、フルーツも出てきた。

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そしてこれが、昨日お父さん達が、皮を剥いていたキビ。

蒸してスープにするんだけど、祝い事には欠かせない料理なんだそう。

残った料理は買い物袋みたいなビニールに入れて、持って帰る。スープもそのまま袋に入れて持ち帰る。

ビールビンやゴミはテーブルの下にどんどん捨てていた。

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披露宴と言っても格式張った感じじゃなくって、町内のカラオケ大会と言った方が近いかな。

アミ族の歌を歌う人。

この歌、Geektopiaで一緒に踊った歌だ。

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司会をしていたお姉さま。

時間が経つにつれて若い人達の流行りの歌になったり、セクシーダンスになったり、盛り上がっていた。

台湾を歩いてると、食べ物屋さんとカラオケ屋さんを一緒にした店をよく見かけるし、歌声もよく聞こえてくる。

カラオケ好きなんだなあ。

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記念撮影。

一番右が泊めてくれたお母さん。私の隣が新婦のお母さん、一番左から2人はお母さんの姉妹。

来ていた人の服も、おしゃれ着だったり、Tシャツだったり、色々なんだけど、私達の格好大丈夫だったのかなあ

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人はボチボチ帰り始めて、それでも歌ってる人や、飲んでる人それぞれ。

お母さん達はここでやっと食事。まだまだこれから片付けや食器洗いが残ってるハズだから、私達はせめて

片付けを手伝いたいと話していた。

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お母さんの妹さんが、この後は私の家にいらっしゃいと誘ってくれたんだけど「手伝いたいから」と話した。

それは、お母さんも、お父さんも、妹さんも望まないことで「これ私達の仕事よ、あなた達は妹の家に遊びに

行きなさい」と言われた。

忙しいときに泊めてもらったし、手伝いたかったけど、3人で話して相手の望むことをしようと決めた。

お世話になった家での、こういうときの判断は、フミさんとも分かれることもある。

妹さんと一緒に家に向かう。お母さんも「それ1番いいよ」と見送ってくれた。

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妹さんの家で、のんびり過ごす。

みんな結構お酒も飲んでて、お腹もいっぱいで、昼下がりのまった~りとした時間だ。

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妹さんの娘さんも結婚して間もないそうだ。なかなかの美人。

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何の話からそうなったのか、妹さんが民族衣装あるわよ、いらっしゃいと家に連れて行く。

私達に着せてくれるというのだ。

妹さんは多分、この中で一番飲んでるんだけど押入れの奥から衣装や小物を出してくれて着付けをしてくれる。

まずは舞ちゃん、なかなか似合ってる。

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フミさんは結婚式のときのスーツより、ずっとこっちが似合ってる。

お母さんはフミさんの髪までとかしてくれた。

この小さな集落には協会がたくさんある。妹さんの家もキリスト教なのね。

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次、私。デコがあ~~。

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舞ちゃん、もう日本人じゃなくなってるわ~似合いすぎ!

民族衣装を着た記念撮影は、ちょっと遠くを見るんだよとお父さんが教えてくれた。

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そして3人で。

昨日普通に歩いていたのに、今日は結婚式に出て、民族衣装着て、こんな経験なかなか出来ないよなあ~。

毎日書いてるけど、泊めてくれたお父さん、お母さん、衣装を着せてくれた妹さん、旦那さん。

みんなに感謝、感謝だ。

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# by ayumiaruki | 2014-06-17 12:25
2014年 06月 15日

歩き旅にセットで付いてくる


【台湾距離数】320㎞
【これまで歩いた総距離数】 5,580km

【現在地】台湾 花蓮県 花蓮市

【旅の行程】 台湾 花蓮県 静浦國小→(19㎞)→豊濱の学校裏の舞台→(18㎞)→光復郷 富田の金楊さんの家 









静浦國小を出発。今日も海岸線に沿って歩く

東の海岸はこんな風に平地が少ない。

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歩道から見えた小さな港。青い舟ばかりだ気になる。

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おもちゃみたいな舟だな。船底は太いパイプのようなものが通っている。

どうしてどの舟も青いのか、太いパイプは何の為にあるのか、日本なら気軽に声を掛けて聞けるんだけど

私達の中国語なら30分はかかるだろうな。
それを考えるとつい、声をかけそびれてしまう。

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3人くっついて歩くこともあるし、なんとなく離れることもあるし。

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私達は普段、写真を撮るとき以外、午前中は休みなしで歩いてペースも時速5㎞とかなり早い。

それで舞ちゃんの休憩のことをすっかり忘れてしまうんだけど、これじゃあ普段こんな歩きを

していない舞ちゃんにはキツかろう。

舞ちゃんは疲れたとか、どこが痛いとかいう不満を滅多に言わない。大丈夫?と聞くと脚の筋が少し

と言うくらいだ。

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ここも自転車道があって歩きやすい。

※お断り
お食事中の方、及びこれから食事の方、ここから先は読まないことを、強くお勧めします。

一台の車が止まって「写真いいですか?今これしかないけど」と飴をくれた。「ありがとう」ん?

ちょっと待てよ、なんか臭うなあ・・・・取りあえず「いーあーさん」で、はいポーズ。

さよなら~と別れた後。

私       「なんか臭わない?」

3人      クンクンクン・・・・「臭い!凄く「う○こ」臭い!!ひょっとして誰か踏んだ?」

舞ちゃん    「私、踏んだかも?う○こ踏んだかも」

三人      「・・・・・これって、わりとしたてだね、うん・・・・」

私とフミ    「舞ちゃんゴメン、先歩くね~」

飴をくれた人、今頃車の中で歩いてる人ってやっぱり臭いのねとか言ってるかなあ。 

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そこでまたしても「一緒に写真いいですか~」の声。

車からは今どき風の若い女の子が、いい香りを漂わせてぞろぞろ降りてきた。

カメラマン「ハイみんな集まって~もっと寄って~」の声に、約1名かたくなに、離れた場所でハイポーズ。
ちょっとブルーな舞ちゃん。

でも舞ちゃん大丈夫。

歩く旅と「犬のう○こ踏み」はセットでもれなく付いてくるもんで、日本一周終わって沖縄で貝殻絵画してる
クールな小川君も、今や日本一周の旅人からは先輩と慕われているべーすけ君も絶対踏んでるハズだ。

コバッチだってこれから踏むハズだし、フミさんなんて踏んでも気づかない男だし。

私?それはちょっと公共の場ではイメージというものがあるので・・・・。

とりあえず、しばらくは舞ちゃんの前を歩くよ。

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今日の町は豊濱。結局雨にも当たらずに到着して、7-11(セブンイレブンを台湾ではこう書く)

で夕方までパソコン。

近くの学校で、このあたりでテントを張れる場所がないか聞くと、今日は夜に授業があるからと、近くの

場所を教えてくれた。スカートの女性が校長先生。

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先生の一人が案内してくれた。ここの学校はキャンプを受け入れない方針なんだゴメンネと

小さな声で言う。とんでもないこちらこそわざわざ案内してくれてありがとう。

裏にはトイレがあってそこで足と腕を洗い、体は濡らしたタオルで拭く。シャワーなしは久しぶりだな
それだけ毎日誰かの親切を受けてたということだ。

夕御飯を食べてから、また7-11まで行ってブログをしようと思ったけど、疲れた、眠い、イヤ頑張ろ

ダメだ眠い~しばらく葛藤して、結局寝てしまった。

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翌朝、フミさんと舞ちゃんの朝食。

静浦の学校で先生が、結婚祝いに食べるケーキですよと差し入れしてくれたのだ。


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今日も雨に降られないよう早朝から歩く。

海岸線からまた山越えして、少し内陸に入る。そこにフミさんがどうしても訪ねたいと言っていた町がある。

今日はその町を目指して歩くのだ。

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崖崩れした場所だ。

台湾では行きたい道が崖崩れで通行止めだったり、雨の後は絶対に通らない方がいいと言われて諦めた道があった。
日本の道路工事みたいに、そこまでするかっていう完成度じゃないし、雨の降り方も普通じゃない。
山越えのことを話すと、必ず台湾の人から岩が落ちてくるから注意しろと言われる。
確かに、ここ歩いてる時に崩れてきてたらアウトだな。

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なんて考えて歩いてたらこの標識「南無阿弥陀仏」マジかい。

花蓮の後の山越え、大丈夫なのかなあ?

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今日も坂道だよ~。

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舞ちゃんも目がヤル気だよ~。

少しづつだけど坂道も挑戦する舞ちゃん。

慣れてきたとは言っても、疲れも溜まってきてるだろうし、しんどいハズだ。

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峠を越えて辿り着いた町は光復郷。

フミさんが9年前に台湾を歩いたとき、とてもお世話になったお寺があって、今回は出来ればそのお寺を探し出して
訪ねたいという想いがあった。
それは見つけよう!でもお寺の名前も住所も分からない、手がかりなし。

じゃ手当たり次第訪ねよう。峠を降りて最初のお寺、まずはこのお寺に行ってみたら?

私と舞ちゃんは、ついでにトイレを借りる。

トイレを借りたいが上手く通じなかったのか、その場の流れでお参りをすることになって、お線香を買って
それからがとても長く、長く、長い手順があって、あのトイレ・・・と今さら言えず30分くらいお参りしてた。

終わって「シーソーチェン」言おうとしたら、次はお茶が待っていた。

せっかく淹れてくれたんだけど、ここはもう「ごめんなさい先にシーソチェン」と言って失礼させてもらった

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二人が戻って来ると、フミさんはすっかり地元の人と仲良くなってる。

最近私達を悩ませている、黒小虫に刺された舞ちゃんの足に薬を塗ってくれるおばちゃん。

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日本語を話せる人が何人か居て聞くと、明日ここでする結婚式の準備をしているそうだ。

台湾の結婚式どんなだろうね~と話してたら「見に来たらいいよ、明日の昼だよ食べ物あるよ」とお誘いが

「ハイ明日来ます!」と二つ返事の私達。そうと決まれば近くにテント場を探そう「じゃあ明日」と行って去ろうとする
私達に「うちに泊まったらいいよ」と言うお母さん、イヤイヤ式の準備忙しいでしょう。

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そんなやり取りをしながら、大丈夫テント張るからと言ったけど、部屋があるから泊まりなさいと言ってくれた
さっきのお母さんのお姉さんの家に泊めてもらうことになった。
誰の結婚式なんだろう。しっかり把握出来ていないまま、案内してくれるお姉さんのスクーターに着いて行く。

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「家は、あの角だよ。私は野菜採ってから帰るね」あハイ。

いいのかなあ、家の人突然こんな日本人が来てビックリしないかなあ・・・まだまだ状況を把握していないまま
何かが起こるワクワク感、そしてまたしてもこの出会いの流れに任せて予想しない方向へ進んで行く。

左側が家のようだ。

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着いて案内された3階の部屋。

うそだーーーー!こんな素敵な部屋?これは夢かもしれない。こんな大きなベットが丁度3つあるじゃないか。

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このフロアー全部好きに使ってね、ということだった。

もちろんトイレとシャワーもある。

やっぱりこれは夢に違いない、夢から覚めたら、きっといつものジメジメしたテントで目覚めるんだ。
またトイレの隅で、濡らした手ぬぐいで体拭くんだ。

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昼は食べに行くから気にしないで明日の準備してね、と言ってあったんだけど、お母さんは

「一緒に食べたらいいでしょ」と言って誘ってくれて、玄関前で一緒にご馳走になった。

どうやら明日の結婚式の料理をいくつか出すようだ。それは忙しいに違いない。

旦那さん2人は、明日出す祝いの料理で欠かせない、サトウキビの皮を剥いている。

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それで、この家庭料理がすご~~く美味しくて、3人ともご飯をお代わりした。
家庭の味。肉はしょうがで味付けしてて、ご飯が止まらないんだなあ。

こういう普通の卵焼きも久しぶりで美味しかった。

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1日ぶりのシャワーも浴びて、お腹もいっぱい。

ベットじゃなく、ソファーで寝るのが贅沢な感じで嬉しいと言ってすぐに眠ってしまった舞ちゃん。

やっぱり疲れてるんだろうなあ、何だかんだ言っても私達に気も使うだろうしなあ。

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私とフミさんも眠気に負けて30分昼寝。ああ~このままこのベッドで眠りたいむにゃむにゃ・・・。

いかん宿題が!ここではネットが使えない町まで歩くかあ。

後ろ髪引かれる思いで心地いい部屋を出る。30分歩いて町まで行って7ー11でブログ。
こういうときは、ちょっと悲しい。

夜までかかったんで、町で夕食も済ませる。でも帰る家があるというのは気持ち的に幸せだなあ。

帰りは大雨になってしまって、仕方なくタクシーを拾って帰った。

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遅くなった私達を、お父さん、お母さんが心配していたみたい。ゴメンネ。

大きなベッドで大の字で寝る。

あ~幸せだ~~~の「だ~」のところでもう爆睡していた。

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# by ayumiaruki | 2014-06-15 15:19