ただ歩いてゆく旅

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2017年 08月 30日

カナダの熟年パワー


【カナダを歩いた距離】            1,053km
【これまで歩いた総距離数】    6,258km


On the Trek across Canada on foot Stage3

Nelson 👣👣 Cargary

【Distance in Canada】 1,053 ㎞
【Total distance 】 6,258㎞

【We are going to 】
 Cranbrook BC.Canada



【we are now in】
  Crawford bay BC.Canada 

(Day 106〜108)
Nelson City Campground →(21㎞)→Kokanee Creek Camping Ground →(19㎞)→Crawford bay Camping Ground 




カナダに来てから、こういうのって良いなぁ〜と思うことがたくさんある。
その1つが熟年層が凄く生き生きしていて魅力的なこと。社会に必要とされているからかな?
70年代の白髪の男性は、すれ違いざまにドアを開けてくれてニッコリ「素敵な帽子だね」と、ウィンクも忘れない。見ず知らずの人に褒められ馴れていない私は、いまだに思いっきりテレ笑い。肩をすくめて「サンキュー」と言うのが精一杯。子供か!!
でも、スーパーにイモを買いに行っただけなのに、すっかりご機嫌だ。
年代に関わらず、すれ違いざまに目が合ったら、ニッコリするのはアメリカもだった。笑顔に馴れてるんだな。
特に50〜70代の男性が紳士的で自然な笑顔なのは羨ましい。都会のバンクーバーを離れて最近は少しワイルド系になったかな?
女性はさらにカッコいい。60〜70代くらいの女性がオシャレなショップや、マクドナルドでジョークを飛ばしながら若い人と働いていたり、図書館の70代後半の女性は、知的でキリッとした面持ちで、タイトなスカートに大きなピアスと口紅の色がとてと似合っていた。
よっぽど、とても似合って素敵だと伝えようかと思ったけど、ヒネリの効いた一言が返ってきても返せないと思い辞めた。
素敵な人は、相手を気持ちよくさせる気の利いた一言をとっさに言うのだ。
あ〜英語がなあ、、、。


早朝のトレイル。

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トレイルを歩いて2日目、普段はこの辺りのトレイル整備をしている2人が、ちょっと寄って休んでいきなと誘ってくれた。
大きなトラックに馬を乗せて来ていて、中も案内してくれた。

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2人はハンティングで何日も山奥に入る。近くまで馬で行き、仕留めた肉を馬に乗せてベースまで戻るそうだ。「エルクの肉は食べたことあるかい?仕留めたら直ぐに4当分するんだよ。馬2頭で運ぶのさ、コツは左右同じ重さにすることだ。馬が大変だからな、エルクの肉は上手いぞ」

その時のビデオも見せてくれた。パイプタバコが似合っていたな。革のカバンは50年前から使っているもの、本物のカウボーイだ。

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キャッスルガーのキャンプ場で出会った、ダルシーと、ドロシー夫妻。キャンプ場では大きなRVに、さらに車を引っ張っているのを良く見かける。
退職後、家や家財を売ってRV車でカナダやアメリカを旅行しながら生活している人が多い。夫妻もそう、どんな生活なのか興味津々。ドロシーは歩いて旅をしている私達に興味津々。
車で町までの買い出しに連れて行ってくれたドロシーが、カジノや町のビーチも案内してくれた。
カナダでは海だけじゃなく川でも湖でも、岸辺があったらビーチと呼ぶ。
ドロシーはRVで生活していると、自然と2人で外にいる時間が長くなって、歩いたりサイクリングもするようになったそうだ。今の生活を凄く気に入っている。歩きながら歌ったり、踊ったりとにかく明るく楽しい。
そして夫婦の仲がすっ〜〜ごく良い。私達もかなわないくらいかも?

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ネルソンのキャンプ場では総勢12名のアメリカ人サイクリストグループと仲良くなった。アメリカから自転車でカナダまで来ていて、グループの1人の奥さんがトラック(奥の黄色いの)をレンタルして同行。メンバーの食事を作っている。調理器具にはオーブンまであって私達もキャンプ場での朝食にお呼ばれした。グループのリーダー、ジーノさんが日系3世で日本を自転車で走った事もあって、容姿は日本人だけど、日本語を話せない彼が見た日本の話が興味深かった。日本は美しいと何度も語っていたな。
仕事は建築家やアーティストなどなど。

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ここのキャンプ場にはキッチンがあって、スーパーも近いから、初めてタコスに挑戦してみた。

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これが最高の出来で、調子に乗って翌日もまたタコス。キャンプ場タコス最高!決めては、パクチー、玉ねぎ。
日本を出発して半年以上経ったけど、まだ現地の食べ物に満足してる。

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半年経つと、靴もボロボロ。

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ネルソンを出発して、コカニークリークのキャンプ場。レンジャーが「徒歩かい?無料のキャンプ場があるよ」と案内してくれた。
今日はここで『レッドフィッシュ』のイベントがあると聞いていたから、その為かと思っていた。

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後から来た、アメリカのサイクリストと、若いドイツのサイクリストカップルと一緒のテーブルを囲む流れになった。
無料なのは、昔ここで働いていたレンジャーが、毎日自転車で通っていて、貯めたお金をここを利用する自転車、徒歩者のためのシェルターを作るために寄付したから。
彼はもう、亡くなってしまったけど、素晴らしいシェルターとテーブル、ストーブを囲んで、違う国の人達が語り合っているのを喜んでいるだろうな。

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ドイツチームは荷物満載。朝からヌテラ(チョコクレーム)、ピーナッツバター、はちみつ、オートミールにコーヒー、フルーツと食欲旺盛で、プラスチックトレーとタッパまで持参していた。
アメリカ男性はトウキビ(とうもろこし)を茹でて、ツナ、オートミールにバナナ。夕食には専用ビアグラスで美味しそうにビールを飲んでいる。

何が軽量化だっ!何がウルトラライトだーーー!と叫びたくなるくらい美味しそうだった。
あー私達も日本では、ミリンとか豆板醤まで持っていたなぁ。

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レッドフィッシュは、サーモンのことだった。居るわ居るわ。

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そしてこの透明度。

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サーモンが居るということは、熊もいるということ。川とテントサイトは歩いて5分の距離だから、この日は仲間がいて良かった。

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翌日はフェリーで川を渡って、クロフォードベイという町に向かった。
山火事でまだ空は煙ったままだ。

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蚊は少なくなったけど、最近この小虫にイライラしている。

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コヤツはしつこく離れなくて、小さいくせに潰れると汚い液体がこびりつく。食べ物にも、服にも、鼻の中にも入り込んで、ほんとイライラするわー。
特に黄色い色が好きみたいだ。でもバナナにはつかない、なんでやねん!

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クロフォードベイのキャンプ場では、早速トウキビと、ヌテラを買った単純な私。
1%の牛乳はスーパーで無料だった。なんで無料か??賞味期限が3日過ぎて、パックがパンパンになってるから。

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え?オートミールにはバナナでしょ。
サワークリームも初挑戦。キャンプ場で出会った日本人の男性から調理法を聞いた。

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翌日はこのパンが無料。やっぱり賞味期限は2日過ぎてるけど、全く問題なし!

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管理人のご夫婦が親切で、燃料のアルコールを分けてくれ。お父さんの代からハンティングが趣味で、立派なエルクの角はお父さんが仕留めたもの。
エルクの肉はまだ食べたことが無いけど、今度挑戦してみるね、と話したら。

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お母さんが「保存してあったのよ」と持って来てくれた。ありがとう!
明日からまた一週間くらいトレイルだ!明日は山越えなのにもう夜中、 ヤバし!
そしてこの町から時差があって、1時間損した気分、、、。
ネット環境が整うまで動画はアップ出来なさそう。なみた


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世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを横断しています。


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by ayumiaruki | 2017-08-30 15:19 | 旅日記


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