ただ歩いてゆく旅

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2017年 12月 30日

アマゾン5日目

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー  イキトス
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定







昨夜はやはりスコールで、甲板ハンモックの人達はずぶ濡れになり、寒くて大変だったようだ。
しかし、同じ過酷な環境を乗り越えなければならない甲板チームの一致団結力は揺るぎないものがある。

甲板チームのお酒にお呼ばれしたフミさん。飲んでいるのは『アグアディエンテ』サトウキビの蒸留酒とコーラを割ったもので強い。

昨夜は部屋でも寒かったから、体が濡れた後の甲板はかなり寒かっただろうに。

いつも甲板で乾している靴や荷物を見張ってくれていたおじさんは「カバンを盗まれて、替えのパンツが無いよー!」と笑ってお尻見せてくれた(笑)
盗んだのは、途中で降りた人だろうと。

私達の近所の人は良い人ばかりだし、ちょっと気も抜き始めていたけど、近所のおばちゃんからも、出入りが多いから、ポーチはちゃんと体に付けたまま寝ないとダメよと言われた。

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甲板チームには申し訳ないが、私は初めてハンモックで朝までぐっすり眠った。
座るのも恐々だったあのハンモックで!!信じられない!!
これはホントに嬉しかったなぁ〜。

写真は甲板ハンモックチーム。

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私達も暇さえあれば甲板で景色を眺めたり、ご飯を食べたりしていたから、甲板の何人かとは特によく話すようになった。
クリストファーという25才の青年からは、家でのクリスマスに是非招待したいと言われた。

ペルーはクリスマスを家族で過ごすことを知っていたから、気持ちは嬉しいとだけ伝えた。
またとない経験で興味もあるけど、この船旅の後は、静かなところで少しゆっくりもしたかった。

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昼ごはんに変化が現れた!!バナナが無い!
鶏肉と豆。
鶏肉は意地でも出す気だな。

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4時、夕ご飯!
おお〜〜またしてもバナナが無い!
鶏肉とイモ。
鶏肉カモォーーン!!

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ついでに翌日の昼ごはん。
パスタとご飯、もちろん鶏肉!
ペルーでは、パスタとご飯の組合せ、よくある。

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船は、もはや快適と言っても良いくらいに心地よいのだけど、そうなると今度はコーヒーが飲みたいな〜と。
人間はわがままな生き物なのである。(私だけか)
お湯作れないから飲めない、なおさら飲みたい!

ちょっと大きめの集落に停泊した時、買い物に降りてる人を見かけたけら聞いて見た。

「セニョール!船は何時に出発するのー?」

「あと10分だ。急げーー!」

よし、8分で戻ろう。船は人数確認はもちろん、汽笛も鳴らさず出発するから、全く油断できない。
桟橋を出たところに、いくつか露店があった。

遠くの店にたむろしていたおじさんが
「ビールあるぞー!一緒に飲んでいくか?」
と朝から一杯ひっかけてご機嫌だ。

「ビールはいらない、カフェーはある?」
「カフェー?カフェは無いよ、カフェは家で飲むものさ!」

そうなのよ、ハンモックはもはや家みたいなもの、シャワーの後は、そよ風に揺られながらコーヒー飲みたいのよ。

この集落だけ桟橋があった。
走って船に乗ったのに、出発したのは2時間後。これがペルー時間だ。

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景色はほとんど変わらないけど、こんな小さな集落が現れたり。

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ポツンと一件だけの家が現れたり。

川辺が削られて、今にもテラスが落ちそうだ。
夜はどんなだろう。釣った魚を食べてるのかな?
ここで生きていくには、相当タフじゃないと辛いだろうなあ。

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な〜んてこと想像しながらのんびりしていたら、威勢の良い掛け声と共に、物売りの人がドカドカドカーーー!と入ってくる。

「アイ、ガセオサ〜、アイ、ガセオサ〜〜!!」
「アイ、ウェボ〜、アイ、ウェボ〜〜!!」

(炭酸水あるよ〜!卵あるよ〜!!)

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ジュース、果物、アイス、お菓子の他に、チャーハン、焼き魚、豚肉煮、などなど集落で作った食事も売っている。カフェーはないけどね。
皆、結構な勢いで買っていた。

子供もジュースやお菓子を売りにくる。
10才くらいの女の子がお菓子を売っているとき、乗客のオヤジが
「こんなの安いだろ!」

みたいな事言って、お菓子をもぎ取って行った。
カッチーーーンと来て反射的に

「ちょっと!セニョール!!」

と言ったら子供が困った顔して、良いのよとゼスチャー。

「グラシアス、セニョーラ」
(ありがとう、セニョーラ)と言って去って行った。

あんな大人を相手に子供が売り子さんをしなければならないこと、人の汚い部分をすでに知っていること。
うーん。

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ちょっと分かりづらいけど、大きなタッパに焼き魚、揚げた卵、ちまき、黒いビニール袋にはキャッサバかな?

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ただでさえ騒がしい船内は一層賑やか。そこへさらに外を見て大騒ぎしている。何だ?!
「チニータ!チニータ!!こっち来て写真だ!!」
チニータはアジア系の女性を呼ぶときの愛称。もう船内の人みんな、私が写真を撮りまくっているのを知っているから

「コイツを撮ってやってくれよ!」
「あれ面白いよ、撮らないの?」

と、よく声をかけられる。
で、窓際に行くと。

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何してんだーーーー?!!
集落の若者が船に乗り込み、一番上の甲板からダイブ!!
暇な皆んなは盛り上がり、「早く飛べーー!」と勝手なことを言っている。

前回のブログ、1枚目の写真はこのときの。

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最後に乗客の女の子もダイブしていた。
ピラニアはいるけど、血を流してなければそんなに問題ないみたい。
子供たちと一緒に写真のチェック!

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船はまた出発。
ふぅ〜疲れた、ハンモックでのんびりするか。

すると、また窓際で大騒ぎが始まった。
今度は何だ?!

スコーーーーーール!!!
開いていた窓から物凄い水が流れて来る。床はもう川になって、荷物がーーーー。
窓際ハンモックの人はびしょ濡れで、窓を閉めても隙間からの雨が凄い。

叩きつける雨の音!船内を流れる川のような雨!走り回るびしょ濡れの人達!!稲光!!カミナリ!!
これこそ雨季のアマゾン川、こんな雨の降りかた見たことない!!
叩きつけるスコールの中で「俺を撮れー!!」と叫ぶ、乗組員の掃除担当さん。
いつもホウキを借りてたから、仲良しだ。

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スコールも止んで、甲板はいつものようにゆっくりした時間が流れる。

船の行く先には、ぐるぐると渦を巻いた長い雲が横一直線に続いている。
こんな雲も見たことがない。
あの雲の下はどんなだろう?
雲は生き物のように、うねうねと回りながら姿を変える。

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船が雲の直ぐ近くまで来た。

あ、あ、アナコンダだーーーー!!

口がゆっくり開いてきた、今にもその首をこちらに向けて、牙を剥きそうだ。

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もう、すっかり夢中。
ふと後ろを向くと太陽は沈み、空が燃えていた。
この船も明日で終わりだなぁ。

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2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


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by ayumiaruki | 2017-12-30 08:47 | Comments(2)
Commented by sirouto at 2017-12-30 14:17 x
今年も楽しい記事をありがとう。
良い年をお迎えください。
(ペルーは正月祝いをするのかどうかは知りませんが)
Commented by ayumiaruki at 2018-01-01 07:39
sirouto さん
いつもコメントありがとうございます。
長くて、しつこくて誤字脱字の多いブログですが、その時々に、おっ!と思ったこと、忘れたくないこと、書き残していきたいです。ペルーのお正月も興味があるけれど、移動日になってしまいそうです。


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