ただ歩いてゆく旅

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2018年 02月 01日

月曜日はクスコの病院

【これまで歩いた総距離数】 7,885km
【現在地】 ペルー   クスコ滞在   13日目
【旅の行程】
カナダ横断を一時中断して南米でバックパック旅
 2018年5月にカルガリーから旅再開予定

『Now we are in Cusco,  Day 13』







ここは眺めの良い高級ホテルなんだろうか?
点滴付きの、、、?

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アドレナリン全開でカーニバルの写真を撮った後から脱力感と共に、喉が強烈に痛み、鼻水、咳、もちろん下痢。

何が辛いって、宿はすぐにトイレに入れないこと、それでつい水分も控えてしまう。
それと満室、換気無しのドミトリー 部屋で、他の人に移してしまうこと。
すでに1人に移してしまった。
そして、こんな具合の悪い人が部屋に居たら、他の人も気を使うだろうし、もう覚悟を決めて病院へ行くことにした。
そして、そのまま入院する事になったのだ。

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今回の旅は、海外旅行保険に加入して来た。
2人で2年間60万円は痛い出費だったけど、自分達に何かあった時、家族にかかる負担も考えて決めた。

調べたところ、病院で支払いをせずに受診するには、事前に保険会社へ電話連絡して、保険会社指定の病院へ行かなければならないようだ。
電話か、どうしたものか。宿のセニョーラ、アリスに聞いたら
「電話だったらセントロの公衆電話ね、日曜は使えないから月曜日の朝に行くしかないわ」
との事だった。

仕方なく翌朝まで待つ。
朝7時にフミさんが電話をしにセントロまで行ってくれたが、公衆電話の場所と掛け方が分からず、7人に聞いてやっとかけれたそうだ。
やっと保険会社に連絡が取れてからは、メールでのやり取りをし、結局指定の病院の指示がもらえたのは昼だった。
熱があったし前日夜から、この昼までが1番辛く長い時間だった。

海外旅行者の連絡手段は、殆どがフリーのネットなのに、どうして電話のみの受付なんだろう。(24時間だけど)
Skypeの電話など、ネット環境で連絡が出来れば良いのにと思った。
他の人は宿で借りるのかな、でも宿のアリスも日本への電話は、高額になるのを心配したから、公衆電話と言ったのだろうし、その気持ちも分かる。

(クスコでの公衆電話の掛け方は、ふみさんのブログで)


この後、家族や友人から連絡があり教えてもらった事実。
スカイプでも課金すれば、ネット環境で普通に電話がかけられると!
知らなかったーー!
海外旅行に行くみなさん、保険とスカイプの課金も忘れずに。



アリスがタクシーに料金の交渉をしてくれ、病院へ向かう。
後でこの写真見て思ったんだけど、顔がやつれてるな。

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病院は「O2 Medical Network」

セントロから2.5キロ程で、宿からタクシーで6ソル。
受付に行くと「アユミ コダマね?」と私の病状など、保険会社からすでに連絡が来ているようで、ここからはとてもスムーズだった。
パスーポートを渡して、受付用紙に記入したら、直ぐに診察室へ。

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先程の受付の人も、先生も英語がペラペラだし、この流れといい、外国人観光客の受入れに慣れているようだ。

診察後は、個室に移り採血などして、すぐに点滴開始。
脱水状態だったようだ。
保険会社へ提出する日本語の用紙などにも記入して、尿と便のサンプルも取ることになった。

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今日は2人とも何も食べてなくて、午後2時過ぎだと言うのに特別に昼食まで出た。
美味しいし、安心して食べれる。

そして何故か付き添いフミさんの分まで?!

私は何より、食べて直ぐにトイレに行けるのが嬉しかった〜〜〜。
そんな心配がないと、しっかり食べれて、水もゴクゴク飲める。

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血液での検査結果も直ぐに出た。
「サルモネラ菌です」
サルモネラー!!ってあの食中毒の?風邪じゃないの?
それと喉に潰瘍が出来ていてリンパが腫れて症状も悪化しているのと、今回のサルモネラは点滴からの薬で少しづつ菌を殺すので、時間がかかるそうだ。
それと白血球数の数値がかなり高いので、このまま入院することになった。

そして付き添いのフミさんも?!え、いいの?
しかも!私のベッドより大きなキングサイズ?
部屋は一面窓で、快適な椅子にこの景色!
さっきまで居た宿とのギャップが激しすぎる!!

ちょっと嬉しいような、悔しいようなサルモネラ。

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熱は37.4と、それほどでもないわりに、体はまだ怠くて寒気もしてたけど、安心感が大きかった。
ほんと来てよかった。

そして夕食。
なーんと!付添いのフミさんはチキンソテーで、、、。

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私はスープとビスケット、、、。

仕方ないのよ、サルモネラ。

でもこのスープは一口食べて、体が求めてるものだと思った。
スープの中の茹でた人参と、柔らかいチキンが沁みた〜〜。
食事もちゃんと考えてるんだなぁ。

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翌朝。
フミさんにはジュースと、コーヒーが付いてる!
実は昨日、自販機のコーヒーをちょっと飲んだら看護師さんに「それはあまりいい考えじゃないわね」と注意されちゃって、、、。
コーヒー飲みたいなぁ。

でも飲めない、だって私はサルモネラ。

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昼食!
大好きな『ロモサルタード』とスープも美味しい。
結構肉が出て来る。

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スープにも、チキンと野菜がたっぷり。

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シーツは毎日交換してくれるし、ミネラルウオーターも常に3本用意してくれて、ゴミ箱も毎日2回は綺麗にしてくれる。
ちょっと寒くて、と言ったら速攻で毛布を持ってきてくれて、ここが、ペルーだと言うことを忘れてしまいそうになる。

点滴はこの部屋に入った時から、ずっとし続けたままで、お腹の調子が良くなって来てから、喉の治療に入ったところだ。

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夕食。
紅茶、砂糖に病院の名前が書いてある。
シーツ、タオル他のサニタリー、ペットボトルまで病院の名前入り。
まるでホテル、そうだペルーに来てからこんな個室と、豪華な料理が1日3食付いてるなんて初めてのことだ。

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バスルームはバスタブ付き。

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翌朝、今日は喉の潰瘍を取る事になっている。
だからか、朝の楽しみフルーツが無いよ〜〜。

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あ〜〜フミさんのには、ジュースとフルーツとコーヒーまで付いてる!むむむ!

ちょっと悲しい、サルモネラ。

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ははは、昼食は同じだよーーー。

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と思ったら、いつのまにかワインと、つまみのスナック買ってるし!!

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なんだこの付添い人!!

なんだか、だんだん腹立ってきたよ、サルモネラ。

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サルモネラ、いつから感染してたんだろ?フミさんが吐いてからは基本自炊だったけど、一度安食堂も行ったな。

【ここでサルモネラ予備知識】

サルモネラ菌は、半日から2日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛、嘔吐、発熱、下痢などの食中毒症状を引きおこします。

熱は38度から40度近くまで上がり、下痢は水のような便で、血や膿が混ざることもあります。

通常は、このような状態が3日ないし4日続いたあと、次第に症状が和らいでいきますが、中には1週間程度ひどい状態が続く場合もあります。

感染源として多いのは卵で、オムレツや手作りケーキ、鳥、豚、牛の肉、サルモネラに汚染された調理器具や、感染したペットの糞尿から感染する場合もあるそうだ。




体調は随分良くなった。喉の潰瘍も小さくなった。
そして、固形のモノが出たーーーー!

固形は良いね、久しぶりだよ、サルモネラ。

元気になって退院出来れば良いな。




『サルモネラ』の意味不明なくだりがよく分かりませんが、頭の方は大丈夫なのかしら?と心配した人もポチッとね。



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2017年から世界最長の『トランスカナダトレイル』を基本に、夫婦でカナダを徒歩横断していますが、冬は南米でバックパックの旅をして、2018年5月にまた、カルガリーから旅を再開する予定です。


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by ayumiaruki | 2018-02-01 12:00


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