ただ歩いてゆく旅

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2012年 10月 17日

諫早潮受堤防を歩いてみた

【これまで歩いた総距離数】 3,707km
【現在地】 長崎県 島原市 
【旅の行程】
長崎県 島原市←(21km)←長崎県 雲仙市 瑞穂町












長崎市を出発してから4時間ぐらい歩いたころだったか、トンネルを歩く準備をしているときに
阿蘇ライダーハウスで最後の日に一緒だった二人と偶然会った。
私達を見かけて、差し入れを買ってから追いかけて来てくれたのだ。
今日は諫早の潮受堤防を目指してのツーリングらしく私達も何日か後には歩いてるはずの場所だ。
二人とも鮮やかな色のバイクでカッコイイ。
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長崎市街ではこんな場所に家が建てられるものなのかと感心しながら
歩いたものだが、市街を出てからも、おお~っとそこに建てるかと
驚くことしばしば。
景色と風通しの良さそうなこの家は、かなり遠くからでも目立っていた。
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地理歴史にうとい私は、歩くルートの99%はフミさん任せで、希望といえば
お風呂に入れるルートくらいのものなのだが、雲仙普賢岳と諫早潮受堤防近くは歩きたかった。
堤防は見るだけじゃなくその上を歩けると知ったのは最近。
遠くに見えるのが堤防道路と雲仙普賢岳
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後ろに見えるのが多良岳。
前日はこの多良岳の麓の温水施設に入ったのだが、このなだらかな地形の通り
ゆるやかな坂を歩いた。
その周辺でテントを張れないかと考えていて、施設受付の男性は頑張って管理者と
交渉してくれたのだが「施設本来の利用目的以外の用途では使用できない」という回答で断念。
けれど頑張ってくれた受付男性の気持ちが嬉しく、気分良くそのなだらかな坂道を下った。
暗くなって、寒くもなって、やっと登った道を戻るハメになったけど、ホントにその男性のおかげで
心は温かかった。
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有明海は江戸時代以前から干拓の歴史があって、地形も随分変わったようだ。
「埋め立て」と「干拓」の違いをよく知らなかったのだけど
埋め立ては、海に土砂などを運んで埋め立てることで、干拓は干潟を堤防で囲って排水すること。
そういう歴史があっての潮受堤防の発想になったのか分からないが、地図で見ると随分と
強引な印象がある。
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これが水位を調整するゲート
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ゲートの海側
このゲートを境に海側は海水で堤防内は淡水の湖になっている。
有明は干満の差が激しく6mほどあるので、海面が引き潮で湖より低くなったときにのみ
ゲートを開けて堤防内の水を流し、湖の水位が平均海面より1m下の水位を保つようにしているそうだ。
たまたま居た水門管理の人に質問すると、とても慎重に答えてくれた。
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普賢岳を正面に進む。
どんな道なんだろう。
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なるほど。
この真っ直ぐな道が7km、途中に駐車場とトイレがあってそこで休憩も出来る。
当時ギロチンゲートと呼ばれたゲートの上にできた堤防上の道だ。
交通量は意外と多くて、観光客も多いようだ。
この道のベストショットスポットを探して、あちこちから撮ったけど、この堤防は立ち入り禁止。
後で看板を発見したのだ。
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気づけばフミさんもあちこちから撮っている。
最近なんだか写真に力を入れてるのか・・・。
ブログの更新もやたらとマメだしな、これは気をぬけないぞ。
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by ayumiaruki | 2012-10-17 17:25


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