2018年 01月 06日
【これまで歩いた総距離数】 7,885km 【現在地】 ペルー 【旅の行程】 カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅 2018年5月にカルガリーから旅再開予定 野菜は船で運んで来るものが多いから、あまり新鮮じゃないしちょっと高いけど、果物、特にパパイヤが安くて美味しい。 いや、ここで高かったのは、ぼったくられてただけかも? いつものように、一つ一つ値段を確認しながら買わなかったら、最後にええっーー?!の金額だった。 床を高くしている家も多いから、本格的な雨季になったら川になるんだろう。 湿地のような場所は、ヘドロの匂いがキツい。 それとゴミ。あれだけの人がゴミをその辺に捨てていたら、そりゃあゴミだらけのヘドロのにもなるだろう。 貨物船にも所々に黒いゴミ袋があったけど、掃除のおじさんはその袋が一杯になったら、ゴミ袋ごと川に捨てていた。 ゴミ袋の意味ないし!! あ〜あのプラスチックやビニール袋は海に流れて行くのか、、、、。 見ているのは非常に辛かった。 私達の船だけで、いったい何本のペットボトルを川に捨てていただろう? 1日30本でも6日で180本だ。 でも、そんなドロドロの道でも子供達は裸足で走り回り、排水の流れているすぐ横のアマゾン川で泳いでいる。 強いなぁ、私があの川で一緒に遊んだら、即ゲロと下痢だ、間違いない。 私だけではなく、欧米人やアジア人のバックパッカーも、水道の水すら飲めず、イキトスの蚊や虫で肌が腫れ、日中は帽子とサングラスで守らないと長時間外で行動出来ない。 要するに、ここで生きるにはヘナチョコな人間なのだ。 イキトスから帰る飛行機に乗るとき、タラップの前で思いっきり吐いているヨーロッパ人の若者がいて、私もワラスで随分体調が悪かったし、うん、うん、分かるよ〜〜って気持ちだった。 ナナイ港には、アマゾン川を小型ボートで日帰り体験できるツアーが沢山ある。 いくつか見て回ったけど、用意された動物と触れ合うとか、その時だけ民族衣装を着た人と踊る、アナコンダを首に巻いて写真、、、、。 『しらける作りもので、なんちゃってアマゾン気分』と私には感じられ(あくまで私にはだけど)あのリアルな貨物船体験の後だと物足りなくなるだろうと思ってやめた。 でも、せっかくここまで来たら、アマゾンのジャングルを歩きたい。ガイドと一緒にジャングルで3泊ほどキャンプするような少人数のツアーもあって、それは是非行きたかったけど値段が、、、。 私達のメインはあくまでカナダ、今日は蝶々の写真で諦めよう。 ナナイ港の市場、見たことのない果物がいっぱいだ。 さぁ何から食べよう! 先ずは、サポーテ(zapote) おばちゃんが、その場で食べやすく切ってくれる。しかも写真を撮りやすいよう、立ち位置と向きも変えて。 美味しいよ、と教えてくれたおじさんは、前屈みで手も口もベトベトになって格闘している。手強そうだ。 中南米原産のヤシの木になる果実『アグアへ』ぬるま湯に浸けてから、硬い皮を剥いてかじって食べる。味は渋味があって、ほとんど種で全然美味しくない!なのに私がせっせと食べたフルーツだ。 いや違う。いや違わないんだけど、、、 えーと、アグアヘはですね、ニンジンのおよそ7~12倍のベータカロチン(ビタミンA)を含んでおりまして、世界で最もベータカロチンが濃縮されている食物なのですよ。 そして、、、。 曲線美のフルーツとも言われる『アグアへ』に大量に含まれている植物性エストロゲン!これが女性ホルモンと同じ働きをするそうで、つまりアグアヘを食べると、女性ホルモンが体にドバーッと供給された状態になるのだ。 どうりでプカルパ辺りから可愛い子が目につき始めて、イキトスは巨乳の女性が多かったわけだ。いや、ほんとに皆さん女性らしい体なのよね。 これは!直線のみと言われる私が食べないでどうする!! でもこれを食べるのは女性だけじゃない、男性だってよく食べてる。 だからかどうかは分からないけど、イキトスの人口32万人のうち、5%の1万6千人がオネェなんだそう。 と言うことは、男性の10%がオネェということだ。 ちなみに新宿二丁目のオネェ率は0.5% 呉服屋さんや、ハンモック屋さんにオネェの人は確かに居たな。 「じゃあ、私もデパートの高級フルーツ店に行って、アグアへ買ってくるわ」と思った、そこの貴方! あまーーーーーい!! アグアへは、とってもデリケートなフルーツで、輸入が難しいそうです。 あ〜〜ら残念! だから日本はもちろん、アマゾン地帯以外では滅多に見ることはない。 よしっ!!あんなに苦労して船ではるばる来たんだから、イキトスにいる間はアグアへ食べ続けるしかないでしょーーー。 腸詰のソーセージ『チョリソ』と、マカンボの種。 チョリソには、アマゾンを代表するフルーツ、ココナを使ったソースをかけて食べる。 注文すると、炭火でさらに焼いて、パリッとさせからお皿に。 粗挽きの肉の食感がワイルド。皮はパリパリを通り越して噛みきれないけど上手い。 ピアフヨ(Pifuayo)ヤシになる実。 茹でたものを選んだら、その場で器用にナイフで皮を剥いて、種も取ってくれる。塩や、玉ねぎソース(タッパに入ってる)を少しかけて食べる。 味は栗と柿を足した感じ。食感はねっとりした栗。 素朴な味わいで、意外にハマる。また食べたい。 1個1ソル(35円) マサト キャッサバを発酵させた飲み物。味と喉ごしは甘くない甘酒、舌にピリッとくる。 マサトは味見、もちろんもう一つのジュース、アグアへがメインだ。 値段は、屋台の飲み物ほとんどが1ソルなのに、アグアへだけは2ソル。 曲線美のフルーツなので仕方ない。 フアネ(Juana) 船でも食べたチマキ。 クミン、ターメリック、ニンニク、玉ねぎなどで味付けし炒めたご飯を、ビハオの葉にしっかり包んで茹でるそうです。 バナナの葉じゃなかったんだ。 日本でも作れないか気になって調べてみた。 そしたら、このフアネの名前の由来がちょっと怖い。 領主の結婚を非難した洗礼者ヨハネが、その義理の娘、サロメの無慈悲な要望により首をはねられた。スペイン人がアマゾン一帯にカトリックを布教する際に、ビハオの葉で丸く包んだこの料理を『サン・ファンの頭=フアネ』と呼んだことから、この名前が一気に広まったそうだ。 中世の宗教画には、彼の生首を乗せた銀盆を持つサロメの絵がたくさん描かれていて、ヨハネの誕生日には、彼の頭を模った料理を頬張るそうな。 調べてみるものだ。 ちなみに船で食べた2度目は、ご飯が柔らかく、ちょっと粘ついて、酸っぱかった。 今ならダメなのは分かるけど、まだ2度目だったし、こんな味付けもあるのかなぁと、お腹も空いてたし、、、でヤバいかなぁ、ヤバいよねと言いながら2人とも完食してしまい、翌日から仲良く2人して案の定の結果。 皆さんは酸っぱかったら、あきらめましょう。 帰りはバスで。 とにかく暑いから、この開放感が気持ちいい。 運転手さんとバスの中。バスの中にストーブがあった。 次回は宿情報も少し! あれ?それで巨乳になったのかって? あまーーーーーい! とイキトスの女性に言われそうな新年です。 私もアグアへ飲みたいな〜〜と密かに思った貴方! 僕の彼女にも飲んで欲しいなぁ〜〜と思ってしまった君! ポチッとお願いね。 2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。 一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら ふみの動画ページはこちら(読者登録よろしくね」
by ayumiaruki
| 2018-01-06 14:22
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近藤あゆみ
06年札幌で日本徒歩横断途中の 「歩き人ふみ」のスライドショーを見に 行ったのがきっかけで、お付き合いを 始める。 08年17年間勤めた会社を退職し 長野県よりふみと一緒に歩きはじめる。 以前の記事
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