ただ歩いてゆく旅

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2018年 01月 04日

イキトスの市場に行ってみよう!

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定







昨夜はクリストファーの家から宿に帰ったらもう1時。瞼は半分閉じかけているものの、楽しみにしていた透明な水シャワーを浴びるのだーー!
しかし、シャワールームの電球が切れていて真っ暗。これじゃあ濁った水でも変わらないじゃないか!
宿の人は「分かったすぐに電球を替えに行く」と行っていたけど、南米滞在2ヶ月。そんな言葉を信じるほどウブじゃないのよ、セニョール。




翌朝、疲れているのに珍しく早起きした。
始めての町に着いたら、先ずはメルカド(市場)に行ってみる。
メルカドに行けば、町の雰囲気や物価や、美味しい食べ物がすぐ分かる。

宿は町の中心部にあるけど、道路一本挟んだ裏はこんな感じ。

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フミさんはまだ寝ている。
たまには1人で歩くのも、緊張感があって良い。
この辺から市場。

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今までのメルカドとは違う、生々しさ。

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カラフルさ。

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そしてこの臭い!生臭いのと、ドブの臭いと、ゴミがごちゃ混ぜになって、うぅっ〜〜となったところへ、美味しそうな焼き魚の匂いが漂ってくる。懐かしいなぁ、この香ばしい香り、ご飯と一緒に食べたい。

そしてまたうぅっ〜〜っとドブの臭いに戻る。

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なんだこのゴミの山!足元は腐った果物と魚が半分溶けて混ざり、そこへ汚水と泥が混ざり合って、とんでもない臭いをはなっている。
この汚水がアマゾン川に流れて、その水でシャワーを浴びていたんだなぁ、、、、。

ぶんっぶんっ!!頭を振ってそんなことは考えない事にする。

それにしてもゴミの山。クリスマスでごみ収集が休みなのか、いつもなのか?
なんか貨物船から、ゴミ、ゴミと続いてるなぁ。
私には結構キツイんだけど、今まで見たことのない深海魚みたいな魚、変てこりんな形の果物、その果物で作ったジュース、炭火で焼いているトカゲのようなもの、何だ?!何だ?!食べたい、飲みたいの好奇心が勝っていた。


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これは一旦宿へ帰り気合を入れ直して、また来よう。
夕方は、2人でBelém(ベレン)という地区に向かった。治安が悪いと聞いていたから、荷物は最小限で防犯対策を考えた服装で来たつもりが、地元の人に、おーーい!と呼び止められ「その格好じゃダメだ、カバンの紐は切られるし、カメラもダメ、暗くなるから今日はすぐ帰った方が良い」と注意された。

こういうひと言で、どれだけの観光客が救われている事だろう。私達の防犯対策も全然ダメだな。
教えてくれた家族にお礼を言って、今日は退散。
食事は、1ソルのハンバーガーと、1ソルのジュースで節約。

酔っ払いや、喧嘩してる人もよく見かけた。このお二人は大丈夫だと思うけど。

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翌日はカメラを持たずに、カバンも替えて午前中にまたベレンへ。
スマホで素早く写真を撮ったけど、スマホを出す度に視線を感じて、ドキドキだった。
ネットで調べていた最近の情報で、治安が良くないのは知っていたけど、予想以上だった。
治安や物価は直ぐに変わる、やっぱり地元の人の声を一番に優先するべきだと、改めて思った。

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ベレン地区は、水上のスラム街と呼ばれていて、家はアマゾン川に浮いていたり、高床になっている。
今は雨季に入ったばかりで、ドロドロの場所も、もうすぐ水でいっぱいになり、住民はボートでここを行き来するそうだ。

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それにしてもアマゾン最大の町の台所だけあって、何でもある。
先ず目に飛び込むのはワニ。

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大きなワニは子供くらいのサイズだった。

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カメ。
庭で、大きなカメを甲羅ごと焼いて家族で食べている姿も見たな。
アマゾン版のバーベキューか。
でも、ワニやカメは違法に売っている所も多いらしく、警察には賄賂を渡しているそうだ。

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カメの卵。

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Carachama(カラチャマ)という魚。恐竜の時代からあまり進化していないそうだ。納得。

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「どうやって食べるんだろね、これはちょっと遠慮したいな」と話していたら、翌日に注文したメヌーのスープに早速ご登場。
そのまま過ぎでしょ!!

人は見かけによらないと言うが、スープの出汁がでまくりで、美味しかった。魚も見かけによらない。

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ナマズもサイズがふたまわりくらい大きい。

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スリ(Suri)という芋虫。
アグアヘというジャングルに生える木だけを食べて育つ。

イキトスにいたら「、、、は食べたか?」と良く聞かれる。何のことか分からず適当に「まあね」とか答えていたけど、ペルー警察の人にまで「、、、は?」と聞かれて、さすがに気になり調べたら、これのことだった。
日本で言う「納豆食べたか?」みたいな。

アグアへのことは、また後日。
食べてみたいものも沢山あったけど、8ソル以上だと躊躇する。
280円くらいだけど、日々のこういう出費が意外にヤラれる。

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警戒しながら歩くのは疲れるな。
そんな時、チーナ!と声をかけられ振り向くと、船でいつもクリストファーと一緒に居た人だった。
この町で、船で一緒だった人に会うのは3人目で、思わず、つたないスペイン語で「あなた、家、ここに、ある?」と聞いたら、伏し目がちに「家族がね」と言って、会話もそこそこじゃあと去って行った。
全く配慮のない言葉をかけてしまった事に気付き、また反省、、、、。

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ベレンから少し離れたらホッとした。魚を焼いた香りで、急に食欲も湧いてくる。
感じの良いお母さんの屋台が混んでいたから、食べてみよう。

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魚は2種類、それぞれ5ソルで安い。
手前のは骨が多いけど、身がしまって美味しかった。
奥のは、骨が無くて食べやすい、身はふんわりとしている。
ちょっと辛くてフルーティなソースをかけて、揚げた調理用バナナと食べる。
船でも散々食べた、この調理用バナナはこの辺りでは主食で、日本のご飯の感覚。どうりで毎日出るわけだ。
塩をまぶして食べたら美味しくて、お母さんがお代わりサービスしてくれた。


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せっかくイキトスに来たからには、明日からはここでしか食べれないローカルな物を食べよう。

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2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


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by ayumiaruki | 2018-01-04 23:17


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