2010年 11月 11日
【これまで歩いた総距離数】2,187km 【現在地】兵庫県与謝郡伊根町(17km)⇒宇川温泉(25km)⇒京丹後市 間人(たいざ)(10km) さあ丹後半島歩くぞ~!ご馳走になってばかりじゃいられないしっかり歩かねば。 けれどテント場に送ってもらった日の夜からまた雨。翌日も雨。その翌日も・・・ これが山陰の天気なのか、それとも美味しいものばっかりごちそうになっていたからなのか、 寒いし、にわか雨が続いて空はどんより、カッパも着たり脱いだりで疲れるし落ち着かない。 それに加えて風も強く休憩もゆっくりできないときた。 けれど絶妙なタイミングでちらっと晴れたときのその場の景色は素晴らしいんだなあ なにかのいたずらみたいな天気だった。 赤い線が歩いてきたルート のどかな海岸線 雨で寒くて空腹で他にテントを張る場所もなく、高台にある道の駅「舟屋の里伊根」に こっそりテントを張らせてもらった。 早朝は晴れてこの眺めにびっくり 温泉の責任者に交渉して近くの使っていないキャンプ場にテントを張らせて もらえることになった。 そこに一台の車が現われ見知らぬ人がやってくる。 よ~く見ると昼間にランニングしていた男性だ。 家に帰って私達の話をしたら奥さんが、おにぎり渡してあげて!と急いでご飯を炊いて にぎってくれたおにぎり。 車であちこち探し、やっと見つけてくれたのだ。 あったかいおにぎりは染みたなあ。 丹後半島ではおまわりさんが、今なにもないからこれでお昼でもと、千円頂いたりもした。 現金を頂くのは初めてだ。 特別なときにと、まだ使わないでいる。 小豆を干している家をよく見かけた 犬ヶ岬付近 一目見て、お昼ごはんはここで食べるしかないと思った。 88円の食パン、りんご、あまったおにぎりだけど最高にうまい 丹後半島は「丹後湯遊パス」というのがあって450円でほとんどの日帰り温泉に入れる どの温泉もなかなか良くて、近くにテントを張り温泉で温まって寝るという歩き旅では めったに味わえない贅沢。 歩きが寒かっただけに温泉に浸かったときのうれしさったらないね。 15センチくらいのムカデがバッタを羽交い絞めにしてた。 どうか日本の旅の最後まで噛まれずにすみますように テント場近くの立岩 にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い! 一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら→「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」 #
by ayumiaruki
| 2010-11-11 13:34
2010年 11月 07日
【これまで歩いた総距離数】2,135km 【現在地】京都府 宮津市江尻(4km) 雨の日のパンクだったから、通りがかりの軒先に逃げ込んで作業していたら 軒先の家主、最初こそ不信そうだったけど事情を説明すると快く軒先を貸してくれて 雨の中何度も様子を見に来てくれる。 パンクは直しても空気がもれて修理は一向に終らない。3時間くらいそこにいたかな 家主のおじさんともすこしづつ話しているうちに親しくなって、寒いからと車庫を開けて くれてコーヒーまで持ってきてくれた。 最初は徒歩の旅には興味がないんだなと思い込んでいたけど、そんなことはなかった。 けれど現状はテントのポール折れと亀裂したタイヤのパンクと近づいてくる台風。 どうしたものかと考える。 私はこの近くの公園にテントを張って、台風が来るなら宿に泊まるより仕方ない という考えで、ふみさんはここに荷物を預かってもらいJRに乗って山岳部の友達 の家に避難させてもらうという考え。 たしかにここの車庫は広いけど、ちょっと親切にされたらその親切につけ入るみたいで どうも私は気が進まない。 なんとか自分達の力で解決するのがいいのか、お願い出来ることはお願いするのが いいのかこんな時の二人の判断はよく分かれる 結局は倉庫に荷物を置かせてもらって、近所のおじさんが駅まで車で送ってくれた。 突然電話をして避難させてもらったのは、丹波篠山に住むフミさんの大学山岳部 の後輩家族の家。 後輩といっても、4年留年したフミさんは卒業が一緒で二人のやり取りは大学時代 そのまんまという感じ、底抜けに楽しそうだった。 母屋のご両親はお米や黒豆の栽培もしていて、この日は畑の枝豆を好きなだけ 持って行ってと言ってくれて、作業着を借りて収穫することになった。 丹波黒豆の枝豆は枝がしっかりしていて粒も大きくて甘い 枝切はさみのようなもので幹から切り落とす とてもとてもお世話になった後輩さん夫婦のご両親と 畑で記念写真 妹さんやおばあちゃんも母屋で一緒に暮らしていて、親戚のおばさんも 遊びに来ていたから私達を入れると総勢9人 賑やかで会話の絶えない楽しい毎日だったなあ。 一輪車に山盛り積んできたけれど、豆だけとると驚くほど量が減って また収穫しに行った。 フミさんの後輩さんも奥さんも、奥さんのご両親、妹さんも教師という 珍しい家族構成。そして農家もしていてとても忙しい皆さんなのに 家族みんなに本当によくしてもらって嬉しかった。 しかも最後の日には、後輩さんがキャンプ地まで車で送ってくれて りんごやラーメン、ジュース、枝豆、栗、お米5キロなどなど頂いた。 ありがたい 荷物を預かってくれていたおじさんはお手製の味噌をくれた。 あのままテントを張っていたら出会えていなかった篠山のみなさん そう考えると、避難させてもらってよかったのかな、やっぱり フミさんの言うとおりでよかったのかなとも思える。 にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い! 一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら→「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」 #
by ayumiaruki
| 2010-11-07 08:39
2010年 11月 02日
【これまで歩いた総距離数】2,012km 【現在地】京都府 宮津市天橋立 ビューランドから「酒鮮の宿まるやす」に戻り、お風呂に入って部屋に案内してもらう。 テーブルに用意してくれた夕食は・・・うま~~~い。 実は「後で刺身を食べて欲しいから夕食は軽くね」と言われていたので 大食いの私達は心配になってコンビニでおにぎりを買って食べていたのだ。 けれど煮魚・焼き肉その他もろもろ全然軽くな~~い。 おにぎりなんて食べてあ~なんてバカなことをしてしまったんだ それでも夕食は本当に美味しかった写真撮るのを忘れるぐらい 地元の面白い人達が集まるということでスライドショーをさせてもらった その後に出てきた刺身の船盛りのなんと豪華なこと みんなかしこまってるな 集まったメンバーには酒蔵の杜氏をしている人もいて 越前屋さんもとっておきの酒をふるまってくれた あまりお酒の飲めない私も気付けば結構飲んでいた。 美味しい酒を飲んで今までの日本酒のイメージが変わったなあ。 ふかふかの布団で眠って、洗濯もさせてもらって、翌朝は しっかり食べてねと、これまた素晴らしい朝食が待っていた あ~ここは天国かも知れない 朝からこんな素晴らしい朝食を頂いてしまって良いんだろうか なんだか罪悪感すら沸いてくるような 一品一品噛みしめて味わう朝食 食後幸せにひたっていると、絶妙なタイミングですっと出してくれる珈琲 昨日頂いた珈琲と同じ豆をもう少しローストしたもので 夜わたしたちが寝ている間に、豆をローストしてくれてあったのだ まず香りを楽しむ。それからゆっくり一口飲んで二人とも唸った。 もう一口飲んでさらに唸る。旨い!美味い!!うまい~~~。 やっぱりここは天国だ。 こんなにご馳走してもらって歩かないわけにはいかない 歩くぞ~雨だけどいつになく張り切る私達 越後屋みどりさんと、夕食や刺身の舟盛りを作って くれた妹さん。 お世話になりました りがとう。 天橋立を歩く 雨だったからか歩いている人はあまりいなかった 天橋立を渡り終わってすぐに、私のカートからパーンという音が響いて 一瞬爆竹でも飛んできたかと思った。 タイヤのパンクだったんだけど、やけに大きい穴だ まずは通りがかった家の車庫の軒下でタイヤ交換させてもらう 何度直してもタイヤからチューブが飛び出てくる。 タイヤが擦り切れてキャンバス地の布が出てきている限界だった 応急処置はしたけれど、時間の問題でまたすぐにパンクするだろう。 交換しようとは言っていたのに、あ~またしてもバカだった。 テントのポールはありがたいことに越後屋さんが、アウトドアメーカーの 支店長と直接交換の手配をしてくれていて、数日後届けてくれるのだけど ちかづいている台風、パンク、折れたポールさてどうしたものかと考える。 3時間ぐらいその場に居ただろうか そんな時フミさんは、窮地から逃れる大胆な計画を思いつくのである。 にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い! 一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら→「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」 #
by ayumiaruki
| 2010-11-02 08:00
2010年 11月 01日
【これまで歩いた総距離数】2,012km 【現在地】京都府 宮津市由良浜(16km)⇒宮津市天橋立(13km) 天橋立に向かう私達は浮き足立っていた。 会ったことはないけど、以前からフミさんのブログを見てくれている越後屋みどりさん♂ (キャンパーネーム)に会えるからだ。 越後屋さんは「酒鮮の宿まるやす」という宿を経営していて、その宿名から想像できるように 日本酒ソムリエ(酒匠)であり、日本酒学講師でありSSI研究室 専属テイスター (酒匠のテイスティング能力を最上位まで高めた資格)でもある。 世界で83人目の酒匠に認定された越前屋さんは、こだわりの人で珈琲もその日に合うものを 前日から自家焙煎してだしているそうだ。 その宿に日本酒を愛するフミさんと、コーヒーに目が無い私が招待されて 浮き足立たないわけが無いではないか。 ルンルルンッヤッホー! 東舞鶴へ向かう途中海岸から見える若狭富士 東舞鶴は昔から軍港で、近くには「岸壁の母」の歌で知られる引き上げ港がある 今でもここは停泊する自衛官が無料で見学出来るのでちょっと寄ってみた。 東舞鶴、西舞鶴と泊まって、由良浜では暗くなり雨も降ってきたから仕方なく キャンプ禁止の場所にテントを張った。 そうしたら天気はどんどん悪くなって、気温も急激に下がった。水仕事が辛い 豪雨と強風に見舞われて移動できず、近くの日帰り温泉は850円という金額でパス (私も成長したもんだなあ・・・)することに決定。 3日間風呂にも入らずテントにこもっていた。 ああでも出かけたか。 ミニストップで携帯会員になるとコーヒー無料というポスターを見て 即会員になって、休憩コーナーで2時間ちびちびコーヒーを飲んだな。 4日目の朝 まあそんなひもじい生活も今日で終わり。 ここから1日歩けば「まるやす」に着くぞ~と張り切ってテント撤収してたら、強風で テントのポールが折れてしまった! 今年買ったばかりの新品で信頼していたテントだけにショックが大きい。 気を取り直して歩き「まるやす」に到着。 越前屋さんは休日なのに私達の為に部屋を用意してくれていて 早速焙煎したコーヒーを淹れてくれて、温かい部屋で味わう あ~幸せ~。 ポールのことはすっかり忘れた私達 それから越前屋さんに頂いた優待券で天橋立ビューランドへ向かう。 リフトから見える天橋立は・・・・。 橋じゃなかったーーー!! ここに来たら皆この格好 「股覗き台」と言って、天橋立を股から覗くのがいいようだ 股から覗いたらこんな感じ 天地が逆転して一瞬、天橋立の松林が天に登る橋のように見えるのだそう 普通に見たらこんな感じ。 日本三景の一つ あ~なのに私ったら「橋」だと思ってたなんて・・・。 宿に戻るとさらなる幸せが待っていた 続きは次回 にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い! 一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら→「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」 o #
by ayumiaruki
| 2010-11-01 01:10
2010年 10月 30日
【これまで歩いた総距離数】2,012km 【現在地】舞鶴市西舞鶴(10km) なかなか現在地点まで追いついていないブログ 時間のあるときは、パソコンの電池残量が少なかったり 電池が満タンのときは時間がなかったりうまくいかないもんだ。 これからの数日でなんとか追いつこう。 初めてヒルに吸われた 足が痛かゆくって、虫に刺されたかなと思って見ると、なんだ? 甲虫かなあ、ワラジムシ?ヒルだーーと大騒ぎ それからフミさんと写真撮影が始まって、15分くらいあれこれしてたら ヒルはどんどん大きく膨らんでゆく 噂どおりなかなか取れないので、蚊取り線香の火を近づけて取った 小さいヒルだったから血はあまり出なかったけど、これも噂どおり 血はなかなか止まらなかった もう日にちもたってしまったけど、この日は記念すべき2,000キロ達成日 長野から歩き始めてやっと2,000キロこれから九州、沖縄、台湾、そして ゴールの徳島まで歩いたら何キロになるんだろ フミさんもスタートの知床から6,000キロになったし、どこかでお祝いしなくっちゃ まきちゃんの友達の家に泊めてもらった 男性3人が一緒に暮らす楽しいかやぶき屋根の家 左の水元さんは野菜作り、右の中島さんはヤギの乳でチーズを作っている この日いなかったもう一人は、キュレーターでなんだかドラマにでもなりそうな 組み合わせ。 頂いた野菜もチーズも、もの凄く美味しかった。 サイモン&ガーファンクルのようなお二人 あるブロガーさんが私達のポートレイトを撮りに東京から来てくれた。 大きなカメラだけど手際よく準備して流れるような動きだった 見習わなくては フィルムのカメラで撮影し現像もプリントも自分でするそうだ この日は私達が予定時間に出発出来ずに、慌しくさせてしまった 東京からはるばる来てくれているのに申し訳なかったなあ にほんブログ村ブログランキングに参加してます。クリックお願い! 一緒に歩いている歩き人ふみのブログはこちら→「歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編」 #
by ayumiaruki
| 2010-10-30 01:05
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近藤あゆみ
06年札幌で日本徒歩横断途中の 「歩き人ふみ」のスライドショーを見に 行ったのがきっかけで、お付き合いを 始める。 08年17年間勤めた会社を退職し 長野県よりふみと一緒に歩きはじめる。 以前の記事
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