ただ歩いてゆく旅

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2017年 11月 29日

サンタクルス谷+ラグーナ69一週間トレッキング【1〜3日目】

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定






やっと行ける気持ちと、まだ宿でゆっくりしていたい気持ちが半々。
いつも何かに挑戦するときは、こんなだ。
屋久島での縦走、台湾のタロコ渓谷、カナダのケトルバレートレイル、終わってみたら忘れられない経験になっていて、確実に自分が強くなっていくのは分かっているし、行けばもう必死になるんだけど、でも、でも〜あと1日ゆっくりしたいなぁ〜。





サンタクルス谷のトレッキングは、3泊4日のツアーに参加して、食料、寝袋などの荷物全てをロバに運んでもらい、テント設営や食事も用意してもらうのが通常のパターン。
料金も安いし、空荷で歩けるのは魅力的なんだけど、トレッキングに慣れた人ならガイド無しでも歩けるようだ。
私達はサンタクルスと、世界中を歩いているアルキニスト吉田君のお勧めの道そして、ラグーナ69という湖をぐるりと回る、6泊7日のルートを計画した。

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食料には、トマト2個、リンゴ4個、バナナ一房、缶詰めもあって、昭和の登山かっ!と自分でもツッコミしたくなる。
そう考えると、カナダはトレッキング向けの軽くて高カロリーな食材がスーパーで買えて恵まれていたんだな。

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【Day 1】
エルタンボを朝7時に出発、2台のコレクティーボを乗り継いで3時間、出発地点のカシャパンパに到着。お昼ご飯を食べて、10時半にやっと歩き始める。スケールの大きな谷だ。
スタート地点は標高2,900m。

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一週間分の食料と水はさすがにズッシリくるなぁ。歩き始めから息は切れぎれで足取りが重い。そう言えばザック背負って歩くのロッキー山脈のトレッキング以来だから2ヶ月ぶりだ。
私達より後に出発した8人ほどのツアー客が、身軽な格好でどんどん私達を追い越して行く。
あぁやっぱり無理だ、歩ける気がしない。
途中でフミさんが私の荷物も背負ってくれた。フミさんだって重いのに、、、。

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標高3,760m。亀のようにノロノロだったけど、キャンプサイトに到着したとたん、ウォーーーッと力が湧き出る。
ここなの?いいの?しかも誰も居ない2人だけだよ。
もう一回ウォーーーッ!!
でも、よく考えたらさっきのツアー客は、もっと先のキャンプ地まで進んだということか。まあ、焦らずゆっくり行こう。
ジャマコラル(Llamacorra)キャンプサイト。

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もちろんテントはタウジラフ山へ向けて張る。
やっぱり自然の中は誰もいないのが一番だ。

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何度眺めても飽きないなぁ〜。

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「テント場に着いたら絶対にゆっくりするんだ!」と思い続けて歩いたけど、日暮れまでもうすぐ、ゆっくりどころか、速攻でテント設営、夕食、水作りだ。
谷沿いに歩くから川はあるけど、なにせそこらじゅう牛、ラバ、馬の糞だらけなんで、飲み水はなるべく支流の水を汲んできて浄水する。
夕食はトマト、ソーセージとマヨネーズパスタ、ゆで卵。
夜はちょっと頭が痛くて、息苦しく何度か目覚めてしまった。
あぁやっぱり歩ける気がしない。どうしよう、、、、。

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【Day 2】
翌朝、体調はまずまず。
フミさんは、昨日に引き続き絶好調!
谷を進むにつれて景色も少しづつ変わってきて、あぁ〜私は今、あんなに憧れた南米を歩いてるのか〜と酔いしれる。
何が大事ってこれが大事さ!私の場合はね。

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背後を振り返ると、歩いてきた谷が続いている。
ここを歩いて来たのか〜
昨日よりは苦しくないし、歩けるようになってるな。

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お昼頃、アルパマジョ山の麓、Jatunquisuar ハトゥンキスアール (Jatunquisuar)4,175mに着いた。
もう少し進んでおきたいところだけど、雨も降りそうだし、ここにテントを張って、昼食を食べてから、空荷でアルパマジョベースキャンプ近くのミラドール(展望所)まで行くことにした。

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食べたら2人とも急激な眠気に誘われ、ちょっとだけのつもりが1時間も眠ってしまい、午後1時頃出発。まずい、、、、空が曇って来た。
このままテントで休んでいたい衝動にかられながらも、行けるところまで私も行こう。
そして最初の登りを終えたら、おおーーー!迫力だ
やっぱり違う山の猛々しさが違う!来てよかったなぁ。

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後ろの山からまるで煙りが出ているようだ。カッコいい山だなぁ〜。
ここで、あれ?とおもったあなたは、かなりの映画通、何故なら、、、。

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この山こそ、パラマウントピクチャーズの、あの山なのだ!

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それを知ったのは、このブログを書いている今なんだけど、この写真を撮ったすぐ後に雲の中に隠れてしまった。
カッコいい姿を見せてくれてありがとう!

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アルパマジョのベースキャンプまでは、2時間登ってなんとか来たけど、私は息が苦しく足に力が入らない。
雨も降りそうだし、私が行くと足を引っ張るから、ここからさらに上のミラドールにはフミさんだけ行ってもらったけど、下で待っているうちに、少しづつ力が戻って来た。
で、なんと諦めていたアルパマジョが突然姿を現したではないか!

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やっぱり見たい!ちゃんとミラドールから見たい!後から私も登り始めたが、、、、時すでに遅し。
アルパマジョはもちろん、湖もすっかり霧の中だった。
標高4,470mのミラドールから急いで下山したけど、途中雨に降られ、テントに戻ったらもう5時。
少し頭が痛いな。
またしてもバタバタな夕食で、食後はすぐに寝てしまった。

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【Day 3】
おっ?!天気が良いぞ。そしてなんか体の調子も良いぞ〜。
人生初、富士山より高い4,100mのキャンプだったけど、ぐっすり眠れたし、それほど寒くなかった。もちろん帽子もカッパも着て寝たけど、初日のような息苦しさもない!!
これは?!少しは高所に慣れたということかっ?
ちょっと嬉しいなぁ〜。

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今日も谷に沿って歩く。
振り向くと、昨日見えなかったアルパマジョがくっきり。おおーーー見えたーー!
なんて白いんだ!!昨日とはまるで別の山だ。
こんな雪山の写真なんて何度も目にしているけど、実際に見ると、こんなにも眩しく白いことに驚く。

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何度見ても飽きない。何度見ても、おぉーーーっと吠えてしまう。不思議だなぁ。
左に、今まで歩いて来た広い、広いサンタクルス谷が小さくなって見える。
右手の山がアルパマジョ、左手の山がキタラフ (Quitaraju )6,036m。
アルパマジョの北西壁は世界で1番美しい山と言われている。
出来たら、次回はそちら側も見て見たい。
ワラスのトレッキング行きたいところが増えるなあ。

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タウジパンパのキャンプサイト、4,250mまで歩いて来た。
何度も書いて申し訳ないけど、おおーーー!としか言いようがない!
何度も何度も、おおーーーーー!と叫んでた。
キャンプ初日にテントから見えていた、タウジラフがこんなにも近い。
これからこの山の脇を登って峠を越えるのだ。

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ツアーのテントがまだ残っていた。
あぁ〜またここ歩きたいなぁ、ここなら他に人が居てもキャンプしたいなぁ〜〜。
良いなぁ〜〜良いなあ〜〜ここ最高だなぁ。

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ここで、天気が良くてよかった。もう最高だーーー!
疲れ??ないない!
歩ける気がしない?歩ける!歩ける!

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ゼーゼーゼーゼー、、、、、。

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峠までまだまだある。雲が、、、、。

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ロバ頑張れ!私も頑張れ!

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ツルツル滑る石の上を慎重に進むけど、時々ズルッとしてて、あんな重い荷物で大変だなあ。

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氷河と同じ高さまで来た。
空はどんどん曇って来て、水が不気味な色に見える。時々ドドドドーーー!っと氷河か石か崩れ落ちる音が響いて、さらに不気味だ。
ここ辺りは、とにかく息が切れて本当にノロノロとしか登れなかった。

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やっと来た!Punts union プンタユニオン峠 (Punts union )4,750m
こっちの谷も凄い!そして天気もヤバい!
これは来るなと思っていたら案の定、空はすぐに真っ暗になり、ピカッーーーっと光ったと思ったら、ドッカーーーン!ビビビビーー!
身の毛のよだつような爆音が反響して、こんなの敵わないと思った。自然には到底敵わない。

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あられが降って、歩いていても寒い。
そして下りが長い、足に力が入らない、、、、まだか、まだか。
下りなのに何度も休憩してしまった。
フミさんはいたって元気だ、うーん南米に来てからすこぶる調子が良いぞ。

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やっと、キャンプサイトに到着。
おおーーーここも誰も居ないのか!

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またしても日暮れが迫っていて、一息つきたいのにバタバタとテント設営、夕食作りだったけど、凄く満足していた。
来てよかった、本当に来てよかった。

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次回に続く。



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2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


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by ayumiaruki | 2017-11-29 14:32 | Comments(0)


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